スポンサーサイト

--/--/-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

人の思い

2009/04/04 Sat

昨日、金スマで、タレントのベッキーさんの特集を見ていました。

彼女は、子供のころから芸能人になると「決めていた」そうです。ですから、生活のあらゆる座標軸をタレントになることのために費やしていた、と言っていました。
また、超ポジティブ、常にこれを心がけている、とのこと。
そして、何よりも好きで好きでしかたがないのが、今の仕事、だそうです。

休みは月に1回とからしいのですが、全く苦にならない、ということでした。何故なら、好きな仕事をしているから。
他の芸能人と違って、修学旅行とか行くぐらいだったら、仕事をしていたい。家族旅行をするぐらいだったら、仕事でロケに行きたい、と言っていました。
ベッキーを知る仕事仲間は、彼女を評して「どんな形にせよ彼女は成功していたと思う」とコメントしていました。


そういえば、私は20歳のときに相場師になると決めました。
勝手に決めたんです。
それからは、生活のあらゆる座標軸は相場中心となりました。私の青春は、相場でした。

相場は、はい、好きですよ。
相場のことを考えていると、時間が経つのを忘れて没頭してしまいます。
こうやってブログを書いているのもその現われでしょう。
祭日とかがあると「やめてくれよな、祭日は・・」と文句を言っている自分がいます。そして朝から相場のことを考えています。ブログを書いたりします。

いつ休んでもいいんですが、家族サービスしないといけない日を除いては、ほとんど休むことはありません。

やりたいんです・・・相場を。

驚かれるかもしれませんが、親の通夜、葬儀の当日・・・相場を張っていました。そして、勝ちました。
当然ですが、風邪で熱を出しているときも、売買しています。

相場がなくなったら・・・廃人になるかもしれませんね(笑)

好きなことを仕事にする・・・正直難しいと思います。趣味と仕事が一致する、なんてことは世の中そう甘くはないですよね。現実は。

趣味=相場=仕事、この関係が成り立たないと、つまり儲けるための単なる手段として相場を捉えていては、なかなかここまでの努力・・・本人は努力ではなく遊び、喜び、なんですが・・・はできないと思います。

兼業のころは、寝る時間を削って、相場に取り組んでいました。二宮金次郎の世界です。

それから好きなのは、ハイテク・・・電気屋巡りなどは今でも楽しみです。PCとか、昭和53年にシャープのMZ2000だったかなあ、それから始まってNECのPC6601、PC8001、PC98801と続きます。マニアには懐かしいものでしょう。
今では、このPCの技術が本当に助けてくれます。芸は身を助く、ですね。

・・・と、何が言いたいのかというと、もうここまで頑張っていたら、天もちょっとは味方してくれますよ、ということでしょうか。

これだけ頑張っていたら、しがみついていたら、誰が見ても上手くいくようになるでしょう、と客観的に考えても評価できるほど「相場にしがみついていますか」とちょっと言ってみたかった、ということでした。

エジソンは、竹のフィラメントを発明するのに1万回失敗しても挫折せずに努力し続けた、という逸話もあります。
それを支えたのは、1%のひらめきだそうですが、好きで努力を苦労とも思わない心も大切だと思います。

残念ながら、相場を安易な儲けるための手段だというだけで見ている人には、天は味方をしてくれない可能性が大きいとテレビを見ていて思いました。

前回のイチローの話と同じような記事なってしまいました・・・

スポンサーサイト

上達のプロセスこそ秘訣 その23・・・うねり取り考察①

2009/04/05 Sun


画像は、「日経225月足チャート」です。

今回の記事は、おくあんさんブログ連動企画となります。

実は、先週水曜日に、おくあんさんのブログを読んでいて、一緒や一緒やと思いました。
おくあんさんが相場の練習方法について書かれています。
私のこの上達のプロセスを長々と書いているのとも通じるものがありますので、まずはおくあんさんの記事を読んでみてください。
世の中には、同じ体験をした人が私以外にもう一人はいたんだ、と思いました。
こんな恥ずかしい体験は、なかなか最初に書けません。勇気を持って世界で最初に書いたおくあんさんに拍手!!
http://blogs.yahoo.co.jp/okuann/39547573.html

私も、議論があるこの分野に一石を投じようと、5日間の構想期間の後に記事とさせていただきました。

さて、今回の記事は、取り扱い厳重注意のものです。
ただ、批判記事ではなく、私という1トレーダーの貴重なる経験だ、と読んでいただければ、幸いです。
そして、何故、私がこういう結論に至ったのかも考察します。2名の隊員の皆さんもご自分でこの考察をヒントに考えてみてください。プロセスは共有してもいいですが、私の結論はあくまで私の至ったもの、結果は違うかもしれません。


さて、私は、何を隠そう「バリバリの林派」でした。
これは、この連載を読んでいただいている方にはおわかりだと思います。(何も隠してないやろ(つっこみ))

私が相場を始めたのは昭和55年(1980年です。チャートを見てください。)ごろのこと。当時は、相場の勉強といっても、今のようにパンの本が出版されているはるか以前ですから、証券会社が作ったレポートを読むとか、「上がる株の見つけ方」的な本しかなくて、そういうやり方に非常に疑問を持っていた時期でした。

ですから、林大先生の脱アマ相場必勝法(昭和52年出版)が出たときには、目から鱗が100個ぐらい落ちて、泣きながら読んだ記憶があります。

相場師になると決めていた私にとって、相場師技術論は、今でも私のベースにありますが、当時は、この本を通じて、林大先生を知ったことは、人生を左右するような衝撃でした。

早速、研究所の全ての出版物を買い求めました。バラコピーとか、専門書の類、中源線建玉法(5万円)の本とか、総額で20万円分ほど注文したのを覚えています。

研究部会報も昭和55年ごろから取りはじめて、それから20年近く購入していました。まさにバリバリの林派です。
会報では、途中からFAIという投資法が入ってきて、だんだんと幅をきかせるようになってきました。
億を達成した成功者が続出する、凄い投資法だ、ということでした。


私が相場を始めた当初は、自己資金は子供のころから貯めたお年玉ぐらいしかなかったので、親の口座で信用口座を作って、そこで売買させてもらっていました。自己資金ほぼゼロスタートです。

実は、当時から、林派掟破りその1ですが、週足チャートブックを愛用していました。

そして・・・その週足を見ていて、ついに相場必勝法を発見したのです!!

書いちゃいますよ・・・題して「MA必勝法」・・・覚悟はいいですか。ぶるぶるぶる・・・

「週足チャートブックにある13&26週の移動平均線がデッドクロスしたら買う」んです。

このタイミングは、後で考えると、いわゆるうねり取りに近いものでした。3ヶ月波動に向かっていくようなタイミングと実は同じです。研究所のレポートを読む前から私の中で開発したものでした。

林派掟破りその2で、PCを使ったチャートソフトを120万円で購入しました。PC本体とあわせて200万円近い投資でした。
相場で利益が出ていたので、なんともなかったです。22歳のころでしょうか。当時は大学生でした。大学には行かずに相場ばかりしていました。

PCを駆使して、そして毎週週足チャートブックを買ってきて、デッドクロス銘柄を探して、月曜日に買う、これが当時の投資戦略の全貌です。

私は、このMA必勝法とPCを駆使して、破竹の快進撃を続けていました。自分でもびっくりするように資金が膨れ上がっていったのです。

1987年10月19日のブラックマンデーの暴落にも買い向い勝利を得ました。

ちょ、ちょっと待ってください、そんなことで相場が儲かるんですか・・・となるでしょう。実際。儲かるんです、これが。ある前提があればの話ですがその説明は後でします。


相場を始めた時期というのは、その人の相場のやり方、考え方を左右します。これは幼児体験のようなもので、最初の成功体験、というのは、思い込みにつながって、その人の相場人格形成に大きな影響を与えるのです。

私は、このMA必勝法を通じて、3ヶ月の押し目買いこそが世界を制する、と思い込みました。実際に利益を膨らませていましたので、そう思って当然でしょう。

しかし、それは悲劇の幕開けに過ぎなかったのです・・・

1990年、平成2年、相場は暴落しました。デッドクロスのMA逆張り売買を金科玉条としていた私は、下げの3ヶ月目、すなわち90年4月に満を持して買い出動します。そして反転。当然です。3ヶ月波動恐るべし・・・

しかし、相場は思ったほど伸びません。そこそこで利食いして、次のチャンスを待ちました。
そして、下がってきた8月、満を持してワラントの大量買い・・・待っていたのは、フセインのイラク侵攻でした。

私は、1980年から10年間稼ぎ続けてきた数千万円の資金をこの一発で全て吹き飛ばしたのです。

ショックはありましたが、また相場で資金を作ればいい、と思っていましたし、仕事もしていたので、そんなに落ち込んではいなかったと思います。

しかし、これを境として、私のMA必勝法が日の目を見ることはなくなりました。

何度やってもやっても損ばかりが続くのです。

何故なんだ、何故なんだろう、あれだけ機能したMA必勝法が・・・どうしてだ、どうしてなんだ、教えてくれ、ジーザス!!

今の私にはガンダムは倒せん。ララァ、私を導いてくれ・・・

私は、成功者が続出しているという噂のFAIに傾倒していきました。藁にもすがるとは当時の私の姿です。

天才的に底を当てて、天井で利食いをするような逆張り、ナンピンがオーソリティーの間では礼賛されていた一昔前のことです。

なにせ私は、林輝太郎大先生の本は全て読破し、特殊なレポートなども購入。研究部会報は当時ですでに10年以上の会員です。

ところが、実際の私は、ナンピンはヘタッピーだわ、逆張りは損切りばかり、もうボロボロのゴミ投資家でした。オマケにつなぎも理屈は知っていても、全くできません。実は、今でもそうなんですが・・・

ナンピンの下手さには、自分でもあきれてしまうぐらいで、ナンピンするつもりで買った玉を実際に相場が下がってきたら投げてしまうのです。

おまけに、月足チャートをつければ底がわかる、というのでせっせと大きなグラフを買ってきて、チャートを書きました。
しかし、いくらチャートを書いても底は全くわかりません。
コツンとした感覚、何それ、という感じで、全く見えないんです。

さらに場帳を書けば売買ポイントが見えると書いてあるので、一生懸命に場帳を書きましたが、いくら書いても、何も見えず。

目を使うな 心で感じろ・・・と言われてもなあ。ニュータイプじゃあるまいし・・・ぶつぶつぶつぶつ。

目をあけて、チャートを見てやっと今自分が何をしようとしているのかわかる・・・でもチャートは見るな、場帳を主にせよ、と言われる・・・とほほ。

コンピューター、PC・・・そんなもん、つかうんじゃねえ。馬鹿たれ、そんなもんに頼っていて、相場が上手くなると思うな・・・すみません、こっそり使っていました。


「明確なニュータイプの素養があるかどうかだ。見えるぞ。私にも敵が見える。ララァ、教えてくれ。どうしたらいいのだ。その力、ララァが与えてくれたのかもしれんのだ。」(シャア・アズナブル)

大変残念なことに、私には、ララァもついてくれていないし、おまけにどうやらニュータイプの素養がなかったようです。

もう投資家としては無理なのか・・・涙、涙、涙、ニュータイプでないと、この戦争は戦えないというのか。

こんな体たらくですから、毎年毎年損ばかりの年を重ねていました。



さて、ここで重大な質問を2名の隊員の皆さんに投げかけます。いいですか、これはとんでもなく重大な質問です。


質問です・・・何故、10年間稼ぎ続けた私が、1990年(平成2年)以降、ウソのように損ばかり続けるようになったのでしょうか?

着実に勉強を重ねていたので、うねり取りの腕は絶対に上がっていたはずです。それなのに、何故、連戦連勝の私が、連戦連敗に変化したのでしょうか?

ヒントは、添付の225月足チャートにあります。もうお解りですよね。

つづく

上達のプロセスこそ秘訣 その24・・・うねり取り考察②

2009/04/08 Wed



添付のチャートは、1990年を境として、前と後の225月足チャートです。今回は分割してみました。

劇的ビフォアーアフターとは、このことじゃないですか。山本さん。

同じ225のチャートとは信じがたいものだと思いませんか。過去の統計では、3ヶ月波動だったよな、たしか・・・

さて、前回の質問の回答からのスタートなんですが、偶然にも、日経225さんにお越しいただいておりますので、一言、この答えに関して、コメントをいただけました。

「1989年をもって、上昇トレンドは閉店いたしました。
戦後40年以上の長きにわたりご愛顧いただきました投資家の皆様におかれましては、ほんとうにありがとうございました。

思えば、戦後の日本の高度経済成長に乗って、株価は常に高値高値を追いかけてきました。

3ヶ月下がっても、我慢さえできれば高値を更新する相場が40年も続いたのです。素晴らしい時代でした。

1950年に85円であった日経平均株価は、1989年12月29日、ついに38915円87銭の史上最高値を記録するに至りました。

これは、実に457倍の上昇であります。

これもひとえに投資家の皆様方のおかげだと感謝しております。

特に、パイオニアの価格革命的上昇相場を取られた立花さん、高度経済成長におけるうねりを買いで取られた板垣さん、そしてバブル相場で成功されたFAIの皆様方、本当におめでとうございます。

億という資産をこの40年の長きにわたる高度成長で作られた皆様方、どうか今後の波乱相場で資産をなくさないよう、皆様の今後のご活躍とご健勝をお祈りし、私日経225からのご挨拶とさせていただきます。」

ありがとうございます。日経225さん。

日経225さんのコメントからご自分なりの答えを考えてみてください。

私はというと、もし、1989年に引退していたら、本を書いていたと思います。
タイトルは、
「ゼロから数千万円を稼いだ私のうねり取り投資法・・・秘密のチャート必勝法付」
でどうでしょう。

しかし、私は相場をやめませんでした。1990年以降もあの高度経済成長を前提とした驚異的な上げ相場が永遠に続くものとして、相場を考えていたのです。

たしかに、「それだけじゃあないだろう。」という強烈な批判があることを覚悟で書いていますが、少なくとも、少なくともですよ、私の経験からは、1990年を境にして、10年間儲け続けてきた私の戦略は、海のもくずとなって消えてしまいました。


もちろん、リスク管理ができていなかった、ということもありますが、それまでは、リスク管理などしなくても、相場を始めてから10年間、下がったら買いで、損してもちょっと頑張れば、高値を取ってきたんです。そぉ~なんですよ、川崎さん。

えっ!ホントですか、山本さん。リスク管理なしで問題なかったなんて、信じられないです。

そもそも逆張りナンピンという戦略とリスク管理は、非常に相性が悪いのです。犬猿の仲といってもいいでしょう。
トレンドフォロー戦略とリスク管理の愛情ぴったりとは比較のしようもありません。
トレンドフォロー戦略の非常に優れているところは、その戦略そのものにリスク管理戦略を内包しているということでしょう。また、比較的環境に左右されにくい全天候型戦略でもあるのですが、これはまた、トレンドフォロー戦略を特集した別記事で触れたいと思います。(ここは非常に重要な概念をさらっと言っています。注記)

しかし、いくらリスク管理が的確でも、エッジのないトレードを繰り返す限り、勝ち目はありません。


月足チャートを読めなかったからなのか、場帳が見えなかったからなのだろうか。

そんなもの読めなくても、私には、1980年から1990年の10年間、稼ぎ続けた実績があるんです。それがぱったり・・・
何故なのか、当時はわかりませんでした。最初はこんなこともあるのかな、ぐらいでしたが、損が続くと、その深刻さがだんだんと身にしみてきました。

今ならわかります。環境認識がトレード戦略に優先する、ということぐらい。
(非常に重要なことをさらりと言っています。注記)

過去統計を取ったらうねりは平均3ヶ月・・・でも、月足チャートをしっかりと見てください。こういう環境変化の中で、いくら統計がそうであってたとしても、それが将来にわたって繰り返されると考えるのが普通でしょうか。


本を読むときには注意しないといけません。
相場は繰り返すといいますが、前提となる高度経済成長は残念ながら終わりました。
(未だにこれにしがみついてご機嫌投資、とか言っている人もいますが・・・基準価格が10年前と変わらずって・・・一体、減らなかったから成功でご機嫌なんでしょうか?途中で買った人たちは全員死亡です。ファンドの高値で一気に飛びつき買いが入っているのがわかります。ファンド購入者は、全然ご機嫌じゃないと思いますが・・・)

1990年以降、相場は、それ以前とは全く違ったものになっています。もし、本の初版がそれ以前のものに関する成功体験は、もしかしたら通じなくなっているかもしれませんよぉぉーー!!

ちなみに、うねり取り、FAI、立花さんの大成功物語は、いつの時代でしたでしょうか。考えてみてください。
うねり取り本の板垣さんの本は、1990年9月出版ですね。凄いタイミングです。私もこのタイミングで本を出せばよかったです。

「戦後40年の高度成長に(たまたま)乗った私の投資法・・・過去40年の統計資料付き」

このタイトルでは売れないか・・・

ネットバブル長者が続出した1999年、そして2000年崩壊。

「ネットバブルにたまたま乗れたリスク管理無視の私の投資法・・ネット株、新興不動産株の全力買い、信用2階建てを恐れるな!!」

このタイトルでも売れないか・・・

しかし、昭和のバブルは、そんななまやさしいものではありませんでした。記事添付の月足チャートを見ればおわかりのように、ほぼ全ての株が沸騰していました。
株長者が長者番付を賑わしていたばかりではなく、猫も杓子も株で儲けていたんですよ。隊員さん!!
適当にどこかでかって、適当にどこかで売れば戦略が大手を振ってまかり通っていました。

リスク管理って・・そんなもん、必要ねぇんだよ・・ほっといたら株価は高値をつけるものなの。塩漬けこそ最良なの。下がったところを適当に買っておけばいいんだょ、ごちゃごちゃ言うな、黙ってやれ!!

無邪気にリスクを取り捲った方が勝ち。ベテランよりも、初心者ほど成功しました。ネットバブルと同じですね。

その中で成功者が幾ら出た投資戦略だからといって・・・環境が違う今それを参考にするのは、いかがなものなんでしょうか。

私の新刊本タイトルです。
「100年に一度の暴落をたまたま空売りして成功した私の投資法・・100年後に備えよう!!」
で、どうでしょうか。これも売れないか・・・

つづく

利食いの方法論

2009/04/10 Fri

大変唐突ですが、利食いの方法論について、アメリカからの攻撃もあり、一部議論になっているようなので、それに参加している立場として、少し整理させていただきたいと、のこのこ出てきました。

一般には、エントリーは話題に上っても、出口戦略は、あまり皆さん興味がないのか、話題にのぼることは少ないと思います。しかし、エントリーよりもむしろ出口の巧拙こそが利益に直結しますので、非常に重要な話題だと思っています。

トレンドフォローにおいては、できるだけ引っ張る・・・といっても、永遠に持ち続ける、ということはないわけで、どこかで利食いする必要がある、のは当然です。

その場合の利食い方法には、2通りあります。別に御大層に言うほどのことでもないかもしれませんが、横文字の専門用語が若干混乱しているようなので、横文字の定義と考え方を書いて見ます。

2種類といったのは、順張りでの利食いと逆張りでの利食いです。

当たり前じゃねえか、偉そうに書くな・・・ということになろうかと思いますが、これに対する専門用語が横文字になっているので、確認しておきます。

①プロフィット・ターゲット
・・・逆張りの利食い方法。目標値のこと。ある目標値、たとえばフィボナッチ、倍返しなどを利用して、逆張りの利食い目標を決め、そこに到達したら指値で利食うポイントのこと。過去の経験則から着実に利食いたいときに有効となる。しかし、利益はそこで限定される。

②トレーリング・ストップ
・・・順張りの利食い方法。目標値を定めるのではなく、相場が走っている間はどこまでも放置し、一定値幅以上の反転が入ったところで利食いをする逆指値ポイントのこと。移動平均や過去数日間の安値などのポイントを利用することが多い。利益は、相場が走っている限り伸ばすことが可能となる。利益を限定せずにできるだけ引っ張るための方法論として有効。

両者は、全く反対の利食い方法となります。


以上の2つの利食い方法とは全く別の概念として、建玉操作の観点から、エントリー(入り口、建玉)とエクジット(出口、利食いおよび損切り)には、2つの方法論があります。

一度にエントリー、エクジットするのか、それとも分割してエントリー、エクジットするのか、です。

そして、分割して売買するための方法論には、エントリー・エクジットそれぞれいくつかの方法論があります。

分割エントリーの方法論です。

①乗せ
・・・リスクを分散させながら利益を極大化していくためにトレンドが確認できた段階で増し玉をする方法論

②ナンピン
・・・予定されたナンピンには勝率を上げるという効果が期待できるが、勘違いから地獄に陥る人の多い話題の方法。勝率は上がるが、期待利益に対する期待リターンは限定的となる。これだけをもって技術と称する方もおられるが、売買戦略の一部を構成するに過ぎないので、強調してもしかたがない。


では、エクジットにおける分割売買の方法論は無いのでしょうか。多くの方の興味のポイントがエントリーにあるため、エクジットの方法論はあまり語られることが少ないのですが、徐々にやめていく、という方法も当然あります。

用語として、私は知らなかったのですが、スケーリング・アウト、と言うそうです。

スケーリング・アウトは、分割しながら利食いを入れていくこと、と定義すればいいと思います。乗せ、ナンピンの出口版ということになるのでしょう。となると、分割エントリーは、スケーリング・インとなるのでしょうか。

その売買ポイントは、先ほどのプロフィット・ターゲットやトレーリング・ストップと当然のことですが組み合わせとなると思います。

トレンドフォローにおいては、最後の反転まで待つことで、大きく吐き出しをすることが多いため、途中で一部利食いを入れるための方法論として、有効でしょう。


順張りで分割増し玉しながらエントリーして、利食いはスケーリング・アウトしながら徐々に出て行く、という方法もあるかと思います。
両者とも、リスクを限定しながらも、利食いをできるだけ引っ張るための方法論としては、非常に有効な戦略ではないでしょうか。

スケーリング・アウトの方法論として、ツナギも含まれるのかもしれません。


乗せは、非常に攻撃的で、強いトレードダーが積極的に取る戦略で、一方、スケーリング・アウトは、利益をちょっとずつ利食っていくことによって、安全策としての役割を果たす、ものだというのが一般的解説ですが、私は、若干異論があります。

乗せに関しては、先ほども書いたように、分割することによってリスクを分散させて、トレンドが本物となった段階で置いておいた資金を出動させる、という安全策と見ることもできます。

一方で、スケーリング・アウトが消極策かというとそうでもないのは、利食いをぎりぎりまで引っ張るためのセーフティネット、という考え方もできるからです。

どちらにしても、分割することによるメリット、デメリットが存在するかと思いますが、これはそれぞれのタイムスケールと相性との兼ね合わせもあることですから、一概にこれはいい、これは悪い、ということはできないと考えます。

私は、超短期売買のためエントリーは一括が多いです。エクジットは、一部利食い、ということはよく使いますので、スケーリング・アウト多用派ということになろうかと思います。
その場合、先に利食いした利益を残りの玉をできるだけ引っ張るための燃料として使うことが多いです。
例えば、残りを損切りになるまで引っ張って、前に利食いしたものと合わせてスクラッチに持ち込むとか、に利用します。


順張りと逆張り、という観点と、一括と分割、という観点は別の次元ですから、これが混同していたのが、混乱の原因だと思い解説してみました。

以上、ちょっと知ったかぶりのお節介だったかもしれませんが、用語解説に口を出しました。

上達のプロセスこそ秘訣 その25・・・うねり取り考察③

2009/04/11 Sat

前回の書き込みについては、少し波紋を呼んでしまいました。
私の過去の書き込みを見られたかたからは、宗旨替えされたんでしょうか、との苦情も殺到しています。
特に立花さんのことについては、大変ご心配をおかけしているようです。
あなたは実はアンチだったんですか。酷いじゃないですか、というお問い合わせです。
前回の記事は、これでもか、これでもかという感じで、林派を批判するトーンで満ちています。
99人がそう感じるブログ内容であったでしょう・・・

し、しかし、約1名だけ・・・私の真意を見破った洞察力をお持ちの方がおられました。何てやつだ・・その洞察力はどこから仕入れたんだ、一体彼はニュータイプなのか・・・あえて名前は、特別戦術司令長官さん、と伏字としておきます。
既に友軍を放置して、敵前逃亡されたようです。

普通ではない感性・・・これは相場師にとって生命線なのですが、どうやらこの特別戦術司令長官さんはやはりお持ちのようです。

実は、もう1回とどめを刺しておいてから、と思っていたのですが、どうやら敵軍の大将に身元がばれ始めているようです。ということで、急遽1回省略しまして、今回を最終回として、結論を持ってきたいと思います。うねり取り考察シリーズの第3回です。


前回、私は、たまたま高度経済成長に乗った、と繰り返し書いたと思います。

んん、「たまたま」、たまたまなんだよな。何か違和感はありませんか。

当時、投資家は全員が儲かっていたのか、といえばはっきりいってNOです。あれだけの上げ相場が続いていたにもかかわらず買いからしか入らないにもかかわらず大多数の投資家は、負けていた、もしくは大した利益にもなっていませんでした。

その中で、たまたま・・・利益になったとボロカスに書きましたが、たまたまというのは、ボロカスに言われるようなことなんでしょうか。

ここで、「あっ・・・」

と思った人は、ちょっと真意を先取りしましたね。お○○○さんよりちょっと出遅れですが、鋭い洞察です。


私は書きました。40年の高度経済成長を背景とする上昇トレンドにたまたま乗った投資戦略だ、と。


ここで核心をつく重要な質問をします。


この上昇トレンドにたまたま乗ったことは・・・果たして悪いことなんですか?


乗れなかった大多数の投資家より、だめな投資家だったんでしょうか?



投資活動というのは、結局は結果が全て、とも言われます。
そうです。
たまたまであろうが、何であろうが、それで儲かれば、いいに決まっています。

さらに質問を変えます。


戦後40年の上昇トレンドを素早くキャッチし、それに最適化された投資戦略を駆使して、大儲けすることは、悪いことなんでしょうか?


大きな大河のような上昇トレンドという流れ、その環境によるエッジを敏感に感じ取り、そのエッジを最大限活かした投資戦略・・・すなわち逆張りナンピン、3ヶ月波動理論を駆使して、相場を勝ち抜いた相場師たちは、非難されるのでしょうか?


私の答えを待つこともなく、質問によって、もうすでに答えは出ていますね。

お前はもう死んでいる(ケンシロウ)

とは、このことを言います。


林派の皆様、はらはらさせて申し訳ありません。
アンチの方々、一網打尽にさせていただきました。
これで林派秘密工作員としての私の任務は無事終了しました・・・


以下若干補足説明です。

陶芸家が弟子に質問されました。
「火の加減はどうしたらいいんですか。薪の本数は何本ぐらいでしょうか。時間は何時間経てばいいんですか。」
陶芸家は答えました。
「ばかやろう、そんなものはなぁ、何度もやって体で覚えるんだよ。」


ある冬の寒い日に、雪道を5マイルも歩いてやってきた若者が、ひすい細工職人の家のドアを叩いた。
ほうきを持った職人がドアを開いて、「何の用だ」
若者は、「ひすいのことを学びたいのです」
「よろしい。寒いだろう、中に入りなさい」
二人は暖炉のそばに座り、熱いお茶を飲んだ。
そして、職人は緑色の石を若者の手に強く押し当てると、カエルのことを話し始めた。若者はすぐに口をはさんで、
「失礼ですが、カエルではなく、私はひすいのことを学びたいのです」
職人は緑色の石を若者の手から取り、一週間後また来るよう、彼に告げた。
次の週、若者は再びやって来た。ひすい細工職人は、前とは違う緑色の石を若者の手に当て、カエルの話の続きを始めた。若者はまた口をはさむ。そして、職人は再び彼を帰らせる。
何週間も過ぎた。若者は、次第に口をはさまなくなる。
そして、お茶を入れ、台所をかたずけ、床を掃除するようになる。
春になった。
ある日、緑色の石をみつめて、若者はつぶやく。
「これは本物のひすいではない。」
(新マーケットの魔術師、エド・スィコータ)


相場師と言われるかたは、職人気質の方が非常に多いです。ですから、何をやっているのか、と聞いても、
「ばかやろう、そういうのはなぁ、体で覚えるんだよ!」
とか、
「どこまで来たら損切りするんですか?」
と質問しても、
「そんなのはなぁ、理屈じゃねぇんだよ、何度もやって体で覚えた感覚なんだよぉ!」
という返事しか返らないものです。

隠しているのでもなんでもなくて、本当に体で覚えたものなのです。ですから、自分で自分のやっていることを説明ができないんです。
不思議に感じられる方も多いと思いますが、本当のことです。


お○○○さんは、ご自分のブログで「トレーリングストップって何ですか」とおっっしゃっておられましたが、ブログを読むと、思いっきり使いこなしておられます。用語など知らなくても、使いこなすことこそ本旨ということは当然のことです。
私のように知ってて使わない頭でっかちではだめなんです。


軍曹の師匠は、トレンドフォロー中のトレンドフォロー派、乗せの大家、大元帥として、立志伝中の人、商品相場界にあってこの人あり、と言われている方ですが、ある日軍曹にこう言われたそうです。
「俺のやっていることは、俺自身では説明できない。しかし、野川が全て説明してくれる。」と。

本当の相場師とはそういうものなんだ、と話を聞いたときに思いました。
ちなみに、大元帥のやっていることは、皆知っているのに、誰も真似できないそうです。それほど、強い相場を張る方だそうです。


立花さんも同じようなことが言えると思っています。
立花さんは、逆張りナンピンばかりを主張されておられますが、私が売買譜を読んだ限り、トレンドフォロー派であって、玉の入れ方はリトレースメント(押し、戻し)を狙う、という戦略だと認識しています。
(実は、恥ずかしながら本を読んで何年もの間、立花さんは、逆張りナンピンだけをやっている、と誤解していました。)

ご本人は、とにかくナンピンのことだけを非常に強調されます。しかし、あの見事なトレンドの乗り方、損切りドテンなど、環境認識をかなり正確にしないとできない技ではないでしょうか。

ここは、熟練の相場師としての腕、技の世界だと思います。ご本人は、あまり意識されてはおられなかったのでしょう。
本の記述には、トレンドのこと、何故ドテンしたのか、など非常に重要なことの記述に欠けているように思いました。
この技の部分を抜きにして、書いていることを実行しても、なかなか上手くはいかないのでは、と懸念しますが、ここについてはファンの皆様のご判断にお任せします。


手法やノウハウ、戦略、戦術・・・ブレイクとか押し目とか、乗せ、ナンピンなど、いわゆる小手先の技ということは、いつも話題に上ることです。
しかし、その背景にある相場環境については、ほとんど話題にすらのぼったことはありません。

一流の相場師であればあるほど、感覚的にこの相場環境を普通ではない感性で読解し、それに適合する能力にたけている、ということは間違いありません。

感覚的に理解している相場師は、具体的に言葉にして説明する術を持たないのです。ですから、どうしても読者は表面上の戦略、戦術面に評価を向けてしまいます。


「よく戦う者は、勝ちやすきに勝つ者なり」
前にも紹介しましたが、これは中国戦略家である孫子の最も有名な言葉です。
そして、次のように続きます。
「誰にでもそれとわかるような勝ちかたは、最善の勝利ではない。また、世間にもてはやされるような勝ち方も、最善の勝利とはいいがたい。例えば、毛を一本持ち上げたからといって、誰も力持ちとはいわない。太陽や月が見えるからといって、誰も目がきくとはいわない。雷鳴が聞こえたからといって、誰も耳がさといとはいわない。そういうことは、普通の人なら、無理なく自然にできるからである。それと同じように、むかしの戦上手は、無理なく自然に勝った。だから、勝っても、その知謀は人目につかず、その勇敢さは、人から賞賛されることがない。」

昔から、戦争が上手な人は、勝って当たり前な形につけいって勝っているのです。

相場という現代の戦争でも同じです。一流の相場師であればあるほど、自分が勝てる環境で勝負します。小手先の戦略がどうあれ、もう勝負する前から環境認識によって勝ちが見えているのです。

そう・・・あのケンシロウの名言です。


お前はもう死んでいる


もうお解りのことですが、問題は、そういう環境認識を全く考慮に入れず、ただ、小手先の戦略だけで勝負しようとする方があまりにも多い、ということだと私は思っています。

さらに、本当にネットバブルなどの環境にたまたま乗れた人、相場で苦労せずに金を作れた人は、環境認識を全く考慮に入れていませんから、手法が儲けさせてくれたと勘違いし、環境変化に耐えられず滅びていくのです。ダイナソーたちです。

環境認識を抜きにして、小手先の戦略の優劣を議論することは無意味です。


桶狭間の奇襲は良かったとか、関が原の光秀は下手だったとか、秀吉の水攻めは素晴らしいとか・・・何故信長があの時、奇襲したのか、両軍の戦力、地形など環境を認識した結果、奇襲という戦略を使っただけで、環境認識抜きにして、奇襲こそが優れた戦略だ、ということがいかにナンセンスだとは思いませんか。

秀吉の水攻めも、圧倒的戦力で敵を囲んでしまったからには、味方を傷つけることなく、敵を落とすには最良の戦略であったわけです。水攻めという戦略だけを取り上げて議論することには、何の意味も見出せません。


天の時、地の利、人の和、三者得ざれば、勝つといえども禍あり

天地人です。これも孫子ですが、天の時、地の利、人の和が一つでも欠けていたら、たとえ勝ったとしても、それは偶然か、無理したのかのどちらかであり、やがては悪い結果を招来する、と説いています。
これは、戦略などではなく、まずは環境を確認せよ、と解釈できないでしょうか。相場人にとって、非常に含蓄ある言葉です。


軍曹の言葉です。

「環境認識力とは、変化に気づき、それに適応する能力です。
これができて初めて、その環境に適した手法を適用するか、あるいは自分の得意な手法が、今の環境にマッチしているかどうかの判断ができるようになるのです。」


では、この環境認識力・・・どうやったら身につくのでしょうか?

軍曹は言います。

「何よりも経験が必要になります。」

手法やノウハウなど、本を何冊か読めば、わかります。
しかし、環境認識力には、残念なことなんですが、近道がないんです。

私は言います。

「1000本ノックあるのみ」・・・と。

上達のプロセスこそ秘訣 その26・・・1000本ノック講①

2009/04/18 Sat

このシリーズも26回目となりました。
思えば遠くへ来たもんだ・・・

このシリーズの目的は、どうやったら相場で利益を出せるようになるのか、という最もニーズがあるテーマに、私の経験をベースにして、その経験から何かを学び取っていただければと思い始めたものです。

今があるのは、過去の通ってきた道があるからであって、今の結果だけを捉えて、昨日幾ら儲かりました、こうすればいい、ああすればいい、と書くのは簡単なのですが、それでは、これからどうやって道を進んでいけばいいのか、という方には、見えないことだらけなんだろう、と思うのです。


実は、今、隊員の方は色々と忙しそうなんですが、その地下作戦室でのやり取りの中で私が大いにひっかかったことがあるのです。
実は、ナンピンについての議論が華やかなのですが、私にはあまりこれに関して参戦ができず(すみません、その理由も後で書きます)、それよりも、憂慮すべき大問題が隊員の中にはびこっているのを発見したのです。
隊員なのですから、ネタに使われるのは覚悟してくださいね。


某隊員は、ナンピンの正当性を主張するのに際して、次のようにコメントしていました。
「自分では出来ないので、リズム取りをしていた当時の理想の自分に聞きました。」

このコメントに、私とおくあんさんは大ウケしました。何故大ウケしたのか、後で説明します。


別の隊員からはこのような悩みが寄せられていました。
「頭では逆張りナンピンと決別しているのですが、いざ実践に向かうとまだまだしっかりナンピン目線になっている。」

このコメントも、よくわかります。これも後で説明します。


そして別の隊員からはこのようなコメントが出ています。
「竹槍さえまともに手にしたこともない。」

初陣をためらっているのです。よくわかります。


実は、多くの投資家が上達を望んでいるのですが、その方法論には、次のような考えが一般的だと思います。

まず最初は、本を読んだり、先人の話を聞いて、勉強して相場の知識を蓄えてから、負けないような方法を身につけてから、実践を始めよう。
それまでは、自分の資金を危ないリスクにさらすことなんでできないからな。

資金はまだ少ないし、元手がなくなったら大変だ、慎重に勉強から始めよう。

これまでやったことが間違いだとわかったので、別の方法を勉強して、始めないとだめた。

ほとんどの隊員の方も、以上の考え方に基づいて、相場の上達を図ろうとされておられます。それが、最近のやりとりで私にはわかりました。


まずは、勉強して頭で理解しないとだめだ、という学習方法は、学校形式ですから、皆がこの方法で子供のころからやってきたわけですし、全員がこの学習パターンを王道だと理解しているのです。

ですが、どうでしょうか。

英語が話せない日本人。大学まで出ている。中学から高校、そして大学と10年間英語の勉強をやっていて、全く話せないのです。
まずは、頭で知識を詰め込むこと・・・この学習方法が果たして全能でしょうか。

アメリカの子供が映っていました。
「おっ、おい、あの子供、英語しゃべってるぞ。子供の癖にすっ、凄い!!」
という笑い話。

多分、文法とか、構文とかの知識は多くの日本人の方が優秀でしょう。しかし、飛行機の中で、「Beef or Chicken ?」と問われて、「なっ、何ですか?」とびびりながら聞き返す惨めな日本男児を何度目撃したことか。

10年間勉強して片言も話せない日本人ですが、1ヶ月間アメリカで暮らすだけで、日常会話ぐらい話せるようになるものです。10年より1ヶ月の実践が優るのです。

トレードで利益を出すことを夢見て勉強とは・・・中学生がエロ本読んで夢想するのと、果たして違いがあるのだろうか、と私は思います。

これは、全て私の相場師職人論に基づいています。もし、この職人論に賛同してもらっていながらも、勉強だけしているのなら、エロ本中学生と同じです。

知識をいくら詰め込んだところで、技術は決して上手くはなりません。


「事上錬磨と知行合一」(古典に学ぶシリーズ合同企画)

実践から学ぶべし、行えないことは知らないことと同じ

との教えです。

これは、萩の松下村塾を主催した吉田松陰の根底思想にあたる陽明学の真髄です。
門下生には、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋ら逸材をわずか僅か2年余の指導で輩出しました。ここでの教えが、明治を作ったのです。



実は、過去、私は、AB型のせいもあって、誰よりも理屈重視、頭で理解しないと動かない、頭でっかちタイプ種目別選手権のオリンピック代表選手でした。

20代のころです。頭より体が先に動く周りをみて、バカにさえしていました。
「理屈をきちんと理解しないで、無鉄砲に動いてばっかじゃねぇの。」

そして、やりもせずに、頭で考えて「そんなのはしょうもない、意味がない。」との決め付けをいつもやっていました。

そうです。山本さん、エロ本中学生とは・・・私のことだったんですよ。
もちろん、実際にエロ本中学生もやってました。自販機に夜こっそり買いに・・・(笑)

トレードも実践よりは、理屈重視、もちろんですよ。山本さん。エロ本中学生ですから!!


前振りが長くなりました。

いつものことじゃねえかよぉ、早く次を書け!!

という厳しいお叱りを受けつつ、今回の「エロ本中学生の誕生編」を終了し、ついに次回、「エロ本中学生からの脱出編」です。乞う!ご期待あれ!!(今回はトラップなしの真っ向勝負です!!)

古典から学ぶ その4・・・稲穂は実るほど頭(こうべ)を垂れる

2009/04/19 Sun


・・・おはようございます。新館です。ゲストコメンテイターには、おなじみ国立ネズミ大学学長の川崎さん、そして、現地からは山本さんに中継してもらっています。


・・・まずは、山本さんを呼んでみましょう。山本さん、現地はいかがですか。

はい、現地は静かな朝を迎えております。おそらく、長官、参謀のご本人二人しか起きていないのが原因だと思われます。


・・・そうですか、双方の主張にはまだ隔たりがあるということなのですが、その点いかがでしょうか。

はい、長官筋では、従来からの長官の主張である「トレンド乗ること、そしてそのための順張りと乗せ、つなぎこそ王道である」、という論拠に基づき、ビットウィーン旗艦艦長が参謀に仕掛けたことに端を発したわけです。
当初は、地下作戦室での小競り合いの中で妥協点を探る話し合いが続いていたのですが、長官ご本人が突如先制攻撃を仕掛け、そこでも参謀側との和平交渉が進められていたところ、不意にビットウィーン旗艦艦長が砲撃を始めた、というところです。
これによって、参謀側は、京都へ敗走し、現在本能寺にたてこもっている、という状況です。

観測筋によりますと、旗艦艦長の主張は、環境認識論が一人歩きしており、環境さえ確認できれば何でもあり、という最近の風潮はいかがなものか、ということと、そもそもリスク管理がおろそかになってはいないのか、という趣旨だということです。


・・・一方の参謀筋の主張はどのようなものなんでしょうか。

はい、参謀本人からのコメントは未確認なのですが、長官側の主張を逆手に捉えて、伍番艦艦長が、全てをナンピンの責任にするのはおかしい、リスク管理と環境認識とセットで考える問題だ、と主張しております。


・・・では、ここからはスタジオです。双方の内部事情、特に参謀の側近としてもおられた川崎さん、今の話を聞いて、いかがですか。

おそらく、長官筋のナンピン全面否定という主張は、熟練の相場師に向けたメッセージではない、と思うんですね。

というのは、熟練の相場師なら、当然にリスク管理を使いこなせるわけです。ですから、どんな手法を用いたとしても、最終的には、きちんと損切りができるわけですから、致命傷を負う可能性は低いわけです。

ところが、初心者は、リスク管理などには、興味がなく、売買戦略にしか頭が行っていないわけですから、相場を始めて、ナンピンを覚え、しばらくは多少の利益を出すものの、どこかで逆に大きくもっていかれて、切るに切れずに気が付いたら、大損をする、そして退場という道を歩む危険性が高い。そうであるなら、いっそうの事、全面否定してしまってはどうか、という主張だと思われます。

特に林筋書籍を読むと、全面にナンピンが礼賛されており、初心者が読むと、ナンピンこそ成功への近道だ、と思い込んでしまっても仕方が無いような啓蒙書になっています。


・・・そこには、トレンドとかリスク管理とかの記述は無いんでしょうか。

いえ、あることはあるんです。ただし、初心者が読んで、それに気が付くかどうかは別問題だと思います。

ナンピン擁護派は、立花さんだって「グラフは傾向を見るものだ」と書いている、と主張していますが、本1冊の中に少しだけの記述であるので、それに気が付く初心者がどれだけいるのかは、疑問です。

そもそも、トレンドに乗るため、ということであれば、ナンピンの本をわざわざ買って読むのではなく、タートルの本でも読んだほうがいいのではないか、とも言えますし・・・昔はなかったんだよな、こんな本、今の若者はいいよなぁ・・・あっ、すみません、ついぼやいてしまいました。


・・・今回の大戦において参謀本人からのメッセージが聞こえてこないわけですが。

はい、おそらく参謀は迷っているのではないでしょうか。攻撃を受けてやむなく立ったわけですが、さりとて参謀本人は、実はトレンドフォロアーなわけです。
実践主義者の参謀は、その点を気にしているのではないかと推察されています。
実際にナンピンに関する参謀の記述にはこんな一節がありました。
「そもそも逆張りナンピンという戦略とリスク管理は、非常に相性が悪いのです。犬猿の仲といってもいいでしょう。」


・・・ほう、それはどういう意味なんでしょうか。

ナンピンというのは、最初に取ったリスクをどうしても拡大する方向へ働きます。最初の玉だけにしておけば、損はそのポジションだけで済むわけですが、買い下がりをすることによって、リスクは拡大するわけです。

一方で、最初に順行してしまえば、最初の玉だけで利食いするわけですから、小さな利食いとなってしまいます。
リスクとリターンは、どうしてもリスク拡大方向に働き、期待リターンは小さいまま、結局は何とか高い勝率でそれをカバーする戦略と言えるのだと思います。


・・・しかし、それは環境認識さえきちんとしておけば、対処できるのではないんでしょうか。

ほほぅ、新舘さん、よく勉強されているじゃないですか。もしかし、隠れ軍曹ファン、それとも参謀日記を隠れて読んでいますね。

さて、確かに昨今、環境認識という便利な用語が出てきたおかげで、環境認識万能論なる過激派がでてきておりますが、それには参謀も異をとなえているとの情報筋からの話が出ています。


・・・ほうーーー、これは大変な話ですね。そもそも環境というのは、野川一派の錦の御旗ではないですか、それを否定する話なんですか。

否定するのではありません。そもそも環境ということについては、未だ詳しい説明がなされていないですよね。なんとなく、大きな流れ、とかトレンドとか、その程度の説明だけで。
しかし、考えて見てください。環境とて、昨年10月のように、いきなりの大地震のような「環境の激変」が訪れることが間々あるのです。
そのようなときに、後で「環境は変化したから」とっても、時既に遅しですよね。
それを参謀は、環境万能論に異を唱える、と言っているんだと思います。
当然、環境の激変を捉えて一気に戦略転換ということもありますが、それだけでは事足りないこともあるんです。

残念なことに、ナンピンは、この環境の激変に最も弱い戦略と言えるでしょう。

それに加えて、投資心理に関しても大きな問題をはらんでいると言えます。


・・・ほう、聞きなれない言葉ですね。投資心理ですか。それはどういうことなんでしょうか。詳しく説明いただけますでしょうか。

これから話すことは、参謀が最も大切なこととしていることだそうです。

まず、相場は8割が保合いと言われています。ほとんどの期間は、保合いなのですから、ナンピン族は、保合い期間中に利益を徐々に出していく中で、自信を深め、ちょっとの下げでは損切りしないで、逆にナンピンを進めることで利益が出ることを学習します。

「俺もだんだんとナンピンが上手くなったなあ。」そう実感できる瞬間でしょうね。10回、20回とナンピンが成功し続けると、いっぱしの相場師気分になってきます。

ちょっとリッチな買い物をしてみたり、これまで行かなかったようなレストランで食事をしてみたりしだすころですね。

下げて、投げたらそこが目先の底となるので、「やっぱりナンピンでしのぐことが一番だ。」そう考えるようになるのです。

何度かナンピンで利益が出ると、資金も増えてきて、自信が深まりますから、これまでは1000株、2000株とおそるおそる建てていた株数も、気が付けば5000株、1万株となっているのです。

トレンドは、突如、そういうナンピン族の間隙を突きます。

これまでの成功体験があるわけですから、そんなはずはない、相場は下げすぎているからどこかで反発するはずだ、との思いもあり、最後の力をふりしぼってナンピンをかけます。

いわゆる「暴落局面での満玉」です。

その結果、これまでせっせと蓄えてきた10回、20回の利益を1回で全て吹き飛ばしてしまうばかりか、元本まで多大に毀損してしまう事態となるのです。信用買いだと、追証から破綻、という事態にも行き着きます。
まして証拠金ベースの先物やFXであれば、死亡確実でしょう。


・・・なるほど、昨年の10月の暴落などかこれにあたるんでしょうか。確かに、大勢の投資家が投資生命を絶たれました。記憶にナマナマしいですよね。

はい、そうですね。
しかし、100年に一度とか言われていますが、月足チャートを見ると、ここ数十年のうちに何度もある下げのたった1つに過ぎないんですよ。実際には。

この程度の下げで致命傷を負うような売買戦略なのであれば、やらないほうがまし、という長官側の主張も納得できるところです。


・・・それって、競馬の倍賭け法と似ていませんか。

そぉ~なんですよ、新舘さん、いいところに気がつきましたね。

実は、リスク管理だとか、環境だとか言ってますが、最も大切なのは、投資心理だ、そう参謀は主張しているんです。

前に、自己規律についての特集記事を書いたときに、「やっぱり人気あらへんなぁ、これほんまは一番大切やっちゅうのに皆気ぃついてくれてへんねやろうな。」とぼやいていたのを聞いたことがありますよ。


・・・普通は、投資心理、ふん、そんなもんで飯は食われへんわ、手法を教えてくれっちゅうとるやろが!!となりますよね。川崎さん。

はい、相場で利益を出すことにおいては、確かに①リスク管理、②環境認識、③投資戦略、と順番に重要なわけですが、しかし、その出した利益を守ること、うっかりと足元をすくわれないためには、投資心理、という分野をしっかりと身に着けないといけないわけです。


・・・ちょっとわかりにくいですが、それはさきほどおっしゃっていた「暴落局面での満玉」の話のことなんでしょうか。

はい、どうしても、投資家は儲けが続くと、慢心が始まります。その慢心が悲劇の一丁目なんです。
名付けて「慢心は悲劇の一丁目理論」ですね。


・・・げっ、そっ、そのままなんですけど(笑)

はい、参謀は、いつも座右の銘として「稲穂は実るほど頭(こうべ)を垂れる」を持っているのですが、目の前のディスプレイに稲穂を刺しているんですよ。いつもそれを見ながら、「自分は慢心してはいなだろうか。」と自問自答しているそうですよ。


・・・戦争のテーマとは今回関係がないのですが、トレンドフォローについて先ほどのリスク、心理との関連から一言お願いします。

実は、参謀の過去の発言で「トレンドフォロー戦略とリスク管理の愛情ぴったりと」というものがありました。
初心者は、先ほど言いましたように、リスク管理、投資心理に全く無頓着なわけです。
そうであっても、致命傷は負わない戦略・・・としては最適だと考えられます。何故なら、その戦略自身が、リスク管理と投資心理の弱点をカバーしてくれるからなのです。


・・・わかりました。ところで、ナンピン戦争に戻るわけですが、この先どう展開していくのでしょうか。

先ほども言いましたように、参謀本人は、ナンピンについては、リスク管理上、また、投資心理上、から考えると、少なくとも初心者が手に負える代物であろうか、との思いがあるようです。

しかしながら、そうであったとしても、トレード戦略の1つとして全面否定することはいかがなものか、として、最後の抵抗を試みるのではないでしょうか。


・・・わっ、わかりました。わかりやすい??解説だったと思います。本日はありがとうございました。
以上、緊迫する本能寺周辺よりお伝えしました。

上達のプロセスこそ秘訣 その27・・・経歴詐称疑惑発覚!!①

2009/04/20 Mon

FNE取材班、チーフ川崎がお伝えします。

http://betweenfx.blog43.fc2.com/blog-entry-308.html#comment

ビットウィーン氏のブログで、キャプテンと紹介されているあらなみ氏ですが、我々は、氏の経歴詐称について・・スクープです。



あらなみ氏・・・ビートルズ内通称「キャプテン」。

おくあん氏より特別戦略参謀本部長官という要職を与えられ、本人は、結構悦に入ってこの名称を使っているという噂がある。

相場歴は、27年と長いが、ただ単に長いだけで、そのほとんどの期間を無駄な回り道に費やしている。

たっ・・・ただの阿呆ではないか。

やってはいけないことを探すため、と本人はうそぶいているが、ほとんどの期間、損切り1000本ノックばかりをやっていた、と関係者は言う。

我々は、今回の戦争において、林派を自称し、ナンピン擁護を標榜していたにもかかわらず、何ら有効な手を打てなかったあらなみ氏に疑問を抱き、その経歴を探る過程で、重要なる経歴詐称の証言を得た。

林派を自称しているあらなみ氏だが、本人の経歴からは、ナンピンで利益を得たという記録は未だ発見されてはいない。

我々は、本人への取材を試みたが、本人からは「記憶にありません。」とのあいまいな返事しかかえってこなかった。

氏は、1990年のバブル崩壊以前に、うねり取り、という戦略を用いて、資金を100倍にした、と豪語しているが、それも今回の我々の取材で詐称であることが発覚したのだ。

あらなみ氏は、1987年、ある投資家の会で、FAIで資産20億円を築いた相場師に出会い、弟子入りを志願して、その相場師の自宅へ押しかけたことが今回の取材で明らかになった。

ちなみに20億円は確かに当時でも大きな金額ではあるが、バブル当時は、投資家といえば1億円は最低普通に持っていた時代であった。
信用取引を使えば1000万円が、普通に売買していたら数年で1億円になった、という時代だったのである。

野村證券の信用取引最低金額は3000万円であった時代である。
あらなみ氏は、当時数千万を儲けたと言っているが、野村證券にも口座を作ることができない程度で、投資家の会のメンバーの中では、極小ちびっこ投資家であったのだ。
若造でもあった氏は、当時、丁稚奉公程度の立場であった、と関係者は証言している。

あらなみ氏は言う。「私は、まだ駆け出しの小僧っ子ですから、仲間の皆さんと比べて年齢的にもダントツで若く、周りは皆億円以上の投資家ばかりで、資金も最小でした。教えてもらうことばかりだったのです。」

あらなみ氏は、相場師A氏の自宅に招かれる。
相場師A氏の自宅のトレーディングルームは20畳ほど。壁一面に月足チャートの棚があった。そして、グラフ整理に専用のお手伝いさんがいた、とあらなみ氏は言う。

その1500枚にものぼる1メートル方眼紙の手書きチャートに圧倒されたあらなみ氏は、FAIで自分も相場師となるべく、決意する。

その相場師からは、「月足チャートを1000枚書け!そうすれば相場が見えるようになる。」との指令を受ける。

ちなみに、実践1000本ノック、というのは、あらなみ氏自身が考案したと自称しているが、このときの指令をパクッたものではないか、との疑惑もある。

あらなみ氏は、家に帰り、月足チャートの作成を始めるが、何ヶ月経っても、何もわからなかった、と後述している。
「こつんときた感覚など、全くありませんでした。」と言う。なんというアホだろうか。事もあろうに、変動感覚がわからない、というのである。

おまけにA氏からは、1000枚書け、と言われていたにもかかわらず、100枚程度で挫折したのではないか、との疑惑が今回浮上している。

あらなみ氏は言う。「仕事が忙しくて、グラフを書く暇がなかったんです。」
しかし、当時氏は、スキーやテニスにうつつをぬかしていた、という複数の友人からの証言を我々は得ている。

当時から、あらなみ氏は、本業の仕事が忙しいことを自分に言い訳しては、相場をサボるという癖があったようだ。
本人は、アマチュアの必殺拳法である秘儀「本業逃避拳」を連発していたのではないか、と関係者は証言している。

師匠のA氏からは、場帳を見て売買せよ、との指示があった。
あらなみ氏は、せっせと100銘柄の場帳をつけていたが、ここでも何の変動感覚も得ることができなかったようである。
もうこうなったら、相場のセンスなど無いに等しいではないか。取材班は、思わず苦笑したのである。

ここで、師匠からナンピン命令が発せられる。

しかし、小心者のあらなみ氏は、あろうことか、ナンピンをせずに何と損切り、という暴挙に打って出るのである。

あらなみ氏は言う「ナンピンをしないといけない、ということはわかっているんです。でも、その場になると手が震えて、つい損切りしてしまったんです。」

ナンピンができないあらなみ氏を師匠のA氏は叱咤したという。
「ばっかやろう!!ナンピンができずに、相場で飯が食えると思ってるんかい。出直してこいっ!!」

実は、先日、おくあん氏が書いた、「ナンピンが下手で儲けたためしがない」、というコメントを読んで、あざ笑っていたあらなみ氏であるが、実は、このあらなみ氏自身が、ナンピンで儲けたことがないのではないか、という驚くべき事実が発覚するのである。


そして、あろうことか、ついに我々はあらなみ氏が、林派ご禁制品に手を出していた、ということをここにスクープする。

「パソコン」、である。

おぉーー、何と、師匠に隠れて、こそこそPCを使って、売買している姿が関係者から目撃されているのだ。

あらなみ氏はこの件について「場帳をつけていても何も見えない。そんな焦りの中で、ついご禁制品に手をだしてしまったんです。」と取材班に白状した。

オマケに、林派ご法度である寄り付き成り行き以外絶対禁止、の戒律も当時から平気で破っていた、とうそぶいた。

恐るべき破戒坊主とは、あらなみ氏のことではないだろうか。こんな道理に合わないことが果たして許されていいはずかない。
我々取材班は、大いなる憤りを覚えたのだ。

そして、案の定、師匠にそれら破戒の限りが発覚し、破門となるのである。

当然であろう。これだけの掟破りを続けた破戒坊主が他にあろうか。

本人はうねり取りで儲けた、と自称しているが、手書きの月足グラフも書かず、場帳もつけないで、そんなことができようはずがないのである。

実は、こっそりとPCを利用し、13週&26週の移動平均線のデッドクロスを逆張り買い、というノウハウでコソコソと利益を得ていたとの複数の関係者からの証言を得ているのだ。

林派を自認し、うねり取りで大儲けした、とうそぶいているあらなみ氏であるが、あろうことかPCなるご禁制品を利用していたのである。驚くべきスクープではないか。

そして、バブルの勢を駆って、投資家仲間は、ナンピンで億円以上の資産を次々に築いているというのに、あらなみ氏は、せこい相場しかできなかったのである。



さて、破門からどうなったのであろうか。

1993年、バブルが崩壊して4年が経とうとしていた。

あらなみ氏は、バブルで築いた全ての資金を失ったのである。

当然であろう。

戒律の一つすらも守ろうとはしなかったあらなみ氏には、当然に起きた出来事であっただろう。


そこで、氏はどうしたのか。

何と、泣く泣く師匠を尋ねることとしたのである。
厚顔無恥とはこのことではないだろうか。
「もう一度、一から師匠に教えを請おう。月足グラフ、場帳をきちんとつけて、師匠のような相場師になろう!」そう決意したそうである。
電車を乗り継いで、師匠の家に到着した・・・はずだった。

ところが・・・師匠の家が、家が・・・無かった、のである。

おーい、師匠どこへ行ったんですか!!

仕方がないので、投資家の会の知り合いに尋ねてみたそうである。
「A師匠はどうされたんですか。引越しされたみたいなんですが。」

「あっ、Aさんなら、自己破産して、家は銀行管理、一家離散で、今はどこへ行かれたか音信不通だ。俺も心配してるんだ。」
という返事であったという。

あらなみ氏は言う「師匠が破産したのにはびっくりしました。しかし、1億円~数億円までを運用していた数十名の投資家仲間のほとんどは、私のような無一文、もしくは破産、一家離散でした。私は、小心者でナンピンができなかったので、破産には至らなかったのです。」
と、うそぶいている。
無一文になったのに、破産よりまし、とは、笑止千万ではないか!



あらなみ氏は、若いころから、こういう悲惨な体験を繰り返し繰り返ししているのである。
ハムスターでも、これだけの失敗を果たして繰り返すであろうか。

今は偉そうにご高説をたれている氏であるが、我々は、氏のハムスター以下の失敗の数々をこうしてスクープすることに成功したのである。

以上の取材と数々の貴重な証言を得て、我々取材班は、告発する!!

あらなみ氏の自称「林派」は詐称であると!!


スクープは続く??

(この物語は全てノンフィクションであり、登場人物は全て実在の人物です。)

上達のプロセスこそ秘訣 その28・・・経歴詐称疑惑発覚!!②

2009/04/21 Tue

FNE取材班による疑惑追及シリーズの第2回放送です。

今回、我々取材班は、これまでマスコミを避けていたあらなみ氏に突撃取材を敢行した。
自宅にアポなし取材である。
ベルを押すと、たまたま自宅にいた娘の小波ちゃんがドアを開けてくれたのである。

家に入るとあらなみ氏がこういった。

「ゾンビになにか用かい。」

我々は、バブル当時のことをもう少し視聴者に知らせたい、との思いをぶつけた。

すると「今チェスの先生とチェスをしているのでしばらく待ってくれ。」そう言ってチェスを始めた。
1時間ほど待った。
チェスの先生が我々の前に現れこう話した。
「あのころのあらなみ氏の落ち込みようといったら酷いもんだった。おまけに親父さんがあんなことになってしまって・・・」

・・・そ、それはどういうことだったんですか。

「そもそもあらなみ氏は裕福な家庭に育ったんだ。お手伝いさんのいる家だった。親父さんは、億単位の資金で売買するセミプロといってもいい相場好きだった。しかし、バブル崩壊はその家庭を崩壊させたんだ。おっと、後は本人に尋ねてくれ。」

取材班は、最初に父親のことをあらなみ氏に尋ねた。

「親父は株好きの典型的な中小企業のおやじだったんだ。上手いか下手か、といえば、ど下手だったと思うよ。でも、相場が上がり続けていたので、利益は膨らんだんだ。
ある日、ちょっとは勉強しろ、と思って、俺が当時良い本だと思っていたある一冊の本をおやじに渡したんだ。喜んで読んでいたよ。」

・・・何の本だったんですか。

「それは言えないな。またクレームが殺到するといけないからな。次の日、おやじは、パイオニアを買ったんだ。馬鹿野郎、その本はパイオニアを買え、という本じゃないぜ、全く何を考えてるんだ、と思ったぜ。でも、それほどに相場が下手だったんだよ。これは冗談にしか聞こえないと思うけど、本当の話だぜ、全くよ。」

・・・そのころの親父さんの投資方法とはどういうものだったんでしょう。

「信用で株を買うだろ。上がれば利食いさ。そして下がるだろ。数ヶ月経っても損しているときには、現引きするんだ。そして、その株を担保にして信用でナンピンさ。これが親父の投資戦略の全てだったのさ。
本を読んで、さらに確信を得たみたいだった。もちろん間違って読むやつが悪いに決まっているよ。でも、罪作りなことをした、そう俺は今でも後悔しているよ。」

・・・そっ、そんな、それじゃあ幾らお金があっても足りないじゃないですか。

「金が足らなくなると、土地を担保に銀行から金を借りてくるのさ。当時は土地の担保さえあれば、無目的で幾らでも銀行は金を貸したのさ。そして、そうやって粘ってさえいれば、株価は元に戻った。昭和の時代はずっとそうだったのさ。」

「それに、今では信じられないかもしれないが、当時は、皆そうしていたよ。損したら現引きするのさ。そしてそれを担保に信用でナンピンするのさ。いわゆる二階建て、っていうやつさ。

塩漬けナンピン戦略、ってやつさ。

当時は、皆やっていたよ。
証券マンもそうすることが当然のことと思っていた時代だったんだ。」

「俺が住んでいた大阪船場の中小企業のおやじ連中は、皆そうして億単位の株を持っていたのさ。株をやってないおやじを見つける方が大変だったよ。」

「どこかの投資グループで、億を達成した人を多く輩出した、と喜んで書いてあったが、どんな方法であっても、当時はリスクさえ取れば、皆億を稼げる時代だったんだ。そんなのは、手法の問題でもなんでもないさ。」

・・・そもそも親父さんは、どんな根拠で株を買ってたんですか。

「根拠なんて多分無かったと思うぜ。例えば、外務員がいいと電話してきた株とか、たまたま業界紙に載っていた株とか・・・そういえば、こういうのもあったなあ、親戚のおっちゃんが買ったと聞いた株を慌てて買っていたんだ。びっくりだぜ。ちなみにチャートなんか、くそ食らえ、だったと思うよ。」

・・・しかし、いつまでもそんなことが続くはずないじゃないですか。

「そうさ、ある日終わりは突然に現れたのさ。1年遅れで土地も暴落し、バブル崩壊がはっきりした1993年ごろだったと思う。俺は夜親父に呼ばれて言われたんだ。借金が億以上あって返せない、と。投資資金数億円のはずが、借金だけになったと聞いた瞬間だったのさ。」

・・・で、どうなったんですか。

「幸運にも、ある地方の会社がたまたま土地を探していて、住んでいる土地を売って、決済することができたのさ。でも、一家は離散したんだ。家屋敷を飛ばす、というのは当時の流行だったわけだけれど、まさか自分の家が飛ぶとは思わなかったよな、実際。
師匠の家へ行ったら、家が飛んでて、自分の家へ帰ろうとしたら、自分の家も飛んでやがった、って、冗談もほどほどにしろってんだ!!家に羽がついてるのか、っちゅうの。」

・・・大変だったんですね。

「いや、家がなくなった、それだけで済んだんだ。破産も免れた。これはラッキーだったよ。近所の自転車屋さんのおっちゃんなんて、塩漬けナンピンと不動産融資で借金が返せなくなって夫婦で首をつったんだ。近所では、自己破産が相次いでいたからな。商売の地域だったからな。うちは株でやられたけど、過半数は不動産投資じゃなかったかと思うよ。」

・・・何故皆そんなものに手を出したんでしょうか。

「昨日買っておけばすぐに利益になる、今日買っておけば明日には利益になる、毎日毎日それが続いたんだ。回りは皆株で儲けていたよ。株をやらないやつが馬鹿に見えた時代だったんだ。」

「親父は数年前に死んだ。脳梗塞だった。最後まで相場で再起を願って、そして、その願いを果たせずに死んだんだ。
俺は集中治療室に入った親父が危篤だったときにもずっと普段どおりトレードを続けていた。
そして、通夜の日、そして葬儀の朝、俺はずっと休むことなく普段どおりトレードをしていたんだ。
何故かって、それは俺が相場師だからなのさ。リスクに立ち向かう俺の姿を親父に見せたかったから、そして、俺が相場で勝つことこそが、親父のはなむけになると信じていたからだ。
さらには、どんなことがあっても動じない心を作りたかったからなのさ。事上練磨、1000本ノック、実践あるのみ。それが俺の信条なのさ。」

・・・びびることはないんですか。

「あるさ、でもトレードではない。俺がびびったのは、おく○○さんから、追い込みをかけられた日曜日だけさ。」


何故、この話をあらなみ氏は取材班にしてくれたのであろうか。あらなみ氏はぽつりとこう言った。

「皆小手先の手法とか、目先の値動きばかりを気にしているのさ。でも、投機にとって、本当に大切なことは何か、それを感じ取って欲しいのさ。こんな惨めな最後を隊員の皆には送って欲しくないからな。」


では、あらなみ氏自身の破綻についてはどうなんだろうか。

・・・1990年の8月、フセインのイラク侵攻によってほぼ全資金を無くされたそうですが、10年間こつこつと貯めた資金をどうしてたった一回のトレードで失ったんでしょうか。

「次の質問にしてくれ。それを言うにはまだ時間が欲しいんだ。」

しかし、と食い下がる取材陣にあらなみ氏は、こう答えたのであった。

「タイタニック、そうタイタニックが俺を飲み込んだのさ。」


(取材班は、しぶしぶ引き上げたのだった。しかし、一つ大いなる疑問が残った。それは、大阪船場育ちのあらなみ氏が何故、江戸っ子弁でインタビューに応じたのか、という疑問だった。これは、重大な何かを暗示しているように思えたのである。)



それ以上の話を聞けなかった取材陣は、当時のあらなみ氏を知る盟友の相場師ヒロ氏を尋ねた。

ヒロ氏は、重い口を開いた。

「あの件かい。あの時、相場は数ヶ月の押し目を経て反発するように見えていたのさ。当時は、誰も知らなかったオプション方程式をあらなみはロータス123というソフトで組んで、俺に見せてくれたよ。
そうさ、リスクが非常に高いワラントに手を出したのさ。
この富士通のワラント(個別株オプションのようなもの)は、非常に割安で、富士通の現株がちょっと反発するだけで、このワラントのギヤリングから考えて十倍以上に跳ね上がる、と読んだのさ。
それで、俺も乗ったよ。」

・・・そしてどうなったんですか。

「フセインがイラクへ侵攻したのさ。俺は様子を見守ったのさ。しかし、あらなみはそうはしなかった。どうしたかって、うーん、言いたくないな。」

・・・教えてもらえませんか。

「わかったよ。やつは、ナンピンを敢行したのさ。あれだけやらなかったナンピンをやったのさ。
自分の作った方程式によほどの自信があったのだと思うよ。
20円ほどだったワラントは、1円ずつじりじりと下がりだした。そこを毎日毎日逆張りでナンピンし、買い続けたのさ。
俺は、止めろ、相場はこれだけじゃないんだ、止めるんだ、と言ったが、あらなみは聞かなかった。

やつは、もう、相場が見えなくなってしまっていたんだ。

自分が何をやっているのか、何もわからなくなっていたんだ。

相場師ではない・・・やつは、ただの阿呆になっていたんだ!!

それだけのことさ。」

・・・そ、そしてどうなったんですか。

「タイタニックさ。富士通のワラントは2円まで下がった。それで全てが終わったのさ。二人とも損切りした。
しかし、俺は生き残って、あらなみは全てを失った。

たった1回のトレードでだ。

たった1回なんだ。

考えてもみろ、10年間・・・何百というトレードで一生懸命に、ちょっとずつ、ちょっとずつ、だったんだ。その築いてきた金をたった1回でだ!!

そう、あらなみは、全てを失ったのさ。」

そう話したヒロ氏の目には涙が浮かんでいた。


(この物語は、昔放送された「NHKスペシャルマネー革命」の影響を受けて、多少?の脚色がされておりますが、全て事実に基づいて製作されているノンフィクション物語です。)

(私は、マネー革命での、ビクター・ニーダーホッファー (Victor Niederhoffer)のインタビューシーンを今でも見ることがあります。そして、それを見る度に、今でも涙が溢れてとまらないのです。それは、私自身と、そして相場で再起することなく亡くなった父の悔しい思い、そのものだから、なのです。)

(何故、私が、稲穂を目の前に置いているのか・・・奢りの心は、一発で全てを吹き飛ばす、ということなのです。)

(本日、深夜にマネー資本主義が再放送されます。お見逃しの方はどうぞ。)

古典から学ぶ その5・・・過ちて改めざる、是を過ちと謂う

2009/04/25 Sat

「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」(論語)

(あやまちてあらためざる、これをあやまちという)

解釈:あやまちとは、誰でもが犯すものだが、本当のあやまちというのは、あやまっても改めないものをいうのである。


・・・孔子ですか。普通、戦(いくさ)の指南書といえば孫子じゃないですか。


孫子は、確かに戦の指南書として有益なのじゃが、わしは、実は、論語こそが戦いの奥義を極めていると思うのじゃ。

孫子はいわば戦術、戦略面の指南書と言える。論語というのは、そのさらに上にある考え方、人としてのあり方・・・人生そのものの教訓を学ぼうとする者にとっては、究極の教科書なのじゃ。

一般には、論語というと、道徳のしょうもない教えだろ、みたいな解釈じゃが、それは表面をなぞっただけの小手先の理解にすぎないんじゃ。

じゃから、このシリーズも孫子から入ったが、本音では、論語の解説をメインにしたいと思っているのじゃ。


・・・では、今回の古典の意味を解説してもらえますか。


公園で裸であばれていたとしても、本当に悔い改めて、二度とこのような間違いをしなくなれば、本人にとっては、いい勉強になった、という教えなのじゃ。
失敗というのは、やってみないとなかなかわからないものじゃて。ほっほっほ・・・


・・・そっ、それって・・・


ほっほっほっ、冗談じゃ。
実は、相場においては、これほど大切な教訓はないんじゃ。

そもそも損失、というのは、相場をする上で避けて通れないものなんじゃ。これを避けようとして幾ら努力したとしても、避けられないものじゃ。

損失の苦痛を避けるために、多くの投資家は、聖杯探しを試みる。そして、別の投資家は、相場から逃げる。結局リスクを避けよう、避けようとばかりして、本気でリスクに向かい合おうとしてはおらんのじゃ。

「トレードの勝利とは、どれだけのリスクを取ったかの代償に過ぎない」

ということをほとんどの投資家は理解さえしておらんのじゃ。

損失というものが投資家にとって避けられないものだ、ということを考えると、では、どうしたらいいと思う?


・・・さて、どこまで逃げても逃げてもだめなんですよね。


そうじゃ、資金の盾を使って、どこまでも逃げても逃げても大蛇のように損失は追いかけてくるのじゃ。最後は家屋敷までぱくりと食ってしまうのじゃ。

避けられないとすると・・・如何に上手に損失と付き合っていくか、と考えるしかなかろう。

そこで今日の教えがでてくるのじゃ。

「損失というのは避けれらない、だったら、その損失を速攻で切ってしまうこと、そうすれば、それは損失とは言わずに相場における必要経費という」

「損を切らずにずるずると引っ張って、ボロボロになるまで放置すること、これを失敗という」

という教えにつながるのじゃ。

そもそも株を買う、ということはどういうことじゃ?


・・・はっ、はあ、上がると思ってるから買うんですよね、普通は、下がると思って買う人はいないと思いますから。


そのとおりじゃ。大正解じゃ。


・・・バッ、バカにしてるんですか!!そんなことハムスターでもわかりますよ。ほんとに。


では、聞こう、上がると思って買った株が下がったらどうする?


・・・そっ、そりゃー、いつか上がるかも、と思って、頑張りますよ。もっと下がればナンピンでしょう。


そうじゃろうなあ。しかし、そこに矛盾はないのか。

では聞くが、買う前は「上がるだろう」と思って買った株が下がった、ということは、その時点で、買う前に「上がるだろう」と思っていたことは、間違いではないのかな。
たぶん、ハムスターなら、「間違いました。ごめんなさい。」とするはずじゃて。


・・・そんなこと言っても、買ってしまったものは仕方がないじゃないですか。売ったら損してしまうし。


拝金主義めが!!たっ、たわけ者がっぁぁぁーー!!


・・・なっなっ、なんですか、その拝金主義、というのは。いきなり、大声でびっくりするじゃないですか。


お前なんぞが、損しているか、儲かっているか、など、相場には、何の関係もないんじゃ。懐勘定だけで相場を見るから、そんなたわけた発想が生まれてくるんじゃ!!


・・・そう怒らなくても、普通はみんなそうじゃないですか。当たり前のことだと思いますよ。損したか儲かったか、で相場を見るのは!!


ぶっわっかものぉぉぉぉーーー!!それだから相場で儲からないということがわからんのか、このたわけ者がぁぁぁーー!!


・・・そんなに興奮したら、血管切れますよ。わかりました。じゃあ、どうすればいいんだというんですか。聞いてあげますよ。仕方ないから。


「相場に対して正しくあれ」、と言ったのは、わしじゃ。というのはウソで軍曹がいったのじゃ。
懐具合で相場を見る(=拝金主義)のではなく、相場がどうなろうとしているのかを見極めよ、という教えじゃ。

そもそも、上がると思っていて、下がったら、それは見込み違い以外の何物でもなかろう。
その見込み違いもはなはだしいのに、「ごめんなさい」の一言も言わずに、知らん顔して、無視するとは何事じゃ!!

子供の躾で、悪いことをしたらあやまれ、という大人が、相場では絶対にあやまらないんじゃ。面白いことじゃて。


・・・結局、どうすればいいということなんですかっ、さっきからボロカスにいいますけど。


要するにじゃ、株を買って損した、ということはすなわち見込みが外れだった、ということなんじゃ。
そうしたら、できるだけはやく「ごめんなさい」をすること、すなわち損切りすることじゃ。

ガンになって、手術がいやだからといって、何とか手術せずに直したい、とずるずる引っ張る心理のようなものじゃ。その間にガン細胞がどんどんと投資家を蝕み続けるのじゃ。


・・・要するに「損切りを早く」ということだけじゃないですか、誰でも知ってますよ。それぐらいは。


では、どうしてできんのじゃ。知っててできない、ということは、知らないこととおなじじゃ。愚か者がっぁーー!!

孔子は、次のようにも言っておる。

「過ちては改むるに憚ること勿れ」(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)

まるで、相場師のようじゃな。孔子という人物は。

しかし、この孔子の教えには、もう1つ大きな意味があるのじゃ。


・・・何ですか、それは。教えてくださいよ。


これは、内緒の話じゃ。これを知ってしまうと、皆が相場で儲かるようになってしまうからじゃ。
カモがいないと相場はなりたたんのじゃ。


・・・また、もったいつけて、そこまで言ったら言わないとしかたがないじゃないですか。


わかったわかった。

すなわち、相場の損というのは、人それぞれによってパターンがあるのじゃが、よく調べてみると、損のパターンの70%は同じ損のやり方を繰り返している、と言われておるのじゃ。

つまり、損の70%は、過去にやった損と同じパターンの損の方法を繰り返しておるのじゃ。


例えばじゃ・・

上がると思って飛びついたら、そこが目先の天井になって、ちょっと落とされて損切り。すると損切りした自分を待っていたかのようにすぐに相場は反転。

これは、と思って、次からはちょっと我慢しようと思い、落とされても我慢すると、今度は相場が本格的に下落に転じて大損。


買って、下がりだしたのでちょっとだけ様子を見ようとして、目を離したら、大きく下げられて、切るに切れずに塩漬け。しばらく様子を見ていたら、さらに急落しだしたので、慌てて損切りしたら、そこを底にして相場は急上昇

これではいかん、と思って、今度からは我慢が大切と思い、急落しても我慢、我慢、と我慢してるうちにさらにどんどんと相場は下がり、気がついたら100年に一度の暴落に巻き込まれている

そこで、用心深くなったので、ちょっとずつナンピンを決意。
最初は、ちょっとずつ買い下がりをするも、いきなり急落しだして、怖くなって様子見をしていると、結局、上でナンピンしたのは、団子になってしまって、意味をなさない。

しょぼい下げではできるナンピンも急落には無力であったと思い知る

現物だからいいか、と長期塩漬けを覚悟するのであった・・・


などじゃな。俺は相場のへたれじゃぁー、と絶望する瞬間じゃろうて、ほっほっほっほっ。


・・・なるほど、では、それはどうやったら防げるのでしょうか。


話をそう急ぐでない。
そんなしょぼい経験を、繰り返し繰り返し投資家は飽きもせずに繰り返すのじゃ。

反省を知らない人種=投資家

なんじゃ。

自分は、ハムスターより偉いと思っているかもしれんが、ハムスターは、自分の失敗から学んで、餌のありか、巣の掃除、とか、貯め餌、とか、色々と難しいことを考えているんじゃ。


・・・では、どうやったらいいんですか。


失敗から学ぶことじゃ。過去の失敗は、そこからの学びさえあれば、それは失敗でなく、貴重な教訓の宝庫なのじゃ。

「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」
孔子の心がわかるかのう。


常に自分のトレードを振り返って、

何故自分はそうしたのか、本来はどうすべきだったのか。

チャンスを逃したのは何故か。

何故、そこで利食いしたのか。何故、そこで損切りしたのか。

感情に任せて、パニックになってはいなかったのだろうか。

相場に正しくあれただろうか。

懐勘定だけで、売買していなかっただろうか。


どこかに必勝法が落ちていないか、とネット上を探すのではなく、自分のトレードを振り返ることじゃ。損失から学ぶことじゃ。そうすることによって、見えてくるものが絶対にあるのじゃ。
1000本ノックもそのためにある、といっても過言ではないのじゃ。


・・・論語とか、孔子とか、読んでても全然面白くもなんともなくて、1ページ読むともう寝ちゃってますよ。


孔子の教え、というのは、表面的な解釈では意味をなさないのじゃ。
道徳の話とか、そんなものはどうでもいいんじゃ。論語の精神こそ、本質こそ尊いんじゃ。

そういう意味で、目から鱗が100枚ぐらい落ちる良書を紹介しておこう。これは、手放しで素晴らしい本じゃ。
人として、どう生きるべきか。まさに人生の教科書じゃ。
わしが孔子の素晴らしさを実感できたのは、この本のおかげじゃったのじゃ。

論語物語 (講談社学術文庫 493) (文庫)
下村 湖人 (著)


最後に、NHKで桂歌丸師匠が、芸人として長続きしていく秘訣をと問われてこう答えていたのが印象的じゃったのう。

「(経験を積んでいくなかで)いいところは、忘れていい。悪いところをどんどんなおしていくこと。」

悪いところをどんどん直していけば、何が残るじゃろうか。もうおわかりじゃな!!

早朝放談①・・・実体験の意味

2009/04/26 Sun

とあるブログを読んでいると、「コメント欄への返事」を記事にする、という荒業を繰り返し使っているではないか!早速マネをするしかあるまい。


・・・おはようございます。新館です。本日は、早朝放談として、おなじみ国立ハムスター大学学長の荒波さんにおこしいただいております。


・・・気になるニュースが入っていますね。


はい、豚インフルエンザの件ですね。命にかかわることは冗談では済みませんので、最大限のリスク管理を考えないといけない状況だと思います。

具体的に考えているのは、もしパンデミックになった場合にどう行動すべきか、家族の命を守るために、人からどう言われようが、やるべきことはやる、というスタンスを持ちたいです。

相場では、私はポジションを常に持っていませんが、一方で、経済の混乱による無収入をヘッジするためにツナギを入れておこうと思っています。


・・・具体的には何ですか。


はい、ディープアウトのプットの買いを少々考えています。皆、同じことを考えていたら、価格的にはしんどいかもしれません。この件で私がびっくりしたのが、昨日の朝ですから、既に月曜日は2日後になります。この2日間という時間がどういう意味を持つのか、明日朝の東京マーケットが教えてくれるでしょう。週末のNYは、幸運にも100ドル以上の値上がりですね。

まあ、私の過剰反応で終わればそれはそれで嬉しいことですね。これまでどおりの日常がそこにあるのですから。

それから、ファンダメンタルに重要な影響が出るような事態になった場合には、過去のパターンなど何の役にもたちません。

全ての巨大なトレンドは、ファンダメンタルをベースに発生します。ファンダメンタルに大きな変化が起こったその時に、チャートパターンによる過去の経験則など何の意味も成しません。


・・・他に具体的なアドバイスがありますか。


もし、買いポジションを持っていて、安値を割るような動きになった場合には、一瞬の躊躇無く損切りすることをお勧めします。

相場師とは、相場の先行きがどうなるかを考えるのではなく、こうなったらこうする、ああなったらああする、という実行力の持ち主です。ここにこそ相場師の優位性があるのです。

値動きを予測する人・・・アナリスト、評論家

値動きに対応する人・・・相場師

相場師と評論家の最も大きな違いは、ここにあります。


・・・では、早速ですが、誰ママ相場師さんが書かれたコメントに対する返事の追加からお願いします。


確かに、論語は、私レベルが原著を読んでも正直よくわかりません。
必然的に、読みこなせている方の著作にあたることになります。
安岡先生の著作も数多く読みました。ただ、私には何かストレートに心に入ってはこなかったのです。
私が直球で心をえぐられたのが「論語物語」でした。
これ一冊の出会いで、私は一気に孔子ファンに変身しました。
これを読んでいなければ、未だに孔子の精神は理解できていなかっただろうと思います。

孔子の教えというのは、本当に奥が深いんですね。
孔子の教えを安岡先生が解説し、その安岡先生の教えを弟子がさらに解説する、という3重構造になっていますよね。

この3重構造で思い出しました。


・・・それはどういう話でしょうか。


実は、野川軍曹の師匠は、スーパーサイア人的トレンドフォロアーなお方です。弟子全員は、そのあまりにも強い相場の張り方に誰もがついていけない、と軍曹はおっしゃっていました。

その大師匠のノウハウというのは、根っからの相場師であるご本人には説明ができない、ということだそうです。ご本人が「俺がやっていることは野川に聞け。彼なら俺のやっていることを説明できる。」とおっしゃっていたそうです。

ところが、その軍曹の話・・・軍曹の話というのは、言葉としてはとても易しいのですが、行間に込められた重要なポイント、ちょっとしたヒントが物凄く重要なことが多いのです。
これをあまりにもサラリと話されるので、ほとんどの人は見逃してしまいます。
また、ご自分で理解されている前提の話とかをされないままのことがあるので、一般には理解しずらいんです。

ということで、不肖弟子の私がその話を引き継いでこのブログに書いたりしているわけですが、それでも、弟子の私が書いたことというのは、軍曹よりは若干まし、とはいうものの、何かものたりない。

対象年齢は、自分で書くのもおこがましいのですが、それなりに高いのかもしれません。
かなり相場で苦労を積み重ね、1000本ノックに耐えて耐えて、その血と汗の中から、相場の本質をつかみかけている、という方向けなのかもしれない、と思うことがあるのです。
そういう方からは、「俺が苦労してつかもうとしているのは、こういうことだったのか。」「なんとなく見えていることを理論的に解説してくれた。」という私が最も嬉しい評価をいただくこともあります。

私は、軍曹から理論的にも教わっていますから、理屈で理解できているものも多少は多いと思います。たたき上げの方と比べればですが。


・・・ということは、相場を始めてまだ1年とかという読者には敷居が高いということでしょうか。


はい、自分目線となると、興味のポイントは、どうしても「これで生活できているがもう一歩ステップアップするにはどうするか作戦」になりますよね。
別に読者からのリクエストがあればお答えすることもできるわけですが。

そこで、最近、ビットウィーン師範代が、さらに私の解説記事を書いてくれるようになったんです。

http://betweenfx.blog43.fc2.com/

読んでいてびっくりするのは、解説をされている本人が意識せずにいることまで、行間を読んでくれているんですね。


・・・それは素晴らしいじゃないですか。


この構造を考えると、孔子の教えの3重構造と同じものを感じだのです。
つまり、①大師匠、②野川軍曹、③あらなみ、④ビットウィーン師範代、の何と4重構造になっているんですよね。

そして、師範代の説明こそが、実はこれから相場で儲けたいという初級者にとっては、一番わかりやすい、と来るのだから、これも驚きです。


・・・何か、教え、という点で、気をつけている点はあるんでしょうか。


はい、私は、相場については、経験年数だけは相当なものなんです。よくこれだけたたかれてもたたかれても相場にしがみついてきたもんだ、という感じです。
それによって貴重な成功体験、失敗体験を積んできているのです。

先人の知恵、と言う部分では、この実体験に負う部分が大きいですから、そこから数多くの学びもあったわけです。

実は、実体験をした、といっても、そこから何も学ばす、犬死していく人が大部分だと私は思っています。

この実体験、ということと、それから学び取ったこと、という2点には、重要な相関関係があり、切り離すことはできないものだと考えているのです。

普通は、「損切りは早く」とか、「リスク管理は重要」とか、結果だけを書くことが多いのですが、何故、その結果に至ったのか、という切実な問題を、ほとんどの人は、人に伝えないでいるのです。

結果だけを告げられた人は、ほぼ念仏、坊主の説教(坊主様各位、例が悪くてすみません)、程度にしか受け取らないので、結局は、涙ながらに真剣にアドバイスされた先人の知恵を全く活かすことなく、全く同じ過ちを繰り返すことになるんですね。


・・・なるほど、要するになんなんだ、答えだけを教えてくれ、と言う人が多いのですが、その答えだけを知ったところで、何の使い物にもならない、ということなんですね。


はい、そのとおりです。初心者に「リスク管理をきちんとやらないと大変なことになるぞ!」とアドバイスして、それが何の意味を持つというのでしょうか。

切実さのないそんなアドバイスは、初心者にとって、1000%無意味です。

ハムスターの耳に念仏、です。

また、本でそんなことを読んでも、素通りするしかありません。

何故なら、彼らの興味が、聖杯にしかないのは、(私の経験上から)もうわかり切っていることなのです。

その初心者は、それから3年後に相場から打ちのめされ、ぼろぼろにされて、やっと気がつくのです。

あの時、先人が言っていたことは、こういうことだったのか・・・と。


・・・そこで実体験、ということなんでしょうか。


はい、私は「相場の無意味な回り道王選手権」で世界チャンピオンに数度も輝く栄誉を担っておりますので、その悲惨な体験を擬似体験してもらうことこそ大切だと思っているのです。

そこから見つける自分の答えというのは、それぞれが自分自身で感じたことです。

答えは、私と同じでなくていいんです。

その、自分が見つけた答えには、自分自身で考え、見つけ出したものですから、人に押し付けられたものではないんです。

擬似体験した「感情」という知恵につながる接着剤が効いているので、それなりに有効なものとなるのではないか、そう考えているのです。

放談つづく

早朝放談②・・・苗とラクダのこと

2009/04/27 Mon

前回からの続き

・・・ところで未だに聖杯を探して放浪されている読者も多いと伺っていますが。


はい、私のブログは、聖杯を探している方にとっては、「どこにもノウハウなんか書いてないじゃないか。」具体的手法がない、とお怒りになられても、仕方が無いと思うこともあります。

私の興味は、sei*ak*8さんへのコメントにも書いたように、このブログの大きな目的の一つは、自分自身の考えをまとめ、考えていることを文字にすることによって、自分自身の相場の理解を深め、相場の本質を探る、ということ、あるのです。

ですから、どうしても技術論に目が行かなくなってしまっています。技術論なら、軍曹のサイトでもいいし、他にもありますが、私が使っている道具は、一般的な包丁、ノミ、カンナの類であって、特殊な道具は全く使っていないのです。


・・・いやいや、読者の中には、秘密のオシレーターとか、秘密の手法を使っている、聖杯を持っている、そう思っている方も多いと思いますよ。


ハッハッハッ・・・実は、昔、私もそう思っていましたからねえ。気持ちはわかりますよ。痛いほど。

大量破壊兵器のボタンを押してしまって、自爆した後の私は、数年間の間、夢遊病者のように「聖杯探し」に明け暮れていましたからねえ。

柴田罫線、一目均衡表から始まって、怪しげな罫線、秘法、システム、必勝法、情報商材など、あらゆるものに手を出しました。システムによる検証の鬼となって、あらゆるオシレーターの検証を繰り返していた時期もありましたねえ。

さらには、ブートキャンプに入隊するときに思いましたよ。よっしゃーぁーー、これでプロの秘密の道具を見せてもらえる、ってね。
秘密の道具など何も無かったんですが・・・

これは回り道ではあるんですが、しばらくは自分で納得するまでやってみることが必要なんじゃないかと思うんですよ。


・・・そういえば、回り道の件ですが、隊員の間で次の戦争の火種になるんじゃないか、と話題になっている件がありましたねえ。


はい、おくあんさんのブログでのコメントをパクると、次のようなものです。

『手痛い失敗をさせない、これは本当に相場初心者の為になるのでしょうか?戦争』、別名『わたしは、わたしのような失敗をさせないことが一番だと思っていたが、だんだんと、うーん。でも大きな失敗はしなほうがよいに決まっていると思う。』、別名『しかし、なんとなく、もう勝敗の結果は見えているような気もするが、実際はどうなんだろう、みんなの意見はどうなのか興味がある。』。副題、『これも相場の道である、男はつらいよ、シリーズ』、のことですね。

実は、おくあんさんとの心温まる戦争を通じてわかったことは、私とおくあんさんの奇妙な共通点なんですよ。


・・・ほほぅ、それは関心のある話じゃないですか。


そうなんですね。というのは、二人ともが申し合わせたように、同じような道を辿ったということは、他の人もその道を辿れば、同じ答えが導き出せるのではないか、との帰納的な証明にもなりますよね。
誰か一人だけがその道を辿ってプロになった、というのであれば、それはその人の特殊性、超人的能力などが原因となった可能性もありますが、複数のプロが同じ道を辿ったとなると、そこには有意性があるのでは、と考えてもおかしくないと思うのですよ。


・・・では、早速そのお話を聞かせていただきたいのですが。


はい、二人ともの共通点なのですが、その相場人としての生い立ちが酷似しているのです。


・・・それは、どういうことですか。


はい、相場を始めて、しばらく経って二人とも、地中海東岸の地に太古の昔生息していた古代ナン○○人(関係機関への配慮のため匿名とさせていただくことをご了解ください)の研究をはじめたのです。


・・・ほほぅ、お二人とも考古学者だったんですね。


そうなんです。「昔の成功事例を紐解けば、現代でも成功できるはずだ理論」に基づいて、研究を始めたわけです。

地中海東岸の気候というのは、今では砂漠化しているわけですが、太古の昔には温暖で緑あふれる地域だった、ということです。

私は、相場を始めて10年間この温暖な気候に恵まれたわけですが、おくあんさんは、砂漠と化したパレスチで頑張り続けられたんです。


・・・結果どうなったんですか。


はい、私は、砂漠への急激な気候変動が読めずに、大量破壊兵器のボタンを押してしまい自爆します。いっぽうおくあんさんは、砂漠に苗を植えようと頑張られたわけですが、全て水がなくて枯れてしまったんです。


・・・そして、お二人ともどうされたんでしょうか。


はい、おくあんさんは、砂漠で苗を植えても無駄だと悟り、ラクダを飼うことにしたんです。私は、大量破壊兵器でボロボロになって、これではだめた、と放浪した末に軍曹からラクダの飼い方を教えてもらうわけです。


・・・ラクダって、ちょっとわかりにくいんですが。


はい、おくあんさんは、「逆張りナンピン1000本ノックでボロ負けしたけど、その逆をやれば勝てるんじゃないか戦略」を構築されて、私は、逆張りでは利益がでなかったことが、軍曹の元で、トレンドということをすんなりと受け入れられる素地を作ったのです。

おくあんさんの特筆すべきところは、失敗を続けることによって、その裏の宝物をご自分で発見された、ということじゃないかと思います。私は、人の助けを受けました。

二人ともが、逆張りで失敗を重ねて、その失敗を経たことによって、順張りに開眼する、というプロセスを辿っているんですよ。

失敗があったからこそ、見えたものがあったわけです。


・・・そういえば、おくあんさんのブログは最近とても丁寧に書かれている印象を受けたんですが。


そうですね。実は、私は、ここ何回かのおくあんさんのブログを読んでいて、非常に違和感を感じていたんです。


・・・それはどういう違和感なんですか。


ここ数回のおくあんさんの記事について、私は目新しいものを何も感じることができなかったんです。
どうして、似た内容を繰り返し書いておられるのか、と疑問に思っていると、隊員の皆さんが、「とてもわかりやすい。これでわかりました。」と絶賛されておられる。
この絶賛にもかなりの違和感があったのです。自分だけが何も記事から読み取れないのではないか、と考えてしまいました。


・・・なるほど、それで結論はどうなんですか。


色々と考えていると、はたと思い当たったのは、私が確か隊員の皆さんに質問攻めにしろ、とけしかけたのをすっかり忘れていた、というのもあるんですが、その質問内容がもう一つ私にはピンと来ない。ところがおくあんさんは、しっかりと返事をされ、その答えがわかりやすい、と好評、しかし、私にはどのやり取りももう1つピンと来ない・・・うーん、どうなってるんだろう、いったい。

よく読んでみると、過去の記事に丁寧に書いてあることを言葉を変えてわかりやすいように繰り返されておられる、ということに気がつきました。

実は、おくあんさんのブログの過去記事の一番最初から、トレンドに乗るということ、順張りのポイントなど、きちんと書いてくれているんですよね。
私はそれを読んでいたので、いまさらなんで繰り返しているのか、そう思って違和感を感じたんだと気が付いたんです。

特に私がおくあんさんの言われる順張りの意味が見えたのは、こちらの記事です。

http://blogs.yahoo.co.jp/okuann/39547573.html

私は、この記事が一番すっきりと入ってきたのです。どのような経緯(原因)で、今のやり方に至ったのか。
私の前の記事で書いた「何故」ということを明確に述べておられます。
そして、その失敗という過程の逆をやることによって、今のやり方に辿りついた、ということ。
そして、どうやって練習したのか、にも言及されています。
これだけ丁寧に書いていただくと、とてもわかりやすかったです。
この記事で私の中では、おくあんさんの方法論に対する疑問は全て終わっていたのです。

自分では、既に見えていることですから、人にも見えていて当たり前、となっていたので、最近の記事には非常に違和感があったんです。

最近の記事は、逆に私には、わかりにくかったんですね。ここだけの話ですが。

それぞれの記事には、対象年齢というのがあるのだ、ということを逆に私の損切りの記事でも気がついたところです。


何故、このようなことを長々と説明しているのか、というと、私の前の記事に書いたように、人にわかるように説明する、ということの難しさ、なんです。

私なら、おくあんさんのように丁寧に繰り返し説明はなかなかできないなあと思いました。
「何でそんなことがわからないんじゃ、過去記事を読め!!」
となるんじゃないかと思います。やさしいおくあんさんですから、そうはならなかったということでしょう。

それと同時に、「よかったよかった」というコメントに、私は、非常にショックを受けたんです。
「これだけ丁寧に、繰り返し繰り返し説明しないといけないものなのか」と。また、その丁寧さが、私にはわかりにくい。相場分野の理解力には、自信があったので、すっかり自信喪失しました。

自分のブログを振り返ってみると、それと比べて、かなりの説明不足があると思います。先日も、「用語がわからない」という質問に対して「自分で調べろ!!」と足蹴にしましたし・・・


ここで重大が疑念が頭をよぎりました。
「自分のいいたいことが、実はほとんど伝わってはいなかったのではないか疑惑」
「もしかしたら独りよがりに悦にいっていたのではないか疑惑」
「裸の王様疑惑」
発生です。


まあ、私には、師範代という強い味方がいますから、師範代になんとかしてもらうしか手がなさそうです。


・・・おくあんさんの話題が出たところで、おくあんさんの戦略についての特徴とかあらなみさんの目から見えるところがあるでしょうか。


はい、おくあんさんは、銘柄を限定している、数日間持つ、という特徴があります。ですから、「乗せ」、と言われていますが、私から見ると、保合いの中でのある程度の値動きから「試し」の玉を入れながら、手を合わせていきつつ、勢いが出てきたところで、一気に玉を建てるようなやり方ではないかと勝手に思っています。
これは順張りの分割ではよく使う方法論です。そして、利食いを入れる代わりにツナギを使う、というやり方です。

実は、商品相場の技術(林輝太郎)のP536に「誇り高き順張り」という章があって、そこに順張り相場師の売買譜が掲載されています。具体的な売買は、こんな玉の入れ方なんだろうか、と勝手に思っているんです。


・・・ところで、あらなみさんも、順張りなんですよね。


私は、順張り、というより「ブレイクアウト」と言った方がいいでしょう。
試しを入れながら、どこかで本玉を入れて攻める、というのに対して、その攻めるポイントである走り出したところで一気に玉を入れるわけです。

これは、銘柄を複数見ていることとも関連があります。複数見ているのですから、1銘柄を丁寧にということでもないわけです。
来た銘柄を次々に攻める、ということになりますね。
また、超短期である、ということとも関連があると思います。数分以内に売買を終わるので、分割というのもあまり馴染まないんです。

放談つづく

早朝放談③・・・自分で考え悩むこと

2009/04/29 Wed

前回からの続き

・・・順張り、トレンドフォローを練習していて、損切りばかりが続く、という隊員からの悲鳴にも似た訴えが出ているようなんですが、この切実な悩みに対するアドバイスがありますでしょうか。


はい、前におくあんさんの戦略のところで「保合いの中でのある程度の値動きから「試し」の玉を入れながら、手を合わせていきつつ、勢いが出てきたところで、一気に玉を建てるようなやり方」と、さらりと書いてしまったんですが、これが結構なポイントだと思うのです。

古代の遺跡発掘だけでは、ジリ貧で飯は食えない。

大量破壊兵器のボタンを押してしまって、ボロ負けした。

コツコツ・ドッカァーン!!
(緊急事態発生、緊急事態発生!!)

ということで、逆から順へ宗旨替えする、という隊員さんが多くいらっしゃることは、書き込みからなんとなく見えています。

では、その逆の順張りで、といわれても、ちょっとやってみたらわかりますが、飛び上がったところを飛びついて買っても、なかなか利益にできない。飛びついては落とされる。
下がると思って、飛び降りたら一気に反転上昇で損切り。の繰り返しなんじゃないかと思うのです。

そして、もう損切りを続けて続けて、疲れてヘトヘトになったところで、トレンドが発生する。しかし、もうこんなに上がってしまったところで、追いかけることもできない。
そうすると、相場はどんどん走る。しまった、こんどこそこれを取らないと、と思って、売買を始めると、また損切り損切り・・・この繰り返しで、結局、何も取れない。

損切りばかりが残る、そういうトレンドフォロー特有の

「俺だけがなぜか損切りばかり病」

にかかってしまうんです。


・・・ぎくり!!何でわかったんですか。言われてみれば、私のことじゃないですか。隠しに隠していたのに。どこかで覗き見でもしてたんですか。


あなたねぇ。「言われてみれば」って、そこがそもそも問題なんですよ。
これは、強く言っておきますが、いつも言っているように、「負けトレードを積み重ねてこそ、そこから勝ちへの展望が開ける」と言ってるじゃないですか。
何のための1000本ノックなんですか。

せっかく貴重な宝物のような負けトレードを積み重ねているにもかかわらず、それを何故きちんと反省して、一般化、抽象化しないんですか。

自分で、何故に負け続けるのか、1つ1つのトレードを真剣に振り返って分析してみる、という作業がどれだけ大切なことか、耳にタコができるほど、言っているつもりなのに、、、はぁはぁはぁ!!

一般化、抽象化するためには、数多くの事例が必要なんです。

トレードの理解とは、複雑なことを学ぶことではなくて、複雑なトレードメカニズムを集約し、そこから見える共通点を探り、単純化する作業なんですよ。帰納的理解のメカニズムをもっと勉強してください!

自分が負けるメカニズムを理解できて初めて、次のステップに進むことができるんです。

相場必勝法があるとすれば、それは・・・自分のトレードから学ぶ、ということなんです。
チルチルミチルの教えを学んでください。大切なことは、外を探すのではなく、自分の中にあるんです。
バカにして多くの人が実際にはやろうとはしないことはわかっているので、ここで書いても大丈夫なんですけどね。

多くの人は、理屈だけから相場を理解しようとします。
このパターンがあるから、それをやる、みたいな。

そして、このパターンがだめだから、別のパターンに乗り換える。

それもダメだった、また、別のパターンでやってみよう。

逆張りがだめだから、順張り・・・おくあんさんとか成功してるから、俺にもできそう。

でも、やってみるとうまく行かない、なんだよ、おくあんさん、ウソばっか書いて・・

これもだめ、あれもだめ、ループ、ループ・・・さすらいの手法職人への道

そんな単純なパターン方程式で相場が乗り切れるわけがないじゃないですか。

順にしても逆にしても、その人は、結局、手法、戦略にこだわっているだけ、ということなんですよ。
演繹的にだけ考えていてもだめなんです。相場は。


・・・なんか、難しい専門用語があって、わからないんですが。


それぐらいは、自分で勉強してください。どこでも解説しているようなことは、ここでは説明しません。


・・・きっ、厳しいですね。ところで、練習へのアドバイスの件なんですが、、その何といったらいいのか、具体的にはどうすればいいのか、ということなんですが。


ここで簡単に言ってしまうことも考えたんですが、そうすると隊員の皆さんが考えることをやめてしまうので、しばらく考えてもらう時間を取りたいと思います。


・・・そっ、そうは言っても切実な悩みなんです。ヒントだけでも。


わかりました。1つは、最初に書いたようにマネーマネジメントの理解の部分です。
最近話題になっている項目です。

http://betweenfx.blog43.fc2.com/blog-entry-315.html#comment

http://blogs.yahoo.co.jp/okuann/40135867.html

どちらも、非常にわかりやすく解説してくれています。まずは、ここを理解することだと私は思います。

次に、エントリーポイントについてのことですが、これは、逆張り出身者の弱点なんですが、「(値頃的に)いいところで入ろうとしてはいないか。」ということを一度考えてみてください。

それから、チャートをもう少し真剣に見てください。一体自分はこのチャートのどこを取ろうとしてこれをやっているんだろうか、自分の取りたいところとは、何なのか、本当に見えていますか。
見えてなければそもそも取れませんよ。順張り順張りというだけでは。

最後に、「ポジったら(ポジションを持ったら)3の倍数になってアホになる理論」の罠にはまってはいませんか。

以上でヒントを終了します。

ところで、さきほどのビットウィーンさんのブログで、注目すべき書き込みを発見したんです。


・・・ほほぅ、それはどんな書き込みだったんでしょうか。


はい、ある方が、ご自分で、相場の心理メカニズムについて、自分なりに考えたことを書かれていたんです。
私は、切り口こそ書いていますが、相場の値動きと心理メカニズムについては、具体的に書いたことは無かったと思います。
この方は、まだ練習を始めた、というレベルだと思うのですが、かなり一生懸命に考えられていると私は思いました。


・・・なるほど、その内容についてはどうなんでしょうか。


はい、内容は、非常によく考えておられて、大変評価できる内容にまとまっていると思います。書かれていることを読むと、正しい理解をされておられると思いました。もちろん私から見て、ということですが。

もし、この書かれたことをご自分で悩みぬいて気が付かれたことであれば、本当に素晴らしいものだと思います。

これは、先ほど書いた「ハムスターでも餌をもらえる時間を経験から学ぶんだ理論」上からも、拍手をしたいです。

多くを経験しその経験から、自分で考え、自分なりの答えを導き出す、というプロセスこそが大切なんです。


・・・そっ、そんなハムスターと比べて、評価してもらってもかなり嬉しくないかも・・・


実は、保合い、トレンドにおける心理メカニズム、発生の原因は、1つの要因で片付くような単純なものではないと私は思っています。

もちろん、タイムスパンもあります。1分チャートと月足チャートのトレンド、保合いを同じレベルで判断することはできません。
しかし、それぞれのチャートには、間違いなくそれぞれのタイムフレーム上でのトレンドが発生しているんです。
それぞれに対して、複雑な原因によって、発生するものですから、多くの要因が複数からんでおり、相反する発生原因があることは否定できないんです。
ですから、実は、私もこれといった答えが言えないんです。

これらメカニズムの中で、たまに本などでも見かけるのですが唯一私が否定したいのは、「チャート予測の自己実現性」です。
簡単に言うと、チャートを信じている人が多いから、チャートパターンが出来るのだ、という理屈です。

ここを書き出すときりがありませんので、今回はこのあたりにとどめますが。


・・・そうなんですか。そんな難しいことへの挑戦だったわけですね。素晴らしいです。拍手!!


はい、この発生メカニズムを真剣に考えることによって、チャートを単純なパターンという理解から、実践トレードの強力なガイドに変身させることができるのだと私は思っています。

よくダマシがあるから、チャートは使えない、とか言われますが、何故、を理解することのよって、次に起こるパターンを事前に想定できてしまうのです。

ただし、ちょっと残念だったのは、その書き込みに対して、恐れていたことが発生してしまったことです。


・・・恐れていたこととは。


はい、私は、このコメントに対して、どのようなレスが付くのかを非常に注目していました。

そもそも練習生がおずおずと一生懸命に書き込んだコメントですから、あまり皆さんも注目されてはいなかったかもしれませんが。

恐れていたこととは、自分が考えて、どうなのか、議論をしよう、という立場ではなく、誰か権威者が言っていたという、他人の言葉を借りての反応だったのです。

権威者の言葉は確かに重いです。

特に初心者にとっては・・・もうメガトンパンチ級でしょう。権威者の名前が出ると、泣く子も黙ってしまわざるを得ないんです。

私が一番恐れるのは、権威者の言葉に絶対服従し、自分で考える、悩む、そういうことを放棄することなんです。

そうなれば、相場で取ることは、困難になるでしょう。

大変残念なことです。


放談つづく

(昨日から妙にアクセス数が多いのは何でなんだろう。このままではノウハウを書けなくなってしまう。どこか地下に潜るしかなさそうなのか。対策を練らねばならない。このブログはそもそも先着15名様限定のブログなのだが・・・隊員緊急配備!)

早朝放談③コメントへの返信

2009/04/30 Thu

コメントへの返信を記事にするおくあん流のパクリ記事です。


前間晋さん、おはようございます。
えらく熱いです。書き込み。

というより、既にこれブログを私のブログに開設したんでは・・・でも、ヤフーブログには、コメント500文字制限というコメント欄ブログ開設制限で完全防御されているんです!!(記事は5000文字制限、何でだ、と思いますね。)

前間晋さんの書き込みを読んで、俯瞰することをまずは考える、ということをされておられるのがわかりました。

私流に書くと、本であれば全体を通じて、要するに何を主張しようとしているのか、それを探そうという取り組みをいろんなことに適応されている、というAB型臭がプンプンしてきます。

そして、必要に応じて細部に当たる・・・考えていることは、私とほぼ一致しています。

まずは、全体像を把握する、その全体像の中で、細部に必要に応じてこだわる。
このマクロ的視点とミクロ的視点を行き来する作業こそが、本質を探るのに最も効率的なやり方だと私も思っています。
チームAB型の本領発揮でしょうか。

細部にこだわる人は多いですが、全体像の把握、俯瞰する、という作業は、私の経験上苦手な人が多いです。

上空から見る鷹の目と地面を細かく探る蟻の目、両方を兼ね備えれば、物事の本質的理解には、万全だ、自信を持ってくれ!!

と言いつつ、これはAB型最大の弱点でもある・・・理屈っぽさ。ここは、おくあんさんから「しのごのなにを理屈ばっかりこねとんじゃぁー!!考えすぎじゃぁーー!!」と怒られそうです。


ということで、またしても戦争の火種が発生しました。
(緊急警報、緊急警報、ペルシャ湾沖で、小競り合い発生!!)


「相場は、考えてばかりいても取れないのだから、シンプルに考えて実践を主とすべきだが、何も考えないのもどうかと思うし、いったいどちらがいいのだろうか戦争」

です。

しかし、この戦争には、不思議な経緯があるんです。

というのは、昔、私の意を受けて、ビットウィーン師範代が、1000本ノックで実践トレーニングだ、と最初に書いたときに、何も考えんとめちゃくちゃにやっても無意味だろうがぁーー!!と最初に攻撃したのが、おくあんさんでした。そして、無心にバットを振れ、という私との第一回戦争が勃発したのです。

ところが、今回の火種は、この真逆で、そもそもは、umeさんの「考えすぎ症候群」を私が「すっぽんのume」と高評価したのですが、これに対して、おくあんさんが、「考えすぎで、相場を複雑にしすぎて、実践モードがなっとらん!!」と反撃したことから、火種が起きています。

しかし、私は、複雑な相場をシンプルに考えること、そもそも相場を考えるということは、複雑な相場を単純化し、集約化することこそが相場の理解を深めるということになる、という立場を取っているので・・・うーん、わからんようになってきた。

最初は、どうしても相場を複雑に複雑に考えすぎてしまって、結局は、どう判断していいのか、わからなくなってしまう。
そこで、それをいかにシンプルに相場の本質を探るという方向へ向けていくこと、これをリードしてあげるのが、シェルパとしての先輩の役割ではないのか、とも考えたり。

つまりは、最初は複雑でもいいから、考えるということこそ尊重せねばならないのだ、権威者の言うことを鵜呑みにしてはならない・・・のだろうか?

ということで、私も考えすぎ症候群を発症したのかもしれません。困った!




誰ママ相場師さん、おはようございます。

論語物語また感想を聞かせてください。
「宰予の昼寝」ですね。

一般社会においては、口先だけでやっていける部分が実際には、結構あるんですね。
ただ、相場は、どう理屈をこねたとしても、自分の力は結果で現れてきます。

ゴマすりと部下や周りの成果のパクリを中心に食っている人の何と多いことか。
リーマン(もちろんリーマンブラザーズではない)時代には、仕事を真剣に取り組むのではなく、評価だけを仕事の基準にしている人を数多く見てきました。
私もリーマンとは、そもそも「男芸者」としての側面があるのは、否定しません。
しかし、男芸者が本当に仕事を頑張っている人よりも出世する、という逆転現象を数々見てくると、人の評価のずさんさを感じずにはおれませんでした。

相場では、もちろん、男芸者など一文の価値さえありません。相場のご機嫌取り、しても意味ないし。本当の実力主義です。そういう面では、公平ではあるが、本当に厳しい世界です。

相場の世界で、唯一、男芸者やパクリが通用するとすると、それは、投資家相手に食っている人たちでしょう。
人のネタで、一儲け・・・できちゃうんですね。これが。その人のオリジナルなのかどうか、それは見る人が見ればわかりますよぉーー!!



さて、論語物語は、本当に深いです。こんなディープな本があっていいのだろうか。

最初に読んだときには、放心状態になりました。

自分は人よりは、ちょっとはものごとを深く考えられる人間だ、と自信のようなものがあったのですが、そんなものは、この本を読んで、一瞬で海の藻くずとなって吹き飛びました。

自分って、何て浅薄だったんだ!!

自分は、まだまだ勉強が足りない、あまりにも幼稚だ。そういう衝撃が走りました。

本に出てくる弟子たちって、自分のことだ。子貢の思考パターンは、自分と同じだ、情けない。

ただ、自分は、浅薄だと理解できたことは、大いなる第一歩になりました。

自分を磨くこと。

私は思っています。

相場で利益を上げることよりも難しいのは、その利益を残すことであると。

そのためには、資金を入れておくための自分の器を大きくしないといけない、と。

これは、バブルで踊った多くの人たちが、没落していったのを横で(真横で)経験したことから来ています。

あっ、忘れてました。バブルで踊った人・・・私でした(笑)

言い訳ですが、私はまだ、目の色までおかしくはなっていませんでしたよ。
周りが狂っていくのを観察する目をまだ持ってはいました。(苦しいか、この言い訳。宰予のようで孔子から見苦しい、と一括されそうです。)

人としての器がなければ、金は人を狂わせるのです。

10円でも大切にしていた人が、目が異常になって、1000万円を「ちんけなはした金!!」と一喝するんです。げに恐ろしいです。若い私は恐怖でうち震えるだけでした。

結果、器がなければ、資産は絶対に残せない、そう私は経験から学びました。

数百万円レベルでもおかしくなる人もいますが、億円近くなると、多くの人は狂いだします。

目が変になってきます。私は、真横で目撃しました。

だからこそ、「い○○」なんです。
(いい話が出た、と自画自賛。朝から一人で悦に入っています。)


コメントにも書きましたが、巷に溢れるノウハウ本ではあきたらなくなっている人、色々と読んでみて、何かものたりない、浅薄さを感じる、そういう人が読めば、思わず涙があふれるような教えが満載ですね。この本には。



ビットウィーン師範代。

師範代だからこそ、です。

隊員の中には、自分で考えてコメントを出す、ということに必死の思いの人もいれば、厚顔無恥で朝からKYしまくっている人もいます。

喫茶BIAは、意見が言いにくくなる、という場にはしたくない。
最もシンプルな質問、私やおくあんさんが忘れがちな練習生だからこその悩みや苦しみ、といったものを大切にしたい、そう思っているからこそです。


大衆心理が初期トレンドを押さえつける理論は、とてもシンプルでいい着眼点だと思います。

前の記事でも書きましたが、トレンドの発生メカニズムをしっかりと説明できるだけのものが、自分の中では、まだ見えていません。

最終的には、トレンドは、ファンダメンタルが作らざるを得ないのですが、短期的には、当然それ以外の要因も絡みます。

損する側が相場を走らせる、という見方は、私もとっています。これも、トレンドの一面を説明するに過ぎない見方ですが。

例えば、株式市場では、基本的に全員が「買い方」といってもいい、非常にいびつな市場です。

ですから、この全員に近い買い方が苦しむポイント、買い方は、相場がどうなれば、爆死するのか、をいつも考えています。

一方で、その邪魔をするのは、どういう立場の人たちでしょうか。

それは、少ない立場ではありますが、「信用売り方」「外人の空売り」です。ですから、売り残については、当然に注意します。
逆に売りがたまると、売り方を締め上げようとする買い方が戦を臨んでくる原因にもなるのです。

一例ですが、最近話題になっているのが、東芝株に対する空売りの行方でしょう。皆、相場関係者は、この空売りの締め上げを狙っているものと思います。

売り方の立場の人たちは、相場が下へ走る勢いを削ぐ原因となります。
何故なら、相場が下げれば利食いを入れてくる、すなわち買い支え要因となるからです。
同じ売りでも、投売りだけなら、相場は止まることなく走ります。

ここまで書くとお解りのように、私は、空売りを得意とします。

何故なら、明らかに売りは、恐怖におののいた投売りの発生によるトレンドに乗ることができるからです。

買いは、すぐに上に利食いが入ってくるので、二歩前進一歩後退、でなかなか前へ進んでくれないことが多い。さらにダマシも頻発するのは、買いです。

FXでは、市場の性格上、この売りと買いの違いが明確には出ないとはいうものの、どうも外貨買い、に傾くところを狙われる特徴があるという感じはしています。

短期的には、買い方、売り方の綱引きになりますから、チャートの背景にある「何故」を考えること、自分なりに悩むことは、非常に相場の理解、実践に役立つことだと、私は考えているのです。

コメントへの返信終了。

FC2カウンター
プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。