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スプレッド地獄

2009/02/04 Wed


黙々と、淡々とトレードしていたら、前の記事からもう3ヶ月以上が経過してしまっていました。

月日の過ぎるのは、早いものです。

1週間が過ぎるのも、5日トレードしたら2日お休み、というリズムですから、あっという間です。

リーマン時代は、月曜日が憂鬱で、さざえさんや笑点を見ると辛くなる・・・いまだにこの2番組を見るといやな感じを受けてしまいます。


さて、スプレッド、というのをご存知だと思います。

今日は、そのお話をちょっとばかりしようと思います。

スイングトレードや日足をベースに長期投資をしている方にはあまり関係の無い話ですが、スキャルピングなどデイトレードをやるにあたって、このスプレッドというのは、大敵でして、これでやられてしまう、ということが間々あるわけです。

たまたま今日のトレードで、画像にあるように79トレードを岡三オンラインで、SBIで十数回程度、合計90回の売買でした。

さて、売買するにあたって、自分が確実にエントリーするためには、売り気配を買って、買い気配を売る、ということをするわけですが、そうすると、最低のスプレッドとしても1円がそこで消えてしまうことになります。

つまり、101円売り、100円買いの板があるときに、買って、すぐに売ると1円損するわけです。
1000株だと1000円の損失です。

値段が動かない状態で、売って買うだけで、それも1000株だけの売買で1000円損をする、ということになるわけです。

たまたま今日は、90回の売買でしたが、普段からこのような売買をしているわけで、仮に1日100回の売買をしたとすると、そのたびに1円抜かれるとして、片道だと、

1円×1000倍×50回=50000円

値段が動かない状態で、売り買いを繰り返すと1日5万円の損になる、ということです。

実は、損切りは、投げるわけですから、1円だけで許してもらえるはずもありません。

たまたま添付の画像には、住友不動産を1053円で空売りして、1053円で買い戻しした画像となっています。

1053円で売って、1053円で買い戻したのだから、値段は動かなかったのか・・・全然違います。

値段が上がったからこそ、同値で決済できたわけです。

もし、動かなかったら、損切りになっていた可能性が強いのです。

住友不動産のような1000円台の株では、ご存知のようにスプレッドが1円というのは稀です。2~5円ぐらい開いていることがほとんどなのです。
ですから、単純に売り板、買い板に飛びついていては、売買するたびに1000株だけでも何千円と損を積み重ねてしまうことになります。
今日の売買の半分近くが大手不動産だったので、動きが鈍くて大変でした。

このように、スキャルピングをはじめとして、デイトレードの大敵は、スプレッドであるので、デイトレーダーは、どうしても板を見て、スプレッドを抜かれないように、注意深く売買することになります。

相場の見方や見通しについては、チャートだけでもいいわけですが、それだけでは、スプレッドを抜かれてしまいます。
ちょっと売買しただけで、何万円と消えていくわけですから、このアゲンストをひっくり返すのは、かなりしんどいです。

同じことが、FXや先物でもあります。
特に、FXは相対ですので、スプレッドの広い業者を使う、というそれだけで、投資家は不利な立場に立ってしまいます。
といって、スプレッドだけではなく、システムの安定性や約定能力、ツールなどの条件も必要ですし、約定拒否、ストップ狩りなども言われていますから、スキャルパーにとっては、業者選びは死活問題でもあるのでしょう。

初心者やたまにお休みなのでデイトレードというにわかデイトレーダーが、ぼこぼこにやられるパターンは、上がると思って飛びついて、さらに上がってやっとの思いで利食い2円、しかし、次に買ったのが、逆に落とされて、ちょっとしか下がっていないのに5円の損、また上がりそうなので、買って見たが、1円しか利食えず、次に買ったのが逆に落ちて、ちょっと我慢して10円損切り、というような感じではないかと思います。

結果は、ぼこぼこに損失です!

何故、そうなるのか、裏にはスプレッドが存在しているのです。

こうやって、売買を繰り返すと、回数をこなせばこなすほど、スプレッド地獄のカウンターが上がっていくわけです。

ここを克服してこそ、デイトレードで利益をあげる下地ができるわけですが、こんなことは、チャートの見方でもなければ、相場の読みでもありません。
幾らチャートが読めたとしても、目先でぼこぼこにやられては、なかなか勝つということは難しいでしょう。

ただ、ひたすらに実践で売買をこなしてこそでしか見えない世界、このスプレッド地獄の克服こそが、職人の腕、ということになるのかもしれません。

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上達のプロセスこそ秘訣 その20・・・自己規律①

2009/02/07 Sat

ビットウィーンさん、といういつもこちらのブログにコメントをいただいている方のブログを読んでいて、野川ブートキャンプのころを思い出していました。
http://betweenfx.blog43.fc2.com/blog-entry-226.html

人の記憶というのは、はかないもので、野川ブートキャンプの記憶も、初期のころに大きなカルチャーショックを受けたころの記憶ははっきりしているのですが、その後、日々学んだことはだんだんと記憶から消えていってしまっているものです。

そこで学んだことは、すでに自分の記憶という領域から、自分自身の考え方、腕として取り込まれているものですから、それらを最初にどう学んだのか、ということを忘れてしまっているのです。

そういうことから、筆が重くなって、このシリーズの続きが途絶えがちになってしまっていました。

訪問していただいている方の興味のポイントでもあるのは、私の感想なんかではなく、野川軍曹からどういう教育を受けたのか、ということだろと思いますので、できるだけ、キャンプでの日々を綴りたいとは思っているのですが・・・

ビットウィーンさんのブログを読んだ触媒で、改めて記憶がよみがえった部分を今日は書こうと思います。
続きで書きますので、過去の「上達のプロセス」シリーズを読んでいない方には、唐突かもしれませんが、あしからず。



当時、野川軍曹から強く厳命を受けていたのは、次のようなことです。

「大切なことは、やるべきことをきちんとやったかどうかであって、結果はどうだっていいんだ。やるべきことをやって、結果損したとしても、それは成功なんだ。」と。

そして、軍曹はさらに言います。

「最悪の経験というのがある。それは、エントリーして逆行された。当初想定していた損切りラインを突破。しかし、反転すると考えて損切りしない。我慢。我慢。そうして、損がだんだんと膨れ上がってくる。そのうち、相場が反転してくれて、損は急速に縮小。プラスに転じた。そして、ちょっと利食いで終わる・・・このような経験は、はっきり言って、最悪だ。」



当時、多くのキャンプ参加者は、疑問に思っていました。

負けたトレードが良いトレードで、勝ったトレードが悪いトレードって意味不明??

相場なんか、勝てば官軍、負ければ賊軍とちゃうんか。

相場なんて、所詮は勝ってなんぼのもんやないんか。

頑張って利益に回したのだから、それは頑張りの勝利、とちゃうんかいな。

理屈ばっかり言っても、結局は、幾ら勝ったか、幾ら負けたか、だけが相場の成果なんとちゃうんか。


こういう自分、自我というものが出てきて、軍曹の話を拒絶してしまうのです。

プロである師匠の教えをアマである弟子が受け入れない、というのは、本来どんな修行過程でもあってもやってはいけないことであるはずです。


しかし・・・こと相場においては、

プロの考え方というのは、アマの思い込みをとことんに「破壊」するもの

なのです。

ちょっと繰り返します・・・破壊するのです。


ですから、それなりの人生経験を積んでいる弟子としては、「それは違うやろ、軍曹、それはおかしい。」と受け入れ拒否を繰り返してしまうものなのです。

他の教えもまたご紹介できればと思いますが、アマの思い込みをことごとく否定され続けます。そうなると、人格否定のようで、とにかく「辛い、辛いです・・」


しかし、合理的に考えたらおかしな話です。

私のように努力して努力して、それでも毎年毎年損を出しているヘタッピーなモロアマ投資家が、プロ中のプロの話を否定する。

アホの極み、というのは、こういうものですが、実は、大勢の弟子が同じ思いで軍曹の話を聞いていました。

相場で勝つために大切なことを教えてもらっている。

しかし、心では拒絶する。もしくは、聞いていても全く「豚に真珠。猫に小判」状態で、大切なことを大切なこととは感じない。

右から左へ聞き流すぅーー。

そして、自分で大切なことと勝手に思っていることは、ただ一点だけ・・・それは、

売買手法、戦略!!

ここには、聞き耳を立てて、一言でも聞き逃さないように、必死になって聞く。ノートを取る。

ということなんです。


さて、軍曹の話に戻り解説します。
当時は、なかなか理解できなかったことでも、今では理解できるレベルに到達できたからこそ今の立場もあるわけですので。

何故、結果オーライではないのだろうか。

軍曹とキャンプ参加者の見ているものには、どのような違いがあるのか。

そこがヒントになります。

実は、1回1回のトレードを見る視点の高さ、にそもそも違いがあるのです。

これは、プロとアマの違いにモロ直結する視点の違いです。

弟子の視点というのは、この1回の勝負が勝てるかどうか、実際にポジションを持ってしまって、勝負しているときには、このトレードで勝てるかどうか、もう必死です。

勝てるように、必死になって、理由を探して、今回の勝負に全力投球です。
一球入魂、この一球に我が人生を賭けた、みたいな感じでしょうか。

ですから、手段を選ばず、とにかくこの勝負に勝つということに全力疾走であって、結果勝てれば満足、負ければガッカリ、なのです。

プロセスはどうあれ、勝てば官軍、負ければ賊軍です。


こうやって読んでいたら、他人事ですが、自分が実際にトレードしているときを考えるとそうではないでしょうか。

一旦ポジったら(ポジションを持ってしまったら)、買いポジとすると、

「上がってくれ、上がってくれぇぇぇ、頼む、今回だけは、上がってくれ、後はどうなってもいい、今回だけは勝たせてくれぇぇーー。良いニュースよお出ましあれぇ、ああ神よ、お願いだ、NYよ上がってくれ、頼む。偶然でもいいから勝たせてくれぇぇ。」(魂の叫び)

そうなってはいないでしょうか。

もう、冷静にチャートを見るだとか、戦略を考えるだとか、リスクを計算するだとか・・・どこかへ消し飛んではいないでしょうか。

デイトレだと、

「板よ、買い板よ、お出ましあれぃーーー、買い板さん、お願いだから出て来てくれ、そして売り板をどんどん食うんだ、食え食え食え食うんだジョーぉぉぉーーー」(明日のジョーのおっちゃんバージョン)

とは、なっていないでしょうか。


馬券を握り締めて、

「おっしゃぁぁぁぁーーー、行け行け行け行け、そのままそのままそのまま、おっしゃーぁぁぁ!!」

と、馬を応援する競馬ファンとどこが違うのか・・・


私は、これを称してこう呼んでいます。

「ポジったら、3の倍数になって、アホになる」(世界のなべあつバージョン)


感情の赴くままに、トレードをすること、とにかく楽しい、馬券=株を持って応援する、ギャンブル好きにはたまらない一瞬、この楽しみのために相場をやっているようなもんだ、という投資が、アマ的な「典型的アミューズメント型投資家」としてならいいのですが、勝つためには、百害あって一理なし、となってしまいます。

人間は、楽しいことを繰り返すように作られています。人としての性(サガ)です。投資においては、この性がとんでもなく勝つための邪魔をする、ということを学ばなくてはいけないのです。


さらに、カネを取るか取られるか、ポジった現場においては、人として最も強烈な本能がフル回転を始めます。

生存本能

です。この本能に逆らうことは、容易ではありません。



一方、軍曹の視点は、こことは全く違います。

常に次のような視点で1回1回のトレード考えていたのです。

「今回の勝負は、勝つのか負けるのか、これはわからない、しかし、このような勝負を繰り返せば、エッジのある取引なのであれば、トータルとして、間違いなく勝てる。」

「仮に、負けを引っ張って勝ってしまったら・・・人間だから次も同じ局面に出会えば、つまり損をしたら、また引っ張るだろう、そうすると、いずれ大きなトレンドの逆行につかまって、再起不能の大損をしてしまうことになる。」

だから、このような勝負で勝ってしまうことは、「最悪の経験なのだ」となるのです。


軍曹の視点は、今回の勝負をしながらも、すでに視点はここにあるのではなく、これから続ける1000回、10000回の勝負にあったのです。

今回勝負中に、この勝負は、これからやる1000回のたった1回目だ、何故、この1回目の勝負にだけ執着するんだ、というのが軍曹の主張だったのです。

換言すれば、1回1回の勝負の勝ち負けは、偶然の産物にしか過ぎない。しかし、繰り返せば、大数の法則が効いてくる、それをただ信じるのみ、というのがプロの勝負の方法なのです。

だからこそ、その結果、1回1回の勝ち負けには、全く執着が無い、ということになるのです。

それを知らない、つまり、視点が目先のこの勝負にしかないブートキャンプ訓練生にしてみたら、それは全く見えない世界だったのです。



しかし・・実は、こういう冷徹な勝負の見方、考え方、には実行困難にさせる大きな心理的問題がよこたわっていたのでした。


文字数制限のため、次回・・・つづく

上達のプロセスこそ秘訣 その21・・・自己規律②(書庫修正)

2009/02/15 Sun

書庫を間違ってしまいました。
すでにコメントを多数いただいていますので、記事は次に移して、
タイトルだけ残しておきます。

上達のプロセスこそ秘訣 その21・・・自己規律②

2009/02/21 Sat

「Discipline Makes The Difference」


心理的問題点というところで、文字数制限を越えることもあって繰越しました。

もし、勝てるとわかっていて、それが心理的にもかなっていることであれば、誰でもが実行できることでしょう。

しかし、心理的に実行困難なことであればどうでしょう。果たして、実行することができるでしょうか。

タバコは体に悪いということは、誰でも知っていることです。では、何故、タバコをやめられないでいるのでしょうか。

タバコをすうと気持ちがよくなる、そういう本能がタバコをやめさせないのです。

今回は、こういう話です。


軍曹に言われて、無理やり始めた規律に従った継続的視点のトレードですが、実行していると、大きな心理的に実行困難にさせる問題点にぶちあたってしまいました。

大きくわけて2つあります。

1つ目は、前のような「楽しさ」が無いんです。

いや、むしろ規律に従って、損したときなどは、より多くの苦痛を伴います。なぜなら、心理的にやりたいと思ってやったことではないことで、損害を被った、のだからいやいややって、それでやられた、というショックは大きいのです。
逆に言うと、やりたくてやって、損した分には、まあ、しゃあねえな、と自分を納得させることができます。

儲けたときにも前に比べて全然うれしくなくて、損したときには、3倍返しでダメージを受けるものですから、やる気がどんどんなくなってきます。

とにかく、手が、汗ばむような、ドキドキ感、勝ったときの高揚、など、勝負をしてるという実感がなく、淡々とトレードしている、という味気なさ・・・楽しくないうえに、失敗したときの空しさ。

そもそもトレードを志す人間などというのは、博打好き、ギャンブル好き、が多いと思います。その本能を制限させるようなトレード、というのは、結構辛いものがあるのです。

実は、人は、リスク・・・つまりスリルとサスペンスを楽しむ、という本能があります。

車を運転してスピードを出すとか、ディズニーランドの人気アトラクションの多くはスリルを楽しむためにあるものだ、ということからもわかります。

大人から子まで、リスクを楽しむ本能は、結構強いのです。

相場は、どう否定しようと、大人のギャンブル心をくずぐるアトラクションだ、という一面を兼ね備えているのです。



ここで、ちょっと余談です。

仕事のストレス、人生のストレス・・・避けることばかり考えてはいないでしょうか。

実は、ストレスとは、リスクに近い性格がある、と私は思っています。
人として、生きているからには、誰しも多くのストレスを抱えながら、生きているわけですが、避けることばかり考えずにこうは考えられないでしょうか。

ストレスを楽しむ

ある人に教えてもらった人生哲学です。

逆に考えてみましょう。もし、全くストレスの無い人生だったらどうなのでしょう。
ゲームで言うと、ゴールまで敵のいないロープレ、障害の無い自動車ゲーム、何の面白さがあるというのでしょうか。

ストレスが人生にあるからこそ、それを克服した喜びも楽しみも生まれてくるんだ、そう考えると、ストレスそのものを楽しみにする心を持つことができないだろうか・・・・

この考え方を聞いてから、私は、ストレスがやってきたら、次のように思うようにしています。

「ストレス来たぁぁーー、おっしゃぁ、これを乗り切ったらどんなに楽しい達成感が出るだろう。人としてまた一歩成長できるチャンス来たー、これがないと人生楽しくないんだよな・・・」

今では、トレーダーですから、トレードが上手く行かない時があります。そういうときには、この心構えで望むところです。

「挫折したときや、失敗したときほど、飛躍のチャンスだ」、「強いストレスがあってこそ、人としての成長ができる」、と強く思っているのです。

余談終わりです。



さて、一般には、「相場で勝てるようになったらどれだけ楽しいだろう。」と思っていることでしょう。

ギャンブル的アミューズメント的に相場をやっていると、勝ったときの高揚感、達成感は非常に大きいので、これを継続的に味わえれば、本当に楽しいだろうな、と思うことだと思います。

しかし、実際には、この「楽しみ」をスポイルする代償として、「仕事としての利益」を得ているのじゃないか、と思うほど規律を守ったトレードは淡々とした世界です。

特に、これで生活していると、儲けて当たり前、損したら辛い、という世界ですから、尚更です。


だから・・・ついつい、人間の本能として・・・楽しみのあるトレードへ戻ってしまうのだと思います。

勝てるとわかっていても、楽しくない、だから、ついつい・・・薬物中毒患者がつい薬物に手を出してしまうようなものかもしれません。


私の場合のように、プロである軍曹から、無理やりに矯正されたのであれば、その苦痛と戦うこともできますが、普通はそうではありません。

自分で自分をコントロールして、苦痛に立ち向かわねばいけないのです。
これは、はっきりって、かなりの困難を伴うものだと思います。

しかも、トレードを練習する過程では、今やっていることが本当に相場で勝てるようになることにつながるのだろうか、と疑問に思いながらやっているに違いありません。

プロの指導を受けて、勝てるとわかっていても困難なのですから、勝てるかどうか疑問に思いながら、手探りでやっている練習だと、本当にそれを克服するのは、困難を極めると思います。

現実には、トレードを練習といいながらも、損ばかりを繰り返している、なんてことになると、尚更自信も喪失でしょう。

このように、普通は、疑心暗鬼で練習しているはずですから、なんとなく今までのままではいけない、程度であれば、ちょっと上手く行かなくなると、すぐに感情の赴くままのトレードに戻ってしてしまうのではないかと思います。

何のために苦痛に満ちたトレードをしているのか、わからなくなってしまって、それだったらこれまでどおり、喜びと、達成感を味わえる、大人のアミューズメント方式に戻りたい、と思ってしまっても誰も責めることなどできません。

軍曹のような成功した先人から無理やりに矯正される幸運を手に入れることが出来る人は一握りでしょうから、大勢の大衆投資家は、今の考え方を捨てられないで、行ったり来たりして、時間だけが過ぎていく、ということになってもしかたがないと思います。


つづく

上達のプロセスこそ秘訣 その22・・・自己規律③

2009/02/21 Sat

さらに、2つ目は、そうはいっても、ポジを持っているときに、現実に目の前で、資金が増えたり減ったりしている現場を冷静に見過ごせないという人としての生存本能から来る問題点です。

事件は現場で起こっているんだ(踊る大走査線、青島刑事)

という名せりふがありますが、まさしく、今、目の前で、自分の金がリスクにさらされているそのリアルな現実の前に、人としての生存本能が、なんとしてもこの場を生きぬくんだ、カネを守るんだ、とフル回転しても、誰も責めることなどできようもありません。


そうは言っても、そうは言っても・・・旦那、殺生ですわ。冷静でいられるはずないやないですかいな。

今、目の前で大事な大事な資金が死のうとしてんのに、そこに必死になってどこが悪いんでっか、先のことなんか、後回しやぁぁぁーーー、目先のカネの問題ですがな・・

当時、そう思わずにはいられない自分がいました。

上がった下がったに一喜一憂して、ついつい損切りに失敗なんてことが・・・


しかし、一方で、捜査本部で指揮する人間がいなければ、烏合の衆になってしまいます。

トレードとて同じ。大局から見ていかないと、リアルな現場に振り回されるだけになってしまいます。



大河ドラマの合戦シーンで、総大将である国主の謙信などが、先陣を切って討って出るシーンがよくあります。

確かにテレビ的には、映りがいいのですが、実際の合戦においては、ありえないことですし、もしやったとしたら単なる蛮行に過ぎません。

指揮すべき総大将が現場で刀を振り回していては、もう何千というお味方は烏合の衆と化してしまいます。

私は、相場とて同じだと思うようにしています。

現場で戦ってくれているのは資金であって、自分ではない、自分は、総大将であって、見晴らしのいい本陣からどんと構えて陣頭指揮をとっているのだ、そういう気持ちを忘れてはいけないと思うのです。

お味方の騎馬武者、足軽、雑兵たちが大勢切り殺されています。
確かに辛いことです。
しかし、総大将がいちいちこの一人一人の生死を気にかけて動揺してしまっては、戦に勝つことなどできません。
いちいち騎馬武者を総大将が助けに行く、ということなどあろうはずもありません。

大局に立って、味方、敵の戦力を冷静に分析して、第二陣、第三陣と敵への攻撃を冷静に判断して、指揮できてこそ、戦に勝つ、ということになるのだ、と思うところです。

個々の騎馬武者の戦いに気をもむのではなく、お味方の軍全体としての勝利を考えること、こそ総大将の努めではないでしょうか。


このように、騎馬武者一人一人の戦いの勝ち負けを予想することが、戦に勝つことにつながることなど、全くありません。

そもそも、個々の戦いを予想すること自体がナンセンスです。個々の騎馬武者の戦いの結果は、偶然の産物でしかないからです。

戦(いくさ)で勝つということは、個々人の戦いで勝つことではなく、軍全体として勝利することである、ということは、当然のことです。




振り返って、トレードにおける勝利とは何でしょう。

デイトレードにおいては、1日トータルとしての利益でしょう。最小単位ではそこになると思います。
週単位や月単位でも問題ありませんが、トータルとしての勝利がいわゆる勝利、という定義になるのは明白です。
個々のトレードでいくら勝ったとしても、1日通算して損が出ていては負けです。9回勝って、1回の大負けで資金を減らした、というのは負け戦です。

スイングトレードでは、月単位、年単位の勝利がいわゆる勝利です。

どちらにしても、個々のトレードが勝ったか負けたかなど、どうでもいいことです。



単なる「確率」の問題であって、「偶然」なのですから、気にしてもしかたがありません。

前にも書いたように1回1回のトレードで勝つか負けるかなど、偶然の産物でしかありません。

どんなに冷静にエントリーの判断をしたとしても、それを必然に変えることなどできません。

応援しようがしまいが、1回1回については、勝つ時には勝つし、負ける時には負けます。

単なる確率の問題なのです。

エントリーするまでのセットアップは大切ですが、一旦ポジしてしまえば、後は、ポイントがきたら利食い、損切りを実行するだけです。それ以上でも以下でもありません。

一旦馬券を買ってしまったら、後の応援など、本来は無意味なのです。


しかし・・・応援したくなります。必死に成り行きを見守ります。それが生存本能のなせる業です。

そして、その結果、冷静な判断が不可能になってくるのです。

実は、そういう本能に基づいた人間心理を相場は、追い込むように出来ています。

というより、そもそも「ポジったら、3の倍数になって、アホになる」人間心理が相場の値動きそのものを作り出しているのです。

長期的には、ファンダメンタルが相場のトレンドを作りますが、短期的には、アホになった大衆心理こそが相場の値動きを作っているのです。

(余談・・・ちなみに、ファンダメンタルが相場のトレンドを作るとはいうものの、ファンダメンタルが一般に表面に出るころには、相場のトレンドはとっくに先行して出てから、その後になります。決して、ファンダメンタルが先行することなどありません。今頃になって決算がどんどん悪くなっているのが現実なのです。ですから、ファンダメンタルを信じてトレンドに逆らうことはナンセンスとなります。なぜなら、ファンダメンタルがトレンドの後追いをするからです。この件もまた触れてみたいと思います。)


だから、恐怖と欲望という生存本能に任せたトレードは、相場に追い込まれて破滅的な最後を遂げる運命なのでしょう。

これは、必然的な結末なのです。

恐怖のままにブン投げるから急落して底をつけるわけで、まだまだ上がるという欲望のままにトレードするから急騰するわけです。

誰一人として、底で売ろうと考えたり、天井で買おうと考える人などいないのですが、大衆の多くが、追い込まれるように底で売って、天井で買う、ということをやってしまうのは、この心理的な理由からなのです。


(余談ですが、この結末を冷静に捉えて、彼らの逆を行くことこそ、相場で勝つ道、ということになりますが、これもまた別のところで・・・)



以上の2点を心理的な困難さを考えるとき、その人間としての本能を強く抑制し、感情と感覚がやれ、といったことをやらない自己規律が、勝つトレードに強く求められるのは、そういうことからなのだ、と強く思うところです。

本当に人間心理を克服することが困難だからこそ、自己規律が勝つ秘訣になるのです。

「Discipline Makes The Difference」

(自己規律こそが成功者と敗者との違いである)

これは、マーケットの魔術師、という本に繰り返し繰り返し出てくるフレーズですが、言っても言っても、言い過ぎることなどありません。

多くのトレーダーが、トレードの成功にとって、何が一番大切か、という質問に答えて言ったことが、この一言です。

ディシプリン(discipline)・・・自己規律

簡単に書いていますから、この本を読んだ方でも、何気なく読みすごした方が多いと思います。

何故、自己規律がこれだけ成功したトレーダーから言われるのか?

私も、最初にマーケットの魔術師を読んだときには、全く理解できませんでした。

単なる念仏のように思えていました。

そもそも、手法以上に大切なものがあるはずがない、そう思い込んでいた時期でしたから・・・

しかし、今回の連載読んでいただければ、ちょっとはその重要性を感じていただけたのではないでしょうか。

少なくとも、私は、相場で利益を出すためには、とんでもなく重要な概念だと、常に意識している言葉の1つです。



体に悪いと知っていて吸ってしまうタバコ、太るからだめと思っていても食べてしまうケーキ、何度も失敗するダイエット、ついつい寄ってしまう酒場、風俗、アルコール依存症、ギャンブル依存症、一度覚えてしまうとやめられないという薬物中毒・・・

だめだと思っていてもやめられないこと、自己規律が必要なことは、人としての行動の中にいくらでもあります。

しかも、しかもです・・・そのような多くの自己規律が求められる人としての行動の中でも、最も厳しい自己規律が求められるのが、トレードだ、ということは、あまり知られてはいないのでしょう。

トレードにおける自己規律の厳しさに比べれば、タバコなど、他のことがたやすく見えます。


なぜなら、トレードとは、金(カネ)の奪い合い、という人間にとって最も強い本能である生存本能が働く対象を奪い合う戦場でのまさに生死を賭けた戦いの場であるからなのです。





最後に、浅井長政に背後を突かれた時に、一気に兵を引いた信長でしたが、そのような撤退、敗戦において、全軍を指揮して、味方のダメージを最小限に抑えるのも総大将として、本当に大切な役割です。

負け戦を上手に戦う武将こそ戦国時代に生き残っている武将でもあるのです。

上手な負け戦とは・・・どういう概念なのか?

負け戦とは、そもそも下手だから負けではないのか?

投資家がよくやる「塩漬け」とは、味方がぼろぼろになって、誰の目にも敗戦が明らかなのにもかかわらず、その現実に目を背けて、お味方の騎馬武者が次々に敵の手にかかっているのを助けようともせず、ただただどうしていいのかわからずに放置して、見殺しにしている総大将の姿に見えます。

こんな総大将の元で討ち死にしていった武者たち(資金)はあまりにもかわいそうだと思います。

1回1回の勝ち負けにこだわる一方で、全軍の動向などお構いなし・・

放置プレイ

総大将が、軍の指揮を放棄して、逃走・・・
(勝っていたときには、1円単位で利益を計算していた人が、新聞の株価欄も見ざる、聞かざる、言わざる、猿、猿、無視、無視、虫、虫・・・)

このような姿勢では、戦に勝てるはずもありません。

これこそが下手な負け戦です。




今回の自己規律のお話は、全て「心理的」な問題であって、エントリーなどの手法の話ではありません。

手法探しにやっきになっている方が多いのは知っています。

しかし、私の20年の相場経験から言えることであり、多くの成功者の言を待つまでもなく、相場で勝つには、「自分の弱さの克服」「人間として当たり前に持っている恐怖と欲望の克服」つまり「心理的」な問題を克服することが最も大切とされることだ、と言って、言いすぎではないと思うところなのです。

SBI難民の大量発生

2009/02/22 Sun

2月18日朝、私は、SBI証券のホームページを見て、暗澹とした思いになりました。

それは、SBI証券のHPにあった1通のお知らせです。

「インターネット取引の株式委託手数料改定のお知らせ
~お客様の取引動向に合わせて、一部引き下げを含む正規手数料改定を実施~」

手数料の引き下げ??と内容を読んで、気分はどんどんブルーになってきました。
タイトルは、手数料の引き下げなのですが、私のようなハイパーアクティブトレーダーにとっては、超超超値上げのお知らせだったのです。

大勢のデイトレーダーと同じように、私は、SBI証券の信用取引の「アクティブブラン」という手数料コースを選択しています。売買代金が5000万円まで2000円、それを超えると5000万円毎に2000円づつ加算という手数料形態です。

新手数料を自分のトレードに置き換えて計算して、ちょっと真っ青になりました。

手数料が10倍増です。

2000円で済んでいたのが2万円、4000円で済んでいたのが4万円。

これを「手数料の引き下げ」と表現したSBI証券の姿勢・・・

昨年7月、メインで使ってたジョインベスト証券の手数料10倍増によって、私は「ジョインベスト難民」となって、SBI証券に流れ着きました。

そして再び難民となって、次の母国を探してボートピープルになろうとしているのです。

今回、実は、板乗りとシステムの使い勝手から、昨年10月ごろからメインを岡三オンライン証券に移していた関係から、「ミニSBI難民」なのですが、SBI証券の告知を見て、これはただごとではない、と思いました。

ジョインベスト証券が10倍値上げをした時には、ネット証券の盟主であるSBI証券が値上げには追随せず見事に受け皿役を果たしたわけですが、今回は、圧倒的シェアを持つSBI証券自身の値上げとなります。

SBI証券の値上げですぐに思ったのが、他のネット証券の追随値上げでした。

18日は、本当にブルーになってしまって、デイトレもあまり気がはいらないで、十数回程度で止めてしまいました。


翌19日、岡三オンライン証券から、1通のメールがきました。
「皆さまの疑問におこたえします」というものでした。
http://www.okasan-online.co.jp/information/2009/info00434/

これを見て、ブルーだった気分が一気に反転、ボルテージは上がりました。

メールの内容は、手数料の変更予定はないことと、サーバー処理能力の4倍増、のお知らせでした。

助かった・・・本当に助かった、涙涙涙。


さて、手数料が増えた程度で、何をビビッてんだ、こいつは、と思われるかと思います。

そもそも、超短期売買など、取引コストが低下した今だからできる売買手法であって、これは10年前なら不可能なものでした。全てコストに食われてしまうからです。

私が、野川ブートキャンプに在籍していた時期はもう10年前になりますが、当時は、手数料自由化前であったので、イントラデイの短期売買は不可能で、教えてもらっていたことは全て日足をベースに数日間で売買するという売買でした。

超短期売買で、1円、2円の勝負を繰り返し売買するスキャルピングにとっては、ちょっとした手数料の増加が命取りともなる事態なのです。

年間手数料ベースでは、車数台分の違いになってしまいます。

取引税の据え置きで、年間10%の税金で済むことになってホッとしたのもつかの間、環境の激変が待っていました。

今のようなスキャルの売買は、安い手数料という仕組みがあってこそ成り立つ部分が大きいのです。

後で触れますが、今の肥沃な大地を捨てて、マーケットセレクションにおける移動も視野にいれて、資金効率や手数料から考えて、先物、FXも考える必要がある、ということになります。

他の証券の選択肢としては、クリック証券も手数料的にはあります。しかし、ここは、板乗りがSBI証券よりも遅いのです。体感的にですが、岡三オンライン3秒、SBI証券4秒、クリック証券5秒、という感じでしょうか。

5秒だと、スキャルピングは、不可能です。

岡三オンライン証券が手数料的には、踏みとどまってくれているので、手数料的には当面しのげそうですが、もう1つ問題が発生しそうです。

それは、大量のSBI難民の漂着による岡三オンラインのシステムトラブル

です。

SBI証券は、なんといっても業界の盟主です。口座数は何と183万口座、そのうち信用口座は18万口座です。
月間売買代金は相場が低迷した1月でも4兆円、うち信用取引が3兆円と75%を占めています。口座数では10分の1の信用口座ですが、売買代金では4分の3を占めるわけです。

アクティブな投資家のかなりの部分は、今回難民となってSBIを離れることが予想されます。
そして、2ちゃんねるなどでは、その難民の目指す先がほぼ一致しているのです。
http://dubai.2ch.net/stock/

そう、岡三オンラインです。

私は、ある意味、先住民ですが、少ない土地にこれまでの先住民の何倍もの難民漂着となれば・・・考えただけでも恐ろしい・・・

岡三オンライン証券は、後発のネット証券で、システムがようやく安定しだしたのは、昨年9月ごろからでした。それまでは、信用の担保計算の不備やシステムが不安定なことから、メインとするには、問題がかなりありました。

今回、大勢の難民漂着を見込んで、サーバー処理能力4倍増なわけですが、3月はシステムの不安定とも向き合わねばならないのか、とちょっと不安なところです。


さて、今回の騒動で思ったのは、かなりの部分、ネット証券の手数料に依存して楽させてもらっている自分のトレードというものを見せ付けられました。場合によっては、ネット証券のちょっとした政策変更で、他のマーケットへの引越しをしないといけませんね。

古典から学ぶ その1・・・弱いやつと勝負する①

2009/02/28 Sat

新シリーズ開始で、栄えある第一回目は孫子からの引用です。

SBI難民の大量発生の記事で書いたことと関連するのですが、そもそも、何故、今、私がこのような「短期の売買」を「個別株」でやっているのか、ということを切り口に相場の本質を考えていきたいと思います。

それは、最初に接したのがたまたま個別株だったからなのでしょうか。

実は、軍曹から教えてもらった売買というのは、「日足の売買」で、かつ「商品先物」だったのです。

今のトレードとは、タイムフレームが違いますし、マーケットも全く違います。

では、その商品先物ではだめなのか。日足ではだめなのか。
はたまた、先物やFXではだめなのか。

さあ、お立会い、お立会い・・・

この疑問に対する答えは、非常に重要なものです。

一般には、あまりトレードで勝つための方法論としては、無視されていることなのですが、マーケットセレクションと呼ばれるもので、トレードで勝つためには、非常に重要な概念であり、かつ、トレードの本質の1つとなります。


まず、何故短期売買なのか?

短期売買というのは、回数をこなすことによって、大数の法則が効きやすく、その結果、1日1日の収益が非常に安定します。

私のように家族の生活費をトレードで稼いでいる者としては、1日トータルでの勝率の高さは、精神衛生上非常に楽であり、また、オーバーナイトをしないことから、いつも枕を高くして寝ることができます。

もう1点、短期売買においては、ファンダメンタルの影響が非常に小さくなり、取るエッジというのは、人間心理のアヤに限定されいます。

つまり、心理的側面だけに集中していればいいわけです。

さらに、恐怖や欲望という心理は、短期であればあるほど、顕著に、また確実に現れますから、そこをきちんとおさえれば、エッジを自分の手に握るのは、中期長期に比べて楽だと思います。

もう一点は、手法やノウハウ、さらに分析や予想、予測、相場観測といったものよりも、相場のアヤを取るのですから、ちょっとした経験則や職人の勘といったものの影響が大きくなります。

つまり、ここでよく書いている「職人さんの腕」の重要度が非常に高いということです。

この職人さんの腕というのは、腕を上げるのにかなりの時間がかかるという欠点がある一方で、腕で取るのですから、一旦腕を磨いてしまえば、少々のことでは相場で負けなくなります。

手法とかエッジとか、理屈の世界のパターン認識がいくらボロボロでも、相場の予測が外れまくっていても・・最後は腕の力技で、収益をひっくり返す、ということが可能になるのです。


そうなんですよ、川崎さん(笑、古すぎる)、上がると見込んでいた株が予想に反して下がりまくっているのに、気がついたら利益にしている、それがプロなんですよ。

最後の最後に・・・うりゃぁぁぁー、これでどうだ、力技でうっちゃりやぁぁぁーー・・・・

と、損益をプラスに無理やりにねじ込む腕を持っているのがプロ、なんですよ川崎さん。

ちょっと待ってください、山本さん、そんな、うりゃぁぁー、って、そんなめちゃくちゃ概念的なことを言われたって・・視聴者はわからないじゃないですか、きちんと説明してくださいよ。

それが、職人技なんですよ。腕ですよ腕、わかりますか川崎さん。技なんて、言葉で説明できるわけないじゃないですか。技なんですから。イチローが何故イチローなのか、説明できますか、川崎さん・・・
(この「うりゃぁぁぁー」というところ、読む人が読んだら、何て的確な表現なんだ、と思ってもらえると思って自分でもよく表現できたと思っています。自画自賛でした。)



私の「相場師職人説」については、異論が多いものだと理解しています。

メジャーなのは、「相場師ノウハウ説」だということも理解しているつもります。一般に知られていない秘密のノウハウを知っているからこそ利益を上げることができる、というものです。

相場で勝つための目標と実践は、それぞれの説によって全く異なってしまいます。

すなわち「相場師職人説」では、道具を使いこなすことを目標とするため、ひたすら実践を繰り返して腕を磨くことになり、私の言う1000本ノックを頑張る、ということが相場上達の道ということになります。
彼らは、実践力が無いから相場で利益がでないのだ、と理解しています。
ドラクエで、ひたすらスライムをやっつけて経験値を上げないと、次のステージには上がれない、ということを理解しているのです。


一方で、「相場師ノウハウ説」を持っている人は、相場のノウハウを探すことが目標となるため、いろんなブログを巡ったり、本を読んだり、セミナーを受けたり、ということが相場上達の道ということになります。
彼らは、勝つためのノウハウ(聖杯)を知らないから相場で利益がでないのだ、と理解しています。
本やセミナー、高額情報商材で教えてもらったノウハウを早速実践してみるものの、3日やってみて、「やっぱりこれでも利益がでないのか」と、次の聖杯探しにでかける、ということを延々と繰り返している人たちです。

ドラクエで、経験値を上げることをしようとしないで、ひたすら裏道、ワープホールを探すゲーマーという感じです。

イチローは、人の知らない打撃の方法を知ったから、イチローなんだ、とは、さすがに思わないか(笑)

さて、どちらの考え方が王道なんでしょうか。

このあたりは、今回のテーマでもないので、突っ込んだ説明は次回に回します。

物事というのは、頭でわかっていることと、実践できること、とは天と地ほどの違いがあります。人というのは、基本頭でっかちですから、頭でわかったと思ったことはできる、と勘違いすることがあまりにも多いのには自分自身驚きです。

私は、子供ができるまでは、「子供なんてうるさくて面倒なだけだ。」と頭で思っていた時期がありました。しかし、実際に子供を授かると、180度考え方が変わりました。
いつも思うのは、実際に体験しないとわからないことをわかったつもりになっているアホは私自身だということです。



ちなみに、私が相場で食っているということを知っている知人の多くが、「この先相場がどうなるか教えてほしい。」とよく聞いてきます。
私は、またか、この質問、とちょっと苦笑い。超能力者でもなく、銀座の占い師でもない私が、どうして相場の先行きなどわかろうはずもないのに・・・

この記事を読んでいただいているマニアックな読者の皆さんは、もうこのレベルは卒業されていると思って、あえて書きませんが、「予測が当たるから、相場で勝てる相場観説」は100%ありません。これはあえて省略しました。大丈夫でしょうか。

私ほど、相場観の無い人間はいないほど、相場の見通しは当たらないです。上と思ったら下、下と思ったら上に・・・
昨年10月の暴落時も、もう底だろう、もう底だろう、と毎日思っていました。

自分の相場観は、ほとんど間違っている、と固く信じている私は、決してその自分の相場観に従うことはありませんでしたが・・・
もし、相場観説が正しければ、我が家は、橋の下で生活しないといけなくなります。


職人さんは、いい素材がきたら、その素材に対応して、料理する、だけなんです。
どんな素材が来るか、などわかろうはずもありません。

明日、築地でいいマグロが出るかどうか、なんて予測することは無意味です。
いいマグロが出たら、それをただ料理するだけです。

いいトレンドが出るかどうか、予測することを職人さんはしません。
いいトレンドが出れば、それに乗っかるだけ・・・それが職人さんなのです。



一方で、短期売買は、コストには非常に弱いです。これは手数料とスプレッドですが、この2点を克服すること、特にスプレッドの克服はかなりの腕を必要とするところです。

また、短期売買では、場中に張り付かないといけないので、時間を拘束されます。
また、モニターを見続けることになるので、目が痛くなります。



次に、何故個別株なのか?

文字数制限のため次回とします。

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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

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