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茨の道 その7のコメントその2

2010/05/05 Wed

皆さん、お休みの間に多数のご議論が進んでいるようで数に圧倒されてしまいました。出かけたりしていたのでコメントを入れる時間を持てないでいました。失礼しました。
掲示板的に使っていただいていると勝手に解釈させていただいて、ご質問のところだけを少しだけ書かせていただきます。
 
システムトレードというものですが、私流に解釈すると
「実際の売買にあたって何らの判断をせずに機械的にエントリーエクジットを行うもの」
ということ定義になるのかと思っています。
従って、いつ、何を、どのように、どれだけ、のどの要素についても、どれかひとつでも判断するようなことがあれば、それは裁量です。
システムっぽくといっても、実際に売買にあたって何らかの判断をする売買とは、実際の現場では全く違ったものとなります。
友人にもシステムの人はいますが、実際には彼らの売買は自動発注が多いですし、銘柄も一気に数十銘柄とかというもので、何を売って何を買っているのかも知らないでトレードしている、というようなトレードをやっているようです。
私も昔TOPIX先物をシステムでやっていたこともありましたが、売買はプログラムの指示どおりにボタンを押すだけ、でした。
これはスーパーのレジ打ちと何もかわりません。
執行にあたってが、裁量とは全く違うのです。
 

銘柄選択ですが、私は動くものを追いかけます。
順張りですので、動かないと商売になりません。
止まると死ぬぞ、です(笑)
実は、デイトレといっても、順張りの人は多くないように聞きます。
特にディーラーのほとんどは逆張り。それも1カイ2ヤリのスプ取りが主流です。
私もスプ取りはやらないことはないですが、結果として指値が引っかかった、というところでのスプ抜き程度であって、積極的にこれを狙うことはありません。
スプレッドは私にとってはオヤツです(笑)
余談ですが、東証アローヘッドとなって、ディーラーと一般投資家の執行力に差がなくなったこと、そして、アルゴリズム取引がどんどん入っていることから、ディーラーが相当苦しくなっているように聞いています。
そもそもアルゴとディーラーの売買は、両者ともに1カイ2ヤリで手法が完全にバッティングしますし、アローヘッドになってアルゴが非常に売買しやすくなっているので、目で追うディーラーが時代遅れの感は否めません。これは時代の流れなんだろうなあ、とつくづく思うところです。
 
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茨の道 その8

2010/05/05 Wed

さて、哲也の話が途中で終わっているわけですが、この話に結末はありません。
結末は、後は相場次第でしょう。在り来たりの相場が続けば勝てるでしょうし、3年に1回来る「100年に1回」がくればやられるでしょう。それはもう皆さんがご承知のとおりです(笑)
 
 
私が哲也の話をした理由は、
「自分の思考パターン、考え方を一度再考してみるのはどうだろうか。」
というテーマに基づいて書いたことでした。
 
人は、自分の考え方を突かれると、基本的には反発するものです。
ですから、考え方を変えずに手法だけを変えようとします。
しかし、概ねおかしいのは手法ではなく、考え方ですから、そちらを自覚して、自分から変えていかないとなかなか相場が見えないと思うのです。
 

考え方というのは、どういうことか、ちょっと事例を書きます。
 
竜馬伝は見ておられるでしょうか。
龍馬伝 第15話「ふたりの京」は見所満載でしたが、ここで色々と考えることがありました。

以蔵が武市半平太に人斬りをやらされていることを知って「こんな馬鹿なことが」と憤慨する竜馬。
その龍馬の姿を見て、加尾は龍馬に語りかけた。

「男の人ってどうしてそんなに熱うなれはるんやろう?
みんな、日本を守りたいとお言いやすのに、
己の生き方はなかなか変えられんのどすわなぁ。」

攘夷という考え方、それが正しいと信じ込んでいる攘夷派の武市半平太たち。
竜馬と武市半平太。
日本を守りたいという志は同じ。
しかし、そのための考え方は180度違う。
そして以蔵。
ただひたすら武市半平太を信じ、攘夷を信じるだけの生き方。
考え方が理解できない以蔵。
以蔵にとっては、武市半平太に認められたいということが目的であって、そのための手段は問わない。
その方法論だけをひたすら実行する人斬り以蔵の悲しすぎる生き方。
 
加尾が言うように
「己の生き方はなかなか変えられない」
というのが人なんです。

自分の信じている考え方。それは変えることができないんです。
人は普通、自分以外の考え方を受け入れることなどはできません。
自分が正しいと信じ込んでいるのですから、そこに疑問を挟むことなどありませんし、他の考え方を聞いたとしても受け付けることなど決してありません。
 
それは、竜馬伝で攘夷派が開国派の考え方をどう受け止めているかを見ればわかります。
相手の意見を受け止めるどころか、殺してでも自分とは違う意見は抹殺したい、と考えてしまうものです。
両派とも、日本を守りたい、という目的は同じであっても、そのための考え方は全く違うのです。
 

トレードとて同じです。
相場で儲けたい、という目的は同じだと思います。
しかし、そのための考え方はそれぞれ全く違います。
私は、それなりの数のプロトレーダーを知っていますし、一方で本当に大勢のノービスの方も知っています。
その中で、多くの方と接しているうちに、面白いことに気がついたのです。

①プロトレーダーそれぞれ持っている技や手法は個性があって様々だけれど、何故か皆が同じ考え方を共有している
 
②そしてそのプロの考え方は、多くの場合ノービスの方には受け入れ難いものである
 
③ノービスの方にはノービスの方特有の共通の考え方がある
 
④プロトレーダーの技や手法は、概ねシンプルでありきたりである
(ただし、システムトレーダーを除く。)
 
というものでした。
個人のプロトレーダーといっても、順張りから逆張り、スイングからデイトレ、スキャル、システムまで様々であり、手法はそれぞれ本当に千差万別なんです。
同じことをやっている人を見たことがない、というぐらいです。
(ただし、ディーラーだけはだいたい1カイ2ヤリの同じパターンです。)

ところが、ノービスの方とは、一線を画す考え方は共通して持っています。
つまり、ノービスの方が考えられているように
 
勝てる手法を持っている(見つけた)から、勝てるようになったのだ
 
というのとは、ちょっと違うんです。
これは、私だけの考え方ではなく、多くのプロ共通のものなんです。
 
勝てる人には、勝てる人に共通した考え方がある
 
ということです。

ところが、それを書いても、あまり納得はしてもらえないところがあります。というか、先程書いたように、考え方を人は変えることはできません。

そこで、哲也という人物を通じて、トレードにおける考え方とはどういうものなのか。
 
何が哲也的だというのか。
 
哲也という人物の考え方を通じて、自分を見つめてもらえる機会になればいい。
 
そう思って、哲也の物語を書きました。
 
 
私は理解しています。
武市半平太を開国派にすることは無理だ、ということを。
しかし、西洋の進んだ文明をちょっとでも見て欲しい、そうすれば自分の殻に閉じこもっていることの虚しさを理解できるかもしれない、そう思っています。
 
 
実は、昨日、学生時代の友人3人とフグを食べました。

私の仕事を知っているので、彼らがこう私に聞きます。
 
「あらなみさん、これから相場はどうなるかなあ、上がるか下がるか、どちらだろう。」「これから上がる良い銘柄教えてよ。」「第一生命の株主になったんだけどいつ売ったらいい?」と質問攻めです。
 
すると私はこう答えました。「さっぱりわからないよ。」
 
一同3名は、顔を見合わせて怪訝そうな顔。
 
一人が言いました。
「下手なことを言って、間違ったら責任があるから言いたくないんだ。その気持はわかるよ。」と。
 
そこで私が「そうじゃなくて、本当に分からないんだ。」と言うと、
 
「先がわからないのにどうやって儲けるというんだ。それで生活してるわけだろ。」と突っ込まれました。
 
「実は、一回一回の勝負で勝つか負けるか、本当にわからないんだ。それでどうやって利益を得るかだけど・・・」
と、一同身を乗り出してきました(笑)
「負けを抑えて、勝ちを伸ばすんだ。負けた時よりも勝った時の儲けを大きくする努力をするんだよ。」と言うと、
 
「言っている意味がさっぱりわからん。」と反撃されました。
 
そこで、「例えば、コイントスをするとする。表が出ると私が2ポイント、裏が出ると君が1ポイントもらえるとする。この勝負を繰り返せばどうなる。」と問いました。
 
すると、「何を言っているのか、ようわからん。」でした(笑)
 
皆曲がりなりにも大卒の3名なので、こういう勉強してるはずなんだけれどもなあ、とちょと苦笑。
一般にはこんなものなのかなあ、とトレードのコツを説明するのにその後も四苦八苦して、結果、皆から言われたのは、
 
「あらなみの言う事はようわからん。」というオチでした(笑)

最後にこれを言っても無駄だと思いましたが・・・
 
「この先何が起こるかなんて、予想しても誰にもわからんよ。実際。いきなり地震が起きたり、NYでテロがあったり。そんなこと誰もわからないだろ。だから、そういうわからんことをわかろうとする努力をするのではなく、わかることを積み上げればいいんだよ。」と。
 
一同・・・ポカーン、は言うまでもありません(爆)
 
 
 
この「相場を予想しなくては、勝つことはできない」という考え方は、このノービスだけの共通の考え方の一つです。
 
私は、青い鳥は、相場を初めて誰でも一度は外へ探しに行かなくてはいけないものだと最近では思っています。
損失の苦痛を避けられる魔法の薬がどこかにあると思うことは、最初は仕方がないんです。
相場を当てることによって、損失の苦痛から解放されるわけですから、誰でも最初は憧れを抱くものです。
相場を当てさえすればいいのだ、そう思い始めることは人間として自然の成り行きなんです。

しかし、それをいくら求めても、現実がその先に待っています。
 
いくら探しても答えが見つからない
 
これが現実です。

しかも質が悪いことに、これがわからないと相場は取れない、とばかりに決めつけを助長するような大家の本を読んでしまって、

予測の精度を上げないと相場では儲けることはできないのだ

予想の精度を上げるためにテクニカル分析を精緻にやらないとだめなのだ

そう思い込んでしまって、ドツボから抜け出すことすらできなくなってしまいます。

こうなると、儲けるための単なる手段であった「予想」が、自己目的に変化してしまって、それを全ての前提としてしまうので、そもそもそれを疑うことすらなくなってしまいます。
予想を当てること = 儲けること

この手段の目的への転化が最も問題になるのです。
こうなると、もう迷いなく目的に向かって突っ走るだけなので、
如何にして予想を当てることができるようになるのか
予想の確率を高めることができるか
ということへの執着だけが残ってしまい、そのためには何をすればいいのか、という観点でしか相場を見れなくなってしまいます。
強固な考え方が固まった瞬間です。
こうして、一人の戦士がまた誕生しました。

当て屋の特徴は、
 
徹底してエントリーの手法にこだわりを持っています

逆に言うと、
 
エントリーの手法にこだわっている人を当て屋と言います。

私のブログには、このような戦士の方が数多く治療に来られています。
ほとんどの方は、話を聞くと、聞くも涙、語るも涙の話ばかり。皆さんボロボロ、ズタボロ状態です。
徹底的に先入観を植え付けられてしまっているので、最初は反発されるのかもしれませんが、しかし、ずっと当て屋をやり続けていて、経験を積んでくると、さすがに現実を目の当たりにして次のような疑問が次第に自分の中に出てくるのです。

「何かがおかしい。どうして自分だけはだめなんだろうか。自分には予想できるという相場の才能が無いのだろうか。どうして自分は相場を当てることができないのだろうか。」
と疑問を持って来ていただいた方は、こちらでハッとされることを見つけられた方も多いと思います。

そうです

全く違う考え方が存在している

ということなんです。
 
ララァ、もう当てなくてもいいんだよ!!
 
こう言われると楽になりませんか(笑)

こうしなければならない、そう思い込んでいたことそのものの否定です。

ご納得がいかなければ、さらに旅を続けてください。全く問題はありません。ご自分が納得いくまで経験を積めばいずれわかることです。どんどん経験を積んでみてください。
 
楽になった人は、スライムを充分に倒して次のステージへ行けるまで経験値を積んだ人。まだ疑問に思っている人は、経験値が足りないのかもしれません。もう少しスライム倒しを納得いくまで続けてみてください。そして経験値メータが充実したらもう一度考えてみてください。
 
私がお伝えしたい方というのは、哲也の話を読んで「自分が苦労したのはこういうことだったのか!!」「こういう考え方があったのか!!」と気がついてもらえる人、充分にやりつくして熟成された人、という狭い範囲になろうかと思っています。必ずいるはずです。その段階の方というのは。
 
 
議論はしません。とういうかそれぞれの信条で突き進むことですから、議論してもそこで納得などしてもらえないことはわかっています。
私はただ私が見聞きした狭い範囲で、プロとノービスの考え方の違いの共通点を哲也を通じて、ここで淡々と書いただけです。
もしかしたら別の考え方であっても成功している人がいることは否定しません。
 
 
ただし、わかったときには資金が尽きた人。もうやる気を失って投資家を引退した人が大多数だということもご理解しておいてください。
 
 
 
さらに、寿命はそう永遠にあるものではありません。90歳になって、ようやく理解しても、もう時間がありません。
外に青い鳥を探してばかりいても仕方がないんです。
どこかで
 
「魔法の薬は存在しないという現実を直視すること」
 
「損失を受け入れることを学ぶこと」
 
「当てることと儲けることは違うのだと理解すること」
 
「トータルで勝てばいいと心から理解すること」
 
などに気がつかないといけませんが、これが結構しんどいんですよねえ。わかります、わかりますよ。

茨の道 その9

2010/05/15 Sat

言いたいことを書くとついつい長くなって趣旨が読み手に伝わらない。
これは、私もよく経験します。
こうやってブログを書いているうちに、色々と思いが浮かんできて、それを書きなぐる、これも結構やったります。
自分ではいつも簡潔にと思いつつ、つい冗長になってしまって、「何を言おうとしていたのか、わからなくなったり」ということも度々経験しています。
 
私の記事の趣旨があっちへ飛んたりこっちへ飛んだりするのは、半分は思いつきと、コメントを読ませていただいてそこから「切り口」をいただいて、答えを記事として書く、ということを繰り返しているので、どうしてもそうなってしまいっています。
 
このヤフーブログはブログ記事の字数にも制限があり、度々私も引っかかるのですが、それ以上にコメント欄の字数制限も厳しいです。
もしご主張が長くなるようでしたら、ご自分のブログに誘導いただく、ということでもいいんじゃないでしょうか。
それは、もはやコメントではなく立派な記事なんで、私もそちらにコメントをさせていただければ幸いです。
 
私のブログの訪問者さんはそう多くもありませんし、コメントを読ませていただいても、とても皆さん真面目に相場に取り組んでおられることがわかります。
 
それぞれの主張がぶつかって、その中からそれぞれが考えて本質が見えてくればそれはそれぞれが今思う正しいこと、なんでしょう。ですから、反対意見は大切なんです。
 
変動感覚のご議論など、読んでいると、なるほどと思いました。どうやら前提となる言葉の定義がそもそも違っているようです。思っていることは同じなのかもしれない、とか考えていました。
変動感覚=場帳、手書きグラフでないとだめ、となるので疑問があるのですが、おっしゃるような変動感覚とは、私の言うところの技とか腕とか目利きの部分とダブルところもあるようです。
 
また、勝負事ということについてのコメント。企業経営における理念、志ということ。深く賛同します。そもそも似た考えをお持ちの方ですのでいちいち納得するところでした。
 
 
少なくとも、相場にこれだけが正しいという答えはありません。常に変化しているものですし、明日はどうなっているのか、神でもない身でわかりようがありません。
 
コメントを書いていただいている方は、それぞれ腕利きの方たちなんで、声なきノービスの皆さんが、それぞれベテランの方のご意見のやりとりを読まれれば、議論があることによって見えるところもあるのではないかと思います。
 
ということで、記事のターゲットは、ノービスの皆さんの中でも、ちょっと今やっていることに疑問を感じてきた方に向けたいと思います。
 
なかなか腕自慢の方のコメントを読むと、ノービスの方はコメントが書きづらいと思いますが、皆さんのお気持ちは経験者ですので理解できるつもりです。
 
 
 
そもそも、私の今回の記事はトレンドフォローの考え方であって、逆張りとは違いがあります。しかし、それはそれで正しいものに違いはありません。
勝率を高めるようなやり方ももちろん正解です。多くのディーラーは逆張りですし、むしろそちらがメジャーでもあります。
 
 
とにかく、私の主張は少数意見です。あまり多くの人には受け入れがたいものだと思います。
 
これは、先日のお食事会での友人たちとのやりとりで改めてはっきりと自覚できました。
 
もう少しあの話には途中経過がありますので、それを書いておきましょう。
作り話のようですが、全て本当のやりとりです。
 
 
 
みんな、なかなか儲からないだろ。
 
・・一同、沈黙
 
では、何故上手くいかないのか、それを考えないといけないんだ。
 
自分が何故損をしているのか、それを考えないと答えは見つからないんだ。
 
では、ちょっと皆の損のパターンを教えよう、マル秘のことだ。
 
株を買った。ちょっと上がってきた。儲かったがちょっとしたニュースで相場が下がったりするので不安になってくる。ある日、ちょっと大きく下がった。もう辛抱できない。今利食いすればちょっとだけだけど利益になる。そう思って利食いした。しかし、その後、相場は大きく伸びた。
 
もうひとつのケース。株を買った。しかし下がってしまった。
しまった、とは思うものの、今売ったら損になる。
だからしばらく様子を見ようと思った。
するとまた下がる。
あの時売っておけばよかった。と思った。
ちょっと戻った。
でもまだ損はしている。戻るかもしれないので様子をみる。
すると翌日ドンと下がった。しまったあの時に売っておけばよかった。さらに翌日ドンとさがる。こんなに損してしまったらもう売れない。となる。
しばらく放置している。
気がつけば凄い損になっている。もう絶対に売れない、となる。
1年後か2年後には戻っているかもしれない。しかし、その間投資はできない。塩漬け株をただひたすら持っているだけになる。
 
という塩漬け株を持ってるだろ。1つや2つは。
 
・・うん、確かに(笑)
 
普通はこの繰り返しなんだ。いくらちょっとづつ儲けても、どこかで大損するのだから、通算すると損になるんだ。
 
・・つまりどういうことだ。
 
まず、皆がこだわっているどこで買って、どこで売って、ということはこの話にはない、ということだ。
つまりは、どこで買おうが、どこで売ろうが、こういうことをしていたら、通算すれば損になるのだ、ということなんだ。
 
それから、みんながこの同じパターンで損をしている、というのが大いなるヒントになるとは思わないか。
 
そもそも、相場が当たるか外れるかのゲームであるとするのなら、上か下かなのだから半分の人は儲かって、半分の人は損するはずじゃないか。
少なくともランダムであっても、儲かったり損したりの繰り返しになるはずだ。
それがどうだ。皆損している。
確かに手数料というのはあるが、それだけじゃない。
相場で損するのは、当たらないからだ、とすると相場で損している人は、相場を外す天才ということになる。しかし、そんなに器用に外すことが出来ているとも思えないだろ。
 
・・確かに。そんなことは考えてもみなかった。じゃあどうすればいいっていうんだ。
 
裏目じじい、って知っているか。損ばかりする人のことを言う。
要は、この裏目じじいの逆をやれ、ということだ。
つまり、皆が同じパターンで損してるのなら、その反対をやれば儲かる、というふうには考えられないか。
 
つまりだ、儲かったら売らない。損したらさっさと売る。ということで、それだけで損する人の反対になれる。
 
・・でも、相場は上がったらまた下がって来るじゃないのか。それだったら損ばかりになるんじゃないのか。
・・それに、下がったって我慢していればいずれ戻ってくる。だから我慢するんだ。売ったら損になる。

 
じゃあそれで儲かっているのか。
 
・・いや、儲かってはいないが。
 
儲かっていないのに、何故その考え方を変えようとしないんだ。
 
 
話を変えよう。相場にはトレンドというものが発生する。
相場には、一定の方向へ走りだすとしばらくそのまま走るという性質があるんだ。
しかし残念なことに、これはいつ起こるかわからないんだ。
 
・・じゃあ乗りようがないじゃないか。
 
まあ聞け。トレンドが出たと思ったらとりあえず乗ってみる。ダメだったらやめる。そしてまた出たと思ったら乗ってみる。だめだったらすぐにやめる。そして本当にトレンドが出たら乗り続ける。
 
つまりトレンドに乗って利益を育てるんだ。
逆に損はトレンドに乗らないように早くその芽を摘んでしまうんだ。
 
結果的には、皆がやっている逆になる、というわけだ。
 
・・あらなみの言う事はよくわからん。
 
・・でも、やっぱり上がった株はいずれ下がると思う。だから、儲かっているうちに利食いしないといけないんじゃないか。
 
 
結局は、必用に食い下がられてしまいました。
 
 
さらに、他の一人が、
 
・・・でもな、結局は上がるか下がるかを読めれば相場は勝てるんじゃないのか。当たれば儲かるだろ。要するに。その当て方を知らないだけなんだ。
 
 
確かにそうだ。先が読めれば相場は勝てる。そのロジックに誤りは無いんだ。
でも、その前提である先が読めれば、ということなんだが、本当に先は読めるのか。
 
本当に未来はわかるのか。
 
相場はファンダメンタルな要因で動いているんだ。
つまりは何かが日々起こって、それが株価を常に動かしている。
もし、先が読めるというのなら、それは明日起こることを自分は予知できる、と言っているのに等しいんじゃないのか。
 
・・うーん、でもやっぱり上がるか下がるかを予想して株を買うもんじゅやないのか。
上がると思うから買うのであって、下がると思って株は買わないだろ。
あらなみの言っていることは理解できないよ。株は上がると思うから買うものだ。
 
・・何かチャートに必勝法があるんじゃないのか。

 
もしそういうものがあったとしよう。必勝法で買ったとする。しかし、その晩NYが暴落した。するとチャートのパターンに関わらず株価はほとんどの場合下がる。
つまりは、チャートなんて環境要因によってなんとでもなるんだ。
 
 
とまあ、激論(笑)は尽きないものでしたねえ。
 
 
結果、あらなみの言う事はよくわからん。
 
というオチでした。
 
 
 
今、改めて考えてみると、
 
彼ら3人は全員、相場を
 
上か下かを当てるゲーム
 
将来を予想するゲーム

 
だと信じて疑わないのです。
 
これは、世間の常識であり、メジャーな考え方です。それを信じて疑わず、彼らが私の言う事に耳を傾けなかったのは仕方がないことなんです。
 
これは、友人知人と相場の話をするといつも出てくるごく普通の会話ですから、私も慣れています。
 
しかし、私はこれについては断固否定します。
 
 
じゃあお前は、どう考えていると言うんだ!!
 
という話にまではお食事会ではとても行かなかったのですが・・・
 
私はというと、色々と考えてはみたのですが、どうもこれという的確な表現がなかなか見当たりません。
 
ただ、あえて言うと、
 
正の期待値に自分を置くゲーム
 
正の期待値にある状況を求めて、繰り返し繰り返しそこへ「ベット(賭け)」しつづけるゲーム
 
という感じなんでしょうか。表現がちょっとまだしっくりこないのでもう少し考えてみます。
 
 
・・それだったらシステムと同じじゃねぇか?
 
鋭いっ!!
 
・・どう違うんだ、おらおら!!
 
うーん
 
正の期待値の求め方、の違いっていうんでしょうか。
 
ある特定の状況を機械的に探るというのではなく、それを経験の蓄積からくる感触で探る、って言うんでしょうか。
職人の手の感触っていうんでしょうか。

しかしその経験則というのは、ある程度の統計的裏付けがあるものであって・・・ちょっと説明がもたもたしますね。
 
もう少し勉強してから書きましょう(笑)
どう書いていいものか、まだ考えがまとまっていませんでした。失礼しました。

茨の道 その10

2010/05/16 Sun

同じ相場をやっていても、それぞれのゲームのルールは全く違います。
 
面白いものです。
 
ある人は、
 
勝率を追求するゲーム
 
をやっているし、
 
ある人は、
 
将来当てゲーム
 
上か下かを当てるゲーム
 
をやっている。
 
この対比から言うと私のゲームは、
 
値動きについていくゲーム
 
値動きに対応するゲーム

 
なんだろうか、とも思います。
 
 
前に予想しないのなら期待もしないのか、という話がありました。
私は、大いに「期待」します。いつもです(笑)
買ったら、上がって欲しいと思ってしまうし、売ったら下がって欲しいと思います。
 
しかし、「上がって欲しいと思うこと」が、「上がるだろう」には決して変化しない、ということです。
 
つまり、期待が予想には変化しない、ということです。
 
①期待
 
②予想
 
③対応

 
それぞれは、全く違うものです。これらをゴチャ混ぜにすると非常に危険です。
 
混ぜるな危険
 
覚えておくといいでしょう。
 
 
 
>今利食いすればちょっとだけだけど利益になる。そう思って利食いした。しかし、その後、相場は大きく伸びた
 
ここがある意味の部分だとも思うところです。
損切りなど、一定のところへ来れば切ればいいだけですから、やる気になれば簡単なことです。
これができなければノービス3級というところですが、利食いに関しては今私とて四苦八苦しているのが正直な現状です。
 
ただ、勝率が期待できないトレンドフォローをやる限りは、小さく利食いしてしまうと、トータルでは損に回る、ということは理解しておかねばならないことでしょう。
 
それを理解した上で、小さな利益を捨ててかかる、ということや、利益は時間をかけて育てる、という気持ちを持っておくことなど、心構えが必用だと思っています。
 
しかし、いつまでたっても利食いというのは、難しいです。
ただ、これも理屈だけではなく、経験値を上げることによって、それなりには理解できてくるものだと思います。
 
しょぼ利食い
 

要注意事項です(笑)
これを繰り返せば、最終的には損失に回る可能性が大きくなります。
 
 
 
成功 = 利益
 
失敗 = 損失

 
これは、「上か下かを予想するゲーム」をやっている人にとってはそうなります。
 
しかし、「値動きに対応するゲーム」をやっている人にとっては違います。
 
 
値動きに対応するゲームの人は、
 
成功 = 値動きに対応できた(損益にかかわらず)
 
失敗 = 値動きに逆らった(損益にかかわらず)

 
つまり、結果が損であっても成功であったし、結果が利益であっても失敗だがある、となります。
 
例えば、買って大きく下がった、さらに下がった、頑張ってその後相場が戻ったので利益にできた
 
これは、明らかに失敗トレードです。こんなことを続けていてはいずれ大災害を被るのは火を見るより明らかです。
 
これはどうでしょう。
 
買って上がったので素早く利食いした
 
これも失敗トレードです。何故利益を伸ばさないのか。値動きに対応していません。
 
 
それぞれの人が、どういうゲームをやっているか、によって成功と失敗は、反対になることもある、ということです。
要は、ゲームのルールがそれぞれによって違う、ということですね。
 
 
 
恐怖で対処してしまうということですが・・
 
相場に対して正しくあれ(野川軍曹)
 
損したか儲かったか、懐具合だけで相場を見ていませんか。
相場は懐具合で動くのではありません。そんなのは、相場の値動きとはそもそも何の関係ない話です。
 
損益は、相場に対してどのように対処したかの結果です。結果に振り回されてはいけません。

茨の道 その11

2010/05/22 Sat

ここまで理屈ばかり書いていましたが、今回はちょっと具体的に見ていきましょう。
数字が出てきてちょっと面倒だな、と思われるかもしれませんが、最低限このぐらいはやらないとだめ、なのですので、頑張って読んでみてください。
 
 
前回、期待値という言葉を使いましたが、これは漠然と考えるものではなくて、統計的な理解を必用とするものです。
 
そもそも、ご自分のトレードを統計的に理解はされておられるでしょうか。
自分が一体何をやっているのか、きちんと復習されておられるでしょうか。
 
ダメノービス 復讐すれども 復習せず(あらなみ)
 
自分のトレードを振り返って、検証しておくことは非常に大切です。
そもそも自分が何をしているのか、それすら理解していないのであれば、対処のしようがありません。
 
市場の分析ばかりするのではなく、ご自分の分析も大切だということです。
 
彼を知り己を知れば百戦殆からず (孫子)
 
 
これは、医者に対して、検査しないで病気を診断しろ、と言っているのと同じです。
厳密に検査すれば、病気も見つかりやすいのです。何となく胃の調子が悪いんです、ということだけで、「胃潰瘍ですね。」と診断できるはずがありません。このヤブ医者のような診断しかしていないというのがヤブトレーダーの特徴でもあるでしょう。
 
「自分はまた下手だから、自分のトレードなど分析しても何の役にも立たない。早く忘れてしまいたい。」
 
「予想ができないから、儲からないのだ。」
 
「当たる手法さえ見つかれば儲かるようになるのだから、それが見つかっていない今のトレードなど分析しても無駄だ。」
 
「きちんとしたやり方、勝てる具体的方法さえわかればいいのだから、自分のトレードなど分析しても時間の無駄だ。」
 
そう思っている人は多い(笑)
 
 
それはそれで仕方がないとして、そうでない方は、今年の年初からでも振り返って是非に次の作業をしてみてください。
 
勝ちと負けの金額だけを単純に書き上げる。エクセルを使えば楽。
 
 
+10円
 
+12円
 
-35円
 
-45円
 
+8円
 
という5トレードだったとする。
(単純に見るために値幅にしていますが、実際には損益の金額となります。)
 
まずトータルの損益は = -50円
 
3勝2敗で、勝率は60%
 
ここまでは誰でもおおよそは計算しておられるはずです。
 
 
次に平均利益を計算する = -50円/5トレード = -10円
 
これはどうでしょうか。
1トレードあたり自分はどれだけ平均して儲かっているのか、損しているのか、計算したことはあるようで無いと思います。
損しているから、計算したって意味がない、ことはないです。
 
 
次に勝ちトレードの平均値を出す
 
(10+12+8)/3 = 10円
 
次に負けトレードの平均値を出す
 
(35+45)/2 = 40円
 
 
次に損益率を出す
 
損益率=勝ちトレードの平均利益÷負けトレードの平均損失
 
損益率=10円/40円=0.25
 
 
以上の結果、診断結果はこうなりました。
 
①トータル損益     :-50円
②平均利益       :-10円
③勝率は        :60%
④勝ちトレードの平均利益:10円
⑤負けトレードの平均損失:40円
⑥損益率        :0.25
 
 
これは負けているノービスクラスの典型的な損益のパターンです。
ここで、分析を開始します。
 
トータル損益は誰でもわかります。50円の負けという結果です。
 
平均利益、これが期待値となりますので、この方はトレードする毎に10円ずつ平均的にやられている、ということがわかります。
同じことを続ける限り、平均的に1トレードする毎にこれからも10円ずつ損失が出る、ということが見えます。
 
その損の原因は何でしょう。
勝率は60%でまずまず問題ありません。
 
問題は、⑥の損益率にあることが明らかです。
勝ちの平均の4倍負けているのですから、この場合、勝率を80%にまで高めないとこのままではトントンにすらできない、という結果が出ています。
 
ここで考えないといけません。勝率を80%以上に上げる手立てを講じるのか、それとも損益率を改善するのか。
 
当てればいいのだ、というのなら、それはそれで勝率90%を目指してください。しかし、例え勝率90%になったとしてもこのままの損益率では期待利益は大したことがないことに気がつかなければなりません。
 
つまり、いくら勝率を上げたとて、このような損益率が残る限りは、トータルとしては大して儲からない、ということなんです。
 
90%という絶望的ともいえる勝率を残したとしてもこの場合は大して儲からない、という結果が出ています。
 
これに近い戦略が現実には存在するのか。と言われれば「ショートストラングル」などがこれに該当します。結構個人にも人気のある戦略です。とにかく勝率の高さがポイントです。
 
また、一般的には逆張り戦略もこれに近い損益の出かたをします。
 
 
では、問題の損益率を改善するにはどうしたらいいでしょうか。
 
当然のことですが、勝ち幅を増やすか、負け幅を減らすか、その両方か、の選択肢となります。
 
しかも、そこを触るとたちまち勝率が下がる可能性があります。
このバランスをどのようにとっていくのか。
 
これが処方箋となるのです。簡単には答えがでません。
当然、現在やっている手法との関連もあります。
 
 
しかし、少なくともトレンドフォローの売買では、勝率を期待するのがほぼ不可能なんですから、もう対処できるのは、この損益率の改善しか方法がないんです。
 
選択肢が無いのですから、ここに手をつけるしかありません。
 
とにかく、問題はどう見てもこの損益率のバランスの悪さです。
いわゆるコツコツドカンの典型的モデルですが、これを何としても改善せねばなりません。
 
損失を時間をかけて育てる一方で、利益の芽を早々に摘みとってはいないか
 
自問してください。損失を育てるのをやめて、利益を育てる、ということができないものか。
 
 
このように、分析することで、何が自分の問題であるのか、を理解することがまずは大切なんです。
 
何故自分は負けているのかを理解することがそもそもの出発点です。
儲かる手法を探すことが出発点ではありません。
 
何が問題なのか、何となくわかっている、というレベルではだめです。
数値として明確に自分に突きつけるのです。
 
診断結果を明確にする。現状認識をまず正確にやる。
これによって、初めて、問題認識、対応策も見えてくるというものです。
一般論も同じで、解決できない課題に悩んでいる人の多くは、現状認識が非常に甘いケースが多いものです。
トレードとて同じです。
 
 
私自身で言えば、勝率などほとんど気にしたことがありません。勝率は目標ではないんです。
結果として、高ければ高いに越したことはない、という感じです。
 
何故なら、前に書いたパチンコ理論ですが、
 
下に落ちた玉の数を計算しても仕方がないからです。それよりも、フィーバーしたときにどれだけ取りきれるか、それが私の勝負なんです。
 
如何に当てるのかを考えているのではなく、当たったときにどうするのか、外れたときにどうするのか、を考えているのです。
 
そして、当たるのか外れるのかはわからない、と考えています。ですから、損切りが楽なんです。最初から当たると思っていないからです。
 
当て屋の方とは、発想が根本的に違います。
 
これが順張り師の考え方だと思います。 
念のため、下に落ちた玉を救おうとして、引きずることなど決してありません。できるだけ落ちた玉の傷を浅くすることを考えるだけです。
 
  
  
前回に、裏目じじい、の話がありましたが、実は、この方のトレードをこっそり見ていた奥さんが密かに反対のトレードをしていました(笑)
 
①トータル損益     :+50円
②平均利益       :+10円
③勝率は        :40%
④勝ちトレードの平均利益:40円
⑤負けトレードの平均損失:10円
⑥損益率        :4.00
 
素晴らしい!!
 
勝率こそ40%と2回に1回も勝てないのですが、負けを小さくコントロールできているので、勝った時に一気に取り返しができています。
これほどの成績はプロトレーダーとて難しいものです。
 
何がいいのかというと、偏に損益率。これだけの数値が出ると、損益分岐点となる勝率は何とたったの20%で済むわけです。
つまり、5回に1回勝てばトントンが確保できてしまいます。
 
非常に楽なトレードが可能となりますねえ。うらやましいものです。
 
単に、ノービス代表の旦那の反対をやっただけ、なんですけど、とは奥さんの弁(笑)
 
 
旦那さん、どうかこれまでどおり感情の赴くままにトレードを続けてください。
 
この家の場合、旦那にはこれまでどおりのトレードを続けてもらいながら、奥さんが、旦那の5倍のポジションでトレードすることです。
これで、この家はトレード専業で食っていけます(笑)
 
 
何十年にもわたって延々と負け続けている人などざらにいます。
毎年かなりコンスタントに負けておられます。
こういう人たちは、相場を外す天才ではなく、そのほとんどは損益率で負けているのですが、彼らはこういった分析をしたことがないので、その事実を理解しようともしません。
 
ただただひたすらに「相場を当てれば儲かる」の一念だけで売買を続けているのです。
 
早くこういう裏目じじいをご自分の周りで見つけて、貴方もプロになりませんか(笑)
 
ご自分が裏目じじいの場合、どうしたらいいのだろう(笑)
 
 
私は密かに考えています。
「裏目じじいファンド」
損大利小の代表的ノービス100名を集めて、その反対売買を徹底するファンド
 
裏目じじいの資格は、相場を当てれば儲かると思っていること、②過去1年間「損大利益小」の実績を持っていること、の2点です。
(ちなみに勝率は、当たったって儲からないのだから何の問題にもならない。)
 
彼らは、絶対に大きくは勝てないのだから安心して向かうことができる。
 
たまたま誰かが通算で儲かったとしても、大数の法則で全員のトータルでは必ず損をする。
 
これって、実は商品先物会社が既にやっていたことか(笑)

茨の道 その12

2010/05/29 Sat

前回の記事を読んで、何名かの方が実際にトレード分析をされたようです。
 
実際に記事を読んで実行してみた、というご報告を受けると、とても記事冥利につきるもので、とても嬉しく思いました。
 
実際にやってみると、トレード回数が多い方はとても面倒な作業だということがおわかりだと思います。
 
私は1月からと書きましたが、これはスイングトレードでそう回数が多くないことを想定していたのですが、面倒であれば直近1ヶ月とか、もっと言えば、今日からでもスタートされればいいと思います。
何もしないよりもずっといいです。
 
とりあえず取っておくのは、勝った、負けた、の数字だけですから、日々売買の都度にノートに書いておけば簡単なものです。
後でまとめてエクセルに打ち込めばそれで終わりです。
私自身は回数が多く、貯めるととても面倒なので、日々書き上げ作業をやっています。
 
 
また、一回というのをどうカウントするか、という疑問もあるようです。分割売買することがあると、どれが一回なのか考えた、というお便りがありました。
私はというと、板の厚みの関係でアイスバーグ注文を出したり、利食いを伸ばすために分割することが結構ありますが、それは一連の売買として統計上は一回としています。
これは、私の中でその平均値がそのトレードの本来の姿なのでそれでいいと思っているからです。
 
 
地味な作業ですが、自分がいったい何をやっているのか、自分のトレードデータを分析することは非常に大切なことだと私は思っています。
 
こういう作業は、システムトレードだけのもので裁量トレードにおいては関係ないんだ、という人もいるとは思いますが、私はこういう作業による自己診断を非常に重要視しています。
とにかく、何がいいのか悪いのか、検査してみないとわかりません。一体自分は何をやっているのか、それをまずは知りたいと思います。
  
 
さて、前回の記事で書いていなかった重要な指標がありますので、そのご紹介をしておきます。
 
プロフィットファクター(PF)というものです。
 
これは次の計算式となります。
 
プロフィットファクター(PF)=総利益/総損失
 
 
それから、勝率と損益率(ペイオフレシオ)との関係を何か知る方法がないものか、勝率と損益率がどう絡んでいるのか知りたくなったというマニアックな方には、ちょっとややこしいのですが、この計算式が便利です。
 
ケリー(kelly)=((1+損益率)*勝率-1)/損益率
 
これは本来はギャンブルの賭け率の為の公式なんですが、トレードの効率を見るための指標として私は利用しています。結構私は気に入っているものです。
計算式自体にちょっと勝率重視の傾向があるようですが・・・
 
勝率と損益率(ペイオフレシオ)のバランスで損益効率が決まる わけですから、それがどうバランスよくなってくれているのか、ということを見るためのトータルな指標です。
 
当然、単にペイオフレシオが良ければそれでいい、というものでもありませんし、勝率が高ければそれでいい、というものでもないのは、前回見たとおりです。
 
戦略によって目標とする2つのバランスが違って当たり前ですが、どのような戦略を取るにせよ、この2つのバランスで損益が成り立っている、ということだけはいつも頭に入れておく必用はあるでしょう。
 
 
多くの人が、勝率ばかりにこだわりを持っているのですが、是非このペイオフレシオも含めた2つの関係でトレード損益は決まる、という当たり前のことを見ることによって、トレードの違った側面が見えてくると思います。
 
これらの式は、エクセルに入れておけば簡単です。
個別損益を集計するのに、SUMIF関数、COUNTIF関数あたりを利用すれば非常に簡単にシート作成ができますので是非挑戦してみてください。
 
エクセルシート上で、ご自分で色んな数字を入れてみて、数値の変化を見てみるようなシミュレーションをやってみても結構面白いです。
 
ケース1:勝率50%、ペイオフレシオ2.00
 
ケース2:勝率30%、ペイオフレシオ3.00
 
ケース3:勝率70%、ペイオフレシオ0.50
 
ケース4:勝率65%、ペイオフレシオ1.20
 
などなど、ご自分の理想とするトレードとは「いくらぐらいの勝率」と「いくらぐらいのペイオフレシオ」なのか。どのバランスでの数値を目標にするのか。
 
当然に両方共いいに越したことはないわけですが、そうも簡単ではないので、自分が重要視するのは、どちらなのか、数字を分析しながら考えてみてください。
 
トレンドフォローならばペイオフレシオ重視になるでしょうし、超短期売買ならば勝率になるのかもしれません。逆張りなら勝率重視でしょうか。
 
こればかりは、戦略次第となります。
 
 
ギャンブルと違って損益率、勝率が安定しない投資における賭け率を算出するには、本来はオプティマルFという公式を利用するのが筋だ、とシステムの方からは言われそうですが、こちらの計算がかなり面倒なので、簡便的にケリーを私は利用しています。
 
 
さて、前回の診断結果を再度掲載します。
 
 
①トータル損益     :-50円
 (総利益       :30円)
 (総損失       :80円)
②平均利益       :-10円
③勝率         :60%
④勝ちトレードの平均利益:10円
⑤負けトレードの平均損失:40円
⑥損益率        :0.25
⑦プロフィットファクター:0.375
⑧ケリー        :-1.00
 
 
 
ついでに奥さんの診断結果です。
 
①トータル損益     :+50円
 (総利益       :80円)
 (総損失       :30円)
②平均利益       :+10円
③勝率         :40%
④勝ちトレードの平均利益:40円
⑤負けトレードの平均損失:10円
⑥損益率        :4.00
⑦プロフィットファクター:2.66
⑧ケリー        :0.25
 
 
 
奥さんの成績ですが、数字だけから見ると、トレンドフォロアーとしては理想的なものだと私は判断します。
 
最終的には、トータル損益を如何にして上げるのか、ということになるわけですが、その中身、明細、ということを知る、ということがどういうことなのか、ちょっとした作業ですが、やってみられてはいかがでしょうか。
 
結構驚いた、自分のトレードなのにこういうことになっているとは知らなかった、ということがきっとあると思います。
 
 
後、最終損益にとって欠かせないのが、ここでは触れていないレバレッジと安定性です。次回はここに触れてみましょう。
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

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