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俯瞰力①

2009/05/04 Mon

人に考え方を伝えるというのは、大変難しいことです。
前にも書きましたが、おくあんさんの最近の記事を読んでさらにそう思いました。

私から見て、おくあんさんの最近の記事は、とてもクドイ!!

新記事を期待して、待っている私のような読者を無視している!!

プンプン!!

しかし、このクドイ記事で、わかった、そうだったんですね、となる。

このやり取りを傍目で観察していて、改めて、やり方を猿真似するのは、すぐにできるけれど、何故そうしているのか、という考え方まで理解するには、非常に時間がかかる、ということなんだと思いました。

そして、考え方までそれなりの理解ができていなければ、(猿真似)それを実践しても、すぐに挫折してしまう。


私は、人とのコミュニケーションを取る場合に、行間を読む、ということを常に行っています。

それは、表面的に話している言葉を聴くのではなく、その人が話している話の背景にある①考え方、②前提、③本質、などを読もうと努力することだと思います。

そして、その考え方に至ったその人の背景を探ろうとします。

これをやる人はそう多くはないのですが、そうすると物事の理解力、という点で、深く、広く、理解できるようになると思っています。

ですから、話しているご本人以上に話を理解することも可能となります。
それは、話にまとまりがなくても、要点を捉えることができるからです。

(自慢げになって申し訳ないのですが)とりとめもない話を人から聞いていて、「要するにこういうことですよね。」と聞き返すと、「そうなんです。私の言いたかったことは、そういうことなんですよ。」と返事をいただくことも間々あります。

これは、なかなか俯瞰し、考え方をまとめる、という作業に慣れておられないから、そうなるんだと思うところです。


これは、仕事上の判断力にも応用できます。

昔は管理職でしたから、部下から相談を受けます。

私は、当然部下よりも仕事の詳細は知りません。しかし、部下のとりとめもない話を質問しながら聞いていくと・・・私の質問によって、部下自身が答えを見つけ出す、という魔法のようなことが起こるのです。

私は、何をしたのか。

「質問しただけです。」

それによって、部下は自分で答えを導き出すのです。

何故、悩んでいるのか。何故、判断がつかないのか。

それは、前にも書いたように、①俯瞰力が欠如していて、共通する問題点が把握できないこと、②本質を見つけられないので、表面的な事実関係で右往左往している、ことなどが指摘できます。

それを質問することによって、解決するのです。

他には、③そもそも現状把握が甘く、調べが浅いこと、それによって問題が把握できない、ということが起こります。仮説をぶつけるだけの現状認識ができていないのです。

豚インフルエンザでのメキシコの対応などが、典型的でしょう。おろおろしているうちに、どんどん事態は深刻化しています。

さらには、④勝手な思い込みによる誤った前提、に固執するあまり、前へ進めない、という部下も多かったと思います。

これは、最近では、「環境変化という前提を忘れている」とか、「当てもの=悪である」という思い込みの前提を挙げるとわかりやすいでしょう。

皆は、トラップと言いますが、勝手に思い込んでいるのは、他ならぬ自分自身なのです。



さて、トレードにおいてはどうなんでしょうか。現状把握など他のことも重要ですが、それは次回に回すとして、俯瞰力に焦点を絞ると、具体的には、どのような場面でいきてくるのでしょうか。

それよりも、そもそも俯瞰力などそもそもトレードに必要な力なんでしょうか。


答え・・・とても大切です。

以上




ちょ、ちょ、ちょっと待ってください、川崎さん、それは酷いですよ。ここで寸止めは、いくらなんでもないでしょう。


はっ、はい、確かに。今回はGW特別企画なんで、先へ進みますが、本当はご自分で悩んで答えを出すことが重要なんです。

先ほど、書いたことで、ピンとこられたかたは、かなりの人だと思います。おぬしやるな、という感じです。


実は、チャートは、入れ子構造(ネスティング)になっています。

以上




ちょ、ちょ、ちょっと待ってください、川崎さん、これでもわかりませんよ。何のことだか。


そうですか。山本さん。

では、解説しましょう。GW特別企画です。


チャートは、上位の時間枠によって、トレンドが支配されています。

5分チャートだけを見て、わからないようなトレンドが上位の時間枠には現れているケースが多いのです。

ですから、5分チャートのみを見て売買していると、アップトレンドなのかダウントレンドなのかがさっぱりわからなくても、目線を鷹の目にして俯瞰すると、あの位置のあの場所で戦っているんだな、俺は、ということがわかるのです。

ドライブしているときに、詳細地図ではわからなかった目的地が、全国高速道路マップを見ると、ああ、今ここにいるのか、と理解するような感じでしょうか。

蟻の目だけでは、自分の立ち位置がなかなか見えないことが多いんです。

確かにエントリーのきっかけとなる「トリガー」を引くのは、目の前の時間軸にある短期のチャートですが、参謀本部での作戦地図を前線の小競り合いの小さなマップで見ることはありえないでしょう。

トレーダーは、この参謀本部での大局に基づいた作戦司令と前線で命のやり取りをしているコンバットとの両方を兼ね備えないとだめなんです。


初級者ほど、この参謀本部のプロセスが見えないことが多いと思います。

どうしても、目先の戦いのみに目が行ってしまって、俯瞰する作業を忘れてしまうのです。

というより、そもそもそういう作業があることを理解していないケースが多いと思います。


特に・・・ポジションを持ってしまったら、

「上がってくれーー、あがってくれーーー、頼むから、今回だけは見逃してくれ、お代官様!!」

の世界に突入してしまいます。

ポジったら 3の倍数になって アホになる

現象がスタートします。

ここでは、冷静な参謀本部機能である、大局観と一方で局地戦の攻略戦術、など、どこにも吹き飛んでしまいます。


私は短期トレーダーです。

おそらくこう書くと、1分チャートを見ているんですか。5分チャートですか、となると思います。

が、日足、週足、月足を見ることも多いです。

週足チャートを見ながら、3分トレードなど、得意技です。

この意味がお解りの方は・・・おぬし、やるな!!

次回予告:GW特別企画、いよいよ具体例を示しながら、実際のトレードへの応用記事となる第二段「俯瞰力②」、ゼンマシンさんリクエストのユーロドルに迫る!!

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俯瞰力②

2009/05/05 Tue

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イメージ 3

まず、最初のお断りですが、私はFXは、今は全く取引していません。従って、誤った解釈や誤解をしている恐れがありますが、ご容赦ください。

また、ここでは、20期間の移動平均線とボリンジャーバンドを出していますが、普段は、移動平均線は参考にしますが、ボリンジャーは全く使っていません。ここでは、説明のための補助輪として出しています。

自転車を乗れるようになれば、補助輪は必要なくなりますが、それまでは、補助輪が必要な方もいらっしゃるかと思います。それは自分のルールの中で、これだけは逆らわない、というルールを作って、補助輪を使われたらいいんじゃないかと思うところです。

実は、指標類は、自分が使いやすい道具を使用すればいいと思っています。ただの道具なのですから、その道具をどう使うかであって、道具が儲けさせてくれるわけではないのです。ただ、何を使えばいいのか、ですが、トレンドが見えるもの、ということが第一です。部分的なトリガーとして、オシレーター類も使えないことはないですが、あくまで「部分的なトリガー」としての役割に留めておいてください。
今日は、この話が本旨ではないので、ここは流します。



いよいよ、ゼンマシンさんリクエストのユーロドルによる俯瞰の考え方を具体論として見ていく中で、一部チャート解説付きでいきたいと思います。これは、ゼンマシンさんが一生懸命コメントを書いてくれたことに対する私のお返しです。


一番上のチャートは、ユーロドル5分足です。ゼンマシンさんの主戦場だということですので、これをまず出しました。

チャートは、メタトレーダーです。
チャートは、ちょっと大きいかも知れませんが、これでも小さくしたつもりです。
ノートPCのちびモニターで相場を勝っていこう、ということ自体、既に「逆エッジ」を自分で作っているようなものです。

私は、24インチを筆頭に、6モニターを使っています。最低限の仕事道具だと思っています。

デイトレードをやる限りは、皆さんに「兼業だからちびモニターでも勝てるようにしてあげるね!!」ということがあればいいのですが、貴方の相手は、私のような大モニターを持ったプロだと心得ていて欲しいと思います。

私は、出陣にあたって、

攻め・・・長槍、名刀、鉄砲隊

守り・・・鎧兜

を用意しています。最低限の戦支度です。

しかし・・・懐の短刀だけで、関が原に出陣とは、勇気のある御仁じゃて!!ほっほっほっほっ!!



さて、黄色のマスクは、ヨーロッパ時間で、何故これを出すのかというと、為替の主戦場は、このヨーロッパ時間にあるという認識に立っているからです。

デイトレードにおいて、時間帯の概念は、あまりスポットライトが当たりませんが、これは非常に重要な概念です。

時間帯別に相場の攻略方法は全く違います。これはどのマーケットでも同じです。

株式市場で朝の9時からの1時間と、午後1時からの1時間を同じやり方で攻める、ということなどあり得ません。
どんな時間でも同じようにやろうとするから、上手く行かないのです。

24時間マーケットと言えども、それは同じだと思います。


土日の前に保合いだったマーケットは、週明けギャップスタート、これは保合い抜け、と呼ばれるものです。ここはついていけますね。

さて、肝心の黄色のヨーロッパ時間ですが、それ以前をプレマーケットと解釈すると、プレマーケットで少し保合ったあとからの下抜け。このオープニングのブレイクアウトは最も狙いやすい場面でしょう。

東京時間からだれてきての下抜けなので、売ってみてよかったんじゃないかと思います。ただし、この場面、結果は、損切りでしょう。特に問題はありません。

チャートの見方ですが、トレンドを読むといった場合、私が最も重視しているのは、

買い方、売り方、どっちが勝っているのか、負けているのか

ということです。


具体的に書く前に、ホラ貝の音と騎馬武者が走る音、それから、鉄砲隊、戦の刀がぶつかる音をまず準備してください。
NHKの大河ドラマの録画を一度見てから、この記事を読むのがベストです。


さて・・チャートから、音が聞こえてきませんか。なんも聞こえんぞっ!!・・そうですか。

プレマーケットで小競り合いを続けていた買い方軍と売り方軍、ヨーロッパ時間に入って、売り方が押し出したものの、買い方が切り返す、しかし、売り方本陣には届かず。

そして小競り合いが続いて・・・ついに買い方軍が総崩れを始めます。

戦の様子を見ていた貴方、そう貴方ですよ!!

今こそ・・総崩れになった買い方を攻めて、武将首をあげるチャンス到来です!!

しかし、買い方は、なかなか一気には崩れません。
軍をたてなおして、反撃に出ます。しかし、見てください。
前の本陣が崩れた場所には、どうしても押し戻せないではありませんか。

押し出せ!!押し出せぇー!!

と怒号が聞こえてはこないでしょうか。私には聞こえます。

小競り合いの後、再び買い方は再び敗走を始めます。しかし、また、反撃。かなりシツコイ。

しかし、見てください。先ほど小競り合いしたところまでは、押し出すことができないのです。

買い方軍は、結構しつこい。何故なのか。後で日本地図を見て説明しましょう。

小競り合いをしながら、どちらの軍が敗走しているのか、私はこれを最も重視しています。

また、気がつくと、20MA(移動平均線)と下のBB(ボリンジャーバンド)との間で、戦いは繰りひろげられているではないですか。

20MAのどちらで戦いが行われているのか、補助的にはこれは重要です。買い方売り方の勢力をあらわします。

さて、黄色のゾーンの中盤以降になると、先ほど書いた、「小競り合い」のところまで、買い方が押し出してきました。これは、勢力逆転の狼煙ではないだろうか。

20MAを完全に上に抜けたことによって・・・ほらほら、買い方の「ホラ貝」の音が聞こえてきました。

聞こえますよね。ホラ貝の音が!!

聞こえるじゃないですか、ホラ貝の音が!!

どうやら買い方軍に援軍が到着したようです。

一気に形成は逆転し始めました。

前に作った売り方の陣は総崩れになってきています。小競り合いの場所が次々に簡単に突破されていきます。かなり強い、と見て取れます。

おくあんさん流では、この総崩れに如何に乗るのか、こそが奥義とされている場面でしょう。

今回の戦では、買い方は、粘りを見せた反面、売り方は総崩れで敗走、ボロ負けとなりました。

その要因はどこにあったのでしょうか。


2番目の画像は、1時間足です。これを見ると、アップトレンドが続いている中で、最後の黄色の時間帯は、その前の上下の食い合いの中で、保合いに入っていることが読めます。
20MAを挟んで、往来になっているのが見えるでしょう。
これは、「近畿地方マップ」です。

3番目の画像は、日足です。これを見ると、もみ合いながら下落フラッグを作り落ちていた相場が上へ抜けてきた局面だということがわかるでしょう。
20MAを完全に上に抜けてきています。

最後の「日本地図」を読めば、先ほどの「関が原詳細マップ」では見えなかった、買い方優勢、の勢いが読めるのではないでしょうか。

大勢トレンドによる環境は、買い方に見方している、従って、売りは比較的淡白に、しかし、買いは、粘る、という基本戦略が取れたのではないか、と想定できる局面ではなかろうか。

とまあ、結果論では何とでも言えるわけですけどね!!



ここでのポイントは、

①支配的トレンドは、上位の時間帯のチャートを見れば見える

②小競り合いの推移を見守り、総崩れを狙って、勝ち馬に乗ること

③ホラ貝(20MAなど)に注意すること

④自分の軍が敗走を始めたら、即刻軍を離脱すること(最後まで付き合う義理などどこにもない)

⑤敗走を始めた軍に「義」を感じて?「お味方つかまつる!!」などとは決して言わないこと(最悪なのは、それを繰り返すこと)

⑥ここまで書いたいろんな戦の局面があったが、その全てを理解し、取る必要などどこにも無い。どこか1箇所でも、ここは総崩れや!!今が攻めるチャンスや!!という1回だけでいいのだ。(というより、今日は無かったなあ、でも全く問題ない。)(オープニングだけやるのだから、しょっぱなの売りだけをやった、というのでもよい。)(支配的トレンドは買いなのだから、どこかで買いのみを狙う、でもよい。)

⑦後での解釈では、冷静に判断できても、現場ではパニックになっている。そして、さらに問題は、ずっと集中力を持って、チャートを見続ける、ということができないこと、にある。デイトレ、特にFXの苦しいところは、実は、ここにある。解決方法としては、チラッと触れたヨーロッパ時間のオープニングを狙うなど、特定の時間をターゲットに定めて、ここだけはやる、という決め打ちをすることから始めてもいいかと思う。(最低限後講釈すらできないのでは、話にもならないが・・・)

⑧値頃による心理的抵抗が、どうしても判断を鈍らせる。これは初心者ほど強いと思う。この発想を打破するには、「小競り合い」、「総崩れ」、の概念を頭に叩き込むことだ。チャートは、「値頃」を読むものではなく、「勢い」を読ものだと「本当に」理解したときが、トレンドフォロアーとして自立できる第一歩となる。この上のタイムフレームの週足、月足を見て欲しい。5分や1時間チャートの値頃なんていうものが、如何に空しいものか、お解りになるだろう。


私は、実践では、サポート・レジスタンスライン、トレンドラインを使いますが、今回はこの道具を使わずに説明しました。実際には、使ったほうが説明は楽です。発想は同じです。


チャートは、単なるパターンではなく、その参加者全員の激突の場です。

そして、軍の激突には、延々と小競り合いが続いているとしても、どこかで、必ず決着がつきます。

未だかつて、決着(トレンド)がつかなかった合戦はありません。そう信じるしかトレンドフォロアーの生きる道は無いのです。

その戦場は、モニターの向こうで自分も参加している戦いの場です。

その息づかい、合戦の悲鳴、怒号、渦巻く戦場なのです。

その息づかいを感じることこそ・・・チャートが見える、見えるぞ、僕にも見える!!となる瞬間だと思うのです。

俯瞰力② チャート分析補足

2009/05/06 Wed


トレンドの認識とは、具体的にどういうものなのか。少し補足しておきます。

「ゼン○○○さん1000本ノックでボロ負け救済プロジェクト」第二弾です。

もぉーー、無茶振りしちゃーだめじゃないか!!


さて、どうなったらアップトレンドでどうなったらダウントレンドなのか。

なんとなく上げているから、なんとなく下げているから、という定義では、トレンドが転換した瞬間、というのは、後になってみないと見えません。

自分なりの定義をしっかりと持って、対処しないと、出遅れてしまいまます。

ただでさえ、トレンドは転換を確認してからでは、遅いことが多いので、ここ、という自分の定義が欲しいところです。

移動平均線がこの定義として、使えるのでしょうか。

実は、トレンドの定義とは、非常に重要なものであるのにもかかわらず、かなり多くの人が、「移動平均線」のみをその定義に使っておられるようです。

チャートには、20MAを書いていますが、見ておわかりのように、何度かMAにからむ動きが発生しています。
これをいちいちトレンド転換と認識すると、だましだらけ、結局、まただましだろ、見たいな感じで見ていると、今度は本格的に反転、となります。

ですから、「トレンド、トレンドと言ったって、だましばかりで使えねえじゃん。はっきりわかったときには、もう遅いし。」となってしまっているんじゃないかと思います。

では、どうやってトレンドを確認したらいいのか。

MAだと、抜けて何本かの終値が維持されれば、という定義もできるのですが、これも見てのとおり弱いです。


では、何故MAは、だましが多いのでしょうか。考えてみてください。

終わり。


あれ・・・


今回は、「教えてあげようゼン○○○さんGW特別企画、みんな言っちゃうよ、スペシャル」のため、だましの理由とその解決策まで大公開です。


そもそも、移動平均とはなんでしょう。

20MAなら、過去20期間の終値を平均化した数値です。平滑平均、加重平均など亜流もありますが、直近にウエートを置いただけで、本質は同じです。

これは、過去20期間において、平均的には、皆の取得コストはこのあたりです、ということを示しています。

この平均に勝ったか、負けたか、によって過去20期間の間の買い方、売り方が勝った負けたを判定しているツールなのです。

だいたいの平均なので、これにからんでくると、やれやれの売りが出やすい、とか、やばい、損になる、という売り方の買いが出るとかがあるものの、やはり「だいだいこのあたり」というアバウトさは、否めません。

そもそもだいたいの勢力図がMAなのですから、20期間じゃなくて18がいいんじゃないですか。いやいや25ですよ。なんていう議論は、ナンセンスなんです。もともとが、「だいたいの平均」なのですから。

他のウェート付けした平均も同じです。

ホラ貝とは、「味方が押し始めてきたぞ!!」という合図、つまり、平均的に押されていたお味方が利益になり始めた、という合図です。


では、もう少し厳密に定義されたものはないのか。トレンド転換がきちんとわかるツールが欲しい。そうなってきませんか?

えぇっ、ならないって・・・

では、終わります。以上


・・・・・


ゼン○○○さん、どうですか。


GW特別企画ですので、続けて書いていきましょう。

トレンドフォローするのにあたっては、そもそもチャートを見たら一発で今のトレンドがどうなっているのかがわかるようにならないとだめです。

この認識を私がどうしているのか、というと・・・


聞きたいですか、どうですか。


知っている人にとっては、「あ、そんなこと。」となるわけですが・・


私は、前回の記事では概念だけ書いていますが「ダウ理論」によるトレンド認識をベースにしています。


まずは、この定義です。


アップトレンドとは・・・

連続する高値、安値のおのおのがその前の高値、安値より上である限り、アップトレンドが存在する
(アップトレンドは、上昇を続ける山と谷のパターンで形成されなければならない)


ダウントレンドとは・・・

連続する高値、安値のおのおのがその前の高値、安値より下にある限り、ダウントレンドが存在する
(ダウントレンドは、下降を続ける山と谷のパターンで形成されなければならない)

・・・先物市場のテクニカル分析(ジョン・J/マーフィー)


私は、このダウ理論によるトレンド定義ツールを愛用しています。

これは、移動平均と比較して、ダマシが少ない、というのが、最大のメリットです。認識は多少遅れることもあります。


前回、私は、こう書きました。
「チャートの見方ですが、トレンドを読むといった場合、私が最も重視しているのは、
買い方、売り方、どっちが勝っているのか、負けているのか
ということです。」

ここをどう読まれたでしょうか。

勝ったか負けたか、つまり、前の高値を抜けない戻りは、買い方の負けです。
前の安値を下に抜ければ、売り方の勝ちです。

勝ったか負けたか・・・前回の高値安値を抜けたか、抜けないか、を見ているのです。

そして、激戦地、本陣の位置、それぞれ一点でチャート上に表示されています。
ここが突破されると、お味方は基本的に総崩れになるんです。

買い方売り方の本陣の位置は、戦場が移動しながらも、高値安値という一点のポイントをもって明確に定義されつづけるのです。

だいたいこのあたりだろうと定義されるMAと違うのは、この点です。

前回の戦では、そこまで攻めたにもかかわらず押し戻されたポイントが一点をもって明示されているのです。
本陣の位置、最終防衛ラインのポイントが見えるのですから、これを戦いに使わない手はありません。


これは、相場の理屈上も納得が行くところです。

強い相場は、必ず前の高値を抜いてきます。未だかつて、有史以来、前の高値を抜かずに上げ相場になったことはありません。逆も同じです。

「当たり前じゃねえか、アホでもわかってるわ!!」

となりますか。本当に、そのポイントの重要性がわかっていますか。

相場に絶対は無い、とよく言われますが、この定義だけに関しては、100%なんですよ。

逆張りの定義による、陰線5本が底だとか、25MAの乖離がマイナス25%になったら底、だとか、3ヶ月たったら底になる、という微妙で、あやふやな定義と比較して、この100%という定義が如何に凄いものでしょうか。



「小競り合い」と「総崩れ」というイメージを持ちながら、添付している現在のユーロドルチャートを見てください。


ゼンマシンさんの主戦場ユーロドル5分チャートです。
紫の点を打ちましたが、これは「前回の高値安値」のポイントを見やすいように打っています。当然、後にならないとわからないポイントですよ(笑)
(点の打ち方:左右3~5本程度でお山の大将であるポイントを探す)

売り方買い方の本陣の位置(紫ポチ)が、戦場が移動していくにつれて、進軍、撤退、していっているように見えませんか。

押し出せー、押し出せー!!

さて、連続する高値安値が反転しているのは、どこでしょうか。

進軍を続けていた本陣が、逆に突破されている位置です。超重要ポイントです。

特別企画ですから、緑のサポートレジスタンスをちゃんと引いておきました。至れり尽くせり、です。

これによると、連続する高値安値が反転しているポイントは、5箇所です。アジア時間で1箇所、ヨーロッパ時間では、2箇所です。

アジアとヨーロッパ時間の反転に関しては、綺麗にその後、相場が反転しています。

ちょっと注意点ですが、ヨーロッパ時間最初の反転を例に取ると、反転が見えたときに、前の安値はまだ安値を切り下げているので、完全に反転とは言い切れない、ということです。厳密には、その後、安値が切り上がったところが、ダウ理論上の反転となります。


昨日は、日足で上へ行きかけた相場が中へ入ってきて保合いになっていること、日足がそうなのだから、当然に1時間足でも、抜けが確認できず上下の食い合いの中での保合い局面であったこと、などから、強いトレンドが発生する場面ではないとの想定ができます。

所詮は、保合い中の小トレンド発生、程度か・・との想定です。

これは、上位の時間軸から想定可能だったと思います。
(もし、上へ抜けてくるようだと強いトレンドとなった可能性があった。従って、上へ抜けるような強い動きが無ければ、やらない、という選択肢もあったと思う。俯瞰作業が重要なのはここ。とさりげなく書いておく。)

そのため、5分足上では、抜けたと思ったら中へ入る、抜けたと思ったら中へ入る、という展開で、ブレイク派にとっては、なかなかしんどい相場展開でした。
(ただし、これは想定内)
(ちなみに強いトレンドであれば、昨日の例のように、前の小競り合いのところまでは、戻れない)

逆に、プルバック派にとっては、トレンド転換された後の押し戻しからの反転を狙うチャンスが豊富だったのではないかと思います。


この動きは、20MAにしつこくからんできていることからも、見て取れます。

昨日のチャートでは、20MAの上か下かが比較的はっきりとしていたのですが、今日のチャートでは、しつこくからんできています。

ただ、トレンドに沿った売買、押し戻し、のポイントははっきりと見えないでしょうか。


えぇっ・・・見えないって・・・うーん、困った。

古典から学ぶ その6・・・天の時を待つのみ

2009/05/07 Thu

二夜連続大河ドラマお楽しみいただけたでござろうか。


さて、拙者は、この記事を見て、深く感じ入ったのじゃ。
http://blogs.yahoo.co.jp/okuann/40243941.html

今日は、この記事に纏わるものじゃ。拙者なりの観点から書いてみようと思う。

最近、「1000本ノックトラウマ」というものが逆に出てきていると耳にしたことがござる。

要は、バンバンとにかくトレードをしないといけない、というものでござろう。

何が何でも振らないといけない、そうして経験値を早く増やさないと、と焦る気持ちは、拙者にもおわかり申すところでござる。

しかしながら、ボール球を無理に振る必要など、全くござらぬ。


ど真ん中、ゆるゆるのストレート、ホームランボールだけを狙って、3日間待って待って待って、そして4日目に打った・・・これで、いいのでござる。


普通は、この4日目にだけフォーカスがあたるものじゃ。


しかし、しかしじゃ、実は、本当に大切なのは・・・待った3日間の方にあるのでござる。


これをわかっておらぬ御仁が多いのじゃ。


①バッターボックスにきちんと立つこと。


②そして、ボール球を振らない選球眼を持つこと。


③難しい球は、ファウルで粘ること。


この3点がきちんとできてこそ、3日間を過ごした・・・そう言える資格があるのじゃ。

売買もせずにただぼけーっと見ているだけではない。

たまたま仕事があって、別のことをしていて、見ていなかった、というのは、この3日間にあらず!!

論外じゃ!!


喝っ!!


ボール球を見逃すことも、1000本ノックのうちなのじゃ。



集中して、隙あらばと、勝負する気概で・・しかし、チャンスが無くて売買はせずに相場を見続けた3日間を過ごした・・・このことがどれだけ重要なことなのか・・・この3日間の意味をじっくりと考えてみることじゃ。


この3日間があったればこそ・・・4日目があったのじゃ。

ボール球を見逃した3日間がなければ、4日目もなかったのじゃ。


WBCのファイナル10回表・・・イチローはヒットの前に難しいコースの球を何度も何度もファウルで粘っておったのじゃ。
それがあったればこそ、あのヒットが生まれたのじゃ。この流れ全てが、最後のヒットへとつながる「流れ」、なのじゃ。


取れたトレードには、すべてその伏線というものがあるのじゃ。

トレードは、バッティングと同じで、①ピッチャーとの駆け引き、②ファウルで粘って、③ボール球を見逃す選球眼を持って、そして、④最後に失投を見逃さずに打つ、この流れがあるのじゃ。


こういう一連の流れも全く考えずに、単なる単発の当て物でしか相場が見れないから、相場が難しく見えるのじゃ。



はやる家臣が「殿っ、出陣のご下知を!!」と騒ぎ出した時に、謙信がこう申した。



今は、天の時にあらず



天の時ではない・・・そんな時に勝負に出ても、空しいだけじゃ。


天の時、地の利、人の和(天地人、孫子)


当然に、地の利(慣れた銘柄、自分の手の内にある銘柄)も大切じゃ。





それから、「仕込み」は、きちんとできておるのか!!


戦う前に、兵糧の手配、戦略の策定、戦場の下見、風向きのチェック、我が軍と敵軍の戦力チェック、日足、週足の大局マップにチェックを怠っておらぬのか。

焼き鳥屋が、「焼き鳥3本、皮4本、つくね3本!!」と注文を受けてから、鳥をさばく、炭をおこす、そんなことをしてはおらぬか。

焼き鳥屋は、朝から仕入れをして、昼から鳥をさばいて、串刺しをしてから、お客を迎えるのじゃ。

そういう仕込みがトレードの前にできておるのか!!

仕込みもせずに、やれる商売など無いのじゃ!!

家へ帰って、パソコンをつけて、とりあえずトレードを・・・喝!!

場当たり的にトレードして勝てるほど、相場は甘くないのじゃ!!



予習、復習を欠かさずに!!

自分が子供に毎日言っていることを自分自身は全くやろうとしない、のはどういう了見じゃ!!

喝っ!!

上達のプロセスこそ秘訣 その29・・・根来の里①

2009/05/10 Sun

拙者とおくあん殿は、何を隠そう(全く隠れてないやないかぁー)、根来の里で育ったのでござる。

いわゆる根来衆、根来寺出身の僧兵なのじゃ。

当時は、戦の世界、根来衆にあらずんば武者にあらず、という時代であったのじゃから、当然の成り行きで、根来の里で修行を積むことになったのじゃ。

拙者は、この根来の里で一人修行を続け、おくあん殿は、この里では、大勢の仲間から頭目と目されるまでの力をつけられたのでござる。

拙者は、昭和の時代、この忍法根来の術をもって、戦いに望み、多くの大将首をあげ申した。根来の術により、成功体験を10年の長きに渡り積んだのでござる。
拙者の必殺技は、3ヶ月うねり逆張り、であった。根来忍法奥義の「何品」は使えなかったのじゃ。

そもそも、根来の術は、普通の人の感覚と非常に親和性が高いものでござった。
と申すのは、物を買うときに、安いものを探して買う、というのは、常識人として当然の行為でござろう。
1円安い卵を買うために、1km離れたスーパーにも行く主婦感覚そのものなのじゃ。

その全く同じ感覚を戦に持ち込むことを正当化するのが、根来の術なのじゃ。
1円でも安く買うことを自己目的化し、平均値が1円安いだけでも、根来の里では、拍手を浴びていたものじゃ。


さて、時代は平成へと移る。

平成になっても、根来の里では、過去の成功体験をそのまま引きずっておる僧であふれておった。

かく言う拙者もそうであった。
もう、こうすれば勝てる、戦の戦い方、そのもの、頭で考えずとも体が勝手に反応するぐらいの根来忍法の使い手となっておったのじゃから、仕方があるまい。10年間これで勝ち続けていたという成功体験があるということは、大変なことじゃ。

しかし・・・平成の時代の戦は、激変を遂げたのじゃ。そう、鉄砲の時代となったのじゃ。

次々と根来の仲間が討ち取られていく。それを呆然と拙者は見ておった。そして、ついに拙者も、瀕死の重傷を負ったのじゃ。

それは、一発の鉄砲を侮ったことによる不覚であった。そしてあろうことか、下手が絶対に手を出してはいかぬ奥義「逆張何品」を使ってしまったのじゃ。その結果、拙者は自爆してしまったのじゃ。



さて、おくあん殿の初陣は、この平成に入ってからでござったのじゃ。
既に根来の里では、忍法の使い手であったのじゃが、平成の戦は、全くその忍法で勝つことができんようになっておったのじゃ。
いくら忍法を駆使しても、鉄砲隊に打ちかけられての負け戦続きじゃった。

おくあん殿は、それでもめげずに根来忍法必殺奥義「逆張何品術」を駆使すべく全国の戦を渡り歩かれた。
来る日も来る日も、里で培った「逆張何品術」で戦い続けたおくあん殿であったが、そのほぼ全てで負け戦となったのでござる。
おくあん殿は、思った。

「里であれだけ修行したこの奥義は何でござったのであろうか。負けるための術なんでござろうか。」

拙者は想像だけでござるが、この時のおくあん殿の心中はいかがなものでござったのじゃろうて。
頭ではいいと思っている。正しいことだと思っている。しかし、結果は全てそれを否定する。

おくあん殿は、「逆張何品術」の弱点「骨で出来た土管(骨骨土管とも言う)」すら経験が無いと申されておられる。

「骨骨」すらないと言われるのじゃ。
何と言う下手っぴーであったのでござろうか。
根来衆として、情けのうござる。

しかし、おくあん殿は、この骨骨という成功体験が全く無かったことが逆に幸いしたのでござった。

おくあん殿は、「逆張何品術」の修行に出て、何と恐るべき「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」という荒行中の荒行を行われたのでござる。

そして、負けに続く負けを体に刻み込んだのでござる。

その負けの中から・・・ついに悟りを会得されたのじゃ。

その悟りとは、「逆張何品術」をやれば確実に負ける。(骨骨すらない、オマケ付き)というものだったのじゃ。

パブロフ犬、というのご存知であろうか。
パブロフ犬は、「ベルを鳴らしてからエサを与える事を繰り返した結果、ベルを鳴らしただけでよだれを出すようになった。」のじゃ。

おくあん殿は、このパブロフ犬と同じで、逆張何品術をやると、必ず負ける、と体が勝手に拒否する体質を千日回峰行という厳しい修行でついに会得されたのじゃ。

そして、思い至ったのじゃ。

「この真反対をやれば確実に勝てる」

と。

確実に負け続けたからこそ得ることのできた奥義だったのじゃ。

体で覚えたことは、強いのじゃ。頭で理解したことではない。体が覚えているのじゃ。犬でも覚えておうる。霊長類である人間は、犬以上であろう。ハムスターよりも賢いのが人間じゃ。

もはやおくあん殿は、逆張何品術ができない体になったのでござろう。もし、それをやろうとしたら、体が勝手に拒否するはずでござる。


ついに自ら開眼し、「徒連度衆」となったのでござる。

常人なら、しり込みをするような高値であっても、千日回峰行により悟りを開かれたおくあん殿にとっては、もはや何の抵抗もなくなっておったのじゃ。

体で覚えること・・・これこそが千日回峰行の極意なのじゃ。

おくあん殿にとっては、高値で株を買うことは、車の運転で止まろうとした時に、右足がブレーキを勝手に踏むことと同じなのじゃ。

じゃから・・・何故高値を買うのに抵抗がないんでござろうか、と質問されても、既に質問の意味すら理解できないほどに、悟りを開かれているのでござる。

拙者は、このやり取りを横で聞いておって、本当に感服つかまつったのじゃ。




さて、拙者は・・・というと、瀕死の重傷を負った後も、根来の術から離れることができんかったのじゃ。

何故か。

10年間の成功体験じゃ。

パブロフ犬と同じで、3ヶ月下がると、よだれが勝手に出てくる体質になっておったのじゃ。環境が変わったというのに愚かなことじゃ。
こうして、来る日も来る日も負け戦をただただ空しく6年間もの間続けておったのじゃ。

根来忍法が上手くいかないものじゃから、「尾師礼他」など必勝法探しに走り回っておったのもこの時期でござった。

刀折れ矢尽きる、落武者になったのじゃ。
拙者は、恥ずかしながら、6年間にもわたる戦に繰り返し繰り返し敗れ続け、背中に矢が刺さった状態で、もう一歩たりとも前へ進めない状態となっておった。

すると、一軒の庵の明かりが見えるではござらぬか。

拙者は、這うようにしてその庵の門を叩き申した。
「一夜の宿を所望したい。」

その庵の入り口には立て看板があり申した。

「天才性を持たぬ一般足軽熱烈歓迎!!野川徒連度塾」と小さく書かれて申した。

中から出てきたのは、徒連度衆侍大将の野川師範でござった。

「ひどい目に会われましたな。まずは、あったかいお茶と握り飯でもお食べなされ。」
ボロボロになった落武者を暖かく歓待してくれたのじゃ。

師範はこう申された。
「おぬし、自分が天性のある武将だと勘違いしておらぬか。天底を当てられる天才ではない足軽は、徒連度なる環境を認識し、それに乗ることを覚えんとなかなか戦には勝てんのじゃて。苦労なされたのう。ほっほっほっ。」

「根来衆のたたりをはらわぬことには、戦で勝つ道はござらぬぞ!!」

拙者は、不覚にも涙が止まらなかったのでござる。

このあったかいお茶と握り飯の味は、今でも忘れらんのじゃ。

そう、拙者は、意味の無い成功体験にしがみつき、パブロフ犬として、しないでもいい苦労を6年もの間、続けておったのじゃ。

それを、師範は、一発で見抜かれたのでござる。



(この記事は、根来寺出身者限定版でござる。根来寺出身者が持つ共通認識が無ければ、何を書いているのかわらぬかもしれぬ。しかし、根来寺で苦楽を共にしたご同輩であれば、この記事の意図に必ず気付いてくれるもの、と信じておるのでござる。)

(いよいよ次回、根来衆のたたりにとりつかれた拙者がいかにして、このたたりをおはらいしたのか。次回、根来衆のたたりからのおはらい編をこうご期待あれ!!)

つづく

上達のプロセスこそ秘訣 その30・・・根来の里②

2009/05/13 Wed

いよいよ根来の里からの脱出編でござる。

前にも書き申したが、徒連度の里での修行は、根来衆にとっては、苦痛そのものであったのじゃ。

飛びつきは、ど素人の下手がやることである

高値を買うのは、下手の象徴である

陽線の翌日に買うのは、絶対だめ

これらは、根来衆の厳しい戒律であった。

この戒律をことごとく破ることになるのじゃ。

師範からの指示は、ことごとく徒連度に従え、確認ができるまで待て、事実に従え、であった。

さすが、徒連度の師範でござる。

具体的な武器は、「無礼句遭徒」でござった。20日間の無礼句を買うのでござる。

我々塾生は、いきなりの実践訓練に入った。それも仕手戦が行われておった前橋乾繭(かんけん)が最初の戦場であったのじゃ。

門下生は、初日からいきなり、仕手戦の最中へ放り出されたのじゃった。

相場は大荒れに次ぐ大荒れじゃった。ストップ高の翌日にストップ安と、大嵐であった。

その大荒れに加えて、根来衆にとっては、これまで売りを狙っていたところを買い、買いで狙っていたところを売るわけでござるから、それはもう苦痛以外の何物でもござらぬこととなった。

何よりも苦痛じゃったのは、その無礼句遭徒が、徒連度がなかなか出ないことから、損切りばかりが続いたことじゃった。

おまけに、その仕手戦で、熟練者の技術である「乗せ」を試みたことから、せっかく出た小さな徒連度にも乗ることができず、利食いをことごとく損切りに回してしまうのじゃ。

また、無礼句したものが、翌日中へ入ったので、損切りドテンの指示。

亀汁狙いでござる。

乗せにドテン、これを入門者がやらされたのであった。

値幅を狙うので、どうしても小さな利食いを損に回してしまう日々。

結局は、徒連度に乗れず、結果が伴わない日々が延々と続いたのじゃ。

しばらくして、塾生の一部が暴動を起こしたのじゃ。

おそらく、拙者と同じく根来衆の残党であったのでござろう。

「儲ける方法を教えてくれるのではござらんのか!!」

「損ばかりしてござる、どういうことか!!」

と、師範に詰め寄る門下生じゃった。

中にはこういう御仁もござった。

「師範の言いなりに売買すればプロが教えてくれるのだから、勝手に利益にしてくれるはずだ!!」

「プロとは、常人には無いような見通しを立てて相場をバンバン当てていくものではないのか。それを見せよ!!」

「プロとは、聖杯を見つけ出したからプロなのだろう!!その秘密のノウハウ、秘法を教えてくれるんじゃないのか!!もったいぶらずに早く聖杯を出せ!!」


こうして、この騒動により、大勢の門下生が去っていったのじゃ。

拙者はどうしたのかといえば、もう帰るところがなかったので、不安ではあったが、しがみつくことしかできんかった。


師範も悩まれた。

実は、最初は、師範の師匠の売買を見せようと、踏ん張らてれおったのじゃ。

しかし、プロの技をいきなり門下生に見せたとて混乱するだけじゃった。

師範の師匠の売買とは、数年に一回の大徒連度に乗るような売買じゃった。2年間は損切りだけが延々と延々とひたすら続くのじゃ。

1勝99敗で大儲け。いや、1勝999敗で大儲けかもしれぬ。

本物中の本物の相場師の売買じゃった。

そんな売買を門下生に見せたのじゃ。暴動も起きて当然じゃった。


相場は、資金さえあれば誰でもできる。じゃから、初心者がいきなりプロと同じ売買ができるようになる、と勘違いしておるのじゃ。

これは、教えられる側だけではない。教える側とて、同じじゃ。

考えてみればおかしなことじゃ。一流の料理人と同じ食材を使えば、素人でも同じ味が出せる、というのであろうか。

伝統工芸の巧みが織り成す技を1日でマスターできると本気で考える御仁がおるじゃろうか。

スキーの上級者が滑る方法で、いきなり急斜面で初心者がモーグルをできると思うじゃろうか。
教えてもらうのは、パラレルやウェーデルンではなく、最初は、ボーゲンからのスタートではなかろうか。


しかして、相場では、無礼句を初めてやった若葉マークの御仁が、大手を振って、乗せだ、ドテンだ、利食いを伸ばす、と言ってとどのつまり自滅していく。

根来でしか売買したことがない門下生が、いきなり徒連度に乗って大儲けできると考えている。


無礼句での売買の経験すらほとんどないエロ本中学生が、48手を覚えるというのじゃ。

エロ本中学生が、いきなりAV男優になれるらしい。

今考えてみると、一連のどたばたは当然じゃろうと思うのじゃ。



こうして、師範の徒連度塾は、開始から数ヶ月を経ずして、一度崩壊してしまったのじゃ。


そして、どたばたから数週間後、残った塾生を前にして、師範は方針を大転換する旨を宣言されたのじゃ。

所詮、門下生は、拙者を含めて、徒連度の意味も知らぬ素人衆じゃった。
まずは、一歩一歩前進せねばならぬことに、師範もようやく気がつかれたのじゃった。
ここで、新規の入門者は停止され、生き残ったものだけで、一から出直しとなったのじゃ。

パラレルではなく、ボーゲンから

秘伝の出汁のとり方ではなく、包丁の磨き方から

バッティング練習からではなく、ランニング、腕立て伏せから


やっと、当たり前の上達のプロセスの開始となったのじゃ。


(次回、いよいよ再出発となった徒連度塾の上達のプロセスに迫る!!)

上達のプロセスこそ秘訣 その31・・・根来の里③

2009/05/17 Sun

免責事項:(disclaimer)
当記事をお読みになられる場合以下の注意事項を予めお読みいただきますようお願いいたします。

一部読者の間で、変にとんでもない解決策が出る、という不穏な噂が流れておりますが、あくまでもここでは「再出発となった徒連度塾の上達のプロセス」を紹介するに留まっておりますことに、ご留意願います。
もし、既に徒連度衆となって、売買されておられる読者様におかれましては、以下の記事を読まれましたとしても、幻滅されることが強く予想されております。
この記事の対象年齢は、徒連度衆1~2年生、もしくは、根来衆の中にあって、根来衆の忍法に疑問を持っておられる読者様にターゲットがしぼられている、ということに強くご留意願います。




さて、徒連度の里での修行の続きにまいろう。

そもそも、技術をマスターするのに、最初の練習方法が必要になる、というのは、前回の記事で述べたことでござる。

スキー初心者のボーゲン。柔道の受け身。剣道の竹刀の持ち方。など、最初に学ぶことは多い。

では、相場ではどうじゃろうか。

逆張りにおいては、林流だと、2分割一括手仕舞い、という方法論がある。
両建てからスタートして、うねり、リズムに乗る、という方法もある。
もしくは、中源線のようなシステムを使って、強制的にナンピンを覚える、という方法も紹介されておる。


しかして、トレンドフォローについては、どうであろうか。

拙者は、最初に練習するには、ということについて、書いているものを読んだ覚えがないのじゃ。そういう意味では、林流は、入り口からある意味一貫して申す。


ということで、徒連度塾の再出発が始まった。総括してしまうと、こういう売買でござった。

①エントリーは、過去20日間の高値・安値の無礼句

②エクジット(利食い、損切り)は、20日間の高値と安値の中間値を最終目標とする

③ただし、早めのエクジットポイント(前日の高値・安値など)を利用することも多い

④目標値(プロフィットターゲット)も利用し、早めの利食いを心がける


要するに、無礼句でエントリーして、そこそこの利益を着実に取っていこう、というものであったのじゃ。

これまでとの最も大きな違いは、利益を伸ばそうとするあまり、取り逃しを続けていて、初心者には難しかったやり方を地味ではあっても、徒連度に乗る、ということを先ずは覚える、ということに重点を置いたものじゃったのじゃ。


しかし・・・不思議に思わんじゃろうか。特に根来衆にとって、不思議じゃったのはこういうことであったのじゃ。

何故、買うつもりじゃというのに、高値になるまでわざわざ待つんじゃろうか。

買うんだったら、安値にある今のうちに買っておけばいいんじゃないのか。

不思議に思わんだろうか。拙者は不思議でしかたがなかったのじゃ。

とはいえ、そういう疑問を持ちつつも、師範の言うことは絶対じゃったから、いやいやながら売買を始めたのじゃ。

師範は、「確認を取る」という表現をしておったが、拙者には正直その意味がよくわからんかった。

短期で利食いを入れるようになって、勝率は大幅にアップし申した。これまでのように、負けばかりが続くというものでもなくなったのじゃ。


さて、そうやって練習していて、利益はどうじゃったか。実は、あまり記憶にないが、多少は利益になっていたように思う。しかし、あまり覚えておらん。

練習する、ということに主軸を置くことは、割と困難なことじゃと思う。どうしても目先の損益が気になるからじゃが、拙者は、腕を上げることに重点を置いておったのじゃろう。



実は、当時は、今と違う大きなハンデがあったのじゃ。

それは、コスト(手数料+税金)でござった。

そもそも、株式市場で1000万円で株を買って、売ると、当時はどれだけのコストじゃったか、わかり申すか。

答えは、35万円じゃ。
35000円でも、3500円でもない、350000円じゃった。
手数料片道1.25%×2+源泉税1%じゃ。

1000円の株を1万株買って、同値の1000円で売って、スクラッチしたら、35万円の損になり申したのじゃ。
拙者は、当時4%の抜け幅と思って取引しておった。

では、為替はどうじゃったじゃろう。FXという仕組みがなかったので、銀行へ行って、売り買い1円ずつの手数料を払って、ドル円を交換しておった。つまり2円がコストじゃ。
100円でドルを買ったら、102円で売らないとトントンにならない計算じゃ。
値動きが小さい為替においては、ほとんど致命傷じゃて。

徒連度塾は、商品先物市場が主戦場じゃった。
株やFXと比べたら、まだ「まし」ではあったが、それでも1枚5000円とかの手数料であったのじゃ。

こういう投資家にとって超不利な戦いを強いられながらも、プロとしてやってきておった師範などは、本当に凄いと今でも思うのじゃ。

さらに、林先生、立花殿、など往年の相場師の皆さんも拙者はそういう意味でも尊敬しておる。
超高額手数料の株式市場での戦いで勝つには、この手数料という高い高いハードルをまずはクリアせねばならんかったのじゃ。

先ずは目先の押し目を狙ってコスト分を抜く、という逆張りが主流となったのも当時を知る拙者には深く理解できることなのじゃ。

高度経済成長に乗った月足レベルでの徒連度という後押しがあったにせよ、モロにコストが乗る順張りは、さぞかし困難であったことじゃろう。

順張りで飛びついて、値幅で損切りしたら、速攻で10%ぐらいの資金が飛んだのじゃ。

幾らなんでも、この時点でもう・・・

お前はもう死んでいる



さて、徒連度塾での売買じゃが、やはり短期売買は手数料に苦しめられておった。利益は半分に。損は2倍に、そんな感じであった。

しかし、日々淡々と売買が続いて1年が経過し申した。

といっても、デイトレードではないスイングトレードのことじゃ。1週間にせいぜい数回程度の売買であった。

今のデイトレーダーが短期間に驚異的に相場の腕を上げるのは、売買回数に比例しておることもある。

当時はいくら踏ん張っても1ヶ月で10数回程度であったでござろう。今では、これを1日でやってしまうじゃろうて。


こうやって1年も売買を続けておると、それなりに慣れるものでござる。1000本ノックの走りであったのじゃ。

これで、無事、根来の怨霊から逃れることができたのでござったのじゃ。

(完)


何か違うぞぉーー!!


あれっ・・・皆の期待は、こうじゃったのじゃろう。これでいいではないか。


ふっふっふっふっ、見破ったな。おぬしできるな。

10年にわたる根来での成功体験を積んだ拙者が、たかが1年やそこらの訓練で、その三つ子の魂を捨てられると思うたか。おぬし、ぬかったな!!


確かに無礼句での売買はできるようになった。しかし、何故、わざわざ高値で買うのか、感覚的には全くわからんかったのじゃ。

当然、教えられておるから、頭では理解しているつもりじゃ。しかし、感情は、全くそんなことを納得してはおらんかった。

(ここでは、徒連度塾の話ではなく、根来の怨霊払いの話が主なので、徒連度塾の話はショートカットする)

こうして4年間に及ぶ徒連度塾を卒業した。当然テクニックもついてござる。また、弟子として認めてもろうた。

じゃが、ここでも性根は根来衆であったのじゃ。
幼児体験というのは、恐ろしいものじゃ。

徒連度塾の卒業は、2000年でござった。じゃから今もうそれから10年近く経ておる。

それでどうだ、と言われれば、感覚的に薄れたとはいえ、根来衆の性根は実は直っておらんのじゃ。

頭ではわかっているが、感情がついてこんのじゃ。
じゃから、昨年の10月などは、この根来の怨霊がどれだけ拙者の中で騒いだことか。

もうこれは、持病のようなものじゃろうて。

そもそも人としての本性でもある根来の怨霊を本心から退治など本当にできるんじゃろうか。

結局、この怨霊とどのように付き合っていくのか、ということになるんじゃと思うのじゃ。

(ここで終わったら、読者にボロカスにされることが予想されておじゃる。ピッピッピィーー、クレームの整理券はこちらです。えらいことになってしもうた・・・じゃから、書きたくない、と申したではないか・・・自爆してしもうた。)

(しかし、「再出発となった徒連度塾の上達のプロセス」はきちんと書き申したのじゃから、約束は果たせたのじゃな。これでよいのかのう、ほぉーっ、ほっほっほっほっ!!これでよいのでおじゃるな、うんうん、おじゃる。よかったよかった。)

覚悟を持つということ

2009/05/20 Wed

「悪い了見だ!」
おじいさんはひとりごとみたいにいいました。
「えっ、なんですか。」
「悪い了見だと言っているんだよ。まあ掛けなさい。」
と椅子をあごでしゃくりました。
「株で損ばかりしているので今度は小豆をやろうというのかね。証拠金も安いし儲けは大きい。株がだめなら小豆でという亡者がひとり来たのかい。そうだろう。」
・・・中略・・・
「なにをいまさら商売替えをするんだね。となりのボタ餅は大きく見えるものだ。こちらに来たら一年生で経験なし。腕は未熟。それで儲かるかね。スッテンテンは時間の問題だ。悪いことはいわないから夢を追いかけるのはおやめなさい。」
(立花義正著 あなたも株のプロになれる、より抜粋)



おくあん殿のブログや拙者のブログを読むと、

「トレンドに従って売買さえすれば、すぐにでも利益になる。」

「仕事をしながら、それなりに勉強すれば、半年もすればそこそこ利益が稼げるようになる。」

そう思ってしまわれている読者も多いのではないかと懸念することがありました。

おくあん殿のブログを読んでも、昔の戦闘的な色彩はなく、ほのぼのとした書き込みで、すぐにでも利益が出せそうな気がしてもしかたがないのかもしれません。

また、このブログとて、なんとなくこれまでやっていたことを改めて、トレンドフォローというやり方さえ覚えれば、ちょっと練習すれば、自分でもなんとかなりそう・・・そうリードしてしまっているのではないか、と数名の方とのやり取りをしていて思ってしまいました。

実際に、そう思ってしまっているものですから・・・現実の売買をやってみると、なかなか結果が出ない。

どうしてなのか。

悩み苦しむ・・・相場に対峙したときに何故、こうなるのか。

何をやってもうまくいかない。

先駆者の話を聞いて、真似をして、俺にもできるはずだ、そう思ってやってみると、

・・・やることなすこと、自分を見透かしたように相場は逆ばかり

・・・俺はもう天に見放されたのであろうか!!

おお神よ、もしこの世に運というものがあるとすれば、一度だけでいいから俺の元に降りてきてくれ!!

誰かに助けて欲しくなる。

もう自分でどうしたらいいのか、全く五里霧中、暗中模索の日々!!


個別株で昨年の10月の暴落に引っかかって、株はだめだから、FXを、という「株がだめならFX組」という方も大勢おられるようです。

確かに、資金効率がとてもいいこと、昼間に仕事をしながら、晩にデイトレとして張り付ける時間が持てることなど、FXには、メリットも多いのは確かです。

しかし・・・FXは、個別株マーケットと比べて楽な市場でしょうか。
流動性が高いから、安全な市場でしょうか。

FXでやるもの良いと思います。しかし、これだけはわかっておいていただきたい。

私は、FX会社に友人がいます。彼は、言います。
「ほぼ全ての顧客が年間を通じて損失を出している。」
と。

そんな中で、年間で利益を出すことがどれだけ大変なことであるのか。

どれだけ厳しい世界なのか、わかっておられるのでしょうか。

その覚悟が本当にあるのでしょうか。

それを問いたいです。

これは、株が楽だ、と言っているのではありません。短期売買の世界では、株とて、それよりは若干ましな程度だと思います。

証券会社の口座数は1000万口座ほどはあるのでしょう。その中で、プロとして生活している人などどれほどなんでしょうか。
10万人いれば、100人に一人です。1万人なら1000人に一人の割合です。そんなにいるとは思えませんが。



ちょっとFXの厳しさを客観的データで見ていきます。

外為オンラインという会社があります。
http://www.gaitameonline.com/kaiji.jsp
ここの顧客預り証拠金残高の2008年度期初期末平均残高は、179億円でした。
さて、この会社のこの2008年度の営業収益、すなわち稼いだ金額は幾らだったでしょうか?

答えは、163億円です。

では、質問です。
この163億円の収益は、どこからあがった金額でしょうか。

ヒントは、FXの会社というのは、どこから収益をあげているのでしょうか。収益源は何でしょう。

わかりますか。

正解は、顧客の預り証拠金です。

顧客の預り証拠金のほぼ全額が営業収益に化けたのです。

この意味、わかりますか。

換言しましょう。

179億円のお客さんの資産を担保にして、1年間、お客さんに売買してもらって、その結果、163億円の収益をあげた会社なわけです。

では、お客さんはどうなるのか。平均すると、全ての顧客の資産は、1年間でゼロになります。

残高が残っている、増えているのは、それ以上にお客さんからの入金があったからです。

実はさらに恐ろしいことに、ここには、取次ぎ先の投資銀行の利益は含まれてはいません。それがどのぐらいあるのでしょうか。
それを含めると、顧客預り資産を超えることは間違いありません。
つまりは、FX会社に預けた顧客の証拠金は1年経過すると、マイナスになって戻ってくるということなのです。


これは、商品先物会社の収益構造と同じです。商品先物会社の収益は、毎年入ってくる顧客の預り証拠金残高とほぼ同じです。つまり、こちらも1年経過すると、証拠金が会社の収益に化けるわけです。

商品先物会社は、さらに念には念を入れて、顧客のポジションに対して、「向い玉」を入れます。
つまり、顧客が買ったら売り、顧客が売ったら買いの玉を建てるわけです。
ヘッジのためとか言い訳をしていますが、要するに、顧客から預かった証拠金は全て自分のポッケに合理的に入れる仕組みを作り上げた、ということなのです。

いいですか、彼らは、顧客が「確実に」損することを「知って」いるのですよ。


競馬の飲み屋というのをご存知でしょうか。違法行為ですが、競馬の馬券を客の相手方になって飲む業者です。
競馬は控除率が25%ですから、飲むことによって、顧客は勝手に損してくれますから、毎週収益になるわけです。
飲み屋が良心的?なのは、余りにも高い控除率なので、キャッシュバックしてくれる、というサービス付きなことぐらいでしょうか。

25%という控除率がどういうものかおわかりでしょうか。1レースから全員が賭けて、再投資されるとします。
1レース目に1億円が賭けられたとすると配当は25%控除、その資金は全額を2レースに投資するとすると7500万円となります。3レース目には、既に5625万円となります。
こうやって12レースまで続けると1億円の資金は、12レースが終了した時点では422万円まで減っているのです。

飲み屋は、顧客が、確実に損することを知っているのです。


プロギャンブラー NOBUKIさん、という方がときどき拙者のブログにコメントをいれてくださいます。
その方のブログを読んでいて、これは、という記事がありました。
「ギャンブル論/『プロ』ギャンブラーと付ける理由」
http://blogs.yahoo.co.jp/nobukiaa/59071327.html
ここを読んでいて、本物の匂いを感じずにはおれませんでした。

投資の世界とて同じです。

料理人なら、そこそこの店で必死で修行を積めば、少なくとも、その腕で食っていくようになることは可能でしょう。
左官さんの仕事でも、理髪の仕事でも、努力さえすれば、その道で食っていけるようにはなるものです。

別に料理人が簡単だと言っているわけではありません。
他の職業でも、サラリーマンでも、そうですが、仕事を頑張ってやってさえいれば、給料がもらえるわけです。

しかし、ギャンブラーにしても、投資家にしても、どれだけ頑張って勉強して、努力を続けても、それで利益をあげることができない人など、星の数ほどいます。

というより、それが「普通」でしょう。

この恐ろしい意味を本当に理解されているのでしょうか。

利益を上げ続けることができる、というのは、「普通ではない」のです。その厳しい意味を本当に理解されておられるのでしょうか。

私は、相場を教えて欲しい、とよく頼まれます。
そのほとんどは、「安易な気持ち」です。
今の負けている延長線上で、ちょっと頑張れば、程度の安易さを感じずにはおれません。

全くといって、これだけの厳しい世界を勝ち抜かねばならないという「覚悟」を微塵も感じないのです。


(今回は厳しい書き込みとなりました。やさしい言葉で説明しているからといって、だからといって、相場まで舐めてかかられても私はただただ困惑するばかりなのです。)

「覚悟を持つということ」 のコメントに代えて

2009/05/21 Thu

まず、最初に、多くのコメントをいただきました。皆さん、ありがとうございます。


書店に行けば、すぐにでも儲かる、そういう本に溢れているご時世です。
そういう中で、安易に相場を始められても、これは仕方の無いことだと思います。

それを攻めようと思って、「覚悟を持つということ」を書いたのではありません。

その趣旨ですが・・・

初心者が相場を始めて、現実の売買をやってみると、なかなか結果が出ない。

結果、苦しむことになる。

もう自分でどうしたらいいのか、全く五里霧中、暗中模索の日々!!

と前の記事に書きました。


では、自分だけが特別なんでしょうか。

雑誌に書いてあった、本に書いてあったようにやっているのに、結果が出ないのは、自分だけが特別に相場が下手なのか。

悩み、そして苦しむ、というのは、そこから出てくると思います。

何故なら、安易なお金儲けのための手段として、考えているのですから、その安易なお金儲けがなかなかできない、というストレスになってくるからです。

「覚悟を持つということ」の記事の趣旨ですが、

貴方だけが特別に相場が下手なのではありません。

相場が、貴方を狙い撃ちにしているわけではないんです。

そういうことなんです。

もし、本屋で1000円の本を買って、それを読んで相場を始めて、気が付けば1億円になりました。

というのであれば、1億人総相場師になってしまいます。


半年、1年と相場に取り組んでみて、

「安易なお金儲けの手段として、相場を始めてみたけれど、もしかして俺はえらいものに手を出してしまったんではないか!!」

そう気がつくことがどこかであると思うのです。

その気付きこそが、苦悩であり、五里霧中であり、誰かに助けを求める、その瞬間なのです。


前にこういう論争がありました。

どこかで大損しなければ、目が覚めないのではないのか。

いや、そんな経験なしでも、人は賢く相場を上手くなることができる。


目が覚める、とは、一体どういうことなのだろうか。そう思いませんか。非常に概念的な話です。

目が覚める・・・いったい何から目が覚めるというのだろうか?


私は、この論争に対する1つの答えとして、「覚悟」というキーワードをあげたいと思っています。

相場が上手く行かなくて、悩み苦しむことで・・・初めて、「覚悟」を持つ瞬間が訪れたのだ、そう思うのです。


相場という険しい山に登るために・・・

高尾山や生駒山へのハイキング感覚と装備で、エベレストへ登ろうとしていた投資家・・・運動靴とTシャツ、短パン、お弁当、お菓子は500円以内(バナナはお菓子ではありません)を持って・・・当然、高尾山に登るために、トレーニングなんてしません。

その投資家がやっと・・・酸素ボンベなど重装備、念入りな計画、登頂のための年単位のトレーニングを積む覚悟が、出来た瞬間だと思うのです。


ここで大きな分かれ道を投資家予備軍は選択することになるでしょう。

特に短期売買という職人の世界にとっては。

①短期売買はあきらめて、それなりの投資家として、中長期に転向し、勝てる方法をじっくりと考えてみる。

②安易な道を探すために、聖杯探しを始める。

③ふんどしを締めなおして、覚悟を持って、本気でエベレスト登頂を目指す。

④厳しさを知っても、なんとなくこれまでどおり続ける。

⑤相場の厳しさを知って、あきらめる。


誰ママ相場師さんのご指摘にあるように、中途半端にやるのなら、時間の無駄なのかもしれません。
結構多いのは、実は、④じゃないのか、と思うことがあります。

④の人は、なかなか上手くいかなくても、「そのうち何とかなるさ。」そう思っている人たちでしょう。そういう人は、悩みも小さいと思います。


本気で悩んでいる人こそ・・・③の予備軍です。


大いに、いいですか、大いに、思いっきり悩んでください!!


私やおくあんさんは、登山者にとってのシェルパでしかありません。

その山の地理にはたけているので、変な道に迷い込んで、抜けられなくなることを防ぐ役割は持てると思います。

しかし、おぶって連れててくれ、とか、リフトは無いのか!!、とか、ヘリで一気に山頂まで連れて行け!!、というリクエストには、残念ながらお答えすることはできない、のです。

ガイドできるのは、本気で重装備をして、登頂のための苦しいトレーニングに耐えられる「覚悟」を持った人だけに限定されるんだろう、そう思うのです。

そして、ご自分の足で、必死で登ろうという覚悟を持った人だけなんだろう、と思うのです。


私からのアドバイスは、以上です。



プロギャンブラー NOBUKIさんのコメント、プロの厳しい世界で生きてこられた迫力を感じて読んでいました。
洋書200冊の話。これも覚悟がなければできないことです。
プロという人種は・・・ちょろい覚悟でなれた人など、誰一人としていないんじゃないでしょうか。
相場も、その人の本気度を試しているんだ、と思います。


MASAOさん、ギャンブラーとプロギャンブラーとは、真反対なんですね。ギャンブルする、という言葉は、優位性に賭ける、必然性を取る、という勝負をしているプロギャンブラーとは、別の次元の話なんだ、ということでしょう。


ビットウィーンさん、相場を始めて、最初から何の洗礼もなく、順調にきているんですよ。相場って意外と簡単ですよね。という趣旨ではない、と受け取っています。
私は、FXを単純に攻めているわけではないです。短期売買は、どのフィールドでも大なり小なりだと思います。
ただ、FXが、隣の芝、と思う人が結構いたりするので、それを戒めるという趣旨がありました。
それから、個人的売買は、やはり個人的な売買になるでしょう。
私も利益計算書をつけて、売買明細を公開せよ、と言われても、それはお断りしたいです。

相場師歌合戦2

2009/05/22 Fri

さて、とても評判の悪い相場師歌合戦ですが、今回は満を持してお送りします。

これでブーイングの嵐だと、この企画はボツになる恐れが・・・


誰にもで一度は訪れるという「試練の山」。

これを乗り越えた時、初めて、「覚悟」が生まれます。


では、初心者トレーダーが、サブプライム暴落を未練たっぷりに歌い上げます。

聞いてください。

つぐない

(強制ロスカットの歌バージョン)

(注意事項:カッコ内は替え歌ではありません。私の単なる幻聴です!)

http://www.youtube.com/watch?v=LxbDwPq4XDs&feature=related


窓(チャート)に西陽(下げ)があたる部屋(トレンド)は

いつもあなた(評価損)の匂いがするわ

ひとり暮らせば想い出すから(もうここが底だろう)

壁の傷(追証)も残したままおいてゆくわ(というか、返してもらえないし・・・)


愛(塩漬け)をつぐなえぱ(損切り)別れになるけど

こんな女でも忘れないでね(だからまた繰り返す)

優しすきたのあなた(だから期待した)

子供みたいなあなた(だからずるずる切れなかった)

あすは他人同志(強制ロスカット)になるけれど


心残りはあなた(評価損)のこと

少し煙草(ポジション)もひかえめにして(ナンピン満玉、私が悪い)

過去(値頃感)に縛られ暮らす(逆張り)ことより

わたしよりも可愛い人(トレンド)探すことよ(やっとわかったのか!!)


愛(塩漬け)をつぐなえぱ(損切り)重荷(大損失)になるから

この町(株式相場)を離れ暮らしてみるわ(隣の芝は青いのか?)

お酒(FX)のむのもひとリ(自己責任)

夢(225先物)を見るのもひとり(誰にも頼れない)

あすは他人同志(強制ロスカット)になるけれど

覚悟(本気度)を持つということ その第二巻

2009/05/23 Sat

ある方が個人的な日記を綴ることを始められました。

そこには、私の1000本ノック理論である次のような実践記録が詳細に記述されていまいした。

①予習(環境認識、戦略立案)

②実践(1000本ノック)

③復習(考察、反省、明日への教訓)

家族を持って仕事をしている身で、これだけのことを日々綴ることの労力がどれだけ大変なものか、皆さんおわかりになるでしょうか。

寝る暇を惜しんで、というより寝ずに作業をしていたに違いありません。

私は注意しました。「寝る暇ぐらい持てよ。家族もいるんだろ。」と。

実は、昔相場を教えていた方がいるのですが、その方も、何度も何度も睡眠不足でぶっ倒れていんたんです。
それでも、泣きながら、ベッドの中で、相場の本を読んでいました。そしてまた倒れる。しかし、それをやめようとはしませんでした。

仕事をしながら、プロを目指してトレードの実践と勉強を続けること。
それがどれだけ大変なことなのか。おわかりでしょうか。


一度でもプライベートな形でもいいからやってみられるとわかると思います。自分だけのメモではなく、人に伝えられるような形で綴る詳細な①~③の記録です。
どれほど面倒なことなのか。

私は、この日記を読んで、この方の本気度を感じました。石にかじりついても、この険しい山を登頂してやる、という気迫です。

その気迫とオーラを私は感じずにはおれませんでした。

私は、このオーラに引きよせらるようにコメントを入れました。そして、それをまた素直に受け取って実践する。
この繰り返しが始まりました。


夢や憧れを持つ、ということは大切なことだと思います。志がなければ、何事も成就しません。
しかし、もしその夢を本気で叶えようと思うのであれば、人並みでは、だめなんです。

これは、相場師は凄いんだ、と言っているのではありません。他の職業でも大なり小なり同じでしょう。

リーマンの目標が、役員になること、だとすると、社員数千人、数万人のトップに上りつめるということは、並大抵の努力ではないと思います。また、ここには強運という武器も必要です。

他のどんな職業でもそうです。一流の外科医、一流の料理人、一流の旋盤職人。プロゴルファー、プロサッカー選手など。

ここで、「一流の」と書きましたが、他の職業と相場師の違うところはこの一流という定義の部分でしょう。

普通の料理人でも飯は食っていけます。また、普通の職人さんでもそれなりにやっていればそれで家族を養っていくことは可能でしょう。

しかし、相場師は違います。一流でないとだめなんです。それ以下は、全て食っていけるレベルにはなりません。残念なことですが、それが事実です。
二流以下は、三流、四流も初心者も全て同じです。

同じような性格がある職業には、プロスポーツ選手、NOBUKIさんのようなプロギャンブラー、などがあります。どれもこれも「一流」以外は、それで食うことができません。


やっと損はしなくなった、というレベルは、どんぐりの背比べを初心者としているレベルで、これからの駆け出しです。長い道のりが始まるのは、ここからです。五流の段階です。


私のターゲットとしている読者とはどういう人たちなのか、考えてみました。
こういうことを書いているということからして、「将来はいずれ相場で食っていきたい」、そういう夢を持っている人たちなんだろう、そう思います。

もちろん、仕事の片手間でいいから、それなりに儲けたい、という読者が大半だと思います。
厳しさばかりを問うと、「うざっ!!」とか思われているんだろうな、とも感じますが、ここは、またやってる、ぐらいでスルーしてください(笑)


私が許せないのは、そういう覚悟を持って、プロになろうとして、必死で努力している人の足を引っ張ろうとする行為です。

冗談じゃねぇぞ!!

それだけの覚悟もないのに、頑張っている人の邪魔をしないでください。僻むのは勝手ですが、勉強の邪魔なので、外に出ていってください。アホがうつります(おくあんさん、パクりました)
犬のおしっこみたいなコメントもいらないです。

初心者ほど脆いものです。大切にしてあげないと、簡単に崩れます。
そういう初心の気持ちをわかってあげて欲しいんです。
初エッチのようで、不安でいっぱいなんです。周りから何ていわれるんだろう。
こんなしょぼい記録をだして、公衆の面前でちん○○を出しているような恐怖感と不安感でいっぱいなんです。それでも、けなげに頑張っているんです。

けなすのであれば、どうかおくあんさんや私をけなしてください。少々では、こけませんから・・・


念のため申し上げると、実は、僻むという感情は、頑張っている人、闘争心がある人が持って当たり前の感情です。

僻むことは、それだけで終われば悪しきことですが、自分がそういう感情を持ったことを理解し、その感情を乗り越えて、自分の励みとし、努力する燃料として使いこなせれば、飛躍のための大いなる推進力となるのです!!

今の自分に安住していては、僻むこともありませんが、それでは飛躍することは決してできません。
そういう意味で、感情が揺れ動くような事態に遭遇できたことは、実は大いなるチャンスを得たことと同義なのです。

このことを理解せずに単に努力している人の足を引っ張る行為に終始するのは、情けない限りだと私は思います。

敵は・・・何百億円もの装備をまとった巨大投資銀行や機関投資家、そして知恵と英知を絞りに絞ったヘッジファンドなんだよ!!

仲間内で足の引っ張り合いなんかしてる余裕あらへんのや!!



私は、覚悟を問うています。

覚悟のオーラが出ている人のところには、私もオーラに同調しますから、真剣に応援をしたいです。

しかし、そうでない方には、それなりに接するより他しようがありません。

私はこの道は本当に厳しいものだと思っています。自分がその厳しい道を辿ったからです。

この道が厳しいと覚悟しているのなら、ちょっと損が続いたぐらいで、相場が見えなくなったぐらいで、挫折することなどないでしょう。
何故なら、そんなことは「あたりまえだのクラッカー」だからです。

覚悟を持っている人は、「知って」いるんです・・・損して当たり前、うまく行かなくて当然だと。
何ら悲観することも、不安になることもありません。当たり前なんですから。

一冊2000円の本を読んだらプロになれる、そう思っている方がどうかしてる、と私は思います。

しかし、厳しくなんかない、楽勝だ、そう思う人もいて当然です。そういう人は、その道を歩めばいいです。

私は、相場の山を登るときに、登山靴、ヤッケなど重装備をお勧めしています。
しかし、運動靴、お弁当、おやつ500円以内(バナナはおやつではありません)程度の行楽気分で望む人もいることでしょう。お気楽な金儲けの道具として・・・

それぞれ道があるのですから、それぞれの道を歩むのみです。

私は、人を改心させようとか、私の考え方を押し付けようとか、そういうおこがましいことはできませんし、する気もありません。

ただ、「私はこう思う」と私の国(ブログ)で叫ぶのみです。
(人の国では、人の国のルールがありますから、そのルールに従いおとなしくしていますが・・)



おくあんさんの書かれていること、NOBUKIさんの書いておられること・・・何か他とは違うオーラを感じませんか。

凄い覚悟、本気度(NOBUKIさんパクりました。失礼)を感じませんか。
(実は、私は覚悟よりも本気度に引越ししようかと思っています。こちらの方が、私の感覚とマッチするからです。NOBUKIさんパクッてもいいですか?)

腹がすわっている、そう思いませんか。(harutomoさんパクりました。失礼)

何故ここまで必死で考えているんだろう。

どうして、これだけ深く深く理解しているんだろう。

何故、これだけの知恵を持っているんだろう。


何故じゃないです。

ここまで必死で考えているからこそ、これだけ深く深く専門知識があるからこそ、常人にはないような知恵があるからこそ・・・プロとしてやっていけるんです。

本末転倒です。


必死で考えない、専門知識もない、知恵もない、それでプロ、なんているはずないじゃないですか。

どんな仕事でも同じです。相場だけは楽して儲けるための手段だ、とは私は思いません。

(使用上の注意:それなりに生活費の足しになるかなぁー、という人は、それなりに割り引いてこの記事を読んでください。ただし、マーケットには、階級制やハンディ、なるものは、残念ながら存在しません。ハムスターやうさぎを狙って、狼やライオンがうようよしていることをお忘れ召されぬように・・・)

(NOBUKIさん、私は、相場書籍1000冊以上に囲まれています。嫁からは、床がぬけるぅーー、と文句言われています(笑))

誰ママ相場師さんからご紹介いただきました過去記事で、こちらに同じようなことが書いています。
私の好きな記事です。併せてお読みいただければと思います。

http://blogs.yahoo.co.jp/guamtrain/48193766.html

バンビーノは、ヘマをして殴られたときに、殴った相手を責めずに、情けない自分を責めました。
これが私の大好きなシーンでした。自分がだめなやつだ、と認めるのは、本当に辛い。どうしても、周りを責めたくなる。でも、そのときこそ、未熟な自分を見つめなおす瞬間だと思うのです。この瞬間こそ、覚悟ということに気がついた瞬間でしょう。
やっと入り口に立ったその瞬間の描写が見事だと思います。受け入れ姿勢ができたその瞬間です。
http://www.youtube.com/watch?v=0-Fu5f5vVLM&feature=related
(ありました。続きはTSUTAYAでどうぞ)

いたちごっこ その第一巻

2009/05/26 Tue

<甚助と拓也、そして次郎の物語>

聖杯伝説・・・何と投資家を魅了する言葉だろうと思う。

この見果てぬ夢を追い求めて、どれだけ大勢の投資家がその聖杯を探して、ネット上を徘徊していることだろうか。

どこかを探せば、聖杯があるはずだ。

今回は、ついに、その聖杯を見つけることができた3人の男たちの物語(ほぼフィクション)なのである。



ここに一人の男がいた。名を甚助という。

この男、めっぽうな競馬ファン。土日は競馬場に入り浸りの生活だった。当然、負け続け。借金がどんどん増えていく一方。もうこれ以上この生活を続けていると、破産するしかない。そう思っていた。
ある日、日刊新聞を見ていて、甚助は、あれ、と思った。この指数いいところをついているじゃないのか。早速、家へ戻って、甚助は過去の新聞の統計を取り出した。
すると、ある買い目は、資金回収率が100%近くなる。何か工夫をすればいいんじゃないか。そう考えた甚助は、頭数の多い荒れるレースを買わないことにした。回収率は102%になった。もっとなにか買わないでいいレースはないのか。統計を睨んでいて、ハッとなった。午前中のレースではよく当たっている。
そこで午後は買わないことにした。すると106%まで回収率が上がった。びっくりした。この買い目をひたすら買えばいいんだ。
競馬の聖杯を発見したのである。
翌週から甚助は、この指数に沿った買い目をひたすら買った。そして、数ヶ月、大方の借金を返済できたのである。
甚助の競馬仲間たち。最近、甚助の景気がいいのに目をつけた。「甚助、なにかいい情報でもあるんか?」
すると、甚助は、「ちょっとな。」
「なんだよ。教えろよ。」
甚助も酔った勢いもあって、また、ちょっと自慢したくて、ついこう言ってしまった。
「日刊スポーツの指数があるだろ。あの指数のあそことあそこを組み合わせて買うと、結構あたるんだ。午前のレースだけにするとな。」
甚助は、まあ一人ぐらいならどうってことないか、そう考えていた。
それから、また数ヶ月たった。
甚助は浮かない顔をしていた。
「例の指数の組み合わせがどうも儲からないなあ。あれだけ好調だったのに、何日も利益が出ない。おかしいぞ。」
甚助は、たまたまパドックで馬を見ていて、びっくりした。
見知らぬおっさんが、日刊スポーツ片手に、甚助の考えた組み合わせに赤印をつけていたのである。
おどろいたのは、甚助だった。
さらに驚いた。日刊スポーツにこんな広告が出ていたのである。
「脅威の一点買い法則。午前中のレースだけで資金回収率106%!!定価7万円!!格安で教えます。」
あの野郎、誰かにしゃべりやがったな!!
甚助は、競馬仲間を問い詰めた。すると、「つい自慢したくて、二人にしゃべったんだ。すまん。」と言った。
脅威の一点買い法則は、儲かる、と口コミで評判になっていた。そして、大勢がその買い目を買い出したのだ。
そして、どうなったのか。
みんなが買って、オッズが下がり、利益は出なくなったのだった。
こうして、甚助はまた元の借金生活に戻ったのであった。




ここに一人の男がいた。名を拓也という。

拓也は、システムトレーダーを夢見て、日夜検証を繰り返していた。検証を始めて3年たったある日、ある株のギャップが特定のパターンを作ることを発見したのだ。
早速、統計を取ってみた。過去5年間、手数料込みで計算を繰り返す。確かに利益になる。やったぞ。ついに俺は聖杯を発見したんだ!!
念のため、それからしばらくは検証期間としてみていた。確かに負ける日もあるが、このパターンでやれば、月間では利益が続いた。満を持して、3ヶ月目から実践に入った。そして利益が予想どおりでた。1年経過して、彼はプロとなった。
ある日、友人が尋ねてきた。
二人で酒を飲んでいて、友人はこう言いだした。
「拓也、頼むから俺にも教えてくれ。俺はもうだめなんだ。頼む!!」
拓也も酔った勢いもあって、また、ちょっと自慢したくて、ついこう言ってしまった。
「ギャップがあるだろ。この銘柄には、実は、ギャップしたときに、ほらこういう癖があるんだ。」
それから、数ヶ月たった。
拓也は浮かない顔をしていた。
「最近、俺のシステムが不調だ。こんなに儲からないことが続くことはなかたはずなのに。なにかおかしいぞ。」
なんとなく2ちゃんねるの株板を読んでいた。
卓也がなんとなく記事を読んでいると、何か騒ぎになっている。何だろう。そう思って読んでみると・・・卓也は驚いた。
何と、卓也が見つけた聖杯の売買ルールが書かれているではないか。
あの野郎、誰かにしゃべりやがったな!!
拓也は、トレーダー仲間を問い詰めた。すると、「つい自慢したくて、二人にしゃべったんだ。すまん。」と言った。
拓也の法則は、2ちゃんねるで、儲かる、と口コミで評判になっていた。そして、大勢がその株を卓也の法則で売買したのだ。
そして、どうなったのか。
卓也が安く買おうとしても、みんなが買って、安くは買えなくなった。
こうして、拓也はまた元のサラリーマンに戻ったのであった。




ここに一人の男がいた。名を次郎という。
次郎は、新興株が好きだった。誰にも教えられることなく、デイトレードを始めて、数年したときに、オーソリティにはご法度とされている逆張りの急落狙い、という売買で利益が出ることを見つけ出した。聖杯である。
彼はこの法則で、100万円を瞬く間に1億円にした。
評判を聞きつけたのは、TV局であった。心の広い次郎は、TVの取材に応じた。さらに雑誌の取材にも応じた。
瞬く間に時のヒーローとなったのである。
次郎のことは、投資雑誌の特集記事となって、俺はこうして儲けました、と大々的にそのノウハウが書かれていた。
「俺は心の広い男だ。みんなに教えてやるんだ。」
しかし、それから3ヶ月後、次郎は浮かない顔をしていた。
「最近、逆張りしてもすぐに落とされるようになった。というより、自分が思うように急落しないんだ。中途半端なところで買い注文が入ってくる。なにかおかしいぞ。」
次郎の逆張りは、大勢の賛同者を得た。みんなが真似を始めたのだ。下がったら買いチャンスを大勢のトレーダーが見るようになった。
そして、どうなったのか。
次郎が安く買おうとしても、みんなが買って、安くは買えなくなった。
こうして、次郎はトレードでは儲からないので、DVDを売って、商売したり、セミナーを開いて、稼ぐこととしたのであった。

参考記事。
http://blogs.yahoo.co.jp/guamtrain/51009112.html

(つづく)

いたちごっこ その第二巻

2009/05/27 Wed

<あたりまえだのクラッカー>

ジョージ・ソロス氏の再帰性理論、というのをご存知だろうか。
一番わかりやすい表現の抜粋のつもりですが・・・

「自然現象においては、化学反応にせよ、物理法則にせよ、ある事実の一群を直接、次の事実の一群に結びつける因果の連鎖が存在する。
だが、社会現象に関しては、この因果の連鎖は、はるかに込みいっている。事実のみならず、参加者のその事実に関する解釈や、複数の人間関係による解釈の相互作用もまた、因果の連鎖に加わってくるためだ。」

うーん、難しい。何を言っているのだろうか。

自然界の法則と相場の法則、相場も科学だと言われることがある。しかし、相場は全く違う性質を持っている。

ここを勘違いして、相場の法則は、永遠に続く自然界の法則(万有引力の法則など)と同じように考えている人が非常に多い。

自然界の法則においては、ニュートン力学にしても、絶対の法則に変化は起こらない。しかし、相場はその性質を変化させるものだ。

特に相場において問題になり、わかりにくいのは、相場の参加者そのものが、相場の動きを変化させる性質を持っている、ということである。

これをジョージ・ソロスは、再帰性理論、と名づけた。

大勢が知ったことによって、法則が消えるという「人口に膾炙された戦略」の末路のこともその性質を証明している。
http://blogs.yahoo.co.jp/guamtrain/51009112.html


そもそも聖杯とは何ぞや。
100%の勝率で勝てる投資戦略、とは誰も思ってはいないだろう。

では、これはどうだろうか。勝率は60%程度で、勝ったときと負けたときの損益は同じ値幅の戦略、これを仮に「システムA」としよう・・・これならなんとなくありそうではないだろうか。

もし、これが継続的に再現するのであれば、これは「聖杯」と呼べるものだろうか。

そもそも相場のエッジと聖杯、どこが違うというのか。

聖杯とは、求めても実は存在しないものの象徴として表現される。そして、エッジは、特定の優位性をさす。

聖杯はないから聖杯。あるのはエッジ。
(ややこしやー、ややこしや。ややこしやー、ややこしや、ポン!!)

私は、過去の記事で「聖杯など(ネット上を)いくら探しても無駄なことだ。」と何度も何度も書いている。

では、聖杯は本当にどこにも存在しないものなのか。

果たしてシステムAは、この世に存在し得ないものなのか。


私の答えはこうだ。

システムAは、この世に存在する。しかし、ネット上には決して存在できない。何故なら、ネット上に公表された瞬間にシステムAは、儲からないシステムに変異するからである。

公開されたシステムAは、もはや蒸発したも同じである。


システムAを聖杯とすると、聖杯を幾らネット上で、または、本を読んで探したところで、そこに仮にAがあったとしても、自分が見つけることができた時点で、既に聖杯は、ただの汚い杯に変異している。

だから、聖杯探しには、意味がない。

相場のノウハウをネット上で公開すること。それは、そのノウハウを死を覚悟してのこととなる。

ネット上で公開された投資戦略こそ・・・

お前はもう死んでいる

だから、そんな死んだものを探し歩いても無駄なだけ。

システムトレーダーなら、こんなことは、「あたりまえだのクラッカー」なので、たとえ拷問にあったとしても、自分のシステムの中身を話すことなどありえない。

プロ同士なら、こんなことは、あたりまえだのクラッカーなので、相手に対してそのノウハウを聞くことなど絶対にありえない。

誰しも、甚助と拓也、そして次郎になんかなりたくないのである。

株式市場を見ても、ここ数年間だけで、数多くの投資戦略が、暴かれて、そして消えていった。
コメントにあった「コバンザメ戦略」もその一つ。
これだけ明らかなエッジは、誰かが暴露しなくても、徐々に気がつくトレーダーが増えてきて、消滅するのは、時間の問題であったのは確かだろうが・・・迷惑な話だ。

今年に入っても、消えつつある投資戦略があるのを私は見てきた。

芥川龍之介の蜘蛛の糸、ではないけれど、みんなが乗ったら、その船は沈む。あたりまえだのクラッカーなのである。

前の記事に書いた「持ち株会の特性を利用したトレード」など、定員2~3名程度のものだ。
それをネットで公開してどうするつもりだったんだろうか。私は、不思議でならない。
ネットで公開された結果、定員3名のところに30名も乗って、見事に船は沈没した。あたりまえだのクラッカーである。

ソロスの再帰性理論による「そのエッジに対する人々の認識の変化」「隙間を埋める行動」がそのエッジを終了させることとなる。


ここで一つ反論があるかもしれない。
「トレンドの優位性は、大勢が知っているのに未だに有効じゃないですか。おかしいじゃないですか。おらおらおら!!」

トレンドの優位性というのは、
①人の本性に根ざしているもので、非常に強い性質を有していること。
②トレンドの背景には、ファンダメンタルの変化という市場の需給以外の要因で動くということ。

この強力なエンジンがついているので、非常に「堅牢なエッジ」である、という性質を有している。
多少、トレンドを理解した売買が入ったとしても、ファンダメンタルに根ざして、かつ、人々の本性に根ざしているものなので崩れにくいのだ。

トレンドとは、相当に堅牢なエッジ、ということだ。


しかしながら、それでもタートルズの優位性が非常に減少していることもまた事実。

昔、商品相場の小豆、生糸、乾繭という日本のローカル市場において、20日間ブレイクのタートルシステムが世界でもNO1の利益率を誇る性質を有していた。(検証のみの段階。だれも実際にはそのシステムで売買していない状態ということ。)
過去10年間の検証結果でも恐るべき利益をたたき出していたのである。
それに目をつけたのが、実際のタートルたちだった。
彼らのシステムがこの3市場に乗り込んできたのであった。

そしてどうなったのか。ローカル市場では、彼らがどこで買ってくるのか、売ってくるのか、システムのサインをあっという間に読まれてしまった。
そして、地場筋の連中がこぞって、このシステム売買を「カモ」にしたのである。
すなわち、20日の高値の手前で買って、値段を吊り上げ、20日の高値にタッチさせる。そうするとタートルズが買い出動する。その買いに自分が買っておいた玉をぶつけて売って決済する。
オマケに、タートルズがその買った玉をどこで「損切り」するのかも読まれていた。地場筋は、タートルズが損切りするポイントまで相場を売り込んだのは、言うまでもない。

これが繰り返された。

結果、市場は大変革を起こし、たちまちタートルシステムでは儲からない市場となった。
10年間、あれだけタートルシステムで売買したら(実際には売買していない)見事に儲かっていた市場は、タートルズ自身の重みによって、崩壊した。

結果、タートルズたちは、敗北して去っていった。
(以上は、私の記憶と解釈です。間違っていたらご意見ください。)


自分の戦略をさらすということは、手の内をオープンにしてポーカーをするようなものだ。ただのアホである。

どこに賭けようが、当たるかどうかの確率は変化しないルーレットと違い、相場はポーカーである。
相手と自分との駆け引きが常に展開されている。
相手の出方次第で、ゲームの戦略はさまざまに変化するのだ。

自分の手のうちを隠して、時にはブラフ(はったり、威嚇、だまし)をかまして、敵を揺さぶり、敵の戦略を逆手に取る。当然だ。

最近、相場をルーレットのように理解している人が多い、ということに気がついて、私はかなり驚いた。というより、愕然とした。

何と、あたりまえだのクラッカーを食っていないのだ!!


自分以外の相場参加者全てを損切りに追い込んで、自分が総取りすること・・・それがディーラーの目標だ。
そのチャンスを虎視眈々とうかがっているのだ。
彼らは、みんながびびるような商いを見せて、チャートを作って、罠にはめようとする。

日経225先物などは、その典型マーケットだろう。

こういうマーケットの仕組みを理解しようともせず、単に本に書いてある誰でもが知っているチャートパターンを使って、オシレーターを使って、儲けよう、というのは、無理がないだろうか。

少なくとも、「みんなで渡ったら怖い」のがマーケットの鉄の掟であることについては、マーケットは全く変化していない。

そして、エッジの発見→暴露→エッジの消滅→エッジの発見→暴露→エッジの消滅→エッジの発見→・・・

永遠のいたちごっこが続く。

こうして、市場は効率的になってくる。

あたりまえだのクラッカーなのである。


こうやってブログで公開したノウハウは、「人口に膾炙する」危険性を常にはらんでいる。というよりも、そうなっても構わないという性質のものだと覚悟しておかねばならないだろう。
たとえ、セミナー屋の儲けのネタにされても、ライバルとなるディーラーに読まれてもしかたがない。
逆に言うと、そういうことがわかりすぎているほどわかっているので、なかなかエッジの詳細については、書きにくい部分となるのは、ご容赦願いたいところだ。ケチでいっているのではない。

少なくとも、システムトレーダーの方なら、100%賛同していただけると100%確信している。

(あたりまえだのクラッカーは、おくあん氏が掘り出した貴重な一品である。それを勝手に流用する私のような輩が出るのである。このようにネット上でのパクリ、カスリは常識なのである。)

(つづく、かもしれない。またな!!)

こちらの別館にも本日いいネタがあがっています!!
http://mauitrain.blog111.fc2.com/

仕事道具

2009/05/28 Thu


仕事道具というのは、どんな仕事でも大切なものです。

特に職人にとっては、プロ向きの仕事道具を使うのは、常識。

仕事道具に手抜きをする職人など、職人にあらず、でしょう。

家庭用の万能包丁を使う日本料理人、フレンチのシェフ。

家庭用のコンロでホーローの中華鍋をふる中華の料理人、など見たこともありません。

カッターナイフで手術する外科医。いたら傑作です。

安物の家庭用のこぎりを使う大工さん。

皆、職人は、道具にこだわりを持ち、いつも手入れを怠らず、ごついプロ向きの道具を使っています。

あたりまえだのクラッカーです。


最近は、24インチのモニターも安価になってきているので、これを使っている人も多いことと思います。

まだ、使っていない人は、ちょっとそのイメージだけでもと思い、メタトレーダーの24インチフル表示でのユーロドルを画像で添付しておきました。

ご自分のちびっこモニターで表示させてみてください。
17インチやノートPCの15インチだと原寸大で、ほんの一部しか表示できないのに驚かれることと思います。

まるで、鍵穴から覗いているようだ!!

そう思われたのではないでしょうか。

チャートを鍵穴から覗いて、果たして勝てるでしょうか。

モニターは、デュアルモニターにして、24インチは、チャート用にして、17インチを発注用にする、などの工夫もあるでしょう。

また、2台以上のPCを使えば、さらに1台2モニター×2PCで、4モニターなど視界は広がるばかりです。



さて、24インチでちょっとだけアドバイスです。

解像度ですが、1920x1200と1920x1080に両方があるのですが、当然に前者がお勧めです。

サムスンやLGなどのメーカーから今では3万円以下で販売されています。価格COMでお探しください。

私はナナオのモニターを3年前に14万円ぐらいで買いました。
ナナオだからということだったのですが、非常に目に優しくないモニターです。ギラギラ目潰しモニターと呼ばれています。

このあたりのことは、こちらをご参考にしてください。
http://miyahan.com/me/report/computer/070125_WUXGA_LCD/
かなりマニアックになっていますが、実際には、そんなに酷くはありません。
ただ、ギラギラ感はありますが・・・

動画性能がいいからといって、静止画が綺麗ということはありません。動画性能などどうでもいいので、綺麗な静止画にこだわる24インチが本当は欲しいのですが・・・



それから、2台以上のPCを使う際には、1つのキーボードとマウスで2台以上のPCを操れるこのソフトが超お勧めです。

synergyというソフト。

これを導入すると、1つのキーボードとマウスで全てのPCを操作することが可能となります。
つまり、全モニターを共有できるので、あたかも1台のPCに全画面がつながっているようになる、という画期的なソフトなのです。

http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-435.html

私は、4台のPCを使っていますから、ほんとに毎日重宝させていただいています。



おくあんさんのコメントを読んで追加です。

>同じ実力の人がいたとして。
>片やしょぼい道具、片やプロ用だったとしたら、完全にプロ用を使用している方が優ります。
>もうそれだけで、とんがりコーン、すでに死んでいるですね。(笑)

こんなにわかりやすく書いたら、みんな真似するじゃないですか(笑)まずいっすよ。今では2万円ちょっとで買えるんですから、24インチ。

スイングのおくあんさんでもそう感じているのなら、デイトレ派だとその何倍も「違いがわかる男のゴールドブレンド」です(笑)

イラクの根性兵士 VS 米軍ハイテク軍団・・・の戦いを見たばかりですね。

日本の竹やり攻撃 VS B29戦略爆撃・・・これもありました。

根性、努力では、いくら勝っていても・・・

前に1台PCが立ち上がらなくて、2モニター減少して4モニターでの戦いに望んだんですが、勝てる気がしなくて、早々に退却したことがありました。
私の腕でも、高性能レーダー6つのうちの2つが壊れただけで、この始末です。参りました。

慌ててPCを買って、その日にバックアップしました。PC代ぐらい・・・


私は、個別株、多銘柄をやるので、モニターがここまで必要ですが、銘柄限定、FXなどだと数はそういらないと思います。
ただ、大きくチャート見ることができるモニター1つはどうしても欲しいところです。


ちなみに、PCの性能は適当でいいです。ただし、2モニターが使えるようにグラフィックにDVI(もしくはHDMI)のデジタル出力端子が2つ欲しいです。そうでなければ、1つはアナログでもいいので、出力が2つ以上あるのを選定してください。(出力が2つないと2モニターにできません。)

もしなければ、グラフィックカードを追加すればいいです。1枚1万円以下で、DVI×2出力があると思います。(ちょっとPCの知識が必要です。)


そういえば、子供がピアノの発表会で使うグランドピアノがとてもひきゃすいから、上手くなったようだ、と言ってました。
「グランドピアノは置く場所無いぞ!!」と叱っておきましたが・・・

大工さんが何故あんなに上手にカンナをかけるのか。もちろん腕もありますが、普段から手入れの行き届いたごついプロ用のカンナを使っているから、ということも大きいです。
家庭用でかつ手入れが行き届かず刃先が鈍ったカンナではあのように綺麗にはカンナかけられません。


正直、ちびっこモニターだけで勝てるかどうか、疑問です。私の実力なら無理です。

ここは、勘違いしないほうがいいです。腕や根性だけでは、どうしようもないこともあります。

いたちごっこ その第三巻

2009/05/30 Sat

<反撃開始!!>

前回の「その第二巻」は、システム派の方からは諸手を挙げて賛同いただける記事だと思っていましたが、事実そうでした。

システム派の皆さん、実は、皆さんが私のこれまでの記事を読んで、苦々しく思っておられるであろうことは、わかっていました。

というのは、私の過去の記事では、
「聖杯などどこを探してもない。相場は腕で取るもの。頑張って練習すれば腕が上がる。地道な練習しかない。」
そういう理屈で押し通してきたからです。

そもそもシステム派の相場アプローチのロジックは、次のようなものです。
「まだ見つけられていないエッジというエンジンをアイデアと過去の検証から探し出すこと。この探し出すための地道な検証作業こそが最も重要。そしてそのエンジンに基づいた売買ルールを構築をする。実際の売買は、極端には自動発注も可能。従って腕などという得体の知れんものはどうでもいい。」
となります。

このシステム派のアプローチの視点から、私のブログを読むと、「何をたわ言ぬかしとんじゃい!!このたわけが!!エッジなくして相場に勝てるはずないやろ!!バットを振るだけが上達道やと!!冗談は顔だけにしろ!!」
となるはずです。

そうなんです。私が変なおじさんです(笑)
私は、システム派のロジックを一見すると、一蹴し、全面否定しているようなことを書いてきました。

しかし実際には、どうなんでしょう。システムのプロは現実に存在しますし、実際に自動売買も行われています。私の過去のロジックだけだと、そこに何らの説明がつきません。


そもそもエッジとは何でしょう。
別名「とんがりコーン」とも言います。

終わり・・・ガクッ!!

冗談はさておき、エッジとは、日本語では「優位性」。そもそも優位性とは、比較があるから優位なんです。では、何と比較しての優位なのか。

過去の統計上、プラスの優位性があるとは・・・マーケットは、実は、効率的ではなく、需給の一時的な歪みなどにより、偏り生じ、その偏りが優位性を生み出す。

そして、もし、何の優位性も持たない場合、いくら優秀なマネーマネジメントを用いても勝つことなど不可能。

もし、マーケットが非常に多くの参加者によって成り立っており、情報の歪みや恐怖や欲望による歪みが生じない非常に効率的なマーケットだとすると、そこから利益を得るのは、困難となる。

みんなが知っている歪みは、歪みとはならない。市場は効率的に変化する。従って、そこにエッジも存在しない。

人が知らない市場の歪みを自分が知っているということは、その人のエッジとなる。(あくまでも人が知らないが前提)

ただし、強力なエンジンが備わったエッジは、多少の需給による圧力にも屈することはない。

以上が、私のエッジに関する見解です。


ちょっとわかりずらいかと思い、以下の事例を読んでみてください。

青色発光ダイオードというのを世界で最初に開発したのは、日亜化学工業という会社でした。この会社は、この開発によって、一気に業容を拡大しました。

世界で誰もがなしえなかったものを研究開発し、それを製品化することによって、大きな利益を得たわけです。
ところが、そこにあぐらをかいていては、他も研究開発を進めているわけですから、いずれどこかで追いつかれます。
製薬会社も同じ。常に膨大な研究開発費をかけて新薬を開発し、先行者利得を得ようと必死です。

ここでも、「いたちごっこ」が展開されています。

ハイテク企業各社は、莫大な研究開発費を常にかけて、しのぎを削っているのですが、これと同じことがシステムトレードにも言えるんじゃないかと思います。

もしせっかく開発した技術も、大手企業に真似されると、あっというまに中小企業など倒産してしまいます。そのために特許制度というもののあるのです。

もし、個人投資家が、マーケットのエッジを見つけ出し、それをシステム化できたとします。そしてそれを公表した。するとどうでしょう。

莫大な研究費をかけて、鵜の目鷹の目でマーケットのエッジを探しているヘッジファンドなどが放っておくはずがありません。
あっという間に巨大な資金がそのエッジを求めて乗り込んできます。

その結果、そういうエッジなど木っ端微塵です。
ただでさえ、今個別株市場では、アルゴリズム取引などがマーケットを蹂躙しています。海の藻くずです。

機械的に取引して儲けられる機会を知れば、100億円でも1000億円でも1兆円でもそのエッジに対して資金が入ってきます。あたりまえだのクラッカーです。

これは、前回小豆相場の悲劇で書いたとおりです。

システムは、秘すれば花です。特許がない世界ですから、公表しないことが、自分を守ることになるんです。


以上、システム派擁護調書を読み上げました。

では、裁量派弁護士からの反対弁論に移りたいと思います。


そもそもですね。あらなみ氏は、裁量派なわけです。従来からの主張を読むと、
「トレードに王道など無い。聖杯を求めても無駄なことだ。地道な1000本ノックという練習を通じて、トレードに上達することこそ近道なんだ。」
となっています。

ところが、「いたちごっこ その第二巻」の要旨は、
「自分だけの聖杯を探せ。そしてその聖杯を(こっそりと)見つけ出した人が、プロなんだ。王道を探せ。(ただしネット上には無いぞ)。」
そういう主張だと受け取れます。

これは、明らかに従来からの熱心なこのブログファンに対する重大なる裏切り行為だと断ぜざるを得ないのであります。

そして、その重大なる裏切り行使を平気でやっておいて、あたりまえだのクラッカーなどと読者をバカにでもしているような暴言を連発している。これは許しがたきことです。

このような暴言を許しては、1000本ノックを信じて地道な練習を続けている読者に対して、申し訳が立たない。


ここで弁護人は、被害者の一人源蔵さんを弁護側証人として要求します。

源蔵さん、あなたは、あらなみ氏の教えに従って1000本ノックの練習をしていたわけですが、前回の記事を読んでどう感じられましたか。

はっはい、正直、天地がひっくり返ったように思いました。信頼していたあらなみさんなので、まさかあれほど否定されていた聖杯を肯定されただけでなく、それを手にしたものだけがプロになれる、なんて書いてあったものですから、もう発狂寸前で、仕事も手につかない有様なんです。
地味なこの練習の延長線上には、プロはいない、と言われてしまったようで、この先どうトレードしたらいいのか、全くわからなくなりました。

泣いておられますね。そうですか。被害者のご心中お察しいたします。

このように重大なる裏切り行為を裁量派被害者弁護団としては断固として、許すことはできません。
厳正なる処分を要求するものです。
以上、弁護側反対弁論をおわります。

(つづく、かもしれない。)

(ここで終わったら、暴動が起きるかもしれんな。でも、気まぐれに更新してるから、期待しないで欲しいものだ。)

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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

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