スポンサーサイト

--/--/-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小心者、その名はデイトレーダー

2008/09/23 Tue

長らく更新をさぼっていました。ご訪問いただいていた方失礼しました。
旅行だとか、夏のイベントでついついブログから足が遠ざかっていました。
上達のプロセスも途中で切れています。再開しないといけませんね。


さて、ここのところの荒れ相場は、NYの上げ下げに一喜一憂する日本株の特性が遺憾なく発揮される状態となっています。

この異常な日々のギャップ攻撃ですが、このギャップアップ、ギャップダウンのリスクを取らない人たちがいます。NYのアップダウンに関係なく、こつこつ相場を売買する人たち。

それが、デイトレーダーなのです。

デイトレーダーにとっての始まりは、全てその日の寄り付きです。寄り付きが全てのスタートで、そこから上へ行ったか、下へ行ったか、だけで勝負がきまります。

ここが、デイトレーダーと日をまたいで持ち越しする投資家との決定的な差となるのですが、デイトレードしない人にとっては、わかりずらいポイントだと思います。

日中だけで利益をだす人たちがデイトレーダーですが、そう考えると、ロングで株を持つ、持ち越しをするということは、ギャップにかける、ということになるのかもしれません。

ギャップというものが、損失をコンとロールするのが難しい、NY次第と言う面がいなめない、つまりは、リスクを限定できないトレードをしたくない、デイトレードは、そういう理由から、宵越しの株を持たない、とする人種です。

リスクを自分のコントロール下へあくまでも置いておきたいわけです。NYにまかせたくはないわけです。

デイトレーダーは、最も、リスクを嫌う投資家、なのかもしれません。

逆に考えると、損した株を何週間、何ヶ月も放置できる投資家を見ると、宵越しの株を持てない小心者のデイトレーダーからは、考えられないような強大なリスクテイカーだと見えます。


世間では、「株をやっている」というと、ここ最近の下げで「大変でしたねえ」となります。暗に、株を持っているのだから大損しているに違いない、ということを思われているのだと思いますが、そういうときには、「ええ、大変でした」と適当に返事することにしています。ここは、なかなか人にはわかってもらえないところですね。

最近は、ギャップも激しければ、銘柄によっては、日中も激しいアップダウンの連続です。
スキャルをメインとするデイトレーダーにとっては、美味しい局面ではなかったかと思います。

逆に言うと、
「デイトレーダーを殺すには、相場を動かさないこと」
ということになります。

この激しいアップダウンの次に来る「凪相場」が恐ろしいです。売っても買っても儲けにならない、不毛の砂漠相場、それが凪相場です。

ちょっとだけギャップして、日中は、「蛇はにょろにょろ」というチャートしか描けない、そういう凪相場でデイトレーダーは死にます。

なんにせよ、暴風雨の相場には、帆をいっぱい張って出漁する、しかし、凪になったら、家へ帰って、冬眠する、という世間とは逆の生活なんだなあ、と思うこのごろです。

スポンサーサイト

証券会社の選択も大切、スキャルパー的視点から

2008/09/23 Tue

スキャルパーから見たネット証券の評価を独断と偏見で書いてみようと思います。

あくまでスキャルパー的は視点ですから、超短期売買、信用メイン、で使いやすいところ、という観点が前提になりますので、あしからず。


昨日、久々に岡三オンライン証券を使ってみました。普段は、SBIをメインに使っています。
http://www.okasan-online.co.jp/

実は、岡三オンラインは、ジョインベストが使えなくなって、引越しした7月頃には、信用枠の問題、執行システムの不安定、など色々と問題を抱えていたために、口座に入金はしたものの、積極的につかってはいませんでした。

2ヶ月経過し、それら問題も全てではないですが、かなり改善されてきている様子です。

この岡三オンライン証券ですが、昨日利用した感想は、「けっこう執行(板乗り)が早い」ということでした。これは、スキャルパーにとっては、かなり大変なできごとなんです。

SBIで、いつもは、エントリーを失敗してしまうようなギリギリのタイミングで、残りの板をを取るという離れ業ができました。こんな経験は、ここ3年のはじめてのことです。

また、このときの買戻しも、素晴らしいレスポンスでした。そのスピードに本当にびっくりしました。

間に合わない、と思った注文が、間に合っていた感触は、なんともいえない嬉しさがありました。
いつも、「これはいけてるやろ」という注文が間に合っていない、という逆のことばかり経験させられていますので・・・

SBIでの執行であったら、売りについては、間違いなく1円下での約定だったと思います。というより、1円下も空振りしていたかもしれない下げでした。

これは、かなり大きなインパクトだと思っています。年間の空振りや執行遅れによって、どれだけの損失がでているのか、を考えると、目には見えないものですが、その額は相当額にのぼるのでは、と推計されるからです。

もし、ここがチャンス、という瞬間にいつも約定できていたら、利益は2倍以上になることでしょう。スキャルにとって、執行スピード(板乗り)は、本当に命なんです。

また、ここところの「いかに上手に約定させることができるか」というところが、いわゆる「職人技」の極致とも言えるところなのです。

戦略的、手法的、理屈では、わかっているところでも、上手に約定させることができなければ、それは単なる空論です。いかにきちんとエントリーできるか、という職人にもとめられるのは、切れ味の鋭い包丁、すなわち執行の優れた証券、だということになります。

前にあった板乗り計測サイトでは、大和、岡三オンラインが2秒台、SBIが3秒台、クリックが4秒台、楽天が5秒台と結構大きな開きがありましたが、昨日の感触はそれを裏付けるものとなったと思います。

2秒近い開きとなると、もうこのハンデでは戦えない、という感さえあります。

今が当たり前、ということではなく、ちょっとした手間で改善の余地があるわけですから、前へ進むことも大切だと思うところです。

少なくとも、バックアップの証券会社としては、用意しておくべきところかと思いました。

執行システムですが、ジョインベストエクスプレスに非常に似ております。執行のステップとしては、板画面からのワンクリック注文が可能で、SBIのように確認画面も一切出てきません。システムとしては、慣れれば、ここが一番早いのではと思います。
http://www.okasan-online.co.jp/ont/index.html
ジョインベストが手数料問題から使えなくなってしまいましたから、こちらが急浮上です。

とにかく、執行スピード、執行システム、手数料、と3拍子揃っているわけですから、注目しないわけにはいきません。

私としては、今は、メインSBI、サブ岡三ですが、メインをここに移すことも含めて、検証を重ねて使っていきたいと思っています。


さて、ここの問題はなんでしょう。

検証したいのは、システムの安定性はもちろんですが、それとともに、寄り付き近辺の板乗り、相場急変時の板乗り、でしょうか。
いずれも、SBI、クリックともに、遅くなるときがある局面で、特にクリックは相場急変時に極端に板乗りが遅くなる、という致命的欠点を抱えているように思います。
あと、ここの問題は、信用自主規制銘柄がちょっと多くて、空売りがちょっと不自由なことで、冶金工など、これも大きな問題です。

2ちゃんねる上では、PCのスペックが低いと落ちる、遅延が起きる、最近は執行が遅くなった、などなど、散々な書かれぶりですので、このあたりをチェックしておく必要がありそうです。

システムの不安定が解消されていないということは、今はまだメインの証券としては、しんどいのかもしれません。
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/stock/1221323744/

切れ味がするどい包丁でも、ときどき折れる、とか、使い勝手がいまいち、となると、ちょっとなまくらでも、安定して使えるツールが欲しい、ということになるのでしょうか。

そういう意味では、それなりに安定しているSBIは手放せないのかもしれませんが・・

手数料とシステムから考えると、実際にデイトレードとして使える証券会社は、SBI、クリック、岡三オンライン、の3社しか選択枝がない、というのが現状です。

どことも良い面と悪い面を抱えているわけですが、執行スピード、システム、手数料、のポイントで何を優先するのか、当然、それぞれのバランスということになりますが・・・

手数料は、信用メインだとどことも同じようなものですから、きめ手は、システムと執行スピードということになります。

クリック証券は、委託保証金率30%という荒業がありますので、資金が有効に使えます。
使い慣れるとはっちゅうくんは、結構便利です。
新ツールにも期待、しかし、執行スピードはいまいち、混雑時には遅延もしばしば、というところでしょう。
APIを使ったエクセルからの自動執行など、便利に使えるところはあります。

SBI証券は、それなりにシステムは便利、しかし確認画面がいただけない。注文の後に出てくる余計な確認画面を消せないのです。これでいつもまごまごしてしまいます。一体、注文を出してしまった後で「確認画面」を出す意味は、何なのか、取り消しもできない状態で、いちいち確認画面を出すセンスを疑ってしまいます。
執行スピードは、普通でしょう。板乗りまで3秒ちょっとぐらい。寄り付き時など混雑時でも遅延などの障害は軽度で収まっていると思います。

システムの改善著しいという点では、岡三は評価できそうです。ただ、まだツールが出て2ヶ月、しばしばシステム障害が発生している様子です。

そういえば、クリックも始まった当初は、酷かったです。はっちゅうくんは、しょっちゅう落ちるし、3分も約定は返ってこないし・・思わず「返ってこーいよー」と歌を歌ってしまいました。


ついでに、その他ネット大手もコメントしておきます。あくまでスキャルパーの評価です。

楽天ですが、ここは、遅くて高い手数料ですから、デイトレ的には論外です。
ただし、ツールだけ使っています。楽天のRSSには大変お世話になっています。

松井もあの高い手数料では、スキャルで利益を出すのは困難です。というより、安いところがあるのだから、わざわざ高い手数料を払って、ここを使うメリットがありません。
ただし、私は、ネットストックハイスピード、ネットストックトレーダー、ディーリングブラウザという松井のツールをメインで使っているます。

マネックスは、手数料で論外です。口座は持っていますが、使ったことはありません。

ジョインベストも、手数料大改悪によって、終りました。
メインで使っていた時期もありましたが、もともと執行の遅さには定評があったわけですから、この点でも評価できません。
ジョインベストエクスプレスは、ネットストックトレーダーと同じツールですから、実質2台で立ち上げが可能となることぐらいがメリットでしょうか。

カブコムも、同じく手数料で論外でしょう。執行も楽天と並んで5秒台と最低ランクのようです。ただし、ネット証券大手では唯一TOPIX先物が売買できるので、そのためだけに口座を持っています。早く、他のネット証券大手もTOPIX先物が売買できるようになって欲しいものです。


とにかく、今はこれを使っているから、不便じゃないから、面倒だから、という変なこだわりだけで判断することはしないようにしよう、と思っています。
柔軟にいいところへ乗り換えればいいわけです。だめならまた戻ればいいわけですし・・・
わかっていてやらない、というのは、頭が固くなって、めんどくさくて動こうとしない、つまりオヤジ化している証拠ですから。

岡三ですが、キャンペーンで、9月中に1回でも売買があれば、優遇レートの適用が12月末まで可能だそうです。
http://www.okasan-online.co.jp/cost/stock/prime.html
工作員ではありませんが、宣伝してしまいました(笑)

証券会社の選択も大切、スキャルパー的視点から 2

2008/09/25 Thu

前の記事について、コメントをいただきました。
レスが長すぎるので、制限をオーバーしてしまいましたので、記事としてアップさせていただきました。

はじめまして、del*_*nspir**9200さん
コメントありがとうございます。

BNF氏と株之助氏のこと、私なりの意見を書かせていただきます。

両氏に共通することですが、何故、彼らがちょっと古いツールを使っているのかと言えば、執行速度とかを考えてというよりも、昔から使っているということでの慣れだと思います。

私とて、ハイパーSBIは、最初馴染まなくて、使いこなすのに3ヶ月ぐらい苦労しました。このツール結構複雑ですから、慣れるのに、一番時間がかかってしまいました。
いずれにせよ、ツールを変更して、反射的に手が出るようになるまでには、それなりに苦労が必要です。その苦労をする必要を感じなければ、そのままにするのが、普通でしょう。

使いこなした道具、手に馴染んだ道具、というのは、手放す必要性を人はなかなか感じないものなのだと思います。これは両氏とも同じではないかと思います。

BNF氏ですが、やはり一泊二日ですから、そう執行速度にはこだわる必要はないのでしょう。道具を使いこなしているので、もう反射的に手がでるので、ツールに不自由も感じないと思います。氏もそうとう素早い執行をしていますね。

株之助氏ですが、彼は、左手でテンキーを打って、右手でマウスを操作しています。さらに、両手を使いこなすと同時に、執行を見ていると本当に凄い反射神経だと思います。まさにプロゲーマーのようです。

では、自分に振り返ってどうか、というと、凡人であり、若くもない私は、株之助氏のような素早いトレードをウエブ発注で行うことはとうてい無理です。

ですから、道具に頼るのです。

幸運なことに、今の最先端ツールには、発注に便利な機能が満載されています。テンキーを使わなくても、クリックだけで発注が可能です。

両手を駆使して、プロゲーマー並みの反射神経がなくても、ツールに頼れば、結構素早いトレードの執行が可能なのです。

これが、私のツールにこだわる理由です。

自分が、凡人だからこそマニュアル車ではなく、オートマ車に乗りたいのですね。

発注ボタンを押すまでの「まごまご」に比べたら、発注ボタンを押してからの秒単位の違いは、実は、重要だけれども、小さいものだと思います。

ウェブ発注とツール発注について、発注ボタンを押してからの執行スピードは、0.1秒以下の違いがあるとしても、それほど神経質になるような違いがあるのか、とは思います。
それよりも、証券会社による違いが秒単位で違うのですから、こちらの方がやはり気になります。
大和證券が早いのはわかっているのですが、手数料がありえないですから・・・

ちなみに、ネットの通信速度とレスポンスとは、違うと思うのですが、通信速度が速くてもレスポンスは遅い、ということもあります。10M100Mの回線で、10Mの方がレスポンスが速いということはありえます。

レスポンス(通信速度ではありません)は、私がナスダックで売買していたときにテストサイトでチェックしていたときに問題になったことです。日本からの発注では、海底ケーブルを経由するので、確か現地発注よりも1秒程度レスポンスに遅れが出たように記憶があります。

通信速度があがったとしても、マーケットスピードに違いがないのは、レスポンスに違いがないからだと思います。

ボーナスステージ

2008/09/25 Thu



今日は、大きなボーナスステージが舞い込んできました。

上の画像が、TPIOXで、下の画像が1308TOPIX-ETFです。

上場投信のETFで、TOPIX型というのは、本来、TOPIXと全く同じ動きをするように出来ているものです。

そして、TOPIX先物とサヤが開いたりすると、当然にすぐに裁定が入る、という銘柄です。

さて、本日、マリオの巨大キノコのようなサヤが前場と後場に発生しました。

どうしてなのか、と考えると、ヘッジファンドのポジション解消に伴う空売りの買戻しかなにかではないか、と想像しています。待ったなしの売買が入ったようです。

値段にかかわらない大きな成り行き買いが入って、価格が極端に歪みました。

ヘッジファンドさん、ありがとうございました。

ボーナスの出ないデイトレーダーですが、日々相場を見ていると、ときどきこういうボーナスステージがあるものです。後は、こういうチャンスを逃さないかどうか、にかかっています。

マーケットの変調

2008/09/26 Fri

今日の日経に下記の記事がありました。

「八月の下落率が最大だったのは株の買い持ちと売り持ちを組み合わせるロング
ショート戦略。リスクを下げようと株式から資金を引き揚げる投資家が相次いだ
ため「ヘッジファンドが買い持ちしていた割安株が下げ、売り持ちしていた割高
株が上げてしまった」(GCIキャピタルの山内英貴社長)。日本株でも同様の
現象が起き、日本株ロングショート戦略も三カ月連続で成績が悪化した。」

実は、8月中旬ごろから、マーケットにへばりついているデイトレーダーには、
下げ相場というだけでない、従来になかったようなおかしな動きが個別銘柄の
あちこちで見られていたのですが、これは、予想どおり、この変調が、ヘッジ
ファンドのポジション解消から来ているのだな、と読むことができそうです。

ヘッジファンドのポジション解消による巻き戻しにより、不可解な値動きが多発
しているわけです。

マーケットの動きを見ていると、8月後半から、9月はさらにこの巻き戻しが加
速したと推定されます。

月曜日の不可解な銀行株の動きなどの理由がここにあります。昨日のTOPIX
投信ETFの動きもこの流れでしょう。

9月はヘッジファンドの決算にあたることから、月末まで、この流れは加速する
かもしれません。

これは、チャンスでもありますが、一方では、これまでのパターンだけを信じて、
ワンパターンで対処すれば、大損害の恐れもあります。

少なくとも、9月中については、特殊なマーケット環境が続くと判断すると、
「柔軟に」対応できる者だけに勝利の女神が微笑むような状況です。


しかも、起こった時にすぐに反応できるかどうか、がリアルで試されているわけ
で、何故、と考えていては、チャンスは通り過ぎてしまいます。

反射的にいかに素早く反応できるのか、が大儲けか、ゼロか、大損か、の違いを
生むのだと肝に命じておきたいものです。

理由を考えている暇があったら、反射的に手を出すこと

ダメだったら、投げれば良い

教訓としたいとことです。

チャンスは、いつも目の前を通り過ぎているのですから・・・

料理人源蔵の物語

2008/09/27 Sat

昔昔、源蔵という料理人志望の男がおったそうな。

源蔵は、田舎から都会に出て、これから日本一の料理人になってみせる、と固く思ったそうな。

さて、源蔵は、日本一の料理人になるには、どうしたらいいのか、と考えた。そして、こう思った。

「日本一の料理人になるには、まずは良い包丁を手に入れないといけない。」

こうして、源蔵は、良い包丁を手にいれるために、日本各地を旅に出た。

各地には、色んな包丁があった。

しかし、日本一の料理人を目指す源蔵にとっては、どれ一つとして満足できる包丁はなかなか見つからなかったそうな。

ある時、岩手に凄腕の鍛冶職人がいると聞いて、その切れ味するどい包丁を求めて、岩手に源蔵は旅立った。

やっと求めていた包丁が手にはいる。

源蔵は、喜び勇んで、大金を支払ってその包丁を買った。

これで、素晴らしい料理ができるはずだ。源蔵は、そう思った。

しかし、その包丁を使っても、なかなか美味い料理はできなかった。

源蔵は、思った。やっぱり、この包丁でも、美味い料理は作れない。
とにかく、名の通った料理人は、美味い料理が作れる秘密の包丁を持っているはずだ、その秘密の包丁を手に入れるんだ。

いつしか、源蔵の手元には、全国各地の名の通った包丁が数百本以上もたまったそうな。

こうして、源蔵は、美味い料理が作れる、という包丁を求めて、全国各地を飛び回る日々を続けて、気がつけば、もう20年が経とうとしていたそうな。


ある日、平助という源蔵に5年遅れて料理人を志望していた同郷の仲間が源蔵を訪ねてきた。

平助は、言った。
「源蔵さん、15年前に源蔵さんにもらった包丁一本をさらしにまいて、料理修行に出て、苦労もしたけど、今じゃあ京都嵐山の玄兆の総料理長になることができたんじゃ。これも、源蔵さんが包丁一本を持たせてくれたおかげですじゃ。今でもあの包丁は大切に使っておるんじゃ。本当に感謝しとりますきに。」と。

源蔵は、驚いた。何故なら、あの時、平助に渡した包丁は、どこの店にでも売っているような普通の包丁だったからだ。

あの、何の変哲もない包丁で、何故、平助がそれだけの料理人になれたのだろうか。

包丁が、美味い料理を作る、そう信じきっている源蔵にとっては、信じがたいことであった。

源蔵は言った。「平助、お前、何か秘密の包丁を手に入れたんじゃないんか。そうでないと、総料理長なんてなれるはずがない、俺に秘密の包丁を隠しているんだろう。」

平助は答えた。「源蔵さん、あっしは、源蔵さんにもらった包丁一本だけしか使ってこなかったからこそ、今があるんじゃ。そして、この包丁を使いこなすために、長年修行を続けたんじゃ。」

しかし、包丁が美味い料理を作ると信じて疑わない源蔵は、平助を責め続けたんじゃ。
結局、二人は気まずい雰囲気で別れたんだそうな。


平助は、思ったそうな。

「源蔵さんは、大きな勘違いをしていなさる。包丁は、あくまで料理を作るための道具に過ぎんのじゃ。この道具を使いこなしてこそ美味い料理を作ることができるというものじゃ。そして、使いこなすために、料理人は腕を磨くことを第一に考えとる。それが、職人というものなんじゃ。

しかし、源蔵さんは、包丁が美味い料理を作ると頭から信じ込んでおるもんじゃから、包丁集めばかりして、腕を磨こうとはしておられんのじゃ。
結局、源蔵さんは、自分でも知らず知らずのうちに、包丁の収集家、コレクターになってしまわれたようじゃ。

道具は、集めても意味が無いんじゃ。

道具は、使いこなしてこそ美味い料理が作れる、というものなんじゃ。

また、プロの使う道具というのは、極めてオーソドックスなどこにでもあるような道具なんじゃ。奇をてらったような複雑な道具など、ほとんどのプロは使ってはいないんじゃ。

しかし、その道具を使いこなすためには、最初は、下積みが待っている。すぐに美味い料理なんてなかなかできないんじゃ。3年、5年と下積みが続く。だから、それを嫌って、大勢の料理人志望の若者も源蔵さんのように、夢の包丁さえ手に入れば、簡単に料理を作れるようになる、そう考えてしまうんじゃろう。

源蔵さんは、そう思い込んでおられるようじゃから、あっしが、間違った方向だといくら話しても聞く耳がないようじゃ。
しかし、気の毒なことじゃて。」

そうぶつぶつ言いながら、源蔵の家を出たそうな。


一方、源蔵は、思ったそうな。

「平助のやつ、秘密の包丁を手に入れて、俺に隠していやがるな。絶対に俺も秘密の包丁を手に入れて一流の料理人になってやる。これからも、パワーをかけて包丁を探さねばならんな。」

そう固く決意する源蔵は、その後も全国を飛び回って、夢の包丁を探し回ったそうな。

米国の金融危機の議論は

2008/09/28 Sun

サンデープロジェクトで、過去に繰り返し繰り返し楽観論を述べて、ことごとく外している武者氏が再び登場して、住宅は下がっているけれど、経済の実態はしっかりしている、と再び楽観論の述べていました。

武者氏は、今年1月に経済危機は去った、これから雄大な上昇相場が始まる、と予想していたのですが、これだけ見事に外れて、それでもオーソリティとして、再びテレビに出て、楽観論を述べていられるこの強心臓を私は尊敬したいと思います。私なら恥ずかしくて、テレビにはでられないでしょう。というより、こういうことに平気でないと評論家などやってられないのかもしれません。

我々は彼のような評論家ではなく、実践家なのだから、もし、こういう評論を当てにして、投資していたら、とっくに破産していることでしょう。

評論家は、いいなあ、とつい思ってしまうのですが・・・

しかし、彼ら評論家というのは、我々素人と比べても、情報ソースも桁違いで、素人では手に入らないような情報に接しているはず、多くのアナリストの所属する組織に属して、日々、勉強しているはずなのに・・・しかし、これだけボロボロに予想は外れる。

とすると、我々素人が、少ない情報ソースを元に色々と考えてみたところで、所詮知れている、と私は思ってしまうのです。

たまたま見ているテレビが、武者氏だったので、それを鵜呑みにして、楽観論になった、と思うと、たまたま見ているテレビにリチャード・クー氏が出ていたので、慎重になった、所詮は、その程度じゃないか、という気がするのです。

武者氏の楽観論にしても、前回は外れたけれど、今回は当たるかもしれません。当たるも八卦、外れるも八卦。もし、当たれば、「やっぱり、武者氏は、凄いエコノミストだ」ということになるのでしょう。

このように考えるので、「自分の相場観」は当てにできないよな、そう私は思っています。自分を信じない、ということです。


では、私は、どう考えているのか。

それは、可能性、シナリオを常に考えている、ということに尽きるのです。


一方では、武者氏のような無邪気な楽観論がある、しかし、一方では、「ソロスは警告する」という本のように、米国の覇権が崩壊する危機にある、という悲観論があります。

悲観論として、よく調べているなあと思うのはこちらのブログでしょう。
http://tanakanews.com/index.html

しかし、どちらの意見にしても、無批判にそうか、と思い込むことほど危険なことはないと思っています。

一方の意見を聞いて沙汰するな、という篤姫でもありません。これで、両方を聞いて、自分のスタンスを決める、ということではないのです。

色々と読んでいると、住宅価格は、今後も下がり続けそうで、幾ら財政出動したとしても、今の信用収縮は止められそうにない、というふうに自分では思いますが、これは評論家的部分の自分が思っているだけで、実は、最も信用できないのは自分の意見だ、と客観的に思う、もう一人の相場師的自分がいるわけです。


では、最終的に、これをどう投資行動に結びつけるのか、ということですが、基本的に、私は次のように考えるようにしています。

楽観論については、自分では可能性は低いと思ってはいるけれど、しかし、可能性はある、だから、そうなったときのシナリオを考えて、そうなったときに自分はどうするのか、をあらかじめ想定しておく。

また、悲観論の可能性は、高いと思うが、必ずしもそうなるとも限らない。しかし、もし、そうなったときには、自分の資産をどう守るのか、どう攻めるのか、を考えておく。

そして、何らかの動きが出たときに、ためらわずに実行に移す

つまりは、予想したとしても、所詮は当たらないのだから・・・


予想するのではなく、変化に素早く対応する


のだ、ということを心がけている、ということになるのでしょう。

評論家ではなく、実践家なのです、我々は。

当たったか、外れたか、など、何の問題でもありません。

変化に対して、いかに対応し、利益を上げたのか、が問題なのです。

初心者的には、予想が、「当たった=利益」、「外れた=損失」となると思いますが、実は、この両者の関係はほとんどない、というのが、相場で生活している者としての偽らざる実感なのです。

繰り返しますが、予測するのではなく、いかに対応するか、が命です。

一見、同じように見えますが、この両者には、実は天と地ぐらいの大きな開きがあるのです。

下へいくんじゃないか、と予想を考えることと、下へ行ったらどうするのか、と対応を考えることとは、全く違います。

前者は評論家的発想、後者は相場師的発想なのです。

ここに気がつくことは、相場で利益を出す、ということの踏み絵だ、というぐらい重要な概念だと私は思っています。


こう言いつつ、ついつい、気がつくと、私とて、評論家していますから・・・

ああ、やっぱりな、思っていたとおりだった、自分の予想は当たっていた、あの時売っておけばよかった、今日は動かないな、下へ抜けそうだ、そう予想している自分がすぐに出てきてしまいます。

まだまだ青いですね。修行がたりません。

バンジージャンプ

2008/09/30 Tue




NYが史上最大の暴落、という記事が日経夕刊の一面を飾るほどの暴落となったので、さぞかし東京も、ということが一般には言われるところだと思いますが、さて、日中のトレードとはどういうものか、ということですが・・・

まず、繰り返しになりますが、デイトレードにおいては、当日の寄付きが、全ての損益の始まりであって、昨日からいくら上がったか、下がったかというのは、損益に何の関係もありません。

あくまで、当日の寄付きがいくらで、そこから、上か下かを勝負するわけです。

さて、こういう日のパターンですが、実は、意外に思われるかもしれませんが、こういう日は、売りで儲けるというのは、結構難しいことが多いのです。

前日のNYの暴落というニュースは、寄り付きにほぼ織り込んでしまいますから、そこからさらに下げるとなると、新しいニュースが必要なわけで、ほとんどは、そこから下げても様子見程度となることが多いのです。

とにかく、NYを見て、パニックになって、出口に殺到している大衆が成り行き売りをバンバン入れてくるわけですから、そこに行きすぎが発生してもおかしくはないでしょう。

バンジージャンプのはじまりです。

当然、パニックで売られ過ぎた株は、足にゴムがついていますから、投げが終了したら、ビヨーンと上へ勢いよく戻っていきます。

その水面ギリギリのところにボートを出して、網を持って待っているのが、他ならぬデイトレーダーなのです。

次々にスイングしている投資家が飛び降りてきますから、右へ左へとボートを漕いで、拾うのに大変です。
今日は、これを拾うのにデイトレーダーは大忙しだったのではないでしょうか。

水面ギリギリというところがミソですが、それがどこか・・・ここが職人の腕の見せ所ということになるわけですが、陶芸家が釜の温度を勘で計るように、熟練度の見せ所です。

下に引っ張りすぎると、他のデイトレーダーに取られますし、早く取りすぎると、一緒に落とされます。

がけっぷちから次々と落ちてくるトムソンガゼルを下の水面で待ち受けているワニというイメージでしょうか。
http://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/zoo/tomusongazeru.htm

水面に落ちたトムソンガゼルを大勢のワニで奪い合いして食っている様は、壮観です。

添付のチャートがそれを示しています。典型的な例を出しましたが、他の銘柄も似たようなチャートです。
当然、いつもこうなるわけではありませんが、今日は、特にこのバンジージャンプが決まった日だったと思います。

飛び降りてくる大衆が気の毒だとは思いますが、ここはきちんと回収してあげることが、デイトレーダーとしての責務だと感じて・・・

さて、今晩のNYはどうなるのでしょう。リバウンドでしょうか、それとも・・・どちらにしても、引けた時点では、全てを現金にしているわけですから、ポジションはゼロです。

NYが暴騰しても、暴落しても、枕を高くして眠れます。基本的には、何も持ってはいないので、NYは気になりませんし、気にしても仕方がありませんから、朝になって、どうなっているのか、お楽しみということになります。

明日は明日の風が吹く、ということで、明日の値動きを待って、ただ「対応」するだけです。

デイトレードとは、浮き草人生のようです・・・

FC2カウンター
プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。