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つもり売買ということ

2009/09/13 Sun

「私は初心者だから、しばらくはつもり売買でやってみて、儲かるようになったら実践する」

「売買戦略がまだ定まっていないので、つもり売買で売買を続けて、自分なりの売買が固まったら、実践を始める」

そういう人を多く見かけます。

常識人として、非常にオーソドックスな判断だと思います。

闇雲に売買をしたところで勝てようはずもないし、めちゃくちゃに売買して、例え勝てたとしても、それは単なる偶然に過ぎません。

ただ、この「つもり売買」には大きな問題も含んでいるんのです。

このつもり売買を半年から1年、2年と続けている人を時折ブログなどでみかけることがあります。

どうなんでしょう。というのが今回の話題です。


これは、私の「1000本ノック理論」(当然実戦です)とは対極に近い考え方だということでもありますのでその解説をしておきたいと思います。

(と同時に何故1000本ノックなのか。血と汗を流さないと得られないのか、にも言及しますが、これは1000本ノックの効用の一つに過ぎません。他にも多くの学びが1000本ノックにはあるんです。)


確かに相場を見出してから数ヶ月程度、もしくは新しい売買戦略を考えてしばらくの間(1週間から一ヶ月程度)、というのは、慣れる必要からも、つもり売買でもいいのでしょう。

しかし、そもそもつもり売買、というのは、もしチャートをチェックしたい、というのであれば、つもり売買ではなく、過去検証で充分ではないかと思います。

別につもり売買をする必要などありません。

ということで、私自身は「つもり売買」には否定的です。


私は、どうしているか、というと、新しい戦略を考えたら、即実践に移します。
実践による「テスト売買」です。

何故、実践でないといけないのか。

これは、システムと裁量の違いの最も大きな部分が関係しているのですが、そこを見てみましょう。



実戦にあたってのシステム売買とは・・・簡潔に言うとペルシャ湾沖からトマホークのボタンを押すようなものに近い部分があります。

もしくは、大本営で指揮する将校の心理でしょう。

戦場の血しぶきとは、ちょっと離れたように指揮命令ができます。
(完全にとは言いません。ドローダウンに耐えることなど、別の心理面の問題もありますので。)

しかし、裁量は、これとはまったく違う「最前線で戦う一兵卒」の心理なんです。



竹刀を使ってやる剣道と、命を賭けた真剣勝負


この違いを理解できますか。

よく大河ドラマとかで合戦シーンがあります。

私は時折、本当の(実際の)合戦シーンを想像することがあります。

あんなかっこいいものでは決してない、ということは容易に想像できます。

清水の次郎長という昔のヤクザの映画で、華麗な剣さばきがありますが、どこかで読んだのですが、実際にそのやりあいを見た人の話によれば、どちらも超へっぴり腰で、剣の先をちょこちょこ合わせて様子を見るような感じだったそうです。

実際、自分でもそうなりますよね。いやですよ、やはり斬られるのは(笑)

剣道では、武道として、スポーツとして勝負できるわけです。

しかし、これが、真剣勝負となるどうでしょう。
勝敗というよりも、「命と怪我の心配」が先に来ない人はいないでしょう。

これを、「竹刀と同じように考えて、スポーツとしてやれ!!」とか言われても、できる人などどこにいるというのでしょうか。

いやいや、剣道とて、私はシミュレーションだとは思わずに真剣に考えているつもりだ。だから、実践でも、同じようにできるはずだ、そう主張できるでしょうか。

剣道の時と同じようにやれば、いいのだから・・・と言われても・・

私は、中学時代は剣道をやっていましたが、どう考えても、真剣で、あの「メンっ!!」とかいって、打ち込むことなどできようはずもありません(笑)

「コテっ!!」とか言って、手首をたたかれるのが剣道ですが、真剣では、その時には、自分の手首が斬られているんですよね。怖っ!!




人はどうしても相場の実践にあたっては、

「自分の懐具合」

というフィルターを通してしか相場が見れなくなります。

いわゆる「拝金主義」です。



これに対して、野川軍曹は言います。

「相場に正しくあれ!!」

この言葉は非常に重い、そう思います。

しかし、難しい。


人である限り、自分の懐具合を気にせずに、相場を見ることは、非常に困難なんです。

なぜなら、命の次に大切な自分の金がそこで血みどろの戦いをしているのです。その金が増えたら減ったか、大きなリスクにさらされている自分の金を前にして、冷静であることなど、非常に困難なことなんです。

「相場に対して正しくあれ」

とても深いです。

この「拝金主義」を脱して、「相場に対して正しくあること」がある程度(確認しますが、ある程度ですよ!!)できるようにならないと、相場で継続して利益を出すことは難しいと思います。

しかし、これには、非常に長い実践経験が必要となってきます。

プロとて悩み続けている問題です。

「つもり売買」では、相場に対して正しくあることが実に容易です。
実際には、何も金がかかっていないのですから、当然です。

しかし、いざ実践になると、一気に拝金主義が頭をもたげます。


まったく違う世界となります。


だから、つもり売買では、儲かっても、実践では失敗する、んです。


私が「つもり売買」をよしとしないのは、この「心の問題」を克服するには、場数を踏まないといけないからであり、それは、テクニックを習得するよりも時間と手間隙がかかることだからです。


野川ブートキャンプでは、新兵予備軍がいきなり実戦に、それも仕手戦という最前線に送り込まれた、という話をしましたが、それはこの「心の問題」の克服に最も時間がかかる、ということを野川軍曹が一番よく知っていたからだと今では思います。

当時はいきなりだったので、本当にびっくり仰天とはこのことでした。

本当に辛かった。

当時の苦しかった心理面の話、当時の私の苦しみ、も私の「上達のプロセス」ブログで読んでおられる方はおわかりだと思いますが、もし、これを私が「つもり売買」でやっていたら、どうだったでしょう。

私の経験を読んで皆さんどう思われますか。

私が当時安易な「つもり売買」でやり過ごしていたら、相場の上達があったと思われますか。


私の答えは、「今日の私は間違いなく無かっただろう。」
そう確信するところです。


実は、大勢の仲間が、その辛さから、つもり売買に転向していきました。

売買戦略をマスターできたら、実践しよう、というオーソドックスな考え方です。

しかし、彼らの全てが、ブートキャンプの途中で脱落したことは、言うまでもありません。

なぜなら、腕立て伏せをしたつもり、走り込みをしたつもり、で、トレーニングに参加していた、「つもり」だったからです。

あっという間に「落ちこぼれ組み」となって、去っていきました。


実戦が怖いからといって、お金を失う恐怖から逃げていては、いつまでたってもこの「時間のかかる」心理面の克服に向かって、前へ進むことは一歩たりともできないでしょう。

心の筋肉も鍛えないと強くはなりません。

保証します(笑)

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あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

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あらなみのトレード水先案内人

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