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茨の道 その5

2010/02/05 Fri

■哲也の旅その3

セミナーに行った晩、哲也は過去のチャートを色々と見ながら、セミナーで教えてもらったパターンをチャートに当てはめていた。

当たっている、驚くほどに当たっているぞ!!

嬉しくなった。とにかく、こんな手法を教えてもらって、勝つことが約束されたようなものだ、と思いながら眠ることができなかった。

さて、月曜日、早速、パターンが出た銘柄を買ってみた。

どうなんだろう。時間が経過する。

しかし、哲也の期待とは反対にその銘柄は下がり始めたのである。

必勝パターンであるはずなのに・・・

こんなことも当然相場だからあるのか、とは思ったもののもう少し頑張ってみたが、翌日さらに下落。たまらずに損切りした。

セミナーで口を酸っぱくして言っていたこと、それは

損切り

だった。

これだけは守ろう、そう哲也は考えていたのだ。

翌日、哲也が損切りした銘柄は、哲也が損切りしたところを底にして、急反発し、高値を大幅に抜けた。

やっぱりパターンは正解だったのだ・・・

自分が損切りするのを待ったようにして反転した相場を哲也はちょっとうらめしかった。

これは忘れて次の銘柄を探そう。

こうしてセミナーのパターンで再び買い。しかし、またまたそこを天井にして反落した。

またか・・・

自分が買うのを待っていたかのように反落する相場・・・

何故なんだ・・・

その後、何度か仕掛けるが、何故か損切りが続く。

そして、5回目の買い。するといきなり上がった。

利益が出てきた。前の4回の損切りを上回る利益になった。そして、しばらくするとさらに相場が伸びて5万円の評価益が出ていた。
どうする・・・しばらく見ていると、どうもそこを頂点として下げ始めたようだ。
しかし、目先の押し目だろう、そう哲也は考えたものの、気になって仕方がない。仕事の合間に何度も携帯で株価をチェックする哲也であった。
株価はさらに下がってきた。ついに5万円の評価益は2万円まで減少。辛抱たまらずに哲也は売って利益を確保することにした。
しかし・・・これでも利食いなのだ、よかった。
するとどうだろう。哲也が売ったのを確認したかのように、相場が反転し、何とあっという間に高値を更新し、さらに続伸するではないか。
今まで持っていれば10万円の利益だったのか・・・と皮算用する哲也であった。

上がっているうちに利食いしないと利益が減ってしまう。そう考えて、次のトレードは、上がっているうちに素早く利食いした。

よかった。

次のトレードは、損切りとなった。しかし持っていればそこで反転して利益になっていた。
そこで、哲也は、「損切りをしばらく引っ張ろう」と考えた。
待っていれば戻ることが多い、ということに気がついたのである。

次のトレードでは、ちょっと下がり始めたが、損切りせずにおいた。
これまでのパターンからすれば、ここらで反転するはずである。

しかし、信じられないことが起こった。
たまたま今回は、急落したのである。信じられない。見る見る損が膨らんでいく。

哲也は、損の大きさにびっくりして・・・

損切りができなくなった

そんな哲也をあざ笑うかのように相場はさらに下がる。

こんなに損したら、もう売れない。しばらく頑張るしかない。

そう考える哲也であった。

しかし、セミナーでは「放置プレイ」を教えていたのであろうか。
これは、哲也オリジナルの売買戦略であったのである(笑)

さて、歯車が狂いだすと、ドミノ倒しのようにやる銘柄やる銘柄損が出てくる。

最初は1銘柄だった「塩漬け銘柄」が気がつくとどんどん増えていって、5銘柄にも膨れ上がってしまっている。

あれだけできていた「損切り」が何故かできなくなってしまった。

セミナーでは、「損切り」ということを繰り返し言っていた、ということは理解していたのだが、気がつくとこんなことになってしまっていた。

ちょっとだけ、後1日、後1日とやっていた結果であった。

結局、この哲也の塩漬け株は、どうなったのか。

その後、相場全体が急落し、恐怖で哲也は投げたのであった。

当然、そこを底にして相場は急反発する。




さて、手痛いダメージを受けたが、哲也には資金がまだ半分以上残っている。

自分なりについ引っ張ってしまったことを反省し、これからはきちんと損切りしよう、そう決意する哲也であった。

しかし、セミナーでやっていた「必勝パターン」は全然だめじゃないか、どうなっているんだ、と思い悩む哲也であった。





そうこうしているうちにあっという間に1年が過ぎた。

その間、哲也は相場の勉強を続け、そして売買を懸命に繰り返すが、何故か利益にならない。

相場を始めてすぐのころに「相場って意外と簡単だ」そう思っていた哲也であったが、結局1年間で資金を大きく減らして半分にしただけで終わった。

さらに必死で勉強している。

知識も経験も1年前とは全く違う。

しかし、結果はついてこない。

何が足りないのだろうか。何故結果が出ないのか。


○色々とトレードの知識を蓄積し、本も山ほど読み、商材も買い、セミナーにも行った。
そして、自分なりに考えてやってはいるが、自分でこれが上手く行くと思っていることで、全くといっていいほど利益にならない、というよりも、むしろ損失が出る、と言ったほうがいい。


○色んなことを覚えたはずだ、何も知らなかった1年前、半年前、とは明らかに違う、しかし、結果は全くといっていいほど付いてこない。


○順張りがいい、逆張りがいい、あれがいい、これがいい、プロはこう言っている、そんなこんなを取っ替え引っ替え必死で試している。
もうやりつくしているといってもいい。この1年間、寝食を惜しんで勉強している。なのに何故結果がでないのか。


○テクニカル分析、チャートポイント、損切りなどのリスク管理、それなりにきちんとやっているはずだ。
トレンドが大切とか、テクニカルのパターンも商材などで勉強している。本も死ぬほど読んでる。
必要な知識は大量に詰め込んでいる。しかし、結果がついてこないのである。


○とにかく考え付く限りのことを必死で模索しているのだが、全てだめである。


もうどうしたらいいのか

と、頭を抱える哲也であったのである。

(つづく)

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あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

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あらなみのトレード水先案内人

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