FC2ブログ

スポンサーサイト

--/--/-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

山師論

2009/08/16 Sun

最近、言葉では理解できている、とご本人が思っていても、実は、ほとんど理解できていない、という事件が私の周りで頻発。

わかってもらえていると思っていても、実は、そうではない。空しく私の空回りばかり・・・何故なのか。

それで、記事が、最近かなりシニカルに、また上から目線になってしまいました(笑)



どうやら、その理由が少しばかり見えたような気がしているので、それを書こうと思う。

前の記事のしょらごんさんのコメントには、本音がずらり・・・

いいのか、こんなに書いてしまって・・・

「たくさん稼ぎたい、損したくない、間違いたくない、遠回りしたくない、確実な方法を選択したい、安心したい、面倒なことはしたくない、濡れ手に泡で儲けたい、片手間で稼ぎたい、地道な努力はしたくない、自分で考えるなんてことはしたくない、目をつぶって手を引かれて誰かに正しいところに連れて行ってもらいたい、不安な思いは抱えたくない、嫌なことはしたくない、やりたいことだけやって楽しく稼ぎたい」

でも、本音はそうなんだろうと思う。

こういわれると、自分とて、どうだったのだ。

振り返ると奴がいる(笑)

こうやって説教している自分とてかつては同士だった。全く同じ気持ちだった。


相場を志す人というのは、所詮は、

「山師」

なんだ、ということだ。

山師だ。そう山師。いい響きだ!!

そもそも、相場を始めた動機は、

どこかに金鉱脈があるはずだ

ではないか。

地味に、努力してコツコツ相場で稼ぎたい、と思って始めた人など、100人中0だろう。

弁護士になろう、会計士になろう、という努力を相場師に置き換えるような奇特な人がいるとは思えない。


山師とは・・・

「鉱山の発掘や鉱脈の発見すること仕事としている人。鉱山技師。転じて、鉱脈を発見する仕事が一山当てて一攫千金を目指すような要素が強いことから投機的な事業で金儲けをたくらむ人や儲け話を持ちかけて他人をだます詐欺師を指す言葉として用いられるようになった。」
(はてなキーワード参照)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B3%BB%D5


そもそも動機がそうなのだから、誰がどう騒ごうが、山師根性は抜けきれない。

一山当てて一攫千金を目指す

これが相場を始める動機であり、投資活動全てのベースになる。

つまり、基本的考え方が、ここにあるのだから、地味に、コツコツ、練習して、など、耳に入ろうはずがない。完全スルー。

相場は、意外と簡単だ

一山当てて、大金持ちになれる

ここを基本に置くので、そこにぶつかるような話は、論外にならざるを得ない。


山師ならば、金鉱脈探しの努力は惜しまない。あっちの山をふらふらこっちの山をふらふら、とにかく努力して努力して努力して、「楽して儲かる方法」を求めてさ迷う。


山師が、地味に練習する、なんて全くのところ似合わないのだ。当然だ。


そもそも相場に「金鉱脈」を求めて、入山してきている人に対して、「金鉱脈など無いので、地味に仕事感覚で、技を磨く練習をしてください。」などと言っても、それは無駄、というものだ。

こう考えると、私は、かなりの勘違いをしていたのかもしれない。最近そう思えてきている。

つまりは、この基本路線は、先人が何をどう話したところで、外れない、ぶれないのだろう。

何を言ったところで、この思い込みを外すことは不可能。基本的な考え方なのだ。これは投資活動そのものの源泉となる重要な思いなのだ。

これなくして、相場などやってられない、となる。

地味だったら、相場などせずに真面目に仕事でもしてるよ、アホか、となっても、何らおかしくもない。


では、この道25年。ようやく儲かるようになった私の経験からはどうなのか。

当然に「山師」は卒業している。

当ブログに書いているように「山師」ではなく「職人」として、相場をやっている。

では、そもそも山師だった私が、職人になったきっかけは何だったのだろうか。

何故、山師を卒業して、地味な職人さんになったのか。

実は、自分でもよくわからないのだ。

いつのまにか、職人さんになっていた。これからは職人さんになろう、そう固く決意してなったわけではなかった。

しかし、結果としては、「山師」では金鉱脈を見つけることはできず、「職人」として相場で生きている。

だからその経験を伝えるしか、私にはできない。

安易な金鉱脈は、私には見えなかった。

山師をまっとうできなかった負け犬なのか。

そうかもしれない。

山師に関しては、私は負け犬である。素直に認める。10年間頑張って、金鉱脈を見つけることができなかったのだから。


と、ここで終わっては、微妙な終わり方・・・・

何か無かったのか、変化のきっかけは・・・・


考えると、一つ思い当たる。

それは・・・

あらゆる山を掘りつくして、山師としての私は、死亡し、成仏した

ということではなかろうか、と思う。


10年以上、「楽して儲けるために」「努力を惜しまなかった」のだ。

その結果、楽して儲ける道を見つけることができなかった。とても、残念だった。死んでも死に切れない思い。断腸の思いだった。10年間、金鉱脈を求めて、山をさ迷い、掘って掘って掘りつくした。

あらゆるテクニカル分析、あらゆる相場本、買った洋書数も半端ではない。あらゆる必勝法も買った。そしてあらゆるセミナーも受けた。しかし、金鉱は見つからなかった。

このまま続けていて、何になるのか。

絶望の淵に立たされた。一生、金鉱脈を探して、こうやって生きていくのだろうか。




こういう時に野川氏との出会いがあった。
当時既に野川氏は、トッププロ。

そもそもは最後の金鉱脈と思い、その門をくぐった。

そして、出てきたものとは・・・・

ありきたりのレシピ

当たり前の方法論

だった。

何じゃこりゃ・・・皆知っていることばかり。

これも外れなのか・・・頭をよぎった。

当初、私には、野川氏が言っておられたことなど、何も響かなかった。

あたりまえのことしか言わないのだ。びっくりした。そんなことに興味などは無い。私は、金鉱脈の地図を探しに来たのだ。わかっているのか、プロなんだったら、秘法の1つや2つ出せ!!それがプロだろうがぁーー!!

そう思った。

そうこうしているうちに、私と同じく金鉱脈を期待した多くの仲間は去っていった。

しかし、私は、残った。

何故残ったのか。

もう金鉱脈探しには、疲れた。最後の望みだったブートキャンプに倒れこんだ、もう動けなかった、もう後が無い、というのが真相だったと思う。

ありきたりでも、もう知っていても、どうでもいいから、とにかく信じてやってみよう。ということだった。

言われたことに納得などしていない。ただ、トッププロの言うことなのだから、我慢してつきあった、ぐらいだった。

そして、相場を始めて、1年生でも知っているような、

あたりまえのこと

が始まった。

相場を始めて10年も経ってから、初めて初心者のするようなバタ足訓練を真面目に練習をした。

受け身の練習も始めた。これまでは、大技しか興味がなかったのだ。(そして骨折を繰り返していた)

「ちっ、なんでこんなしょうもないことばかりさせるんや。こっちは初心者やないで、ええかげんにせい!!」

「こんなこととっくに知ってるわ。しつこいっちゅうねん。わかっとるって・・・」

これまでは、金鉱脈探しに忙しくて、しょぼい練習などする暇がなかったのだ。そもそも山師に練習など似合わないのだ。


おまけに、最初は儲からなかった。損切りに次ぐ損切りの連続。さすがに脱走しようとも思った。しかし、後が無い。

ここでも大勢の仲間が脱走していった。目先の利益がついてこないことに、嫌気がさしたのだ。しょうもない練習にも辟易。いい大人なんだから、しょぼい練習などやってらんねえ、となった。当然だ。


しかし、私は、しがみついた。

こうして4年間。ブートキャンプであたりまえのことをやり続けた。

(ここで、4年間と簡単に書いているが、4年間という年月の長さを理解してもらえるだろうか。なかなか利益にならない地味な練習を4年間という意味。その時間感覚を。)

地味に、あたりまえのことだけを続けて、日々黙々と相場に対峙した。

そして気がつけば、4年。あたりまえのことがあたりまえにできる職人になっていた。

なろうとしていたわけではない。気がついたら、なっていた。

もう山師ではない自分がそこにいた。

気がついたら、あたりまえのことだけをして、そして、気がついたら、利益を出している自分がいた。

知識など、4年前とほとんど変わってはいない。あれだけ求めて求めてもたどり着けなかったものが、実は、あたりまえの中にあった。

何故相場で利益が出せるのか。不思議だった。

振り返るとようやくわかった

相場で利益を出せるようになって振り返ると、ようやく先人が繰り返している意味を理解したのだった。

あたりまえのことをしているだけ

そこには、あれだけ捜し求めていた金鉱脈などどこにも無かった。


一部の好事家および少数のプロの方を除き、ほとんどの方が「山師」だと思います。

私からの心からのアドバイスは次のようなものです。

「掘るだけ掘れ!!」
(そうしないと納得できない。納得するまでやれ。成仏できるまでやれ。そうでないと成仏できない。)


「そして、いつか成仏できたら、戻って来い!!」
(そこが本当のスタートライン。しかし、成仏ではなくお陀仏してしまって、相場から離れてしまう人が99%(笑))


(たぶん納得し成仏できないと職人はムリ(笑))

(ということで、またシニカルになってしまった(笑))

以上(笑)

関連記事

コメント

Secret

FC2カウンター
プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。