スポンサーサイト

--/--/-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

相場の正解

2009/11/03 Tue

「相場に正解はない、可能性があるだけである」



相場に正解を求めるから躊躇する、損切りがしんどい。

相場に正解を求めるから、手法にこだわる。

答えを探そうとして、「練習を積む」のではなく、「答え探しをする」ことに注力する。



トレードとは、そもそも単なる可能性だと考えれば、今回はどうなるのか、それは誰にもわからない。

単なる可能性なのだから。

わからないものを理解しようとするからしんどい。答えが見えなくなる。

そんなものそもそもどこにもない。

プロならその答えを知っている、そう思って聞いてこられるが、答えはこうだ。

「相場に答えなどない。」

相場に答えがないことを知っている。だから探そうとしない。

探そうとせずに、正解がないことを前提に、可能性だけにかける。

可能性を活かすために技術、技を覚えようとして、練習する。

精神的に負けないように、熟練し、技として芸として体に覚えさせようと努力する。

頭で理解しても勝てないことを知っているからだ。



そもそもこの1回のトレードというのは、これからやる1000回のトレードの単なる1回目に過ぎないのだ。

単なる1回目に何故そんなにこだわるのか。

ただの単なる1回目。

失敗したら切るだけ。ただ、それだけのことだ。

後に控える999回の方がよほど重要である。

というより、失敗したら、1回目にこだわっている暇などあるのか。

さっさと終わらせればよい。それだけのことだ。

後の999回のトレードをこの先どうするのかが重要。

何故たった一回目にこだわるのか。それが正解かどうか悩むのか。



この一発が入るかどうか、パチンコで悩んでどうする。

入るときもあるし、入らないときもある、ただそれだけである。

多くの玉を打つ中でトータルとして勝てるかどうか、それだけが問題なのである。

スポンサーサイト

手法無宿人卓也のブルース

2009/11/07 Sat

卓也はいつも探していた。

何を・・・

何か無いか、何か特別な何かが、そう思って本屋の株本コーナーを週に一回は訪れる。

ネット上の情報を求めてブログやいろんなところを探し回る。気がつくともう何時間も探している。

これが卓也の日常である。

卓也は、自分に合った手法が見つかれば、それで本格的に売買しよう、そう考えている。

だから、ちょっと聞きかじった手法を基にしてでちょこちょこ売買は実践しているものの、なかなか上手くはいかないので、すぐに次の手法へと転々としている。


こうしたことを続けているので、

実は、

投資経験は長いが、実戦経験は浅いのである。

実践を本気で突っ込んでやったことがない。

試しにやってみる、だめだ、試しにやってみる、だめだ、この繰り返しが卓也の投資経験なのだ。


未だに、自分のあった手法なるものが見えないでいるのだ。

卓也は熱心な投資家だ。自分の時間の相当部分を投資の勉強にあてている。

いつか俺だって、いつか俺だって、そういう思いが卓也を動かしているのだ。

しかし、もう探し続けて気がつけば3年が経過していた。

そういう「自分に合った手法」がなければ、そもそも売買のしようがないじゃないか。卓也はそう考えている。

エントリーをどうするのか、これが何よりも大事なんだ。ここを確率の高いやり方でやるからこそ利益も出るというものだ。

だから、まずは手法を探しているのだ。これは当然のことだ。

こう考えている卓也なので、投資で儲けること=儲かる手法を探すこと、になっていた。これは仕方がないことだ。

そして、そもそもは投資で儲けるための手段であった「儲かる手法を探すこと」そのものが自己目的化して一人歩きを始めている卓也であったのだ。しかし、これも当然のことだ、そう卓也は思っている。

大学入試にしてもなんにしてもそうだろ、卓也は思う。問題があって「正解」があるんだ。

損するのは、正解ではなく間違いだったからであって、答えが間違っているからだったのだ。

もし、答えさえ見つかれば、損失の苦痛からも開放されるのだ。正解さえみつかればいいんだ。

そうやってこれまで生きてきた。どこかに「答え」「正解」があるんだ。そうに違いない。

卓也の人生経験がそれを求めるように仕向けるのだ。それは卓也のこれまでの人生経験という貴重な財産から来る彼なりの答えだ。


そうしてネット上を漂流しているうちに、ある情報が目に気が付いた。

ネット上でも評判のある商材。

ちょっと高い。5万円もするのだ。

その日は、気になったが寝ることにした。

次の日、やっぱり気になる。でも高い。

週末、もう一度商材の宣伝文句を読んで見る。

もう1週間近く悩んでいる自分がいた。気になってしかたがない。

「うーん、素晴らしい。もしかしたらこれは本物かもしれない。これが私の求めていた答えなのかもしれない。」

卓也はそう思った。

体験談を読む。ネット上の評判を探して検索してみた。

「この商材に出会って人生が変わりました。負け続けの僕があっという間に何百万円という利益を手にしました。」

「素人の僕でも、これを読んだだけで大儲けです。凄い商材に出会いました。」

「この手法にであって、仕事の合間にサインどおりやるだけで凄い利益です。本当に凄い!!」

こっ、これはもしかして本物かもしれない。もし、これをやり過ごしたら、一生の不覚・・・決断するしかない。卓也はそう思った。

卓也は、DVDレコーダーを買いたかったけど、嫁には内緒にして、この商材を買うことにしたのだ。

1週間何度も何度も考えてみた。やはり決断するしかない。

そう思って、ついに

商材購入!!



ちょっと興奮する気持ちを抑えながら、読み始める。

何々、心構えからスタートか。なかなかいいこと書いているじゃないか。やっぱり買って正解だった。

しかし、なかなか本論がスタートしないなあ。

半分ぐらい読んでいるうちにだんだん不安になってくる。

大丈夫。そのうち手法が書いているはずだ。

あっ、やっと手法に来た。

でも・・・何々・・・ボリンジャーバンドの使い方と、MACDの説明とRSIのダイバージェンシーを使えだと・・・ありきたりじゃねえかぁぁぁぁぁぁーーー!!

もっとあるんだろ、特別な何かが、あるんだろ、隠すなよな、あるんだろ・・・本当は、もっとあるんだろうがぁぁぁぁぁーーー!!

とっ、とっ特別な何かが・・・・・・・

全ページが終わった・・・・・

そして何も無かった・・・・

最後に、この商材をしっかりと勉強すればあなたも大金持ちになれます、とくくられていた。

しかし、あれだけの宣伝サイトの割りには、この商材、白黒だし、しょぼいじゃねえかよぉ!!

おまけに商材の大部分は、心構えと指標の説明かよぉ!!



こっ、今回も失敗だった、でも挫けないぞ、どこかに特別な何かがあるはずだ。どこかに希望があるんだ、それを探すことこそが「答え」なんだ。探すしかない。探すんだ。とにかく探すんだ。

こうして卓也にとって10個目となるこの商材も卓也の救世主となることができなかったのだ。

こうして「手法無宿人」卓也の1ページは終わる。

次のページは、また振り出しに戻る。

ほとぼりが冷めた3ヵ月後にこのブルースの最初の行動が始まるのだ。またそこで卓也と出会えるであろう。

こうやって年月を積み重ねていく卓也であった。

卓也は思うのだ。

「いつか自分に合った手法にめぐり合えるはずだ。それまで頑張るんだ。いつかきっと正解が見つかるはずだ。」

「希望」を探す卓也の旅に終わりは無い。

手法コレクター雅人の憂鬱

2009/11/14 Sat

雅人は、好奇心旺盛な青年である。

雅人は、映画ファンである。
だからWOWOWを日々チェックしている。
月間番組表が月末に送られてくるといそいそとチェックを始める。
来月は忙しくなるぞ!!
そう思いながらわくわくする雅人であった。
そして日々、雅人は最新のブルーレイレコーダーで録画をしておく。昼夜を問わずに見たい番組を録画できるので、本当にいい世の中になったものだ、そう雅人は思う。
そして、HDDに録画した番組をブルーレイに落とす。

後で見よう。

いつもそう思っている。
しかし、次々に録画されていく映画。

その「後で」というのはいつ来るのか。
ほとんどの映画は、「いずれまた」という状況で「録画されただけ」になって雅人は見ることがないのだ。

それだけの映画を見る時間は雅人にはない。

それでも雅人は次々に録画する。

実は、録画することは、映画を見るための手段であるのだ。
雅人も当然そうだと思って録画している。

しかし、実際には違うのだ。

雅人の真の目的は、実は、「録画して映画を自分のものにすること」だったのである。


つまり、映画を見ることが真の目的ではなく、見たい映画を手に入れること、自分の手元に置いておくこと、が真の目的となっているのである。

本来は手段であった「録画」が、雅人にとっては「自己目的化」している。だから、録画した映画を見る必要はもはや「無い」のだ。

所有欲を満たすことが実は真の目的であるのだ。

そう、もうお気づきだろう。雅人は「映画コレクター」なのだ。

見たい映画を「集めること」が趣味なのである。見ることはどうでもいいのだ。



雅人は独身であるが、女性に縁遠いというわけではない。
付き合うこともあるが、いつも長続きはしない。

淡白なのか、いや、よりむしろ非常に熱心だ。

出会いを求めて、合コンなどにもよく出席する。

しかし、付き合いが始まると雅人の悪い癖が出る。

それは

「釣った魚に餌をやらない」

のである。

付き合い出した女性への興味は急激に失せる雅人であったのだ。
それが雅人の日常。

手に入れることには熱心だが、手に入ったらもう興味はない。

そう、忘れてはいけない。雅人は生粋の「ハンター」なのだ。

常に新しい出会いを求めて、「よりすばらしい女性がいるはずだ。」そう思っているのである。



雅人の付き合った女性にはブランド物を欲しがる女性が多くいた。
彼女らは、次から次へとブランドバッグを求める。
しかも、グッチが手に入ったら、次はシャネルと際限がないのだ。
そう、彼女らにとってバッグは使うためのものではない。所有欲を満たすための手段なのだ。



雅人は、子供だったころデパートのおもちゃ売り場で、よく泣いていた。

「あの鉄道模型が欲しい!!」

甘やかされて育った雅人だったので、親は泣くとすぐに買ってくれる。

家へ持って帰って数ヶ月。雅人は一度もそれで遊ばない。

買ってもらって、自分のものになったら、それで満足なのである。

所有欲はもう満たされたのだ。それでいいのだ。



雅人は海外旅行に出かける。
ハワイに行ったときには、いつもオプショナルツアーで忙しいのだ。ホテルで優雅な時間などもったいない。
せっかく一流ホテルに泊まっていても、寝るだけの手段になっている。
泊まってしまったホテルは、もう手に入ったもの。何か新しいものを求めて外へ出なければいけない。1日たりとも「無駄に」過ごすことなどできない。観光しなければならない。そう思っている。

こうやって、1万円のオプショナルツアーで美しい海岸へ、というのに行ってみた。
するとそこには、凄い数の日本人観光客の群れが溢れていたのだ。
ホテルのビーチの方がよほどいいではないか。
しかし、雅人は思う。外へ出なければならない。それが旅行なのだ。ホテルにいていはいけないのだ。

ホテルでは、日本人がいない静かなプールで優雅な一時を過ごす欧米の人の姿があった・・・・

朝ロビーに集合して、晩に戻ってくる日本人たち。何のためのリゾートホテルなんだろうか。




さて、実は、雅人は投資もやっている。

雅人は、実際に投資をやるが、そんなに頻繁にはやらない。

何故なら、
「投資で儲けるにはまずは自分の手法を確立せねばならない。それまではテスト的に売買はしても本格的にやっても意味はない。」
そう思っている。

そして、

「今儲からないのは、手法が確立していないからだ。」

「儲けるための手法を探さねばならない。」

そう思っている。

雅人は、パンローリングのファンだ。新刊が出るといつもわくわくしてパンローリングに予約注文を入れる。今回は見逃してはいけない気がする。いつもそう思っている。

そして本が届く。

パラパラっと飛ばし読みをする。

そして「後でしっかりと読もう。」

そう思うが、その「後で」というのは永遠に来ない。

何故なら、その後でという時間は、次の新しい本を探す時間が忙しくて時間が取れないからだ。

新しい何かを求める時間が急がしてく、もう手に入ったものに興味などなくなるのである。

それが雅人の日常なのだ。


当然に「情報商材」にも目がない雅人である。

日々ネット上の評判や口コミサイト、検証サイト、2ちゃんねる、などをサイトをチェックするのが雅人の日常である。

2ちゃんねるを読んだり、結構時間がかかるが、それはしかたがない。手法を探す旅路の雅人はそう思っている。

というよりも、こうやっていい獲物を探している時間こそが雅人にとって換えがたい大切な時間なのである。

何故なら、雅人は、ハンターでありコレクターであるのだ。

今日もまた、どこかに「いい方法論、手法が書いていないか。」常に探し回っている。とても探すのに時間がかかるのだが、雅人にはそれが楽しいのだ。

探す作業には「夢」がある。
どこかに「宝物」が隠れている。
それを探す俺は「トレジャーハンター」だ、そうどこかで感じている雅人である。

雅人は「山師」である。

「いつか一山当てて一攫千金を狙うんだ。せこい売買なんて目じゃねえ。」

そう雅人は思っているのだ。

もしこの夢をつぶすようなことを言われたら怒るだろう。夢を追いかけて何が悪い。

俺は、地味な職人などではないんだ。相場とは一攫千金があってこそ「相場」と言えるのではないか、それがなければただの仕事じゃないか、そんなのはつまらない、そう雅人は心から思っている。だから、これを否定するような意見は無視することにしている。

当然に、実践で地味な売買を練習する気もないし、検証作業や予習、復習などくそ食らえなのだ。そんなことに費やす暇な時間などは俺には無いのだ。

手法が先決であるのだから、それが前提となる実践のトレードは今はまだできない、損しても当たり前だ、何故なら手法を持っていないからだ、そう思っている。

そして、時々こうやって探してきたこれだと思う情報商材を買う。

結構高額だがこれで儲かれば安いものだ、そう雅人は思っている。

さて商材が手元に来た。
ドキドキする瞬間である。雅人は、この瞬間が一番好きだ。
そして、パラパラっと目を通す。15分とほど読んだ。

「ああぁ、こういうことか。これは知っていることだ。また、後できちんと読んでみよう。いいことが書いてあるかもしれない。」

後できちんと読もう、そう思った。

その後で、という時間はしかし永遠に来ない。

何故なら、雅人にとって、「手に入った瞬間こそが至福の瞬間」なのだ。

そして、その一瞬の後、既に手に入ったものなど、どうでもいいものになる。

雅人は、「ハンター」であり「コレクター」なのだ。

だから、手に入った獲物にはもう興味がない、のだ。

雅人にとっては、手法を手に入れるということは儲けるための「手段」に過ぎないことであるはずだが、既に雅人にとっては、手法を集めることが「自己目的化」し始めているのである。

気がつくと「いろんな手法を集めること」を目的として走っている雅人であった。

所有欲を満たすことが実は真の目的であるのだ。

こうやって雅人は、「知っていること」「持っているもの」がどんどん増えていく。


しかしその一方で、初心者のころにはなんとなく儲かったこともあったのが、知識が増えて、情報武装をすればするほど「儲からなくなっている」雅人であった。

初心者のころは思ったものだ。こんなに知識もない初心者がちょっと売買しただけで利益が出たのだ。そうであるのなら、もっと多くの知識、勉強をすれば利益はどんどん増えるはずだ。

しかし、知識の量と反比例するように、相場での成果は上がらなくなっている。

しかし、そんなことを気にする雅人ではない。

何故なら、まだ自分に合った手法が見つかっていないからだけなのだ。


こうして、雅人の忙しい日々は続くのである。

いつか、一山当ててやる。いつか・・・

この夢こそが雅人の原動力なのである。

何故なら雅人は、生粋の「トレージャーハンター」なのである。

カーブフィッター雄一の悲劇

2009/11/21 Sat

「まっ、またか。」

「何故過去の検証ではあれだけうまく利益が出ているこのY3システムが実践すると途端に損失をたたき出すんだろう。」

そう雄一は頭を抱えた。


雄一は、システムトレーダーを志している。

必死で勉強を積んでいる。

日々、システムの検証をやることがとても楽しくて、1日何時間も検証を繰り返しているのである。


今度のシステムは、ボリンジャーバンドではなく、MACDを利用した素晴らしいものだ。

過去3年間利益が出ている、これならば完璧だ。勝率75%。繰り返し検証もした。

しかし、さらに完璧を期すために、雄一はSTCを加味することにした。

いや待てよ。RCIも見ておいたほうがいいのかもしれない。

そう考えて、検証すると、確かに勝率がさらに80%まで上がったのだ。

やはりか。このシステムでついに「答え」が見えたんだ!!

雄一は、夜中であるにもかかわらず「やったー」と大声を上げた。

早速いそいそと翌日から、この新Y4システムで売買を開始することとした。

はやくサインが出ないか。待ち遠しい。

ついに待って3日目、サインが出た。買いだ。

早速、買いっ!!

しかし翌日、無常にも相場は下げた。

そして翌日も。

そして損切りとなった。

リスク管理は完璧だ。

雄一は思った。

勝率80%のシステムとて20%は損することもあるのだ

と。

しかし、1ヶ月が経過。雄一の80%のシステムは損を繰り返していた。

おっ、おかしいぞ。何かがおかしい。このまま続けていいものだろうか。

雄一は迷った。

そして、直近のデータで検証をかけてみたのだ。

あっ、パラメーターが間違っている。直近のデータで検証してみたところ、MACDは15日ではなく12日が正解だった、と示していたのである。

これは修正せねばならない。そうだ、ここが間違っていたんだ。

こうして、12日に修正したシステムで売買を再開した雄一であった。

しかし、さらに1ヶ月・・・おかしい。勝てない。

どうやらこのシステムは機能しなくなったのかもしれない。雄一はそう考えた。

やはり「ボリンジャーバンド」が答えなんだろうか。


とそのとき、あるブログで「平均足」というものが目にとまった。

こっ、これだ、これこそ俺の求めていたものだ。

時間軸を変えて、平均足を組み合わせるのだ。

これこそ・・・答えだ。


こうして1ヶ月後、この記事の冒頭へ戻る・・・以下ループ(笑)

相場千夜一夜誕生秘話

2009/11/22 Sun

今回はどうでもいい話かもしれない。
というか、単なる私の葛藤とつぶやき。
すっとばしてもらっても良いと思う。個人的な日記(笑)



「こうすればいい」「こうやるべきだ」「こうすれば成長する、脱出できる」という記事を書いても、空しいことが多い。

それが何なんだろう、しばらく思い悩んだときに、ふと気がついた。

問題は、どのように進むべきだ、という前に、「どの入り口から入るべきか」ということではないのか、と。

入り口のぼたんの掛け違い

その後は、全てずれていく、というより、ずれが酷くなっていくばかりとなる

強い思い込みによって、蛇の道に入っている自分を理解していない、その先にはゴールは決して無いという現実、それが見えていない。

それが自分のこととは思っていない、他人事だと思って記事を読んでいる、だから何を書いても響かない。

ということを強く垣間見る。

要するに、別の道を歩んでいる人には、別のゴールとそのための手段があるので、それを求めてさまようことになる。

しかし、入り口の間違いに気がつかないと、何をやっても、いくら頑張っても、ゴールには辿りつけない。

というか、その先にゴールは無いのだが、それが見えていない。逆に近道だと思っている。


「こうすればいい」ということよりも前に伝えることがあるんじゃないのか。

入り口はそっちではなく、こっちだぞ、と叫ぶこと。

しかし、蛇の道は、何故かきらびやかで投資家はみんなそちらへ入っていく。

王道は、ださい。ネオンも無い。苦労しそう。みんな敬遠する。

しかし、結局上にいくにはその「ださい」道をいくしかない。

天才的な相場感性がある人は別かもしれない。しかし、私のような凡人には「ださい」やりかたしかできない。やれない。


一定水準に達した人が、結局は「同じルートを辿っている」という奇妙な一致がある。

頂上で落ち合った人たちが異口同音にお互いびっくりする。

「あなたもそうだったんですか。実は私もなんですよ。」

「へぇー、あなたもあそこで苦労なさったんですね。私も何年も引っかかってたんです。」

「結局この道しかなかったんですねえ。お互い別の地図を買って登ったけど、登ってみると同じ道しかなかったんですねえ。」

(わかる人には受けるがわからない人には何のことかわからないだろう(笑))



そして、入り口近辺で苦労している人や蛇の道でもがいている人を見ると、ルートはこちらですよ、そちらは自分が登ってみて、無駄でしたよ、と教えたくなる。

しかし、ださい方法論だからそれを教えても、誰も寄ってはこない。やろうともしない。


最も重要だと思うことを書く。大変な問題が次のことだ。


教えて欲しいというから、教えているのに、「それが答えだと」そもそも思わない。それが重要だと感じる感性がない。

何故なら、蛇の道の答えだけを探しているから、王道の答えを受け付けない。



■「あらなみのとても困った物語(どうしたらいいのか編)」


そうやなくてさあ、あるやん、そのぉー、なんちゅうかなあ。

・・何ですか。

小さな声で・・・勝つ方法だよ。

・・はぁ?
今、言ったばかりじゃないですか。

いやいや、ああゆう精神論は置いておいて・・・

(勝手に精神論にすな!!置いておくな!!あほたれ!!)

こうやったら相場で勝てるようになる、ちゅうあれだよ、わかるやろ。

・・いや、だからさっき説明したじゃないですか。

そうやなくて、どう売買したらいいのか、それを具体的に教えてくれっていうことだよ。

・・だから、具体的に教えたじゃないですか。こうやってこうやって練習して、何度も繰り返すことによって見えてくるって・・・

だから、そうじゃなくって、(小声で)もっと具体的な「やりかた」が聞きたいことなの。
プロなんだから、知ってるんだろ、あれ・・・あれを・・・

・・はぁ、あれってなんですか。

だからぁ・・・あれだよ。わかったんだろ、あれが・・・だから儲かるようになったんだろ。ケチらずに教えてくれや。
あれを・・・

・・もう十分説明したんですけどねえ。

いや、だからこれまでの説明は、前置きっちゅうやつやろ、そろそろ具体的な「本論」に入ろうや。

・・本論もう終わったんですが。

(以下無限ループのため物語はここで振り出しに戻る(笑))



答えを、つまりは、どのようにやればいいのか、その具体論を言っているのに、本人は
「どのようにショートカットすればいいのか。どのようにすれば楽できるのか。」
「簡単に儲かる戦略を聞きたい」
もうそれしか頭にないので、何を言っても、何を説明しても、「前置き」とか「精神論」程度にしか受け取ってはもらえない。

答えが欲しいというから答えを言っているが、「それは答えじゃない」と言われる。

蛇の道の人にとっての答えは、別なのだ。それを求めているが、当然こちらはそんなもの用意できない。

自分が歩んでいる蛇の道の先にある答えを求めていることが手に取るようにわかるが、そんなものは「無い!!」

お互いにストレスが溜まる。



登りきった人たちの多くは次のように言う。

「いちど苦労してみないと、結局はわからないんだよ。」

「一通り全部やってみて、初めて人は納得するんだ。それまでは何を言っても無駄。そういう経験を積んで初めて見えるようになるんだ。」

「思い通りやってみて、納得しないと結局人は理解できない動物なんだよ。」

「そんなの最初からわかりゃぁ苦労はしないよ。わかるわけないんだ。そんなやついるはずない。」

「まあ、一通り苦労して、10年たってから何をやってもだめだった、となって、初めて素直になってからだったら教えてやってもいいけど、それまでは、話するのもいやだな。」



では、どうする。


そうだ・・・正しい道筋を書くのではなく、間違った入り口を示せばいいんじゃないのか。

まだ、そちらのほうがわかりやすいんじゃないのか。


そんなことはわかっている、知っている、そう思っている人は多い。

自分だけは特別だ、みんなそう思っている。

というより、自分が間違っている、と「わかって」間違ったことを頑張る人などいない(笑)


しかし、実際には既に一定水準の人ならありえないような質問が続く。

本人は当然「わかっている」と思っている。

だから、無駄な問答の繰り返しをさせられる。

私はわかっています。という人は多い。当然自分がわかっていない、と自分で自覚ある人は少ない。

私はわかっています、という言葉の端から「わかっていればするはずのない質問が出る」「王道を歩んでいれば言うはずのない話がでる」

やっぱりこいつもゾンビだったのか(笑)


まだ、自分はわかっていない、そう自覚がある人の方が救いがある、という気がする。


最も厄介なのは、「自分は王道を歩んでいる」という強い自覚を持って「蛇の道」を歩んでいる人。ほとんど救いようがない(笑)

こういう人を時々見かける。この人は根本的に間違っていると「はっきり」こちらからはわかる。
おそらく、一定水準の人なら皆気がつくだろう。

この先何年苦労するんだろうなぁ。

と他人事ながら先が見えているので、気の毒になる。

でも、助け舟を出すことはほとんどない。何故か。冷たい人間なのか。断じて違う。
かつて、助け舟を何度も出して、「うそを言っている」「酷いやつだ、自分だけ方法を隠して」と喧嘩になるか、罵倒されるか、とにかく酷い目に何度もあって、その結果、助け舟を出すのをやめた、のだ。

こういう人がご自分の考え方を変えることはまずない。断言する。

ここまで読んでもらったご訪問者の中にも、このような自覚なき「空しいベトナム戦争」を続けている人が必ずいるはずだ、とは思うが、私には、その方を納得してもらえるだけの材料を持たない。

誰しも「こうすれば」という方法論への思い込みがあると思う。

しかし、この「根っこの」自分が思い込んでいる「勝てる方法論」「道筋」がもしかしたら根本的に間違っているんじゃないのか、と一度たな卸ししてみて欲しい、と思う。

10年間苦労してから、やっと気がつくのもいいが、できるだけ早いに越したことはないのである。

(というより、10年も続けられれば相当根気があるほうだと思う。90%の人たちはその間に相場から足を洗ってかたぎさんになられている。夢を見ることはやめるのだろう、もう残ってはいないと思う(笑))


「わかる人にはわかる」「違いのわかる男のゴールドブレンド」

そして、何故その質問が出るのかも・・・つまり「蛇の道に入っている」ということを質問が明確に示している。


多くが期待する記事の内容もわかっている。

それは、蛇の道にいるからこそ「期待している」方法論。相場の見方、やり方。ショートカットの方法論であろう。

おくあんさんにもよく言われる。

「この記事は人気がないだろう。ほとんどわかってもらえないだろう。しかし、大切な記事だ。」

私もそう思って書いたりした(笑)

この記事は人気があるだろう、しかし無意味、という記事もある(笑)

私もおくあんさんの記事を読んでいて、「何故この記事が人気あるんだろう」「どうしてみんながわかったわかったというのか、わかならい」という一方で「すっ、凄いこと書いてある。これは凄い本質をつかんだ記事だ。」と私が絶賛するものは皆さん素通り(笑)

関東の笑いのツボが関西人にはわならない・・・というより大きなギャップがある感じだ(笑)

アメリカのコメディ映画が、恐ろしく笑えない、という感じ、といえばわかりやすいか(笑)

あまりにもツボが違うので、愕然とすることが多々・・・



要するに・・・基本的に「近道」を」探している。それを心のどこかで求めている。

そこがツボになる。初心者の。

その・・・その「近道」の答えを教えてくれ、教えてくれ、上達の方法を教えてくれ、となる。

しかし・・・私から、その答えを出すことはない!!

というか、出せない(笑)


「誤った入り口から入っていっているぞ!!」

「無駄な勉強を続けているぞ!!」

「そんなこと続けてても無駄な回り道だぞ!!」


と世界の中心から愛を叫ぶしかない(笑)



近道を探しているつもりが、実はこれが一番苦労することになるのである。



やっててよかった近道探し・・とはならないぞ。

10年無駄に過ごすことになるぞ!!

やった本人が言うのだから間違いない(笑)

経験者はかく語る(笑)

というより、一定の水準の人たちのほとんどは何らかの回り道を経てから、苦労して、水準に達している。

それも半端な時間ではない。

そして異口同音に言う。

「あれは無駄だった。無駄な日々だった。」と。


(文字制限字数オーバーのためコメント欄へ続く)

The Matrix "Whats Real"?

2009/11/23 Mon

あるおばあさんがいました。

おばあさんは、天国を信じていました。

死んだら天国へ行ける

そう希望を持って生きていました。

ある識者がおばあさんに言いました。

「天国なんてどこにもない。死んだら消えてしまうだけだ。」と。

おばあさんは、絶望しました。

そして、悲しみの中で死んでいきました。

(識者は、事実を告げたのかもしれない。しかし、事実を告げたからといって、この識者の行動は正しかったのだろうか。おばあさんは、事実を知って、幸福になったのだろうか。)



夢を持って今日も「勝てる方法を探している皆さん」おはようございます(笑)

私は時々思います。こんなこと書いていて、どうなるんだろうか。

単に、夢を持って日夜勝てる手法を探している皆さんの「夢を壊しているだけではないのか。」と。

統計的に考えて、相場人の大部分は負け組みにならざるを得ない。これが現実です。

大衆、というトムゾンガゼルの群れです。

残念なことですが、FX口座の大部分は損失口座である。これが統計です。

となると、この大部分(大衆)の人たちには、「夢」を持ってもらって、それは「決してかなうこともない夢」なのだけれど、その夢と希望を持って、「趣味」として「楽しく」相場人生に「お金をつぎ込んで」くれることが、正しい道ではないのか。

不遜な言い方かもしれませんが、そう感じることもあるのです。

いつか勝てる方法を見つけてやる

この夢が原動力になっているのに、「そんな方法はない」と言われれば、身も蓋も無い(笑)

相場をやめるしかない。



映画マトリックスは見ましたか。
マトリックス第一作目はぜひ見てください。本当に世界観が一変するような衝撃があります。
(ちなみに2作目以降は駄作です。救世主が何故カンフーをするのか。単に金をかければいいというものではない(笑))

マトリックスに支配される人間たち。家畜として暮らしている人間。しかし彼らには「夢」が与えられているのです。

ある登場人物が現実を目にして、そのあまりの厳しさから夢のあるマトリックスへ戻して欲しい、とコンピューターに寝返る場面がありました。

現実よりも、夢のあるマトリックスの世界で家畜として生きていったほうがよほどましだ。


相場界もこのマトリックスと同じです。

現実を知った人たち。これは極少数。

マトリックスで言うと、コンピューターです。

そして、マトリックスでの人間という存在。これが大衆です。大衆には、相場に夢をもって、「家畜」として相場をやってもらわねばならない理由がある。

家畜が資金を供給してくれないと、極一部の人たちは利益を得ることができなくなる。

この構造は、常に、絶対に変化しません。

供給する側ともらう側のポジションはほぼ永久に変わらないのです。

(時折変化することもある。リーマンショックで多くの投資銀行が破綻したこと。)



最近商品先物市場に大きな変化が起こっています。
商品会社が大衆を呼び込むことが難しくなるような法律ができたことに起因しているようです。
家畜の供給が止まっては、そこで生活している農場主は生活できなくなります。
常に負けてくれる「大衆」という家畜が必要なんです。
商品先物における家畜の生存率は3ヶ月で半分、1年でほぼ全滅。つまり1年以内には全て「出荷」されてしまいます。
ですから、新しい家畜の供給がどうしても必要なんです!!
ここで暮らすプロ、商社、業者はこれからどうするのでしょうか。
今は、ライオン同士の共食いが始まっていますが、これではマーケットが衰退するしかありません。



プロ仲間に言われています。

「大衆は大衆でなければいけないんだ。あらなみ。」

「はかない夢を持って楽しく相場ができればそれでいいじゃないか。他に何が必要なんだ。」

「現実を知ったとて、大衆が損するという現実になんら変化はないんだ。大衆は大衆なんだ。あらなみ。」

「自分だけは大衆じゃないと全員が思っている大衆たちに、夢を与えることが彼らの幸福なんだ。彼らの運命(Destiny)は、現実(Real)を知ったとて、損し続けるという点でなんら変化はないんだ。大衆には大衆のDestinyがあるんだ。決められていることなんだ。つまり現実を知らせるということは、夢を壊すだけなんだ。」

「おまけにどうだ。必死で教えたとて、何か隠している。出し惜しみしている。そう思われるだけだ。それならやらないほうがましだ。」



マトリックスの名シーンです。

"Whats "Real"?

How do you defined "Real"?


(そもそも何が現実だというのか。)

(どのように現実を定義するというのか。)


そもそも、現実など、知らないほうがいいのではないのか。


相場の現実は厳しい。


相場界の厳しい現実を知ったからとて、では勝てるのか?

事実を知ったからといって、勝てるというのでも言うのか?


少なくとも現実を知らないと勝てない。しかし、知ったからといって勝てることにはならない。

やはり生存率は極々少数に留まることに変化はない。

ほとんどは、現実を知ったからとて、運命は同じ。

現実を知ったとて、ただ相場が楽しくなくなるだけ。
辛い現実が目の前に立ちはだかり、夢が消え、そして・・・損するという現実にはなんらの変化もない。

それならば夢を持って、家畜として投資家を続ける方がいいのではないのか。

蛇の道で夢を持って、趣味として楽しく相場をやればいいのではないのか。



何でこんな世界に引き込んだんだ!!

マトリックスに戻してくれ!!



私はいらんことをしているのではないのか。

おばあさんにいらんことを言っている識者ではないのか。

おばあさんは、夢を失ったが、さりとて「死」という現実を避けることはできなかった。


楽しく競馬をやっている人に向かって「それであなたは年間トータルで儲かってますか。」という決して言ってはいけない野暮な質問をしてしまっているのではないのか。


ブログを書いていてふとそう感じました。

コツコツドカン症候群

2009/11/28 Sat

症状など:

トレードの初心者に起こりやすい症状である。

というより、初心者である大衆投資家は、ほぼ全員この症例を発病している。

この症状を何度も発病している限り、中級者に登ることは不可能となる。

初心者のトレードマークが「コツコツドカン症候群」である。

この症状を持っている人は、立派な「大衆投資家」であり、「若葉マークを胸に張っている投資家」である。

利益はすぐになくなるかもしれないと思い「コツコツ」となって淡白に利食う一方で、損失は「もしやもしや病」という精神的疾患から、そのまま引きずり、結果的に「ドカン」を発病することになる。

多くの本症例の患者が異口同音につぶやくのが次にフレーズである。

「もうこんなにやられたので、塩漬けしかない。」

「最初にやめておけばよかったのだけれど、もう今となっては売ったら損が大きすぎてやめれない。」

しかし、1週間前にしたこのつぶやきは、1週間後には次のように変化するのである。

「1週間前にやめておけば、あれだけの損で済んでいたのか。もうこうなっては、粘るしかない。売ったら大損する。」

そして1週間後に・・・・

暴落が来る。

そして、恐怖に促されて「値段はどうでもいいから、売ってくれ!!」

となって終了する。

そこで相場は底を打つ。

コツコツドカン症候群の症状を発病した人たちが、殺到するまで、相場は許してはくれない。相場はそういう性質を有している。


君がいて僕がいる


大衆投資家の行動が、結果的に暴騰暴落を繰り返す相場を形成している、ということを忘れてはいけない。
大衆が投げるまで相場は追い込む。投げるから、暴落する。当然である。誰も投げなければ、暴落などしない。
最後に投げさせられるのは、常に大衆投資家と決まっている。

家畜は、この時に出荷される。

普段は、コツコツと藁やにんじん、とうもろこし、など餌をもらっているが、最後にドカンと「出荷作業」が家畜を待っている。構図は同じである。

(家畜とはちょっと言いすぎではないのか、そう思ったが「あえて」こう書く。自覚を持っていただきたい、というのが理由である。)

この疾患を罹患している患者は、「マーケットにはトレンドが発生する」という当たり前の「事実」を全く理解していない。

というより、頭ではわかっていても、実際には「全く理解してはいない」のである。

マーケットが今どのような状況にあるのか、ということを客観的に理解しようともせず、ただただ自分のポジション可愛さに目が見えなくなってしまっている。

誰が見ても下げ相場にひたすら高値で買った株を持っている。

考えてみれば「不思議」である。


この病にかかると子供でもわかることができなくなる。

子供でもわかる。というよりも親なら子供に教えないといけない原理原則である。

「間違ったらどうするの?」

「ごめんなさい。でしょ。」


「過ちて改むるに憚ることなかれ」(論語)

孔子の教えを待つこともなく、間違いを正す、というのは勇気がいることだが、マーケットがあなたは間違っています、と言っているのだから、早く改めればいいだけのことである。





治療法:

残念ながら、この症状に特効薬は無い。

何度も何度も「コツコツドカン」をやって、血を流し、痛い目に何度も合い、それで「これはやってはいけないことではないのか。」と気がつくまで、繰り返さないと、免疫がつかないやっかいな病である。

中には、何十回、10年以上にわたりこの病と闘っている人もいる。
しかし、いつまでたっても同じことを繰り返すのがこの病の特徴である。

こういう人たちの思い込みに「手法がこの病気を助けれくれる。」というとんでもない勘違いしている人たちが多い。

昔、ガンの特効薬が出た、と騒いでいた人たちのように、怪しげな民間療法や怪しげな祈祷師に大枚をはたくのと同じで、手法を求めて大枚をはたくのであるが、そのほとんどには当然効き目は無い。

このような怪しい民間療法に頼った人たちは、相場人としての死を意味する「資金の枯渇」により、相場から強制退場させられていくのである。

しかし、この人たちが退場したからといって何の問題もない。というのは、飼育業者さんである証券会社などが、また新たな「大衆」を準備してくれるので、マーケットは資金の出し手に苦労することはないのである。

「ウツ」の人は、自分がウツだとは思っていないそうであるが、この「コツコツドカン」を」繰り返す「超大衆投資家」も自分は大衆とは思ってない。
自分は、特別な何かである、そう勘違いしている。

そして、いつかこの病に効く特効薬が見つかる、そう思っている。そして、その特効薬を探しに中国の秘境やアマゾンの奥地にまで行くほどの勢いで、特効薬探しにまい進しているのである。


治療方法は、時間をかけていくしかないが、まず一番には「自分はこのコツコツドカンを繰り返している。すなわち自分は大衆である。」という自覚を持つことがなによりも大切である。

自分を理解すること、自覚を持つことなしに、外にばかり答えを求めても無駄である。それをまずは認識することである。

とにかくコツコツドカンを繰り返す人は、「自覚」がなさすぎる。それが最も大きな理由であることは間違いない。

そして、次に「トレードは計画的に実行するものである」という当たり前のことを学習するべきである。


特別な何かを探す暇があったら、あたり前のことを実践せよ!!

あたり前のことができるようになれ!!


(私はあたり前のことまでいちいち書かない。何故なら、投資本を何冊か読めば耳にタコができるほど書いていることだからだ。というより、あたりまえのことなのだから、既に相場をちょっとでもかじった人ならば誰でも知っていることである(笑))

(「具体的なノウハウのことを書いてくれないから、わからない。出し惜しみしているように思える。」というリクエストも多いが、そういう人ほど、私に何か特別なノウハウを求めているのではないかと思う。)

(あたり前のことなのだから、それぐらいは本を読んで勉強して欲しい。10冊もいい本だと思う本を読めば誰でもわかることだと思う。)

(ただし、それを実行することは、とんでもなく困難である。だからこそ、如何にしたら当たり前のことを実行できるようになるかの、コツ、奥義、考え方をひたすら書いているつもりなのである。)


あたり前が一番難しい
(パティシエ杉野秀実)

https://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060124/index.html

(この態度、姿勢こそが職人魂のエッセンスともいえる。このDVDは珠玉の一品だと思う。投資ノウハウを探す暇があったら是非TSUTAYAでレンタルしてみて欲しいと思う。この杉野の一言一言、やっていることの動作の一つ一つが宝石のように大切なことばかりである。)

コツコツドカン症候群コメントのお返事その①

2009/11/29 Sun

まず、皆様、多くのコメントありがとうございます。

皆様の書き込みを丁寧に読んでいくと、それぞれの思いがひしひしとつたわってきます。

そして、それぞれにコツ、ポイントを押さえられているように思いました。

それぞれがとても貴重なご意見であり、初心者の方には、大変参考になるものだと思います。

私の書いたものが業者の押し付けとすると、皆様が書かれていることは、「愛用者レポート」のようなもの。それぞれがとても貴重です。

お返事があまりにも長くなるので、記事欄に書かせていただきます。





■「奢り売買」と「リベンジ売買」

>「コツコツドカン」について勘違いをしていました。
>小さな資金で用心深く投資して、コツコツ貯め
>少しうまくいったので、気が大きくなって資金を注ぎ込み
>この銘柄に賭けるというバクチ的売買に失敗して、スッカラカンとい>う状態を指すのかと。

yukiさん、コツコツドカンにはおっしゃるような意味もあるのかもしれませんが、基本的には「ちびちび利益が続いた後のぼろ負け」を私は言っています。(公式な定義などありません(笑)が、あくまでも私の理解です)


余談になりますが、おっしゃっている、勝ちが続いた後のぼろ負け、というのも、実は非常に重要なもので、プロでもありがちな失敗の代表例なんです。

ここはいつも私も気にとめています。(やってしまわないようにです。)

この売買を私は「奢り売買」と呼んでいます。


これは、その反対の取引である「リベンジ売買」と対を成し、セットで販売されています(笑)

リベンジ売買とは、負けた後に、それを取り返そうとして、無茶な売買を仕掛けて、自爆することを言います。

大失敗をするトレードの中でもこれは最も多い事例であり、それも相場で継続的に利益を出している上級者にも発病する恐ろしい病なのです。


最初の損失でやめておけばいいものを、その損を取り返そうとして、ムキになって売買する。

もう損と利益がどうなっているのか、把握すらできない精神状態となる。

ただひたすらに損を取り返そう、取り戻そうとして売買を繰り返すのみ。

その一念で、わけがわならなくなって、

「ぶち切れ状態」

となって、トレードをひたすら暴走列車のように繰り返すようになる。


その人は、もはやプロトレーダーでもなんでもない。

では、何か?

ただの

「阿呆(あほう)」

である。


組織でトレードしているディーラーなどは、このような状態に陥ったときのストッパーとして、「最大ドローダウン基準」を設定しており、このリミットに引っかかったトレーダーは、しばらく売買できない、という制度を設けています。


しかし、個人ではこのような枠が無いので、多くの人は制限がない状態で、フリーフォールとなってしまい、結果、死んでいく、ことになります。

投資家の最も多い死亡原因がこの「リベンジ売買症候群」なんです。

先ほども書いたように、「コツコツドカン症候群」が、初心者特有の病であるのに対して、この「リベンジ売買症候群」は、初心者からプロトレーダーまでの幅広い全投資家に蔓延する難病である、と言えるでしょう。

というより、プロトレーダーが、一夜にして崩壊する原因のほぼ95%は、この「リベンジ売買症候群」から来る、といっても過言ではありません。

あれだけ堅実な売買をしていたのにねえ。

数年にわたって、利益を続けたいたのにねえ。

えらいことになったもんだ。

といえば間違いなく「リベンジ売買症候群」です。

当然、自分は勝てるトレーダーだ、という奢りからも来ています。


ギャンブルで大負けした。競馬で大損して会社の金に手をつけた。全ては、この「負けを取り返そう」「リベンジしよう」ということが動機となっています。


「奢り売買」と「リベンジ売買」

この売買をどれだけ減らすことができるようになるか、というのは、中上級者にとっての課題です。


何故これが問題になるのか。これがだめなのか。

両方の売買は、マーケットの都合ではなく、自分の都合による売買です。

チャンスを待つ、という姿勢ではなく、自分の懐具合によってやる売買となります。

当然、エッジは低く、勝てることはあっても、負ける確率は非常に高い。

ほぼ、バクチ売買。

さらには、リスク管理上、非常に問題のある取引ですが、ここに引っかかったら、100%負けるようにできています。
(ここは、また詳しく書きますが・・・)

強くこれをやらないように、戒めたいものです。

非常に重要な概念です。



>今、迷っている事は、損切なしで2、3年は持ってもいいという長期を買ってみたい。

これは、「資金計画」の範囲内であればもちろん有効な戦略だと思います。





■彼を知り己を知れば百戦殆からず

リストラおやじさん、おはようございます。

孫子曰く、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」

まず敵のこと、マーケットのことばかりを知ろうとするのではなく、自分とは何なのか、この自覚が最も大切だと思います。

コツコトドカン組の皆様は、自分がいったい何をしているのかを理解せずに、「自爆テロ」を繰り返している、と思うのです。

まずご自分に問いかけていただきたい。

「自分は、こんなことを繰り返していて、これから先、相場で儲かるようになるのだろうか。」

と。

「こういうやり方を繰り返しすことによって、安定的に儲かるようになるのだろうか。」

「将来も、ドカンという売買を繰り返して、自分に未来はあるのだろうか。」

こんなことは、手法とはあまり関係の無いことです。

しかし、皆さんほとんど無頓着です。相場の先を読むことに必死になって。

しかし、相場の先のことなど、私にもわかりませんが、自分がどう行動すればいいのかは、自分のことなのだから、自分でコントロールすればいいだけのことなんです。

ご自分の問いかけてください。

「このたった一回のトレードに何故自分はこんなにこだわっているのだろうか。この一回のトレードに自分の全財産を賭ける意味とはなんなんだろうか。このたった一回のトレードは、これからやる1000回のトレードのたった一回目に過ぎないのではないのか。たった一回目だということを自分は本当に理解しているのか。」

と。

一回目にこだわってもしかたがありません。

何故なら、たった一回目なのですから(笑)





■あたり前のことの実践

順さん、「あたり前のこと」が何故難しいのか。

結局、ここをブログで繰り返し書いているような気がします。

1000本ノックとて同じこと。
あたりまえのことができるようになるようにやるだけのことです。

プロスペクト理論、ということをよく本などで見かけますが、理論はさておいて、では、いかにしてそこから脱出するのか、ということの「やり方」はあまり書いてはいません。

そういう「奥義」「コツ」をひたすら書いています(笑)


あたり前のことが実行できるようになるには、

①己を知ること。

②あたり前のことを繰り返し練習すること。

が必要です。

ここに特別な秘法や一足飛びのノウハウなどありません。


私は、最初のころ、ブログでこの②の練習メニューを懸命に書いていましたが、ふと考えると①の「己を知らない人が多い」ということにあるとき気がつきました。

自分は、(コツコトドカンであっても)正しいことをしている(間違った考え方ではない)、そう思っているから、②には進まないのです。

あるとき、それに気がつきました。

だから、②を誰もやらないのだ、と。

①があってこそ、初めて②をしなければならない、そう感じるのです。

だから、今は①の啓蒙活動中心なんです(笑)

②を知りたければ、過去の記事を読んでください(笑)





■パティシエ杉野秀実

ももさん、パティシエ杉野秀実は、実は、私がこのプロフェッショナルシリーズでも最高峰に参考になったものなんです。

人には内緒にして隠しておきたかったものです(笑)

絶対に得るものがあります。一流の職人の定義があるとすると、このDVDにはそれがてんこ盛りに詰まっています。

一流の職人の考え方、上達の方法論の総合商社です(笑)

この杉野も、3年以上にわたる辛い辛い下積み生活をパリでおくっています。

しかし、その下積みがあったからこそ、彼には見えるもの生まれたのです。

今の失敗は、将来の糧に必ずなります。

というより、損失の貯金をしないと、なかなか儲かるようにはならないよう相場はできているのです。

私は、損を繰り返して意気消沈している人によく言います。

「損失の貯金がまだ足らないんじゃないのか。」

と。

「ドカンの経験がまだ少ないんだろう。」

私自身が、この損失の貯金を相当溜め込んだので・・・

(5000文字制限を越えるのでその②に続く)

コツコツドカン症候群コメントのお返事その②

2009/11/29 Sun

■トレードのコツ

ばんさん、おはようございます。

マイケルは本当に凄い。
THIS IS ITは、来年早々にDVD化されると聞いているので、それを買おうと思っています。

彼の動きは、音楽そのもの。見ている人からは何の不自然さもなく、音符がそのまま踊りになっているように見えます。

ただ、この動きの背景には、1つ1つ超細部にわたってのマイケルのこだわりと、積み重ねた練習があるんですよね。

私もここに、職人の奥義があるように思いました。



>産まれてからひたすら何度でも呼吸を繰り返してきたように、丁寧に丁寧に同じ動きを繰り返した

>難しいのは「すること」ではなく、「しないこと」。

>ひたすらルールに則した売買(当たり前のこと)を繰り返す。

>それ以外(いらないこと)はしないように。

>丁寧に丁寧に。

>繰り返し繰り返し。

結果として、

>凄まじい練習の果てに「呼吸をするかの如く」あのダンスを習得


ばんさん、トレードのコツ書いたらだめじゃないですか(笑)

これを読んで、みんなが儲かるようになったらどうするんですか(笑)





■青い鳥症候群

わったんさん、おはようございます。

相場を始める動機は「一攫千金」であり「山師根性」であるのは、普通のこと。これは仕方が無い。
しかし、どこかで現実に目が覚めないといけない。
いつまでもピーターパンではいけない。どこかで成長しないといけない。


「特別な何か」ではなく、実は「あたり前」の中に答えがある。

現実に気がつき、ここをいかに早くわかるようになること、が大切。

そのためには、青い鳥を探して、チルチルミチルのように冒険の旅に出ることも、仕方が無いことだと思っています。

http://www8.plala.or.jp/psychology/disorder/aoitori.htm

そんな「特別な何か」など無かった、と自分を納得させることが、この旅の目的なんですが、だからこそ、この旅は、短ければ短いほどよいのです。

20年、30年にわたってこの旅を続けている人たちを私は知っていますが、おそらくもう一生この旅から戻ることはないんだろうな、と私は思います。

夢追い人、錬金術師、チルチルミチルの皆さんです。

早く目を覚ませ!!

私がこの旅を短く終わらせろ、と言っているのは、「あたり前」に気がついたとしても、やっとそこで「入り口」に立っただけに過ぎない、ということだからです。

そこから本当の冒険が始まるのですが、その冒険は、結構な時間がかかりますし、非常に困難な旅であることに違いはありません。

正しい入り口に立ったとしても、そこから時間がかかるのです。


ここにも勘違いがあって、よく質問にあるのは、「正しい入り口に立つことはわかったから、そこからの近道(特別な何か)を教えてくれ!!」というものです。

結局わかってはいない(笑)

近道がある、と思っていることが、蛇の道なのに・・・蛇の道の説明をしていたら、また蛇の道を教えてくれ、と来る。

蛇の道ではなく、王道(時間がかかる、困難が伴う)を行け、という話の端から、「近道を教えてくれ」と言われても・・・かなり困ってしまう(笑)



人間の一生はそう長くはない(笑)


「露と落ち 露と消えにし我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」(秀吉)





最後に・・・


■具体的なやり方

これがあるなら、私も知りたい(笑)

こうすれば、儲かります。

という

いわゆる

「具体的なやり方」

その存在を信じていることが、蛇の道だということを繰り返し言っています。

そもそもそんなものがあるのなら、何故表に出てこないのか。

こうすれば、(簡単に)儲かるようになる、という「具体的なやり方」があるのなら、100万円出しても私も買いたい(笑)

何故なら、1日でその金額を取り戻せることがわかっているから(笑)

というか、そういう簡単に儲かる情報商材があるのならその商材の情報を提供いただければそれだけで何十万円を出してもいい。

情報提供を希望します。熱烈歓迎!!


私は、今のところ

あたり前のことを地味に繰り返し練習すること

でしか、相場の上達の方法論を知らない。

だから、「特別なあたり前のことは」知らない(笑)

ご希望の方には、申し訳ないと思っているが、知らないものは、知らない(笑)



その他私が希望する「具体的な方法」は次のとおり(笑)


3日練習すればマイケルのように踊れる方法

1週間であなたもイチローになれる野球の必勝法

10日であなたも羽生名人になれる将棋必勝法

5日であなたもタイガーウッズになれる方法

10日勉強すれば東大に入れる裏技受験方法

5日で叶う・・・あなたもこれを読めばフレンチのシェフになれる本

京都吉兆嵐山本店の徳岡料理人に5日でなれる本

3日であなたもプロの旋盤工

2週間であなたも一流の陶芸家

5日で売れっ子画家になれる方法


それぞれ、レシピがあれば、一冊100万円を進呈します(笑)

ただし、私は相場のことでとても忙しいので、地味な練習や修行などするつもりはない。

仕事で忙しいから、手っ取り早く上達したいのである。

辛い修行、練習、時間、などはかけたくありません。

仕事で忙しいから私には時間が無いのだ。

念のため(笑)


あるんだろ、本当は・・・手っ取り早く上達する方法が・・・教えてくれよ。出し惜しみしないで。

ほら、あれだよ、具体的な方法だよ・・・

FC2カウンター
プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。