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想定外対応

2011/04/24 Sun

サグラダ・ファミリアという建物をご存知でしょうか。
着工から128年経過して現在未だに建築中の建物だそうですが、多くの日本人感覚からすると、「地震があったらどうなるんだろうか」というものではないでしょうか。
 
私はあの建物を見て、瞬間に地震のことが頭をよぎりました。
 
仕事上の習性だと思いますが、素晴らしい建物を見ても、すぐにリスクのことを考えてしまい、自分でも失笑してしまいます。

おそらく石積み建造物が多いヨーロッパでは地震がほとんど無いんでしょう。
パリやロンドンでも、100年、200年前の石積み建造物が普通です。
BS日テレ トラベリックスという番組を好きでよく見ているのですが、ヨーロッパの家々は、石積みが基本です。
日本人感覚としては、石を積んだ建物というのは、どこかおっかない感じがします。
 
ヨーロッパの多くの国、地域では、おそらく(確かめたわけではないので)そもそも過去地震がなかったし、今後も想定してもいないので、このような建造物が普通なんだろう、そう思います。
 
 
さて、今回、震災のニュースに接して、私が気になったワードが、
 
想定外
 
でした。
 
「想定外」というのは、そもそもそこまでは想定して対処していない出来事が起きた、ということになります。
 
それぞれの町の津波対策、原発の対策、多くが想定外で吹き飛んでしまいました。
 
サグラダ・ファミリアではありませんが、建物を建てる時には、そもそもある程度の想定をせざるを得ません。
万全の備えというのはもちろん大切ですが、その想定のハードルを上げれば上げるほど、コストは幾何級数的に増大するので、ある想定でやらざるを得ないのが現実対応ということにならざるを得ないでしょう。
 
 

さて、トレードにあたって、この想定ということ、これはリスクということもできますし、リターンということもできます。
 
トレードをするにあたって、このぐらいの利益、このぐらいの損失、ということは、無意識にでも考えているものだろうと思います。
 
3月の相場は、株にしても為替にしても、多くの人が考えていたこの「想定」の範囲を越えた動きを瞬間演出した、ということになったのではないでしょうか。
個別株、FXもそうだったのですが、一番凄まじかったのが225オプションです。
プットを売っていた顧客の欠損金が余りにも膨大になったので、払いきれずに、多くのネット証券がそれを被ることとなりました。松井証券の35億円を筆頭に、マネックス証券など多くのネット証券が顧客の損失を被りました。
普通の個人顧客で億単位の損害を出した方も結構いたようです。
 
 
私が普段相場に接していて常に意識している自分で作った格言は次のようなものです。
 
 
相場では、100年に1回、1000年に1回と想定されるようなことが、2~3年に1回起きる
 
 
リーマンショックが起きたのは、2008年秋、ほんの2年半前です。
そして再びまた想定外が起こりました。
 
私自身がこういう基本的な考え方で相場に取り組んでいるものですから、結果として、自分のコントロール下にリスクを置きたい、という理由から、デイトレという方向になってしまっています。
 
建物などと違って、トレードの想定外を意識することには、巨額のコストはかかりません。
 
この点は、トレードを考える上で実はものすごく大きなことだと思っています。
 
普通は、万が一のことを考えて万全の備えをするとなると、とにかく無限とも言えるようなコストがかかるのです。
それが、トレードにおいては、ちょっとした心がけと考え方、心構えによって担保することが可能となります。
 
このことだけでも、トレードということが非常に大きな優位性を持っている、とは思いませんか。
 
そしてその優位性を活かすも殺すも当人次第なのだということです。
 
ほとんどの投資家は、リターンのことしか考えませんから、リスクとリスクコントロールの優位性など気にもしていません。
だから、手法手法と走り回っている人たちの殆どは「いかにして儲けられる手法を探すのか」に血道をあげています。
 
よく、デイトレードというと、「そんなハイリスクな投資をして、危険極まりない」と言われることもありますが、デイトレーダーから見ると、「よくそんなポジションリスクを抱えたままで夜眠れるものだ」ということになります。
 
また、私の主戦場である株のデイトレでは、ハイリスク運用したくても、信用取引を使ったとて、資金の3倍までしか運用できない上に、法改正が予定されていますが、今のところ落とした建玉分まで当日は資金が拘束されるので、資金効率が非常に悪く、生活費レベルの利益を出そうとすると敷居が非常に高いのが現状です。
 
リターンから考えれば、スイングしたほうがいいに決まっています。
日足レベルでトレードすれば、場中に張り付く時間も自由になるし、それで生活できれば、究極のフリーライフを満喫できるでしょう。
実際にそうしている人も大勢います。
 
しかし、私はその大胆さに欠けるのでしょう。
 
デイトレーダーは、ある意味、臆病だからデイトレをするのだ、ということでもあるのです。
 
リスク管理の優位性を活かすためにデイトレに徹している、ということになります。
 
常に想定外のリスクを嫌って、頑なに短期に徹しているのです。
 
そもそもが、想定外のことがいつも相場では起きるものだ、という前提で相場の望んでいる、とも言えます。
 
トレードとは、結局、常にリスクをコントロールしながら、ワンチャンスを狙って攻める、という方向に行き着くものだと私は思っています。
 
その究極の方向がデイトレなんです。
 
逆に弱点は何かというと、ここ最近のように動きが鈍くなること。
デイトレーダーを殺すには、値動きを止めればよい、ということになります。
 
 
一方で、スイングする人の防衛策は無いのでしょうか。
この答えを私は、時間分散だと考えています。
 
すなわち、計画的なナンピン、乗せ
 
特に乗せというのは、積極策だと言う方も多いのですが、リスクを考えないのなら、最初にドンで何が問題なんでしょう。
最初にドンと行かないで、値動きを確かめながら、分割して玉を入れることこそリスク管理手法だと私は理解しています。
 
分散といえば、普通は銘柄分散ですが、銘柄分散も一定の効果はありますが、時間分散には劣ります。
 
リスクを分散しながら、もし相場がポジションどおりに動けばリターンを最大化させるノウハウ。
コントロールが難しい夜間のギャップに対する対応策がここにあります。
 
スイングをするなら、こうやってリスクを分散させながら一歩一歩進まないと、危険極まりない当てものになってしまうでしょう。
 
地下闘技場でいつも書いてくださっている方の書き込みを読むと、私は一層強くそう感じるのです。
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

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