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上達のプロセスこそ秘訣 その30・・・根来の里②

2009/05/13 Wed

いよいよ根来の里からの脱出編でござる。

前にも書き申したが、徒連度の里での修行は、根来衆にとっては、苦痛そのものであったのじゃ。

飛びつきは、ど素人の下手がやることである

高値を買うのは、下手の象徴である

陽線の翌日に買うのは、絶対だめ

これらは、根来衆の厳しい戒律であった。

この戒律をことごとく破ることになるのじゃ。

師範からの指示は、ことごとく徒連度に従え、確認ができるまで待て、事実に従え、であった。

さすが、徒連度の師範でござる。

具体的な武器は、「無礼句遭徒」でござった。20日間の無礼句を買うのでござる。

我々塾生は、いきなりの実践訓練に入った。それも仕手戦が行われておった前橋乾繭(かんけん)が最初の戦場であったのじゃ。

門下生は、初日からいきなり、仕手戦の最中へ放り出されたのじゃった。

相場は大荒れに次ぐ大荒れじゃった。ストップ高の翌日にストップ安と、大嵐であった。

その大荒れに加えて、根来衆にとっては、これまで売りを狙っていたところを買い、買いで狙っていたところを売るわけでござるから、それはもう苦痛以外の何物でもござらぬこととなった。

何よりも苦痛じゃったのは、その無礼句遭徒が、徒連度がなかなか出ないことから、損切りばかりが続いたことじゃった。

おまけに、その仕手戦で、熟練者の技術である「乗せ」を試みたことから、せっかく出た小さな徒連度にも乗ることができず、利食いをことごとく損切りに回してしまうのじゃ。

また、無礼句したものが、翌日中へ入ったので、損切りドテンの指示。

亀汁狙いでござる。

乗せにドテン、これを入門者がやらされたのであった。

値幅を狙うので、どうしても小さな利食いを損に回してしまう日々。

結局は、徒連度に乗れず、結果が伴わない日々が延々と続いたのじゃ。

しばらくして、塾生の一部が暴動を起こしたのじゃ。

おそらく、拙者と同じく根来衆の残党であったのでござろう。

「儲ける方法を教えてくれるのではござらんのか!!」

「損ばかりしてござる、どういうことか!!」

と、師範に詰め寄る門下生じゃった。

中にはこういう御仁もござった。

「師範の言いなりに売買すればプロが教えてくれるのだから、勝手に利益にしてくれるはずだ!!」

「プロとは、常人には無いような見通しを立てて相場をバンバン当てていくものではないのか。それを見せよ!!」

「プロとは、聖杯を見つけ出したからプロなのだろう!!その秘密のノウハウ、秘法を教えてくれるんじゃないのか!!もったいぶらずに早く聖杯を出せ!!」


こうして、この騒動により、大勢の門下生が去っていったのじゃ。

拙者はどうしたのかといえば、もう帰るところがなかったので、不安ではあったが、しがみつくことしかできんかった。


師範も悩まれた。

実は、最初は、師範の師匠の売買を見せようと、踏ん張らてれおったのじゃ。

しかし、プロの技をいきなり門下生に見せたとて混乱するだけじゃった。

師範の師匠の売買とは、数年に一回の大徒連度に乗るような売買じゃった。2年間は損切りだけが延々と延々とひたすら続くのじゃ。

1勝99敗で大儲け。いや、1勝999敗で大儲けかもしれぬ。

本物中の本物の相場師の売買じゃった。

そんな売買を門下生に見せたのじゃ。暴動も起きて当然じゃった。


相場は、資金さえあれば誰でもできる。じゃから、初心者がいきなりプロと同じ売買ができるようになる、と勘違いしておるのじゃ。

これは、教えられる側だけではない。教える側とて、同じじゃ。

考えてみればおかしなことじゃ。一流の料理人と同じ食材を使えば、素人でも同じ味が出せる、というのであろうか。

伝統工芸の巧みが織り成す技を1日でマスターできると本気で考える御仁がおるじゃろうか。

スキーの上級者が滑る方法で、いきなり急斜面で初心者がモーグルをできると思うじゃろうか。
教えてもらうのは、パラレルやウェーデルンではなく、最初は、ボーゲンからのスタートではなかろうか。


しかして、相場では、無礼句を初めてやった若葉マークの御仁が、大手を振って、乗せだ、ドテンだ、利食いを伸ばす、と言ってとどのつまり自滅していく。

根来でしか売買したことがない門下生が、いきなり徒連度に乗って大儲けできると考えている。


無礼句での売買の経験すらほとんどないエロ本中学生が、48手を覚えるというのじゃ。

エロ本中学生が、いきなりAV男優になれるらしい。

今考えてみると、一連のどたばたは当然じゃろうと思うのじゃ。



こうして、師範の徒連度塾は、開始から数ヶ月を経ずして、一度崩壊してしまったのじゃ。


そして、どたばたから数週間後、残った塾生を前にして、師範は方針を大転換する旨を宣言されたのじゃ。

所詮、門下生は、拙者を含めて、徒連度の意味も知らぬ素人衆じゃった。
まずは、一歩一歩前進せねばならぬことに、師範もようやく気がつかれたのじゃった。
ここで、新規の入門者は停止され、生き残ったものだけで、一から出直しとなったのじゃ。

パラレルではなく、ボーゲンから

秘伝の出汁のとり方ではなく、包丁の磨き方から

バッティング練習からではなく、ランニング、腕立て伏せから


やっと、当たり前の上達のプロセスの開始となったのじゃ。


(次回、いよいよ再出発となった徒連度塾の上達のプロセスに迫る!!)

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