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デイトレーダーという職人・・・その1

2007/12/01 Sat

相場で儲かっている人というのは、先を読んで、ビシバシと神業のように相場を
当てる人だと思っている人も多いと思います。

かく言う私も昔はそう思っていました。証券会社のちらしをコレクターのように
集める「ちらし学問」の大家が・・・私でした。

テレビに出てくるアナリストに憧れをもって、「相場では凄い儲けてるんだろう
なあ」と、思っていたのが、私の初心者のころの姿です。

あこがれ、目標としていたのは、

ファンドマネージャーとかがそういう人たちです。

かれらは、アナリスト出身で、それが出世した結果、ファンドマネージャーとな
るのですが、最初は、セルサイド(証券会社)アナリストから始まって、バイサ
イド(運用会社)のアナリストとなって、最後に具体的に運用を任される、とい
うプロセスを辿ります。
予測、観測を究極に突き詰めて、それで食っていく。
こういう投資手法も当然、王道として存在します。

私もそういうミニ版を投資を始めたころはやろうとしていました。
しかし、個人としてそれをやるには限界があります。情報も不足しています。
幾ら勉強しても、学んでも、必死で頑張っても、なかなか成果はあがらなかった
のです。

私は・・・この分野でやっていくことは、結局、諦めることとなりました。
ただ、私は、自分が落伍しただけで、ここで成功しない、と言っているのでは決
してありませんので、念のために・・・

では、紆余曲折、長い長い下積みの時間を乗り越えて、今では、どう考えて、
どのように投資しているのか・・・と言うと・・・

予測、観測は一切しない、

ということになりました。

今では、私を含めて、少なくとも私の周りで、個人トレーダーとして、相場で
食っている人で、予測の達人と言う人は、誰一人としていません。

朝、今日は、上がるのかなあ、と思えば下がるし、今日は下がるだろう、と思え
ば上がってたりと・・・結局、こんな変な先入観を入れてても、害になるだけな
ので、今では予想はほとんどしないことにしています。

アナリスト、予想屋としては、私は「失格」「落伍者」です。

もし・・・相場が予測・観測でしか取れない世界なら、私は、橋の下で暮らさな
いといけないでしょう。


では・・・そこを否定したら、何で相場が取れるのか。


デイトレードというのは、実は、考えてやることではなくて、技術なんです。当
然、考えることも多いですが、それよりも、技術的な要素が非常にウエートが高
いトレード手法なんです。

デイトレード、それも短期勝負となると、「技術」「職人技」の世界が、
70%~80%のウエートになるのではないかと思えるほどなのです。

日足ベースでも、この職人技のウエートが高いリズム取り、だとか、うねり取り、
だとか・・・林輝太郎氏の技法がまさにそうだと思います。

私は、プロになって、何を学んだのか、というと、実は、理屈ではなくて、繰り
返し繰り返しトレードすることによって、トレード技術、職人技を頭ではなくて、
体で覚えてきた、という言い方が正しいのだろうと思います。

理屈では、最初からデイトレードということを知っていたつもりでした・・・し
かし、このデイトレードの職人技の世界に最初はどれだけ戸惑ったことか。

デイトレードを始めてから、数ヶ月で・・・
「あぁぁー、こ、これは、職人の世界やーーー!!」
と骨身に沁みてわかりました。


職人技なのだから・・とにかく実践経験を積み上げるしか、上達の道はない、そ
う思いました。

雨の日も、風の日も、ではありませんが、どんなに損を出して悔しくて、悔しく
ても、相場からは逃げないで、ファイティングポーズを落とさない、そうやって、
本当に涙ぐみならがトレードを続けた日々でした。

ええおっさんが、本当にモニターの前で悔し涙を流していたのです。
このままだったら、家族の生活は・・・子供の給食費が・・・払えない・・
でも・・・このまままでは終われない。

私は、人生で、悔し涙というのをこのときに初めて流しました。

とにかく、相場という親方に必死にしがみついて、殴られても殴られても、しが
みつく日々が最初のころは、何ヶ月も何ヶ月も、永遠にこれが続くのか、と思わ
れるぐらいに続いていました。

あるとき、225先物に遅れて動く株を発見しました。先物が動けば、この株を
買えば儲かる!
「…見えるぞ! 私にも相場が見えるッ!! 」
しかし、2週間も経たないうちにそんな誰にでもわかるような手法は消えてなく
なりました。
「見事だな、しかし小僧、自分の力だけで勝ったのではないぞ!その出遅れの性
能のお陰だということを忘れるな!」

ということで、また、苦しい日々が続きました。

しかし・・・心の中ではいつも思っていました。
「やらせはせんぞ!貴様如きニュータイプにスキャルパーの栄光!俺のプライド!
やらせはせん!やらせはせんぞぉ ーーーーー!」


NHKでやっているプロフェッショナル仕事の流儀、というのは欠かさず見てい
ますが、ここで出てくる職人の多くの人たちが心がけていること、修行時代のこ
と、というのは、私が辿った道と本当にダブルのです。
そして、さらに、デイトレーダーとして、多くのヒントをこの番組からもらって
います。

この「職人技」というのがどういうことかというと、例を挙げればわかりやすい
と思うのですが、刀鍛冶職人としましょう。

刀鍛冶職人においては、理屈では、鉄を鍛えて、焼きを入れて・・・と、レシピ
でやれるものでしょうか。決してそういうものではありません。親方に入門して、
何年もかけて、体で覚えるものでしょう。水につけるタイミングだとか、火の温
度だとか、経験を積み重ねて、体で覚えていくものです。

ゴルフやテニス、スキーでも、技術的要素が大きいものは全て同じです。確かに
理屈はありますが、何度も何度も練習して、経験を積み重ねて上手くなっていく
ものだということです。

ゴルフで言うと、教則本では、ゴルフはできません。直接手取り足取りが当然い
いのですが、少なくとも、プロのレッスンビデオが必要ではないでしょうか。

この職人技の世界ですが、マスターするのに、ちょっと時間がかかると思います。
ノービスから卒業は最低でも1年~2年はかかるのではないでしょうか。
職によっては、10年で一人前、というものもありますね。


一流の板前になるまで・・・まさか1~2年では無理でしょう。
10年単位の時間が必要なんでしょう。

包丁使いから、魚の目利きから、どれだけ時間がかかることか。

包丁使い・・・トレードの執行や要諦

魚の目利き・・・個別株の癖や値動きへの対応力

こういう読み替えが可能だと思います。


相場を始めたら、すぐにカリスマトレーダーのようにバンバン利益が出る、と思っ
ている人が大勢いると思いますが、残念ながら、そういうことは、たまたま新興
市場の暴騰に乗れたとか、そういうことでしか、なかなか達成できないものだと
思います。

また、初心者が間違ってそうやって利益を出してしまったら、技術が無いのです
から、その後が大変です。本人は、相場の天才だと思い込んでいますから・・・
もう、奢り大魔神に変身することは、間違いなし!


一方で、なかなか利益が出せないで、苦しんで苦しんで、去っていく投資家たち
も大勢います。
しかし、まだ、本気でトレードに取り組んで何年なんでしょうか。
もう、諦めるんですか。


朝の連続ドラマでもありましたが、落語家に入門という話ですが、落語家に入門し
て3ヶ月で落語で食っていけると思う人。

スキーを始めて、3ヶ月でインストラクターとして食っていけると思う人。

テニスを始めて、3ヶ月でプロトーナメントに出れると思う人。

ゴルフを始めて3ヶ月でプロトーナメントに出れると思う人。

これらが、可能だと思う人は・・・いますか?
可能性は・・・0%です。誰でもがわかることですね。

では、アマチュアとプロとして食っている人の割合が、さらに厳しい投資の世界で
は、どうでしょう。

投資を始めて、すぐに利益がどんどん出ると思う人

これは・・・結構大勢の人が思っていると思います。

投資を勉強して、2~3ヶ月で利益が出せるようになると思っている人。

自分だけは、特別と思っている人・・・

結構、皆そう思っているのではなかったでしょうか。

かく言う私も・・・当然、思ってましたよ!!

というのは、投資の世界においては、偶然、ラッキーパンチ、幸運、ということ
と、継続して利益を出せるということの区別が非常に困難だ、という事情もあるか
らです。

おまけに投資というのは、金さえあれば誰でもできます。

どんなに下手な人でも、金さえあれば、投資ができるし、おまけに、幸運さえあれ
ば、利益を出すことも可能です。

しかし、投資とて、職人技の世界だとすると・・・継続して利益を出すには、それ
なりの時間がかかるものだ、そう思うことが必要ではないでしょうか。

それが、1年なのか2年なのか、はたまた5年なのか、人それぞれだと思いますが・・・


そういうときに、兼業でできるスイングトレードなどであれば、耐えられるわけで
すが、事がデイトレードとなると、かなり大変だということがおわかりだと思いま
す。

つまり、デイトレードという職人技をマスターするまでの時間・・・1年なのか2
年なのか、それ以上なのか、その期間は、収入の道が途絶えるということになるわ
けです。

この期間を耐えることが果たしてできるのか。

この耐性が高い人たちが、前にも書きましたが、成功するデイトレードの条件でも
ある3要素・・・すなわち「独身、ニート、パラサイト」なのです。

無収入にどれだけ耐えることができるかどうか・・・残念ながらデイトレで生活で
きるようになれるかどうか、の「踏み絵」でもあります。

それから、兼業時代のスイングでそこそこいけたから、デイトレも、というのも、
難しいことがあります。

投資、投機の要諦ということは、理解しているとはいえ、デイトレ独特の執行から
相場の見方、銘柄の癖、など、体で覚えることは、全く違います。

スイングで食っていけるだけのものを身につけたから、それをやりながら、デイト
レを覚えていく・・というのは、可能でしょう。
しかし・・・スイングこそ、安定して利益を出すのは、結構難しいと思いますし・・・

やはり、一山乗り越えないといけないことが、結構あると思います。


次に続く・・・というか5000文字を超えてヤフーブログが受付拒否しました(^^ゞ

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デイトレーダーという職人・・・その2

2007/12/09 Sun

加筆修整しようと思っていると、風邪で寝込んだりと、時間が経ってしまいました。

前回の続きです。

前回は、理屈、御託を並べたてたわけですが、では、具体的になにをしていけばい
いのか、職人ということは、どうしたらいいのか、ということに触れていきたいと
思います。

具体的には・・・職人であるのですから、本を読んで知識を蓄えていったり、シミュ
レーションをしたりということだけでは、ダメだ、ということなのです。

これは、システムトレーダーとは若干違うところですが、デイトレーダーにとって
は、小さくてもいいから、「実際にポジションを取る」ということをしないと、
最も大切な手に来る感触、体で覚えるべきことが、理屈では、全く入りません。

また、実践でしかわからない「自分の心のコントロール」ということが、いつまで
たっても学ぶことができないんです。

いわゆる・・畳水練では・・・

私は、この畳水練をどれだけやったことか・・・
畳水練の大家がまたまた、私自身でした。

これもまた「大いなる」自分自身の反省なのですが・・・

それで、どれだけの無駄な時間を費やしたか、今考えると泣けてきます。
そもそもが理屈っぽいタイプですから、全てを理屈で片付けようとするような
タイプが私です。
頭で考えて、理屈で理解できたと考えるところ、というのは、大人になる
ほど、出てくる傾向です。
考えて考えて考えて・・・でも、本当はその考える時間を何でもいいから、
実践すべきだったのです。

とにかく、スキーをしたつもり、ラケットの素振りだけ、魚をさばいたつもり、
と同じです。

訓練、修行には、時間がかかるので、やるつもりだったら、とにかく、実践で
ポジションを取るべきです。

極端に言えば、何でもいいから売買するのです。何故売るのか、買うのか、
正直テキトーでいいです。

なぜなら、幾ら考えてやったとしても、ちょっと聞きかじっただけのデイトレ
で、最初から利益など出るはずがないからです。

高額なセミナーを何度受講したとしても、答えは同じです。

当然ですが・・・私も高額なセミナーをいくつも受講しています!


それよりも・・・とにかく、スキーをはいて、雪の上に立つのです。

転ぶのが恐いからといって、本だけで勉強していては、いつまでたってもスキー
は上手くなりません。
また、何度か転んだからといって、スキーから逃げていては、上手くなる機会を
逃すだけです。

畳水練や実践からの逃避・・・どれだけ自分が無駄な時間を費やしたか・・・


パイロットに飛行時間というベテランを指す基準がありますが、総飛行時間1500
時間以上が、旅客パイロットの最低条件のようです。
当然、本で読んだこと、とか、シミュレーションとかは、含まれるはずもありません。
実践飛行経験のみが経験値として生きてくるのです。


スキャルピングというからには、1日に最低でも10回ぐらいはトレードするんだ
と思います。
1日10回として、年間2500回のトレードです。往復計算では、5000回の
トレード回数となります。
1000本ノック、というのがありますが、1000回ぐらい売買すれば、やっと、
トレードとは、こういうことか、と少しばかり理解ができて、これが1万回ぐらい
になれば、若葉マーク卒業という感じなのだろうかと思うことがあります。
年間5000回として、2年がかかります。

デイトレの上達が他のトレードに比べて早いというのは、この売買回数をこなす、
ということが他のトレードに比べて非常に多いことから来ることがあると思います。

スイングや中長期なら何年もかかる「飛行時間」を1日や1週間でやってしまえる、
そういう意味で、早く儲けるようになれる確率は高いのでしょう。

とにかく実戦経験を積むこと・・が大切だと思うのです。これは、自分のバカな経験
から来る深い反省からのものです。

実践経験は、時間がやはりかかります。ですから、もし、決断したのなら、早く実践
されることをお勧めします。これは、兼業のスイングでも同じ。

たまの休みに日にトレードを・・・恐らく負けると思いますが、これも貴重な経験です。

勝ったから良くて、負けたから悪い、ということはありません。経験という貴重な財産
を貯めていっているのです。

そして、驚くべきことに、勝ったトレードよりも、負けたトレードというのは、経験値
という財産価値は、数倍も高いのです。


負けの貯金を貯めないと、勝てるようには決してなりません


しかし・・・時間がかかるという一方で、この職人技であるがゆえに、とてもいいこ
ともあるんです。

というのは、先ほども言いましたが、中長期投資における

「読みの世界」「理屈の世界」

においては、それを何年繰り返しても、上達する、ということは難しい、のです。

投資家が、何年経っても下手なまま、ということもありえるのですが、それは、
読みに頼っている投資方法だから、ということも大いにあります。

しかし、一方で、デイトレについては、先ほどから書いているように、「職人技」
の世界ですから、この技術というのは、訓練を積めば積むほど、実は、「上達」
するんです。

場数、修羅場をどれだけくぐってきたのか、どれだけの実践経験があるのか

これは、理屈ではありません。実践経験がものを言う世界です。

ゴルフでもスキーでもテニスでも、熱心に練習さえ積めば、初心者とは見違える
ほど上達するでしょう。

確かにどこかで頭打ちするかもしれませんが、、職人技である限りは、「上達」
するんです。
これは、非常にありがたいことでして、時間が経てば経つほど、デイトレードに
おいては、収益は安定してきます。

私は、熟練ではなくまだまだ未熟なスキャルパーですから、月に20日売買して
数日は負けることもありますが、熟練したあるスキャルパーは、年間250日売
買して負ける日は、たった1~2日だそうです。
もちろん、勝率が高ければそれでいいとは言えないわけですが・・・

ただ、ここまで来ると、もう高度な技師(わざし)という感じですね。


では、技術、技術と言って、予測ではない世界・・・具体的にはどういうことか、
技術とはいっても、それが何なのか、というと、

値動きに対応する対応力

ということなんだろろうと思います。これが上達してきます。

もう少しわかりやすく書くと、

次にどうなるのかを予想するのではなくて、

こうなったときには、こうする、ああなったときにはああする、

という技術を身につける、ということがデイトレーダーなんだろうと思います。

予想なんて当たるも八卦、当たらぬも八卦、ですから、これはいつまでたっても、
予想の精度なんて上がらないものだと思います。

しかし、対応力というか、技術力は、経験さえ積めば、誰でも上達するんです。

当然に、色々と悩み、また、考えて、失敗を繰り返して、そういう失敗をバネに
して、のことになりますが・・・

ちなみに、相場における失敗というのは、貴重な貴重な実践経験であり、学習で
きる最大のチャンスです。

もし、トレードで失敗して、腐っているようでは、デイトレでも成功できないと
思います。

この失敗にどう対処するのか、というのは、非常に重要なことですから、また、
別で書いてみようと思います。



とにかく、私の理解では・・・デイトレーダーというのは、アナリスト、とか、
評論家、の延長線上には、決してなくて・・・
板前とか、大工、とか、の職人と同列にある・・・ということなんです。

ちなみに、外科医というのも、職人ですね。
高度な専門知識が必要なのは、外科医でもそうですが、それ以上に、外科医にと
っては、経験の蓄積と、修羅場を潜り抜けた数、場数をどれだけ踏んだのか、が、
名医の条件です。

まさに、デイトレーダーと同じではないでしょうか。

評論家のように、明日のNYはどうなる、とか、今日の日経のレンジ予想、とか
そういうことは・・・置いておいてと・・・

やるべきこと、学ぶべきことは、

「技を磨くこと」

「徹底して職人になること」

この一点であるべきだと・・・強く自分を戒める日々なのです。


まだ、書き足りないところとか、追々書いていこうと思います。


別サイトにもどうぞ・・私の買った本、買おうとしている本の評価、紹介など・・
http://mauitrain.blog111.fc2.com/

ワーキングプアの裏番組は・・・ネット長者ですか・・・

2007/12/10 Mon

今日、夜10時からNHKスペシャルでワーキングプアを再放送します。
これは、幾ら頑張って仕事をしても、最低水準から抜け出せない人たちをドキュメントしたもので、大きな反響を受けたものです。

しかし、偶然なのか・・・この裏番組のカンブリア宮殿では、 「快進撃!楽天の仕事術三木谷氏が3年ぶりにテレビですべてを激白仕事は遊べ!」ということで、ネット長者を特集します。

仕事は、遊べ!!ですって。NHKでは、歯を食いしばって、苦しんで苦しんで、それでもプアから抜け出せない人たちの特集だというのに・・・

ワーキングプアの人が頑張っていなくて、ネット長者が頑張っている、という意味ではないのに、どうしてこういう何万倍、何十万倍という収入格差を生んでいくのか。

仕事といっても、誰でも代わりが利くような仕事もあれば、その人でしかできない高い付加価値の仕事もある、そういうことなんだろう、と思う。

会社にいたときに、「この仕事はきついから、評価も高い」そういう言い方がまかり通っていた。
私は、「違う。それは違う。」心の中でそう思っていた。

きついから、一生懸命だから、遅くまで残っているから、給料がもらえるなら、セミでも一生懸命に鳴いているんだ、と思った。

要は、どれだけの他の人と違う付加価値という能力で、人ができない種類の仕事がどれだけできるのか、それが給与格差を生むべきだ・・・そう、一人で考えていた。

社会では、現実、そうなっている。

リーマンというのは、自分の能力を売って仕事をしている。だから、どれだけ付加価値の高い能力があるのか・・それが売り物になって仕事ができる、そう私は考えていた。


さて、投資という事業。この事業主にとっても、この考え方は同じ。

トレードにおいては、人と同じことをしていては、幾ら必死で努力しても、結果は出ない。
どれだけ歯を食いしばって努力しても、報われないどころか、損すら出してしまう。

しかし、ある人は、エッジ(優位性)をもってトレードしているので、そんなに努力しているようには見えない。しかし・・・継続して利益がでる。

勝っている人は、次も勝つ。しかし、負けている人は負け続ける。永遠にこのみぞは埋まらないようにも感じる瞬間だ。

予想の精度なのか、それとも職人技なのか・・・とにかくエッジがある人だけが生き残れる。

そういうことなんだろうと思う。


ワーキングプア・・・これは、トレーダーには、「超」「超」顕著に現れることになる。


何と、初心者とヘッジファンドが同列で売買しないといけないのだ。

このマーケットには、階級も男女の差別も何も存在しない。

チェ・ホンマンと柔ちゃんが直接対決・・・といったところか。

それとも、朝青龍と小学生力士とのガチンコ対決・・・ということだろうか。

自分は、本当にそれだけの覚悟を持ってトレードに臨んでいるだろうか。


相場とは、本当に弱肉強食の世界・・・肝に命じておかないといけない、と思う。

上証50の謎めいた動き

2007/12/18 Tue


上証50という投資信託、1309上海株式指数・上証50連動型上場投資信託というのが上場しています。
流行の上海蟹・・いやいや上海株に連動する、という投信です。
http://www.nomura-am.co.jp/fund/a/d141309.html

これに関して、面白い値動きがあった、というのを今頃やっと知った私でした。

というのは、この投信、上場してから2日でストップを交えて暴騰したのですが、実は、基準価格はほとんど変化がなかった・・・ということでした。

この結果、7万円程度の基準価格に対して、24日の大引けが87700円と実に25%もの乖離が発生しました。
それにしても、どえらいプレミアムをつけたものです。

しかし・・・このプレミアムはどう考えても、ミスプライス。
空売りもできなかったので、売りようがなかったのですが・・・

ということで、大証も慌てて、12月3日に貸借銘柄に指定しました。
お粗末さまでした。

どうも、空売りができない上に、中国期待の買いに対して、発行口数が不足していた模様で、大証は、慌てて発行口数を8万口から15万口に増加させました。

下がったから言うわけではありませんが、上海株のバブリ気味に加えて、このとてつもないプレミアムを買う投資家達とは・・・どういう感覚なのか、私には理解不能です。
というより、東京市場がまだまだ未熟なマーケットだという印象を受けました。

ETFというのは、基本的には基準価格に連動する、ということを皆は知らなかったのでしょうか。
このETFを買い上げるという暴挙に出たのはなんだったのだろうか。
普通のIPOの乗りだったのかなあ・・・???

ということで、現在は、62000円程度の基準価格に対して、57500円の終値と・・今度は7%のディスカウントですか・・・
基準価格は、7万円が6万円と15%程度の下落に留まったのですが、このETFは高値の92000円から57500円と38%の暴落となっています。

2ヶ月弱で、4割近い暴落・・・忙しいことです。

このようなミスプライスが探せば色々と発見できる、宝探しのようなマーケットが今の未熟な東京市場なのかもしれない、と改めて考えさせられる一幕でした。

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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter:
@aranami718

旧ブログ:

あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人

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